肌断食(脱保湿)でアトピー改善or悪化の真実は?自己判断は超危険!

アトピー性皮膚炎は保湿しない方がいいって本当?

強い痒みで症状の改善が難しいのがアトピー性皮膚炎です。昔は子供の病気といわれていたアトピーですが、最近は大人になってから発症する人も多くいるようです。アトピーの一般的な治療法はステロイド軟膏と保湿ですが、最近は保湿をしない方法でアトピーの改善を試みる人がいます。

今までの治療法と全く逆の治療法なので気になる人も多くいるでしょう。そこでなぜアトピーケアに保湿がダメなのかをご説明しましょう。

アトピーの肌断食(脱保湿)は賛否両論

基本的にアトピー性皮膚炎の治療法は標準治療と言い、日本皮膚科学会が示すアトピー性皮膚炎診療ガイドラインに沿った治療法のことです。主に炎症を抑えるためにステロイド軟膏などの外用薬を使用する治療法が一般的です。炎症の状態が良くなってくると徐々にステロイドのランクを落として行き、最終的には保湿剤のみのスキンケアで症状をコントロールしていくことが一般的な治療の流れです。

一方、肌断食の脱保湿療法は標準治療とはかけ離れた治療法で、基本的にはお肌に全く何もアプローチしないことが前提なので専門家の間では賛否両論となっているのです。

肌のバリア機能が低下しているのがアトピー性皮膚炎 

アトピー性皮膚炎の患者さんのお肌は、大半の人が乾燥しています。お肌のバリア機能低下の一番の原因乾燥です。お肌の表面にある角質層の水分が減るとお肌は乾燥します。その結果お肌のバリア機能は低下し、肌のバリア機能が低下すると、お肌は外部刺激に弱くなります。

結果として細菌やウィルスなどの異物が侵入しやすい状態になってしまうのです。アトピー性皮膚炎は少しの刺激で痒みを感じ、お肌を引っ掻くことで肌が傷つき炎症が起こってしまうのです。

アトピーの基本治療はステロイドや保湿

アトピー性皮膚炎の基本的な治療はステロイド軟膏を使用する標準治療と呼ばれる治療法です。この治療法はステロイド軟膏の使用量がとても重要です。アトピー性皮膚炎診療ガイドラインによると、1回に使用する正しい薬の量をワンフィンガーチュップユニットと呼んでおり約0.5㎎です。口径5mmのチューブから絞り出す量で表すと、大人の人差し指の先から第一関節までの量です。

ステロイドの量もとても重要ですが、塗り方も重要です。ステロイドをお肌にすり込まずに、お肌の上に薬のバリアを作るイメージで使用しましょう。そして状態が良くなってもすぐにステロイドの量を減らしたり薬のランクを下げたりしないで徐々に薬の量を減らして行かなければなりません。そしてある程度お肌の状態が元に戻れば薬ではなく保湿剤で肌の状態をコントロールしていきます。

基本の反対を行く何もしない治療法 

アトピー性皮膚炎の標準治療の反対の治療法と言えば脱ステロイド療法が一般的でした。ステロイド剤を一切使用しない治療法です。アトピーの炎症を抑えるためにステロイドを塗り続けるとお肌がステロイド無では正常に働かなくなる「ステロイド依存症」に陥る患者さんがいます。

そのような状態になった患者さんが選択する治療法が脱ステロイド療法です。脱ステロイド療法はステロイド剤を一切使用しませんが、人によってはお肌の乾燥を防ぐために保湿剤は使用します。その部分が肌断食脱保湿療法と決定的に違う治療法と言えるでしょう。

アトピーの肌断食について

ここまで、アトピー性皮膚炎の人のお肌の状態がどのような状態なのか?基本的な治療と言われているステロイド軟膏を使った標準治療の方法やステロイド軟膏の正しい塗り方、ステロイド軟膏の適正な使用量などをご説明しました。

それでは次は、肌断食と脱保湿療法についてなぜアトピーには保湿がダメなのか?アトピーの人が肌断食を決行すればどのような経過になるのか?また、アトピーの人が肌断食を開始するベストタイミングはお肌がどのような状態の時が良いのかなど、メリットデメリットも含めてご紹介しましょう。

保湿がいけないといわれる理由 

それでは、なぜ今までのスキンケアの常識を覆すような肌断食脱保湿療法が推奨され、今まで推奨されていた保湿がダメなのでしょうか?肌の細胞が生まれ変わるターンオーバーは、健康的なトラブルのないお肌は28日周期で再生し、新しく生まれ変わっています。アトピー性皮膚炎はお肌のバリア機能が低下している状態なので本当なら保湿をしてお肌を守ることが標準治療です。

