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緩んだ毛穴をキュッと引き締めたい!

透明感がある肌を目指すためには、開いた毛穴は困った存在です。メイクで隠すのもなかなか難しく、ファンデーションを塗ってもうまくのらない、または余計にポツポツと見えてしまう・・・という悩みも抱えやすいもの。
実際にポーラ文化研究所が2015年に行った調査によると、首都圏に住む15~74歳の肌に悩みがある女性1,360人のうち「毛穴の開き」について気になっているという人は全体の
そんな、大勢の女性が悩む毛穴の開きについて、適切なケアはできている?というと首をかしげる方も多いのではないでしょうか。冷たい化粧水でパッティングするだけでは、残念ながら毛穴を小さくする土台を作ることはできないようです。
もともと毛穴がある肌は、ぱっくりと口を開けたまま手なづけるのに苦労する、いわば弱活動の受け身状態。そこで、毛穴の働き自体を活性化して穴を小さくするという方法についても考えてきたいと思います。要は一時的に開かせて、またキュッと閉じさせること。そんなふうに毛穴の開閉にメリハリをつけることで、肌全体の代謝も良くなっていくのです。
ただし懸命にケアをしても、その時の生活習慣や年齢によって効果は変わってくるようです。しかもやり方に関しては鉄則ともいえる順番があるのだそう。そこで私、水野はるこが、毛穴レス肌になるためのお手入れ法や有効なスキンケア商品、その成分まで徹底分析します!
※美白とは、メラニンの生成によるシミ・そばかすを防ぐこと
※エイジングケアとは老化に負けない若々しい肌をめざすこと
毛穴が目立つ原因とは?

誰の肌にもある毛穴ですが、様々な原因により目立ってきてしまいます。どのタイプが当てはまるか、肌質と合わせて考えてみて下さいね。
皮脂詰まり
毛穴に皮脂が詰まって角栓になり、フタをする形になっているもの。なぜ皮脂過剰になってしまうのかは以下のことが考えられます。
ホルモンの分泌:ストレスによって交感神経優位になると、皮脂の分泌を活発化させる男性ホルモンの生成がうながされる
皮脂の取りすぎ:テカリなどが気になって常に皮脂をぬぐっている場合、かえって皮脂分泌が活発になる
食生活の偏り:皮脂分泌をコントロールするビタミンBなどの栄養不足
詰まりを放っておくとどんどん毛穴を押し広げ、取り除きづらくなってしまうという特徴があります。
開き毛穴
一方、毛穴が常に開いていて、小さく丸いクレーターのようにも見えてしまうタイプもあります。
脂性肌:もともと肌の皮脂線が大きいタイプに見られる。常に肌がベタつく、テカリがあるなど
保湿が不充分 :皮脂が出るのを気にして取りすぎたり、保湿をしないでいると毛穴周辺の肌が乾燥。その後細胞が収縮して、皮膚があちこちに引っ張られた結果、毛穴が大きく見えることも
皮脂分泌が多い思春期にも、開き毛穴はTゾーンや頬に広がって見られます。
たるみ毛穴
毛穴の形が縦長に、楕円形のように広がった状態のことです。
もともと毛穴は井戸のように筒状に穴を開けている訳ではなく、真皮層にある組織が内側の壁を盛り上げて出口までふさいでいます。それがなぜ涙型のようにたるんでしまうのでしょうか。
毛穴は加齢によっても大きくなるってほんと?
肌表面の角質層の下には真皮層があり、そこには細胞同士を結んで弾力を保つコラーゲン、コラーゲン繊維をたばねるエラスチン、水を抱え込むゼリー状のヒアルロン酸で満たされています。それらを生成するのが線維芽細胞ですが、加齢により数が減少、機能も弱まってしまうことが分かっています。そして、毛穴の出口もゆるんでしまうことに。さらに顔の筋肉が下がることも加わり、下に引っ張られてしまうのがたるみ毛穴の原因です。
また、急激に体重を落として脂肪が減ってしまっても、同じようにたるみ毛穴が発生してしまいます。肌は一度伸びてしまうとなかなか縮みづらくなってしまうため、進行を抑えることが必要です。
気になるたるみ毛穴についてもっと詳しく知りたい人は下記の記事もチェックしてみてくださいね。
たるみ毛穴の改善法|スキンケアから食事まで自分でできる9つの対策
黒ずみ毛穴
角栓は皮脂によって溶かされたり、流れたりするものではありません。なぜなら、角栓の7割は古い角質でできていて、残りの3割は皮脂。そのため、放っておくと角質はたまっていってしまう一方なのです。
さらに、目立つ毛穴詰まりとして知られているのが入口が黒く変色してしまっているもの。これは、毛穴にたまった皮脂と、古くなった角質が混ざって酸化してしまった場合に見られます。
他にもある?角栓ができやすくなる要因
ターンオーバーの乱れ:通常であれば、肌の表皮の一番底にある基底層でケラチノサイトという細胞が作られ、約28日で表皮に届き、その後は垢となってはがれていく。ところが加齢や紫外線による炎症などでターンオーバーのサイクルが乱れると、角質細胞は核を持ったままどんどん厚くなる
メイクの洗い残し:毛穴が開いたところに、油分が豊富なリキッドやクリームファンデーションのなどの成分が入り込み、残ってしまう
角栓以外にも、毛穴が黒く見えることがある?
Yesです。酸化した角栓は活性酸素が発生しやすくなります。活性酸素は肌細胞を攻撃して、細胞膜の脂質までも酸化させてしまいます。すると、栄養をうまく取り込めない、また老廃物を流しづらくなってしまい、その結果細胞が老化してしまうことに。そんな活性酸素から肌を守ろうとメラニン色素が増えた結果、毛穴出口に黒ずみができることがあります。


そもそも毛穴とは?働きと、角栓ができるまで
よく汗をかくとメイクが崩れやすくなるため、毛穴はいらないものと特に顔に関しては思ってしまいがち。しかし、より詳しいしくみを知ることで、余分な皮脂や汗を攻略する糸口を見つけられそうです。
毛穴とは?実際はどんな構造になっているの?
毛穴は医学的には「毛包(もうほう)」と呼ばれ、肌1平方cmあたり20個以上、顔全面トータルで20万個もあるといわれています。(遺伝や環境によって、最初から持ち合わせる数にも差があるのだそう)
毛穴の中には、
- 皮下組織の毛乳頭を根本に作られた毛根
- 毛根にくっついている筋肉である立毛筋(りつもうきん)
- 表皮に近いところにあり、毛包壁とつながっている皮脂線
があります。毛穴の内側の壁は毛包壁といって、毛穴とは文字通り穴の出口のことなのですね。
皮脂は毛穴の中のどこから出てくる?
皮脂は房状になって下がっている皮脂腺の中で作られています。皮脂線は細胞が集まってできているもので、皮脂そのものの中に脂腺細胞崩壊物質があり細胞が破られます。そして皮脂が毛穴の中に入り込むのです。
また、寒い時に鳥肌が立つのは立毛筋の伸縮によるものですが、それが刺激になって皮脂線から皮脂を多く排出することも。それは皮脂膜を作ることで肌から熱を逃さないようにする、体の防衛反応でもあるのです。
皮脂分泌は実際は良いことばかり?
本来は、皮脂は肌を守る、頼もしい保湿クリームのような働きをします。
皮脂が肌に与える影響とは?
- 肌や髪の毛の表面をなめらかに保つ
- 皮脂は弱酸性の性質を持ち、細菌の繁殖を抑えたり、皮膚が外の刺激に弱らないよう皮脂膜を張る
- 角質層の乾燥を抑えようとする
皮脂の詳しい成分は脂質の他にも塩素、リン化合物の他たんぱく質やコレステロール、脂肪酸と高級アルコールの化合物であるワックスエステル、保湿作用のあるスクワレンなどが含まれています。
毛穴の種類もひとつではない?!
軟毛性毛包 :皮脂の分泌が少なく、うぶ毛が生えている。髪の生え際などに多い
終毛性毛包 :ヒゲや髪の毛などが生える毛穴。毛が長くなるとそれを通じて、皮脂は外にスムーズに押し出される
脂腺性毛包:顔以外にも胸(デコルテ)、背中に多い毛穴。生えてくる毛が短く、皮脂線が発達している
この中でも私たちを困らせるのは脂腺性毛包。毛があまり伸びないので外に皮脂が出て行きづらいのです。さらに、大量の皮脂に加えて古い角質も出口にとどまりやすいという構造。その理由のひとつに、角栓ができやすい毛穴は他の毛穴に比べてターンオーバーが4倍近くも早いということがあります。
こうして角栓ができてしまう!その流れ
- はがれ落ちていくはずの角質がどんどんたまって目詰まりが起きる
- 角質が毛穴の出口をふさぐ
- 中で皮脂がたまり、角質と雑菌などが混ざって角栓ができる
- 固まった角栓が毛穴を押し広げる
角栓で毛穴がフタをされると、体の天然の保湿剤である皮脂も中にとどまって、肌がうるおい不足になります。さらに、コメドが毛穴の中で増えていくことからニキビの原因にもなってしまうことに。
汗も、毛穴から出るのでは?
汗で角栓は流れないの?と思いますが、基本的に汗は毛穴ではなく汗腺から出てきます。
エクリン腺・・・・・・全身にある小さな汗腺。99%が水分で残りの1%は塩分や尿素、アンモニア、ミネラルが含まれています。皮脂膜と一緒に肌を守り、弱酸性の性質があるため匂いはあまりしません。
アポクリン腺・・・・・・ワキの下や陰部などにある汗腺。毛穴の中に出口が通じている。白っぽく、少し粘り気があるのが特徴。水分の他は脂肪やたんぱく質、鉄分、尿素、アンモニアなどが含まれています。この脂肪やたんぱく質を細菌が分解する際、匂いが発生します。
毛穴ケアの3原則
ただ引き締めるだけでは根本からは解決しないという、毛穴ケア。難しそうですが、順番をマスターしてしまえば完璧です。詳しいやり方の前に、3原則といわれる流れを確認していきます。
洗浄
角栓が詰まった毛穴は、物理的にもそれ以上小さく引き締まりません。そのためには何はなくとも、肌のクレンジング、洗顔です。といっても、ゴシゴシこすったり洗いすぎはNG。少しの刺激でも角質層は薄くなり、肌はより皮脂を出してダメージを回復させようとします。
またクレンジング剤で念入りに肌をマッサージするように落とすことも、毛穴にもっと汚れが入り込んでしまう可能性が。角栓を吸着させる、または分解させるような成分が入った洗顔料を使うとより効果的ですが、まずは正しい洗い方で優しく、余分な皮脂は落とす、が鉄則です。
保湿
せっかく洗顔でさっぱりと汚れが落ちたのに、保湿するとベタベタして角質がたまりそうというイメージがありませんか?確かに、クリームを厚くすりこむようにすると開いた毛穴に落ちてしまうことも考えられますが、保湿が大切な意味は肌の角質層にある、
- 天然保湿因子(NMF)
- 角質細胞間脂質
を肌の中で充分に保つためです。
NMF(天然保湿因子)とは :肌の水分保持力の18%をになう。アミノ酸や乳酸、尿素を成分に持ち、水を抱え込む性質がある。表皮細胞で作られた後、角質層に押し上げられる
角質細胞間脂質とは :主な働きをするのはセラミド。角質層の中でも80%以上を占め、水を吸着して挟み込みこむという性質がある。脂質の膜を張って水分が外に蒸発しないように、ラメラ構造というサンドイッチ状の層にして閉じ込めることができる
その他、皮脂も保湿力としては全体の2%しか作用しないものの、れっきとしたうるおい成分といえます。化粧水や美容液、クリームなどからも補うことができますが、 もともと肌の機能として働く保湿成分に満たされていれば、肌のキメが整ってきて毛穴が目立たなくなります。
また、乾燥することで皮脂の分泌が活発になることもふせぐことができ、ニキビやシワなどの予防にもなります。
引き締め
汚れを落として潤いを与えるだけでも、毛穴をある程度小さくすることができます。ただし、そのままでは皮脂分泌が過剰になればまた角栓がたまってしまうことはまぬがれません。うるおい成分で肌密度を高めた後は、毛穴をきゅっと引き締めてあげることが必要です。
毛穴の開きは外気によっても左右される?
体は暑さを感じるとと体温調整をするために汗をかきます。すなわち毛穴も活発に働いているということ。逆に外気が寒い時などは皮膚温度が下がり、体の熱が下がらないように毛穴が締まります。
毛穴が小さいと栄養や保湿成分は肌に保たれやすくなりますが、例えば冬などは乾燥によって毛穴が開いてしまう要因が他にできてしまいがち。
また、穴が小さいということは老廃物も流れにくくなります。そのため、今までは緊張なく開いていた毛穴をまず引き締めることが先決だとしても、最終的には
毛穴が整うことでもたらされる良い効果として他にも以下のようなことがあります。
帯状毛穴に効く:たるみ毛穴が連なってシワ状になってしまう状態。毛穴のみならず顔の皮膚がたるんでしまっているため、毛穴引き締めは顔全体の肌のハリにもつながる
くすみの解消:原因のひとつに、取り切れなかった毛穴の汚れ、角質がたまっているということがある。毛穴の伸縮力で老廃物を外に出しやすくする
ただし神経質になって手をかけすぎてしまうと、顔の皮膚の血行を阻害してしまったり、赤みが出たりすることも。気持ち良い、と感じる程度が一番効果的といえそうです。毛穴の開閉トレーニングの具体的なやり方は後ほどご紹介します。
毛穴を引き締める方法①【洗浄】