保湿がダメと言われる理由は、保湿剤で常にお肌を湿らせた状態にすることで保湿依存になるという考え方が脱保湿療法です。保湿依存になるとお肌のターンオーバーが乱れ、お肌の回復の妨げになります。アトピーの人に脱保湿がおすすめなのはお肌が本来持っている正しいサイクルの再生力を促してくれるからです。

アトピーの脱保湿の経過 

脱保湿療法を始める時に気をつけて頂きたいことは、長期に使用していたステロイド剤や保湿剤の使用を一気に止めてしまうことです。人によっては様々ですが、特に薬を止めてから数日後から徐々に薬によって抑えられていた炎症が一気に悪くなる場合があります。そのような状態をリバウンドと呼び、このような状態も賛否両論意見があります。

ステロイドの副作用と考える人と薬で抑えられていた炎症が出てるだけと考える人と考えは様々でが、脱保湿を始めるとお肌の状態は一時期乾燥して一気に悪くなります。(特にステロイドを止める時は脱ステロイド療法を推奨する医師の指示のもと始めることをお勧めします)どれぐらい悪化するかは人それぞれですが、何度も皮が捲れて新しい皮膚に生まれ変わりお肌は強くなっていきます。保湿剤を使わないことでお肌本来の再生力、自潤力を取り戻せるのです。

はるこ先生
脱保湿をすると弱いお肌から強いお肌になるようですね!
強いお肌になっていく詳しい経過も理解できる情報ですね

 

 

はるこ先生
脱保湿は最初は大変そうだけど、続けることでお肌が綺麗になることを
実感できれば希望が持てるのよね。
まさに継続は力なり!

 

はるこ先生
何もつけない生活に慣れてくると今までの保湿依存を実感するのね

 

肌断食はいつ始める? 

基本的にアトピー性皮膚炎の人は敏感肌の人が多く、化学物質の入った化粧品は敏感肌の状態を悪化させてしまうことがあります。きちんとスキンケアをしているのにお肌の状態がいつもいまいちだと感じる人などは一度肌断食を始めてみるのも良いでしょう。しかし先ほどもご紹介したように、ステロイドを使用している人が急にステロイドの使用を止めてしまうとリバウンドを起こしてしまうこともあります。

リバウンドを起こした状態で細菌やウィルスに感染してしまうと大変なことになります。そのような状況の方は必ず医師に相談しながら肌断食を始めて下さい。また、ステロイドと保湿剤で今のところお肌の状態が落ち着いている人であっても急にステロイドや保湿剤を止めてしまうことはとても危険なので必ず医師と相談して下さい。脱ステロイドが終わっている方は、脱保湿を始めると一時期お肌の状態が悪くなるので、肌断食を考えるなら日常生活に支障がないタイミングを見計らって始めるのがよいでしょう。

アトピーが悪化する場合も多い 

肌断食を開始するとすべての人のお肌の状態がすぐに良くなるわけではありません。特にアトピー性皮膚炎の人は元々お肌を潤す成分であるセラミドの生成が正常に機能していない人が多くいるといわれています。そのようなタイプの人が肌断食を開始したとしても、持って生まれたお肌本来の機能が正常ではない乾燥しやすい体質であるお肌の改善は難しいでしょう。このようなスキンタイプの方には、お肌を潤すためのセラミドの生成に必要な栄養分をお肌に与えてあげる必要があります。

肌断食は、自分が持っているお肌本来の力を引き出す行為であって、もって生まれた体質の機能を上げることは難しいのです。このような体質を持つタイプの人には完全な脱保湿はおすすめできません。このような肌質を持った人が肌断食を開始すると一時的な悪化だけでは終わらない場合があるので気をつけなければなりません。

かゆみや湿疹が原因のストレスも考慮して 

肌荒れはストレスも大きくかかわってくると言われています。睡眠不足、日常生活や食生活の乱れでもお肌はストレスを受けて肌荒れを起こすと言われています。肌断食を始めると今まで保湿剤で甘やかされ保護されていたお肌は一気に保護されない状態となります。保湿剤で甘やかされたお肌は、自ら潤う力を失ってしまっているので急激な乾燥状態に陥り、痒みや湿疹に悩まされてしまいます。

自らお肌を潤す力を取り戻し、美しいお肌作りのための肌断食なのですが、残念なことに肌断食を始めることで引き起こされる肌荒れは、一時的な悪化であったとしても痒みや湿疹が増えることはかなりのストレスとなります。その点からも肌断食のことを、安易に考え肌断食を簡単にスタートしてはいけません。お肌になにも塗らない簡単スキンケア、手間のかからない手抜きケアと軽く考えずに、一時的な悪化も必ず乗り切る覚悟の上に肌断食を開始することが大切です。

自己判断でスタートするのは危険!