汚れはしっかり!皮脂は落としすぎない
毛穴にたまる皮脂、角栓を取り除こうと、顔を洗いすぎるのは厳禁です。そして、クレンジングや洗顔料も必ずしもさっぱりタイプといったものを選ぶ必要はありません。あくまで自分の肌に合ったもの、刺激が少ないものをチョイスすることが大切です。
どんなクレンジング、洗顔料を選べばいい?
そこで悩むのは、メイクの成分と同じ油分であるオイルタイプのクレンジング剤は選んで良いの?ということではないでしょうか。
皮脂や角栓にも脂質が含まれているため、一緒に混ざり合って良く落ちるイメージがありますよね。ただ、その時に落とし切れなかった油分が毛穴にたまってしまうのでは?角栓までは落としにくいのでは?と思う人も多いはず。
その答えは半分当たっています。前述したように角栓の70%はたんぱく質でできているため、メイクはよく落ちたとしても毛穴の奥までは洗浄が届かないことが考えられます。
そのため、まずクレンジング剤でメイクを落としてから、あらためて毛穴の詰まりを取りやすくするダブル洗顔が有効なことが分かります。
その際にも皮脂を必要以上に落としすぎると皮脂分泌が進んでしまったり、逆に角質層から水分やうるおい物質が抜けてしまうので注意が必要です。角栓を根こそぎ取る、というよりもそれ以上は蓄積させない、という意識でまずは取り組んだほうが良いかもしれません。
普段使いに!肌にやさしいクレンジング剤とは?比較
やはりメイクとなじみが良いクリームタイプ、あるいはオイルタイプがおすすめ。
ただし石油由来のミネラルオイル(鉱油)が配合されていたり、ほとんどに界面活性剤が加えられているので油分を充分に溶かし出す反面、必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性も。そのため、できれば植物性油脂が使われている方が肌に優しいのです。
- 肌なじみが良く、素早くメイクを落とすことができる
- 人の皮脂にもある、不飽和脂肪酸が含まれているほうが望ましい
- 表示名例:マカデミアナッツ油 、コメ胚芽油、 アボカド油、 オリーブ油など
- テクスチャーをクリーム状にするために、オイルに乳化剤の他、量を抑えた界面活性剤が配合されているものもある
- 保湿剤が含まれているものもあり、肌への負担は少なめ
- ただし、メイクを浮き上がらせるまで少し時間がかかる
- できればクリームタイプに近づけた乳化剤入りのほうを選ぶと良い。目印は白く濁っていること。
- 透明な場合は油分が抑えられていて、界面活性剤の配合が多い可能性がある
- 界面活性剤の量が多めなので、肌が弱い人はヤシ油、パーム油などが由来のカルボン酸系洗浄成分が入っているものがおすすめ
- 表示名例:ラウレス-5カルボン酸Na、ラウレス-6カルボン酸Na
- 油分が少なくサラサラとしているが、水分と界面活性剤量が多い
- 泡がないので肌をこすってしまいやすく、摩擦によるダメージに注意
- 油分が少ないうえ、界面活性剤量が多くシートが皮膚にすれてしまう場合も
- 毛穴の中にメイク成分が残る可能性がある
正しいクレンジング方法
W洗顔前提でクレンジング剤を使う際、ゴシゴシと強くこすったりマッサージのように肌にすりこむようにしてはNG。敏感肌、乾燥肌をまねかないようクレンジングをするうえで気をつけることは以下の通りです。
量をたっぷり使う:肌になるべく摩擦が起きないようにするため
ていねいに、それでもなるべく手早く行う:クレンジング剤の品質改良で肌に必要な油分の流出は少なくなってきているとはいえ、できるだけ肌に長く置いておかないようにする
基本のクレンジングの仕方
アイメイクなどは、コットンにリムーバーを含ませてまぶたに置いてなじませたあと、優しくふきとる。
目の際、まつげの間などは綿棒や、折りたたんだティッシュの角などを使うと便利。アイメイクリムーバーは洗浄力が強いものが多いため、顔の他の部分にはなるべく触れないようにすると良い。
クレンジング剤を手に取り、おでこ、頬、あごの3点に置く。その後、内側から外に向けてらせんをえがくように指を動かして落とす。この時、小鼻や唇の上下のくぼみなども忘れずに。
ぬるめのお湯でしっかりと洗い流す。ダブル洗顔をする場合は、ティッシュを折って、表、裏面を使ってやさしく押し当てるようにして油分だけを取ってもOK。
洗顔方法
メイクをしていない限り、ほこりや汗、古い角質はぬるま湯で洗うだけでも大体落ちてしまいます。しかし、皮脂の油分を分解して落とすためにはやはり洗顔料を使って洗うのが正解。
洗顔料はどんなものを使うと良いの?
毛穴ケアに限らず、お肌に優しく刺激が少ない洗顔料の上位にあるのは、固形石けん、そして最初から泡状になっている洗顔フォームです。しかし基本はどの種類を使っても肌の負担にならない程度に泡立てることです。自分の肌に合ったものを使いましょう。
固形石けん
- 界面活性剤は天然のものが含まれていることが多く、特におすすめはオリーブオイルなどの植物性油のもの、または馬油など。
- 無添加のもの、石鹸素地と表示されたものを使うと良い。軽い油性汚れも落とすので、薄づきメイクの人はこれひとつでもOK
泡洗顔料
- ポンプ式で出せるものがほとんどで、泡立てる手間がないため便利。
- 洗顔料は実は泡立ちを良くするために界面活性剤を多めに使われることもある中、泡タイプは最初から泡状であるため洗浄力が弱い設定にしている物が多く、肌に優しい。
基本の洗顔の仕方
直接洗顔料を顔につけると汚れとなじみにくく、摩擦が起きやすくなるため軽く顔全体を予洗する。
両手で泡を顔にのせ、肌を包み込むように洗う。皮脂が気になる人はTゾーンを先に。生え際や小鼻、唇の上下も小さならせんを描くように丁寧におこなう。
体温より低い、32℃くらいのぬるま湯で顔にかけるようにしてすすぐ。同じく生え際、小鼻、唇の上下もすすぎ残しがないようしっかりと。
タオルをそっと肌に当てて水気を取る。タオルを当てた手を上下に動かしたりせず、水分を吸い取る感覚で。



おすすめ酵素洗顔:suisaiビューティ クリアパウダー
- メーカー カネボウ化粧品
- 内容量 0.4g×32個/トライアル:0.4g×15個
- 価格 32個・2,000円(税抜)/15個・1,000円(税抜)
ビューティークリアパウダーは毛穴詰まりや脂性肌で悩む人にはぴったりの洗顔料です。その秘密は、角栓の元となるタンパク質を分解するプロテアーゼと、皮脂を分解するリパーゼという酵素が含まれていること。
酵素は通常の肌の汚れに加えて、毛穴の奥にたまりやすい皮脂汚れまでかき出してくれます。おうちで手軽にスペシャルケアができてしまいますね。
- 泡立ち良く洗えてスッキリ!使用前は、一回分の量が少ないかな?と思っていましたが、とても泡立ちがよく、一個分の少ない量でも十分でした! 洗顔後は、毛穴までしっかり洗えてると実感できるのに、お肌がとてももっちりでした!突っ張る感じもなく、満足のいく使用感です。私の中で、最近1番のヒット商品です☆また購入します!
- 角質が取れて、肌もしっとり初日は1回使っただけで小鼻のざらつきが無くなって感動しました!頑固な顎の角質はまだ残っているので暫く続けてみたいと思います。角質が取れるのに洗い上がりもしっとりしてました。 1回分ずつ入ってるので旅行先などにも持ち運びが出来て便利なのもよかったです!泡立てが難しいので使い切るまでにちゃんと泡立てられるように頑張ります笑
毛穴もキレイになり、洗い上がりのさっぱり感も気持ちよさそうです。ボトルやせっけんなどは浴室、洗面所にも置いておくと菌などがつくのでは?と気になることもあると思いますが、こちらはうれしい個包装で衛生的ですね。
【使用感】
- つるつるとした洗い上がり、肌のざらつき感が減る
【おすすめポイント】
- 大豆の発酵エキスが入っているので保湿、美白、皮脂コントロールに有効
- 湿気や高温で壊れやすい酵素を顆粒にして閉じ込めているため、使う時には品質保持されたまま
- 個包装タイプなので旅行などにも便利
▼毛穴ケアにおすすめの洗顔料を知りたい人はこちらをCHECK▼
ブツブツ毛穴は正しい洗顔で解決!毛穴ケアにおすすめランキング3
おすすめクレンジング:オルビス クレンジングリキッド

- メーカー オルビス
- 内容量 150mL
- 価格 ボトル:1,334円(税込1,440円)/ 詰め替え用:1,153円(税込1,245円)
クレンジングリキッド、というとオイルが少しでも入っているようなイメージですが、なんと100%オイルフリー。そのため、洗浄力が強すぎて肌のバリア機能を壊すなんて事もなく、水になじみやすい配合に仕上げてあります。
メイク汚れをすっと浮かせて、洗顔で失われがちな保湿成分も30%も配合されているため、必要なうるおいはきちんと残します。
- 肌に負担をかけずにクレンジングリキッドなのでヌルヌル感もなくサラサラしており、強く擦らずともメイクが落ちてる実感もあり、気に入っています。 オイルフリーなので、まつエクつけた時も使用でき大変助かりました。 また、詰め替えできるのはコスパも良く嬉しいです(*^^*)
- 洗顔後のつっぱり感もなし!何年もこれを使っています。他に浮気をしても肌の調子が悪くなって、結局オルビスに戻ってきます。 お値段、クレンジング力、使い心地全てパーフェクトだと思います。洗い上がりがスッキリするのですが、つっぱらずとても良いです(^^)
しっかりメイクはオイルクレンジングが必須、という気がしますがこちらのリキッドで優しく浮き上がらせることができそう。洗浄成分が肌に長く残ることがなく、時間がない時にも重宝しそうです。濡れた手でも使えるので、もちろんお風呂でも使用できます。
【使用感】
- ヌルヌルせず、洗い上がりはさっぱり
【おすすめポイント】
- 濃いめのアイメイクも落ちやすい
- ワンプッシュで充分に落とせるなど、コスパが良い
- すぐにメイクが落ちて浮かんでくるため、肌に負担が少ない
- ノンコメドジェニックなので、角栓になるのを事前にふせぐ
- 過敏な目や鼻の周りの皮膚にもやさしい
毛穴を引き締める方法②【保湿】

保湿は、毛穴ケアで一番大事なポイントともいえるところ。 毛穴が締まった肌を目指すには、余分な皮脂や汚れを落とした後にしっかりと肌をうるおすことが重要です。
角質細胞に水分を届けるスキンケア
角質層は、三層に分かれている肌の中でも、一番外側にある表皮のさらに上面にある層のことです。厚さがティッシュ1枚ほどといわれているその中身は、ケラチンというたんぱく質でできている角質細胞が積み重なっているもの。通常は自然にアカとなってはがれ落ちていきます。
しかしターンオーバーの遅れなどでどんどん古い角質が停滞し、過剰な皮脂と一緒になってしまうと毛穴詰まりの原因になる角栓ができやすくなることに。要は、
- はがれ落ちるはずの角質細胞の下で新しい細胞が生まれていくため、角質が厚くなりゴワゴワとした手触りになる
- 肌がケバ立って乾燥し、それをカバーしようと皮脂が活発になる
- 油分が多く、毛穴の皮脂詰まりを起こす
この繰り返しで、毛穴がどんどん広がっていってしまうのです。皮脂でいつも油っぽいのに中が乾燥している、インナードライの人は特にその傾向が見られます。いずれにせよ肌の上から保湿し細胞の生まれ変わりをスムーズにする手助けをすることで、毛穴が目立たない肌に近づけていくことができるのです。
高い保湿効果のある成分
先に挙げたセラミドは角質細胞間の水分を閉じ込め、NMFもアミノ酸やPCA、乳酸ナトリウム、尿素などの保湿成分で肌を潤そうとします。ただし、もともと肌に持ち合わせている成分にもそれぞれ弱点や、気をつけなくては流出してしまうポイントがあるのです。
セラミド
- 洗いすぎ、また肌に刺激を与えすぎて角質層に隙間ができ、細胞間脂質が流出してしまう
NMF
- 外気の湿度が低下すればそれだけ、成分であるアミノ酸の水分保持力も弱くなる
皮脂
- 同じく洗いすぎ、皮脂の取りすぎで減ったり過剰になったりと分泌バランスを崩す
さらに、紫外線を浴びて炎症が起きた肌からも水分は抜けやすくなります。
また湿度管理や日焼け止めをつけて気をつけているという人も、加齢などで角質細胞内の水分、脂質は減りやすいもの。少しの不注意でもそれが続くと角質層は厚くなったり、薄くなったりととてもデリケートなことが分かります。
角質層をふっくらと保つ、うるおい成分一覧
そこで、化粧水や美容液にも含まれている保湿成分を有効に使い、角質層をやわらかく保つことが必要になってくるのです。
ヒアルロン酸
- 表皮の下の真皮にあるムコ多糖類でゼリー状の物質。水の分子同士を結びつけて水分保持をする
- その力はヒアルロン酸1gに対して6リットルと大容量。肌につけると角質層へよくなじむ
エラスチン
- 同じく真皮に存在する、繊維状のたんぱく質のこと
- 肌の弾力を保つコラーゲン同士を結び付ける役割がある
グリセリン
- 化粧品に多く含まれており、刺激も少なく肌をやわらかく保つ
- ヒアルロン酸と一緒にすることでさらに保湿力が高まる
プラセンタ
- 主に、豚や馬など動物の胎盤から抽出される
- 保湿はもちろん、美白効果も望める。サプリなどで摂るのも有効
BG(1、3ブチレングリコール)
- 化粧水に多く含まれている成分で、殺菌効果もあり防腐剤の役目も果たす
- 石油由来、植物由来の合成成分ながら刺激が少なく、ビタミンCの酸化も防ぐ
他にも、人の肌にあるセラミドと同じ成分になるように製造された「ヒト型セラミド」もおすすめ。酵母から作られたもので種類は1~6まであり、肌になじみが良いもので知られているのはセラミド2といわれています。
クリームや美容液の使い方
化粧水の後につける美容液、クリームの役割は以下の通りです。
- 水分が肌から蒸発してしまわないように保つ
- 細胞間脂質にうるおいを補って、肌代謝を高める
有効成分が濃縮して入っているので、肌のターンオーバーを正常に戻したい時にはぜひ使いたいもの。
しかし、ひとくちに美容液、クリームといっても顔の部位や効果別に種類が分かれていることが多いです。それぞれが毛穴ケアに適した成分が多く、ひとつに選ぶのは難しいかもしれません。やはり、自分の肌質に合わせたものを使うことがまず一歩です。
美容液の種類とは?
保湿美容液:先に挙げたヒアルロン酸、セラミドなど保湿成分が入っている。乾燥を特に抑えたい時に
美白美容液:ビタミンC誘導体やアルブチンが、紫外線による肌ダメージを抑える
アンチエイジング美容液:しわ、たるみ、くすみなど年齢を重ねた肌にハリを持たせて明るさをもたらす。プラセンタやエラスチンの他、セラビオというコラーゲンを生成し促進する成分入りのものもある

クリームや乳液はつけるべき?
角質層に水分と保湿成分を与えたら、蒸発しないようにフタをしなければなりません。この役目をするのが乳液、クリームです。
オイリー肌で毛穴が広がりやすい肌でも必要?と思いますが、ここでしっかり保湿したほうが皮脂分泌を抑えられます。
- 乳液・・・・・・うるおいのベールを作るように、角質層表面をコートして肌を柔らかく保つ
- クリーム・・・・・・油分に配合しやすい美容成分も多く入っていることから、保湿力はもとよりさらに肌に様々な効果を与えることができる
このように、保湿効果、持続性においてもクリームのほうに軍配が上がります。ただし、乾燥肌や敏感肌など毛穴で悩む人にもそれぞれの肌質があり、やみくもに保湿クリームを塗るだけではニキビの原因になることも。
- さっぱりとした使用感が特徴の、さらっとしたテクスチャーのクリームがおすすめ
- 皮脂分泌を抑える効果があるビタミンC入りのものがgood
- 美容液をメインに肌に塗るようにして、薄めに膜を張るように塗ると良い
- こっくりとした、という表現が合う少し重めのクリームでも良い
- 水を抱え込むヒアルロン酸や、水分を閉じこめて角質層を整えるセラミド入りのものが良い
- 美容液でも充分に保湿できるものを併用すると良い。ただしつけすぎにも注意を
- クリームというとほとんどがこのタイプ
- 同じくセラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が入っているものが良い
- 油分が多いTゾーンはビタミンC入りのさっぱりタイプを使ってもOK
ローションパック
化粧水をひたしたコットンを肌に置いて保湿する、ローションパックは毛穴に有効なのでしょうか。洗顔後に化粧水を普通につけるだけでは物足りないという時、特に乾燥する季節や紫外線を浴びてしまった日の夜に重点的に行う人も多いようですね。
結論から言うと、乾燥して角質層から保湿成分が抜けてしまっている、それによって毛穴が広がっているという人には特におすすめ。じっくりと肌を保湿することによって、角質層に水分を送り込むことができるからです。
正確には、角質層にしみこむ、というよりもお風呂上りに皮膚が水分を保って「ふやけている」という状態を作り出すことになります。そのため、あくまでも角質層をうるおして肌を一時的に柔らかくし、次につける美容液、クリームがしみこみやすくするという意味で使うほうが良いようです。
ローションパックのやり方
- 洗顔後に、まず普段どおり化粧水をつける
- さけるタイプのコットンを2~3枚にはがし、化粧水をひたひたにつける
- 毛穴が気になるところを中心にのせる
- 乾く前にはがす。時間は3分ほどでOK
なぜ長時間パックしちゃいけないの?
肌に水分を補うと、角質層にある水分と一緒に蒸発していく性質があります。ローションパックをすると長時間コットンがうるおっているように思えますが、やはり表面から急速に乾いていきます。時間を置きたくなってしまいますが、毛穴の中にもその周辺の皮膚にも一番水分が届いている時に外して、その後の保湿をすると効果が高まるのだそう。
なお、ヒアルロン酸やコラーゲン、アミノ酸などの保湿成分が入ったとろみのある化粧水などもたくさん出ています。脂性肌、混合肌の人はTゾーンはさっぱり、その他はしっとりタイプの化粧水をそれぞれコットンにしみこませてパックしても良いようですね。
おすすめ化粧水:ライスフォース ディープモイスチュアローション
- メーカー ライスフォース
- 内容量 120mL(約2ヶ月分)
- 価格 8,000円(税抜)
ライス、という名目どおり、100%お米からできた化粧水。そのままではなく約90日間発酵、熟成させてエキスを抽出しています。
このライスパワーは効果別にナンバーがつけられていて、なかでもNo.11エキスは肌の内側で水分を保つ力を改善します。分子が小さいため角質層にもじっくりしみこみ、肌細胞の再生がスムーズになりそう。その効果は医学部外品としても認められているものです。
- 毛穴を引き締める=保湿がカギ!化粧水でこんなに感激するとは思いませんでした。某解析サイトでの評価がイマイチだったものの、なんとなく直感でトライアルキットを申し込んでみました。今までに使ったことのある化粧水は、保湿というと付け心地がベタベタして、肌表面に塗っているだけのように感じていたので、選択肢がある場合は”しっとり”ではなく”さっぱり”タイプを選んでいました。 年齢を重ね乾燥が気になるようになってきたので、保湿できるものを探していてこちらを知りました。こちらを使ってみて初めて”内部まで浸透する”という言葉の意味を実感しました。
- 毛穴が目立たずキメが整った肌に肌のキメが整いしなやかな質感になってきました。このローションに変えただけで悩みが改善され嬉しい限り。高いですがこれならリピートしてもいいかなと思います。
角質層に充分に水分を取りこめると、毛穴の内側の組織もふっくらとして弾力を持つようになります。おのずと毛穴が目立たない、キメのそろった肌を目指せそうですね。
【使用感】
- とろみのあるテクスチャーで、肌によく浸透する。ベタつき感は無し
【おすすめポイント】
- No.11エキスの水分保持能力。一般的な保湿剤に比べて2倍以上ともいわれ、モチモチ感が持続
おすすめ美容液:ヴェルモア