先ほどもご紹介したように、ステロイド剤を長期に使用している人が肌断食を自己判断で開始するのは特に注意が必要です。アトピー治療にとってステロイド剤は対処療法であり、アトピーの症状を根本的に治療する薬ではありません。そのため急にステロイド剤を止めることはとても危険な行為となるので、ステロイドを急に止めてしまうことは絶対にやめて下さい

今までステロイド剤で抑えられていたアトピー症状が急にステロイドを止めることで一気に炎症として出てきます。人によりますが、一気にステロイド剤を止めてしまうと使用していた箇所以外にも炎症が出てくる場合があります。場合によっては全身炎症で覆われてしまう場合もあります。そうならないためにも特に長期で使用している人は、自己判断で肌断食を開始するのは大変危険です。医師の指導のもとでおこなって下さい。

はるこ先生
ステロイド剤を自己判断で止めることはとても危険なので必ず医師に相談しましょうね!

肌断食について知っておきたいこと

肌断食がお肌をキレイにするために良い療法のようですが、なんの知識もなくいきなり始めることは危険です。これから肌断食を始めてみようとお考えのかたに知っておきて欲しい肌断食についてご紹介しておきます。

肌断食で肌がキレイになるといわれる理由 

スキンケアを全てやめてしまうのになぜ肌断食するとお肌の状態が良くなるのでしょうか?普通女性はお肌を綺麗にしたいために一生懸命洗顔やスキンケアなど美肌に良いといわれること続けているのです。しかし、良かれとおもってしていることが実はお肌のバリア機能を破壊しているのです。
メイクに含まれている界面活性剤はお肌に良くない影響を与えてしまいます。保湿クリームや化粧品などでお肌に栄養を与え過ぎることはかえってお肌本来が持つ力を弱めてしまいます。お肌が自ら潤う力を失っていきます。その力をもう一度引き出すのが肌断食です。

基本は洗顔以外のスキンケアはなし

肌断食はお肌に何も塗らない治療法なので、基本的にスキンケアは一切しません。洗顔料も保湿剤が入ったものはできるだけ避けた方が良いでしょう。肌断食はお肌を乾燥させても大丈夫な方法なので洗顔料に含まれる保湿剤も肌断食には必要ありません。

肌断食の基本的な洗顔方法は朝晩ぬるま湯でさっと洗うだけで大丈夫です。しかし皮脂の出方は人によって違いもあり、季節によっても違いがあるので夏場の汗をタップりかくような時は、石鹸を使って洗顔してもOKです。お肌の状態によっては、もっと厳しい肌断食脱保湿療法があります。

その両方は洗顔も必要ないという方法です。洗顔でお肌を水で濡らしてしまうことすら禁止する脱保湿療法があります。とことんお肌を乾燥させるガビガビ療法です。

取り入れやすいプチ肌断食 

肌断食が良いからと言っても一度にすべての保湿を止めてしまうことは危険です。そのような場合は徐々に保湿を止めて行くプチ断食から始めてみましょう。

化粧水だけやめる 

一気に止めてしまうと急に潤いを失ったお肌は急激に乾燥してしまいます。そうならないためにプチ断食で化粧水の使用を止めてみるなどしてお肌の状態を見ながらしましょう。

夜だけ肌断食

また日常生活でお化粧をしなければならない人の場合は、夜だけ断食がおすすめです。朝は普通にスキンケアを行いお化粧をし、夜のスキンケアだけを止めてみるのも良いでしょう。

週末だけ肌断食

夜だけ断食も厳しい状態ならば、週末だけお肌のお手入れを一切しない週末だけ肌断食からスタートしてみても良いでしょう。一度に全てを止めてしまって肌荒れ状態で仕事に支障が出るような場合は少しずつお肌をスキンケアなしでも大丈夫なように慣らして行く方法、プチ肌断食がおすすめです。