- メーカー ヴェルモア
- 内容量 30ml(約1ヵ月分)
- 価格 8,300円(税抜)
なんといっても、ピーリングにも使われるフルーツ酸が配合されているため、角質を落としやすくします。ヴェルモアは、毛穴の入口にメラニン色素が集まってしまった黒ずみ毛穴には特におすすめ。もちろん、毛穴の開きや角栓がたまりやすい肌もしっかりケアします。
また、美白やアンチエイジングにも良いプラセンタが高濃度で含まれていたり、コラーゲンも浸みこみやすい低分子で入っているので、落とす、美白、保湿すべてがまかなえてしまう美容液です。
肌に刺激になる界面活性剤やエタノール、鉱物油などは一切使われておらず、肌に優しい美容液です。しかも美容成分が全体の99%も占めているということで、肌が高濃度の栄養をどんどん吸い込んでいくようですね。オールインワンタイプで保湿力もたっぷりなため、肌に塗って30秒でメイクも可能なのだそう。
【使用感】
- とろみのあるジェルのような手触り。肌に伸ばすとすーっと広がり肌によくなじむ
【おすすめポイント】
- ヒアルロン酸、コラーゲンをはじめとしてBGや濃グリセリン、セイヨウナシやプルーンなど果物エキスも含めて10種類もの保湿成分を配合
- 美白成分も、プラセンタ、ボタンエキス、プルーン酵素など5種類配合
- セイヨウナシの果汁発酵液でやさしく角質をピーリングする
- 植物のアーティチョークエキスを角質層に取り込むことで、肌機能を安定させる
▼毛穴ケアにおすすめの化粧品をもっと詳しく知りたい人はこちらをCHECK▼
毛穴ケアランキング60選!女子1000人が選んだ黒ずみに効く化粧品
毛穴を引き締める方法③【引き締め】

肌をうるおす最初のポイントでもある化粧水ですが、毛穴が気になる肌には「収れん化粧水」を使うのもおすすめです。
収れん化粧水を使う
漢字で書くと「収斂(しゅうれん)」になり少し難しいですが、要は縮む、縮めるといった意味。毛穴が広がった肌を引き締めたうえで、皮脂コントロールも兼ねた働きがあるといいます。別名ではアストリンゼントローション、トーニングローションともいわれることも。
収れん化粧水をもっと詳しく!
主な成分は?
植物から抽出した収れん作用のあるエキスや、エタノール、メントールなどのアルコール
なぜ肌が引き締まる?
収れん作用の中には、肌表面や汗腺のタンパク質を軽く固める作用がある。すなわち肌細胞の隙間を縮める
アルコールには皮膚表面の余分な脂質を溶かす作用がある
使い方は?
普段使っている化粧水、乳液などで保湿した後に使う。特にたるみ毛穴の場合はコットンにたっぷり含ませたあと、上へ上へ引き上げるように優しくパッティングする
使用する上での注意点
収れん化粧水は残念ながら毛穴そのものを小さくする作用はありません。あくまでも毛穴を引き締めて目立たなくするといった目的にかなう物で、一時的に肌に刺激を与えるといった表現を使う美容家さんもいます。
その証拠に、アルコールはスーッとした気持ち良い爽快感を与えてくれますが、油分や水分も取り除く力が強いのです。
そのため敏感肌、乾燥肌の人はヒリヒリとした痛みが出ることもあり、その際は使用を控える、または毛穴部分の皮脂分泌が多いところだけに使うなど工夫が必要なことも。使用に一番適しているのは脂性肌さんのようです。
メイク前の毛穴引き締めテクニック

氷を使う
収れん化粧水を含め化粧水全般にいえることですが、つけたままで保湿しなければ水分蒸発してしまいます。
収れん化粧水で必要な皮脂や水分まで取られてしまう?あるいは刺激が強そう、という場合は氷で肌を冷やしてみましょう。特にメイク前のスキンケア時に行うことで、化粧崩れも少なくなりますよ。
- 氷・・・・・・水道水は塩素やカルキなど不純物も含まれているため、ミネラルウォーターや浄水器を通した水で作ると良いです。
- やわらかいガーゼ・・・・・・氷を直接肌に乗せると急な冷温差で赤みが出たり、じんましんなどを引き起こす可能性があるため、ガーゼで包みます。
- クレンジング、洗顔を済ませる
- ガーゼに包んだ氷を肌に当てていく。この時、毛穴が気になるところを中心に軽くおし当てるようにする(らせんを描くように動かしたり、ぎゅっと押しつけると肌の負担になるので注意)
- その後はすぐに保湿化粧水、美容液、クリームでケアをして終了
毛穴を引き締めても一時的なのでは?と疑問も生まれてしまいますが、毛穴が開いたままなのとたまに毛穴を引き締めるのを繰り返すのでは肌活性も違ってくるのではないでしょうか。
冷水で顔を洗う
芸能人や美魔女も行っているという冷水洗顔。実際にどんな理由で、毛穴が小さくなった!という効果が得られるのでしょうか。コツは、触って少し冷たいと感じる温度(32℃)に設定すること。あまりに冷たすぎると肌がしもやけのような症状になる、いわゆる血行不良になるおそれがあります。
- 通常と同じようにぬるま湯でクレンジング、洗顔をする
- 最後に冷水をすくうようにして10回、顔にかける
これだけです。人によっては季節関係なく、冷水で30回ほどすすぐという人もいますが「肌が冷たく感じる」という程度でOK。
その後で保湿化粧水をつけると成分が角質層にしみこんでいかないのでは?とよく疑問が持ち上がりますが、この引き締まった感じは30分ほどでやわらいでしまいます。
むしろ、毛穴に余分な汚れや皮脂がない状態で保湿ケアをすることで、毛穴だけではない周りの肌にも良い影響を与えることも考えられますね。
他に冷水洗顔で毛穴が小さくなった、と効果を感じた例として、それまで熱めの温度のお湯で顔を洗っていた人が冷水にすることで肌乾燥が減り、角質層の保湿成分が保たれやすくなったという理由もあるのだそう。
実際に最後に冷水をかける洗顔法をしている人の肌は、30代以降でも毛穴が引き締まっていて綺麗という報告もあるようです。
プチプラ収れん化粧水:ランキングTOP3

リーズナブルだから量も気兼ねなくたくさん使える!そんなプチプラでクチコミでも評判良しの、収れん化粧水をトップ3までランキングにしてみました。
ロゼット スキンコンディショナー