好転反応で一時的に肌荒れする恐れあり

肌断食を始めると個人差はありますが、好転反応といわれる一時的にお肌の状態が悪くなることがあります。保湿剤で潤っていたお肌は保湿を止めることで、カサカサと乾燥してきます。そして皮膚が何度も捲れたり赤身や痒みが出たりと炎症状態になることがあります。

最初から綺麗なお肌になるわけではありません。肌断食を始めてから一時的に悪くなる状態を乗り越えてから徐々に綺麗なお肌に生れ変わり肌断食前よりお肌は強くなります。

その期間やその過程も人それぞれなのでこの期間からこのような状態になるということも明確ではありません。また人によっては好転反応がほとんどない場合もありますが一時的に悪くなることをよく理解してから肌断食を始めましょう。

皮脂の多い男性は脂漏性皮膚炎に注意 

肌断食を続けていくと先にご紹介したように一時的にお肌の状態が悪化します。それと同じように皮脂の多い人男性は脂漏性皮膚炎になることが時々あります。脂漏性皮膚炎とはマラセチア菌と呼ばれるカビと関係があるのではないかと言われているようです。

痒みや赤み、皮膚の皮むけ、かさぶた、などの症状がある皮膚炎です。肌断食を始めると今までのスキンケアで補っていた保湿が全くなくなってしまいお肌は乾燥状態になります。乾燥した肌を守るために皮脂を過剰に分泌させてしまうため皮脂が大好物のマラセチア菌が異常に増え脂漏性皮膚炎を発症させてしまいます。

基本肌断食は洗顔料を使用しないので乾燥によって過剰分泌された余分な皮脂をぬるま湯だけでは洗い落とせないので自分のお肌の状態を見ながらぬるま湯だけの日と洗顔料を使用する日と上手に使い分けながら肌断食をする必要があります。

肌断食前のアトピー改善におすすめスキンケア2選

肌断食を始めると一時的にお肌の状態は悪くなる場合があるので、肌断食を始める時にまずはお肌の状態を一度整えてから始めるのも一つの手でしょう。一度お肌の状態を良くしてから一気に脱保湿を開始するのではなく、徐々にお肌を脱保湿にならしていけば大きくお肌の状態を悪くせずに肌断食ができる場合があります。アトピー肌の改善におすすめのスキンケアをご紹介します。

みんなの肌潤 糖

「娘のお肌をどうにかして綺麗にしてやりたい!!」強い母の想いから生まれた保湿スキンケアです。お肌のことで悩む娘のことを想い化粧品の研究とは無縁の普通の母が単身渡米し、開発したのが「みんなの肌潤糖」です。

みんなの肌潤糖は原材料の80%を北海道産のビート糖で作られた安心安全の化粧品です。残りの20%はお肌を保護するために使われるコーティング剤の植物性オイルです。肌トラブルで悩んでいる人のほとんどの原因が乾燥です。みんなの肌潤は濡れたお肌に砂糖の浸透力で素早く吸水しお肌の角質層に水分を取り込むことで乾燥したお肌に潤いを与えてくれます。

商品情報 

商品名 みんなの肌潤糖 お得用パック(詰め替え専用)100g入り

販売価格 単品3,000円(税別)

販売会社 北の快適工房

みんなの肌潤糖

セラミディアル

ミネラルファンデーションで有名なエドヴォスですが、もとはスキンケアブランドです。そのエドヴォスセラミディアルモイスチュアラインは優れた保湿力を持つヒト型セラミドにこだわったスキンケアシリーズです。洗顔・化粧水・美容液・保湿クリームの4つのラインナップで乾燥したお肌に潤いを与えてくれます。超乾燥肌のトラブルで悩みの方に特におすすめしたいスキンケアシリーズです。

商品情報 

商品名 モイスチャーラインお試しセット 2週間分

お試し価格 1,900円(税別)

販売会社 株式会社エトヴォス

セラミディアルモイスチャーラインお試しセット

アトピーで肌断食するなら疑問を解決してから始めよう

アトピーの標準治療やアトピーで保湿剤を長く続けていた人が肌断食を考える時は、ステロイドの使用を止めるタイミングや止め方などをしっかりと考えてから肌断食を開始しましょう。

また、肌断食を開始してからのお肌の経過や状況をしっかりと理解し、疑問を解決してから行いましょう。そしてなによりも大切なことは、ステロイドの使用を個人の判断で止めることは大変危険です。必ず医師の指示に従いながら肌断食することがなによりも大切です。

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