- メーカー ロゼット
- 内容量 200mL
- 価格 756円(税込)ロゼットウェブ価格
収れん化粧水にありがちのアルコールの刺激は少なく、臭いも感じられません。その代わりにハーブ系の優しい香りがほんのり漂います。
他のプチプラ化粧水でも評判のハトムギエキスも配合されていて、水分を角質層に行き渡らせる他、ニキビ予防、くすみなどにも有効的。消炎作用があって収れん作用のあるハマメリスも入っており、プレ化粧水としても使えそう。
- 皮脂が出やすいTゾーン、脂性肌に時間が経つにつれ、顔が脂っぽくなる方でしたが、使うにつれてあまり気にしなくなりました。ストレスにきびができたりしてたけど、全く出なくなりました。皮脂コントロールができるようになってきたのかも。 価格も高いものではないのでお財布に、肌に優しい化粧水です。
- 毛穴だけでなく肌の赤みも消えてきた!洗顔後のプレ化粧水として購入しました。刺激もなくグングン浸透する感触が気に入りました.私はコットンにたっぷり含ませて優しくパッティングし、時間があるときは更にそのコットンを半分にして頬に乗せパックをしています。 ひんやりしてこれからの季節にはピッタリだと思います。秋冬は少し物足りないかもしれないですね。元々頬の赤みが気になる肌だったのですが、こちらを使ってパッティング(本当に優しく)すると肌の赤みが消えてきました。 そして一番驚いたのは頬の毛穴も引き締まってきたこと!夏場は頬の毛穴が開きがちになるので、この夏はこの化粧水で毛穴知らず肌を目指します!
ポンプタイプで使いやすく、収れん作用もしっかりと感じながらも肌を整えてくれる優れモノの化粧水。毛穴だけでなくニキビが治った、赤みがひいたなど他の効果もいろいろと狙えそうですね。
【使用感】
- 少しとろみがあるがべたつかず、さっぱり
【おすすめポイント】
- 抗菌作用があり肌の機能を整えるワイルドタイム
- ポリフェノールが豊富で抗酸化作用があるローズマリー
- アクネ菌などの繁殖を抑えるローズフルーツ
- 肌を引き締めるだけではなくトータルで保護する効果がある
ドルックス オーデュベールN

- メーカー 資生堂
- 内容量 150mL
- 価格 864円(税込)
資生堂のロングセラーブランドであるドルックスの中でも、このオーデュベールNは収れん化粧水の王道ともいえます。アルコールやパラベン、香料などは配合済みですが、顔の筋肉をシャキッと引き締めたい時などにも使いたいもの。
収れん化粧水として、乳液などの保湿をした後にパッティングするのも◎ですが、Tゾーンの角栓を取った後に塗ると冷ケアのように毛穴が引き締まるそう。
- コスパ最強!年齢肌にも効果的収れん化粧水に求める効果は毛穴がしまる事なので、こちらの化粧水で充分効果を実感出来ています。資生堂の他ブランドでも収れん化粧水は出ていますが、色んな成分が入ってる分ドルックスに比べて割高ですが毛穴だけ、を求めてる私にはドルックスで充分です。 数十年近くドルックスをライン使用している70代の祖母は色が白く、シワも同年代の方に比べると少ない方なので他ブランドと組み合わせながら使用を継続したいと思ってます。
- 毛穴ケアに惜しみなく使える!昔から角質があると、気になって出してしまっていたので、毛穴が酷くて直したいと思いこの商品を購入しました。1000円以内で購入できるので、効果があればこの先も続けれると思い、試してみました。 化粧水乳液の後に、コットンに浸してパックしました。1週間ほど使ってから、大きかった毛穴が気持ち小さくなったような気がします。なので、とりあえず1本使い切ってみようという気持ちで使用中です。ただ、敏感肌の私は少しひりひりする日もあります。それでも、赤くなったり荒れたりすることはないです。
やはり良い商品は年齢問わず評価も高く、長く使われ続けるようですね。汗や皮脂でメイクが崩れやすい夏にも使える!とインスタグラムでも人気のアイテムです。
【使用感】
- さっぱりとしていて爽快感があり、紫外線を浴びてしまった肌を冷やす時にも良い
【おすすめポイント】
- メイク前に肌に塗ると化粧ノリが良くなる
- ひまし油が配合されているので、保湿も兼ね備えている
明色スキンコンディショナー

- メーカー 明色化粧品
- 内容量 200mL
- 価格 997円(税込)
世界的な認証機関を通して作られたオーガニックローズは肌細胞を活性化したり、美白にも効果があるといいます。さらに皮脂分泌やテカリを抑えるヴェルサイユローズエキスを配合。バラの香りは女性ホルモンの調整にも力を発揮するといわれます。
また、ピンク色のかわいらしいボトルでお手入れするたびに気持ちが上がる!とクチコミで好評です。収れん効果があるハマメリスエキスと、肌にハリを与えるコラーゲンも配合されていおり、乾燥から肌を守ります。
- 皮脂を抑える効果が感じられたローズの香りで水のようにサラサラのテクスチャです。私はメイク時のテカリや皮脂を抑えたいので、化粧前に使用していますが、思ってた以上に良かったです。テカリや皮脂を抑えてくれる効果を実感できました! 値段も手頃なので、今からの蒸し暑くなる季節には活躍してくれそうなアイテムです。
- 毛穴がだんだん引き締まってきた透明な化粧水で、ほんのりと香る程度にローズの香りがしました。サラッと水のようなテクスチャ。肌に馴染ませると肌への浸透性がはやく、べたつかず、サラッとした肌へなりました。毎日使用していますが、ほんの少しずつ毛穴の広がりがなくなり、引き締まったように感じます。 この後、普段使用している化粧水をつけているのですが、使用するとしないのとでは、肌のモチベーションも違うことが!コットンを使用して、肌パックとしても良かったです・・・!
肌に対する効果を感じながら、毎日楽しくお手入れできそうですね。水のようにさらっとした肌触りのようで、特に脂性肌の人はさっぱり感を味わえそうです。
【使用感】
- とろみがなく、パシャパシャとしたテクスチャーでも肌によく浸透する
【おすすめポイント】
- 商品に含まれるハトムギエキスがバッファ効果を与え、他社の商品よりも肌を弱酸性に早く戻すことができる
- 洗顔でアルカリ性になった肌は外からのダメージも受けやすいため、短時間で肌を元の状態に戻せるほど肌をすばやく保護することになる
口コミで人気♪収れん化粧水2選

高機能の成分がじっくりしみこんで、毛穴の内側から肌を盛り上げてくれる優秀なアイテムも続々と出てきています。その中でもわりと短期間でも効いた!というクチコミが多いものを2つご紹介します。
シーボディ VCローション

- メーカー シーボディ
- 内容量 150mL
- 価格 8,640円(税込)
皮脂の分泌を抑えるビタミンC誘導体の中でも、この商品に配合されている「VC200」には注目すべき働きがあります。ビタミンCは通常は水溶性ですが、VC200は皮脂と似ている構造で作られているため、角質層への浸透率が通常の物のなんと200倍!ニキビの発生を抑えるだけでなく、毛穴詰まりしにくい肌を目指せるそう。
パラベンやアルコール、界面活性剤なども一切入っておらず無添加で、敏感肌でも安心して使えますね。
- 浸透力にびっくり!普段化粧水は使っていなくて、久しぶりに化粧水を買ってみました。驚くほどの浸透力で、ベタベタするのが嫌いな私でも全然大丈夫でした。次の日普段より毛穴が目立たなくなりました。トライアルの使用でしたが本品購入したいと思います。
- 脂性肌に悩みがちなニキビ、毛穴の広がりにはコレ毎年夏の肌には欠かせません。冷蔵庫に入れてヒンヤリしたVCローションをコットンでパッティング。付けた瞬間から肌が輝きだすのがわかります♪勿体無いのでコットンを裂いてローションパック→その後ハンドプレスしてもう1回塗布。 毛穴は小さく、気になっていたシミは薄くなり、本当に大好きな化粧水です!急に出来たニキビもすぐ撃退してくれるので、これがないと落ち着きません。ただ乾燥の季節にはVCローションだけでは保湿が足りないので、秋冬は切り替えもしくは保湿化粧水を足しています。
毛穴の広がりを抑えるだけでなく、炎症が起きているニキビにも優しく作用して治すことを目指すという頼もしいレスキュー役にもなる商品です。ビタミンC誘導体は皮脂を抑えるだけでなく美白にも良いので、黒ずみ毛穴に悩む人は特に使ってみたくなるのではないでしょうか。
【使用感】
- さらっとしていてとろみ感はなし。肌にしみこんだあと、保湿しながらほどよく張りが出る
【おすすめポイント】
- 肌の雑菌やニキビの原因になるアクネ菌などの繁殖をふせぎ、角質をはがれやすくするサリチル酸を配合
- ビタミンC誘導体だけでなく、抗酸化作用があり細胞の老化を防ぐビタミンE誘導体も配合
- ビタミンA誘導体も入っており真皮の線維芽細胞を活性化、コラーゲンを生成して肌の弾力を戻す
- 美白成分、抗炎症作用があるカンゾウ根をはじめ5種類の植物性エキスが入っていて肌質改善をうなが
ビーグレン QuSomeLotion

- メーカー ビーグレン
- 内容量 120mL
- 価格 5,400円(税込)
化粧水をつけただけではすぐに乾燥してしまう、という発想をくつがえす「17時間うるおい続ける」化粧水が誕生。charged QuSome(チャージドキューソーム)という独自技術で、浸透性の他にも貯留性をも兼ね備えるように作られました。
特に乾燥肌の人にはおすすめで、美容液、クリームなども使っているのに肌が乾燥してくる、キメが荒く毛穴が目立つという悩みには効果大です。
- 毛穴が引き締まり、肌にツヤが出てきた手でつけるのが一番良さそうですが、私はコットンでしっかりお肌をひたひたにしてから、ハンドプレスしたり細かいところにしっかり浸透させています。特に小鼻の脇にきちんとつけると、後からべたつかないです。 使い始めて数日で、お肌の調子が良くなってきたのが実感出来ました。お肌の艶が良くなったし、頬や鼻の毛穴が引き締まって、なめらかになりました。それに日中、お肌を触っても不要にテカってないし、メイクが崩れにくくなっています。でもお肌の内側は、しっかりしっとりしているんです。 朝晩使っているだけで、こんなに潤いが長くとどまってみずみずしく感じるのは、嬉しいですね。
- 美容液のように浸透力のある化粧水しわ、しみ、ハリ、毛穴や乾燥に良いという高機能化粧水。この紹介だけでも、使いたくなってしまう魅力があります。なんだか美容液の様に感じるローションで、角層までじっくり浸透していきます。つけた後からじわじわと、お肌が内側から弾力を取り戻す様な感覚がありました。 特にアイゾーンや口周りは、乾燥を感じていたせいか重ね付けをすると、グイグイと潤いが入って行きます。つけて1時間程経過してお肌を触ってみたら、すべすべだし毛穴が引き締まっていてびっくりです。 使えば使う程お肌の変化を感じられて、他のアイテムも使いたくなったくらいです。これを選んで、良かったです。
うるおいは充分でもベタつき感はゼロ!保湿剤を使わないとすぐ乾燥するといった肌も、内側から弾力が出て元気になるような感覚を味わえそう。細胞間脂質のセラミドをつけた時のように、ツヤが出て角質層のキメも整うのではないでしょうか。
【使用感】
- 少しとろみがあるテクスチャーで、つけた後は手触り良くしっとり
【おすすめポイント】
- 成分の粒子の大きさは「ナノ」と呼ばれる微小のもの(直径70~150ナノメートル)なので、角質層に素早く浸透し行き渡らせることができる
- 粒子を包みこんでいるカプセルは丈夫なため、変質が少なくローションでもクリームでも同じように作用する。
粒子の中には、毛穴ケアに効果的な下記のような成分配合
- フカスセラツスという海藻から抽出される保湿効果の高いホメオシールド
- コラーゲンの産生をうながしバリア機能を整える、植物のアッケシソウ
- ビタミンC誘導体であるVCエチル
- 肌再生を促進するたんぱく質であるEGFと同様の働きをする、EDP3(オリゴペプチド-24)
毛穴ケアにはまだまだおすすめがたくさん!気になる人はコチラの記事もチェックしてみてくださいね。
試してみたい毛穴引き締め方法3選

これまでは肌表面のうるおいを保つこと、また引き締めることで、毛穴を小さく見せるためのアプローチをしてきました。次はより内側から、真皮と呼ばれる肌のさらに奥の部分や血のめぐりなども重視していきます。毛穴の広がりを根本から解決する方法を探っていきましょう。
血行を良くする
例えばストレスから心身を守る、抵抗力をつけるにはリラックスと緊張のバランスが大切といわれます。肌に対しても同じ理論で、「温める」「冷やす」を繰り返すことで肌の回復力を高めていくことができるのです。
特におすすめなのは蒸しタオルを使うケア方法。よく美容サロンなどでも使われる方法であり、熱と蒸気を肌にあてることで、毛穴ケアの応用にもなります。
温冷ケアをすることで肌にこのような変化が!
血行促進
- 血液は栄養や酸素を体中に送り、老廃物を回収する役割がある
- 血液を冷やすと血管は収縮し、温めると拡張して血液が流れる量が多くなる
- これを繰り返すことで血行やリンパの流れが良くなり、肌の新陳代謝が活発になる
毛穴の汚れが落ちる
- 毛穴は外気の気温が高いなど、体の熱を発散するために開く性質がある
- 蒸気によって温めると毛穴が開き、角栓や皮脂が落ちやすくなる。また、水分、油分を吸収しやすくなる
肌自身が肌を温める力がつく
- 常に肌を温めていると、肌機能は低下して毛穴が開いたまま
- 冷たさを肌に教えることで肌自らが体温を上げたり、毛穴を収縮させようとする
蒸しタオルを使った温トレーニング
クレンジングを行った後、洗顔をする前に行うのがおすすめです。用意するものはタオルのみ!
- タオル(少し厚めの起毛タイプが良い)をおしぼりのように丸める
- この時、少し両端をずらして重ねてから丸めると後で広げやすい
- 水に浸して軽くしぼり、耐熱性のジップロックやラップなどに包む。耐熱皿に乗せても良い
- レンジで様子を見ながら1分半ほど加熱する
注:やけどしないように温度に注意してくださいね。
- 熱すぎない温度になるまで、左右の手の中でポンポンとハンバーグを作るようにタオルを広げながら移し、軽く熱を逃す
- タテ2つ折りの状態のまま、タオルの両端から見て真ん中部分を鼻の下からアゴの部分を隠すように押し当てる
- 頬の両端の部分からタオルを折り返し、目の上で×印になるようにして額まで包む。この時、鼻の穴が出るようにする
- 冷めてきたら汚れをオフするように優しく顔をふく

たるみ毛穴に効く!マッサージもおすすめ
真皮にあるコラーゲンやエラスチンは、肌の弾力を保つうえで大事な組織。ただし加齢により数が減少してしまうことが分かっています。さらに、肌の奥にある表情筋が柔軟性を無くして固くなり老廃物、毒素が流れにくくなるなど複合的な要因が「たるみ」となって肌に表れてしまうのです。
それには表情筋を鍛えるトレーニングなどが有効ですが、あまり表面から力を入れても肌に負担がかかるもの。そのため、まずは顔の皮膚の下を流れる静脈の流れを良くするマッサージが有効です。
静脈は肌再生に必要な肌細胞への栄養を運び、老廃物を流すうえで大切な通り道。まずはお肌にたまったいらないモノをデトックスするため、優しく流すように圧を加えてあげましょう。
- おでこの中心に4本の指を置き、こめかみに向かって流すように動かす(左右とも)。こめかみまで来たら、一度プッシュする
- 3本の指で両方の鼻筋から小鼻を通り、頬の高いところから斜め下に流すように指を動かす。耳の下のえらの部分まで来たら一度プッシュする
- 頬骨の下にそれぞれ4本の指を置き、指をずらさないようにしながらくるくると押しまわす。軽く、コリをほぐすように
- あごの輪郭の下に親指を置き、支えたら人差し指、または中指で下唇の下からあごのラインまでなでおろす
炭酸パックが毛穴に効くと聞いたけど、本当?
炭酸は水と二酸化炭素が合わさった際に発生する物質。シュワシュワと気泡が出てくる、入浴剤などでもおなじみのものです。確かに、炭酸は分子が小さければ肌に浸透し、毛細血管に入り込んで酸素を取り込もうと拡張するので血行が良くなり、新陳代謝が活発になります。
液状、ジェル、シートなどでも炭酸パックが販売されていますが、あくまでも水分の中に炭酸ガス(二酸化炭素)が高濃度に溶け込んだものでないと効果は薄いとのこと。またある程度の時間、炭酸を肌に触れさせていなければならず、手作りの炭酸パックでは効力が弱いと考えて良いでしょう。
表情筋を鍛える
加齢は体の筋肉量を減らすため、顔の表情筋にも影響が出てきます。下ぶくれのようにりんかくが変わってきた、また、すでにたるみ毛穴ができてしまっている人は筋肉がゆるんでいる証拠です。
若くても日ごろからデスクワークでうつむいている、スマホなどを長時間のぞきこんでいる、という習慣がある人ほど頬が垂れ下がってきてしまう危険性があります。おのずと毛穴も引っ張られ、長く伸びてしまいますね。
そこで、肌を摩擦しないのでダメージなし!行うほどに筋肉が鍛えられて、首のほうまでハリが戻ってくるエクササイズをやってみましょう。方法はカンタン、
また、顔を天井を見るように真上に向けて、同じように口を動かすと首のあたりの筋肉も動くのが分かります。
表情筋の鍛え方やマッサージ方法をもっと詳しく知りたい人はコチラもチェックしてくださいね。
皮膚科やエステでレーザー施術を受ける
自分で毛穴ケアをするだけでは物足りない、また、すぐに効果を求めたいという時にはプロの手にかかることも考えて良いと思います。より角質がキレイに取れる、有効成分を均等に深く浸みこませることができるなど、目に見えて肌の状態が良くなったという人も多いよう。
皮膚科や美容皮膚科、エステなど、尋ねる先や使う器具、施術方法も多種に渡るので事前によく調べていくとベター。クチコミなども重要です。ほとんどが自由診療のため施術料金に保険が効かないということも頭に入れておきましょう。
一般的な毛穴治療に使われる方法とは
ケミカルピーリング
角質を取り除く力が強いAHA(フルーツ酸)などが入った薬剤を皮膚に添付する。肌のターンオーバーを整えて、シミやシワなどの改善も見込める
イオン導入
通常では肌になかなか浸みこみにくいビタミンC誘導体を、微弱な電気を通して肌の奥まで浸透させる治療法。皮脂分泌の調整ができる他、メラニン色素の沈着を抑えたりニキビの悪化を防ぐ
フラクセルレーザー
皮膚の表皮の下の真皮層に30~50マイクロメートルほどの微小な熱をレーザーで与える。すると、皮膚の再生力で新しい肌が生まれ、毛穴を小さくすることが期待できる。用途によって照射方法が変わり、傷跡やニキビ跡も薄くすることができるそう。
高周波
ラジオ波と呼ばれる高周波RFを、表皮の奥の真皮層に熱エネルギーとして届ける治療法。一度コラーゲンなどの弾力性のある組織を収縮させることで、エラスチンなどの再生能力を高める。たるみ毛穴、帯状ケアには特におすすめ
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4つの毛穴悩みに効くレーザー治療3種類!口コミで分かる効果や費用
開き毛穴の予防方法



バランスのとれた食事を心がける
肌の健康に必要な栄養素は、基本的にはたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルです。
糖質は甘い物だけでなく炭水化物に含まれており、脳へのエネルギー源となるので摂るべきですが、摂りすぎはたんぱく質と糖が結びついた「糖化」を引き起こす可能性が。コラーゲンを硬くして変質させてしまい、細胞の老化が進んでしまうというので過剰に摂取するのは控えたいものです。
バランス良く栄養を摂ることは必須ですが、特に毛穴に悩む肌質ごとにおすすめの栄養素、摂り方をまとめてみました。
脂性肌・開き毛穴
おすすめ栄養素…ビタミンB6、E
- ビタミンB類は肌細胞の再生を活発にし、免疫力を強くする
- その中でもビタミンB6はたんぱく質の代謝や皮脂分泌を調整
- ビタミンEは活性酸素や糖化を除去し、血行を良くする
ビタミンB/まぐろ、サケ、鶏肉など
ビタミンE/アーモンド、うなぎ、かぼちゃなど
乾燥肌・乾燥毛穴
おすすめ栄養素…ビタミンA
- 皮膚や粘膜の細胞分裂をうながし、肌にうるおいを与えてターンオーバーを正常にする
- 動物性食品に含まれるレチノールと、緑黄色野菜に含まれるベータカロテンの2種類から作られる
ビタミンA/にんじん、玉子、ほうれん草、銀だらなど
※ベータカロテンは油溶性のため、油と一緒に摂ると吸収率が上がる
年齢肌・たるみ毛穴
おすすめ栄養素…たんぱく質、ビタミンC
- 不足しがちの真皮にあるコラーゲンは、たんぱく質を原料にしてビタミンCが生成をうながす
- ビタミンCは活性酸素を除去し、エラスチン、ヒアルロン酸を生み出す線維芽細胞を活発化する
たんぱく質/卵、サケ、鶏むね肉、大豆など
ビタミンC/キウイフルーツ、赤ピーマン、ブロッコリーなど
注意点として、肉などのたんぱく質を摂る際に動物性の油もたくさん摂ってしまうと血のめぐりが悪くなり、肌にも影響が出てきます。
また、何回も使われた揚げ油、マーガリンなどに多く含まれるトランス脂肪酸、脂肪分が多い生クリームの摂りすぎは毛穴を大きくする元に。酸化しにくいオリーブオイルや血をサラサラにするエゴマ油などを使用して、細胞の栄養の取り込みと、老廃物の代謝を活発にするようにしましょう。
ホルモンバランスを整える生活習慣
約25日~38日前後で繰り返す生理周期の間に分泌されるホルモンによって、肌や心の状態が変化しやすくなります。そればかりか自分では気がつかないほどの小さなストレスでもバランスを崩しやすく、女性ホルモン量が過少、また過多になったりととても繊細。
その理由は、女性ホルモンを出すようにと卵巣に指示を出す脳下垂体のすぐそばに、自律神経を司っている視床下部もあることから。なるべく心身の、そしてお肌の調子をキープするには日々の生活をすこやかに送るよう意識することが必要なようです。
月経後から約9日間
主に優性になるホルモン…エストロゲン
- 皮脂分泌が少なくなり、毛穴が小さくなる
- 肌ツヤが良くなり、髪の毛などもサラサラに
排卵期(月経後から約14日後)
主に優性になるホルモン…エストロゲンが急激に減っていく、プロゲステロンが上昇
- 皮脂分泌が少しずつ増えていく
- じょじょにシミもできやすくなる
月経前約14日間
主に優性になるホルモン…プロゲステロン
- 皮脂分泌が活発になり、肌が脂っぽくなる
- 毛穴も詰まりやすくなり、ターンオーバーが乱れがちに
- この状態が生理初日まで続く
ホルモンバランスを整えるためのメソッド4つ
昼間、紫外線を受けたり乾燥している中にいると肌にダメージが蓄積されます。そのリカバリーをする、肌修復に必要な時間が睡眠です。
また、ストレスなどで乱れた自律神経を調整するため、毎日なるべく同じ時間に寝て起きるということを繰り返すのがおすすめ。
体の疲れも癒せるお風呂タイムですが、あまり熱い温度にするとゆっくりと入ることができず心臓にも負担をかけます。できればぬるめの湯船に入ることで血流が良くなり、副交感神経も優位になります。
お風呂の蒸気を利用して、温冷ケアもじっくりと行いましょう。
入浴中にアロマオイルを使うのも良いですが、お湯を張った洗面器に好きな香りのオイルを垂らすこともおすすめです。
頭からバスタオルをかぶって洗面器の上に顔を近づければ、蒸気浴になって毛穴も開き、老廃物が流れやすくなります。
肌に新しい栄養や酸素を送り込むには、体を動かすことが必要。激しい運動でなくてもOKです。毎日15分ほどウォーキングをしたりストレッチなどをしても、リンパの流れが良くなりむくみも軽減されます。
成長ホルモンの分泌がうながされるので、肌の新陳代謝が活性化します。
毛穴引き締めは毎日のケアがとっても重要!

困ったことに毛穴に一度角栓が詰まってしまうと、自然に取れることはないといいます。となると、肌自身の再生力に合わせてその都度、皮脂コントロールや角栓除去が必要になってくるので少し大変だなと思われる方もいるかもしれませんね。
ただし、手をかけた分、毛穴だけではなく周りの肌もきめ細やかさを取り戻し、くすみのない輝く状態を定着させていくのではないでしょうか。そればかりか、むくみがなくなって小顔を手に入れることができるかもしれません!ぜひ、今までお話してきた皮脂や角栓をためにくいスキンケアと食事、生活習慣をマスターして毛穴レス肌を自分のものにしてしまいましょう。