目次
敏感肌も安心!低刺激の洗顔石鹸は?

毎日の洗顔。素肌に触れるものだから刺激の少ない安心して使い続けられる素材のものを選びたいですよね。敏感肌の方であればなおさらです。そんな数ある洗顔石鹸の中でも無添加は特におすすめですが、成分などを見極め自分の肌に合うものを選ぶ必要があります。今使っている洗顔石鹸を見直してみませんか?


人気!無添加の洗顔石鹸ランキング5
無添加の洗顔石鹸が人気です。使い勝手の良い洗顔フォームよりも素朴な素材から作られた石鹸は使用感の良さだけでなく、肌本来の力を引き出してくれるものだからです。
無添加せっけん(カウブランド無添加シリーズ)
昔ながらの釜だき製法によってじっくりと丁寧に作り上げられたせっけん素地100%の石けんです。無料サンプルを試すことが出来ます。
商品名 | メーカー名 | 成分 | 効果 | おすすめする理由 |
---|---|---|---|---|
無添加 せっけん | 牛乳石鹸共進社 株式会社 | 石けん素地100% | 天然の保湿成分(グリセリン)配合で余分な皮脂だけを落とし、肌に必要な成分は残すさっぱりとした洗い心地。 | 着色料・香料・防腐剤・品質安定剤無添加 |
口コミ
- ニキビも改善5/5女性洗顔フォームがなくなった時、この石けんで代用したら 調子が良かったので、洗顔にも使ってます。 こちらで洗うようになってから、ニキビができなくなりました。
洗顔フォームから無添加せっけんへ。肌トラブルが解消されたという声多数です。
無添加 洗顔せっけん 固形(ミヨシ)
天然保湿成分がほどよく溶け込んだ本釜炊きの洗顔せっけんです。泡立てネット付き。
商品名 | メーカー名 | 成分 | 効果 | おすすめする理由 |
---|---|---|---|---|
無添加 洗顔せっけん 固形 | ミヨシ石鹸 株式会社 | 石けん素地100% | シンプルな成分で肌をさっぱりと洗い上げます。 | 香料・着色料・保存料・界面活性剤不使用 |
口コミ
- 洗顔&石鹸シャンプーとして使用4/530代 女性洗顔では泡立てネットを使用。 もこもこの柔らかいねっとりした泡という印象。保湿成分が入っている分、やはり洗った後もしっとりします。
せっけんでシャンプーするとパサつくという人が多い中こちらはしっとり感もあるとのこと。
白雪の詩(ねば塾)
純粋な石鹸分だけを機械で練って無添加で仕上げた白雪のように真っ白な石鹸。
商品名 | メーカー名 | 成分 | 効果 | おすすめする理由 |
---|---|---|---|---|
白雪の詩 | ねば塾 | 脂肪酸ナトリウム(純石鹸)98% 水分、グリセリン | 低温でも良く解けるクリーミーな泡が汚れをしっかり落としながらしっとり。 | 1個180gというビッグサイズでお得。 安心の素材から作られている。 |
口コミ
- メイク落としもコレ5/540代 女性洗顔もクレンジングもせずに泡立てネットで泡立てて使います。 特にトラブルもありません。 別のを使ってコレに戻ると肌の調子が良い様な気がします。
クレンジング剤に含まれる界面活性剤は肌に良くありません。石鹸で落ちるメイクの方なら肌に負担が少なくて調子も良くなるみたいですね。
フレッシュハーブせっけん(アラウ)
じっくりと時間をかけて原料をそのまま焚き込んで作る釜焚き製法による固形せっけん。洗顔にもボディにもおすすめです。
商品名 | メーカー名 | 成分 | 効果 | おすすめする理由 |
---|---|---|---|---|
フレッシュハーブせっけん(arau.) | SARAYA | 石けん素地、水、シア脂、スクワラン、ラベンダー油、シソ葉エキス、ローズマリー葉エキス、グリセリン、塩化Na、トコフェロール(ビタミンE)、BG | 保湿成分: シアバターとスクワラン 天然香料: ラベンダー油でリラックス うるおいを与えるシソ葉エキス&ローズマリー葉エキス配合。 | 合成界面活性剤、合成香料、着色料、保存料無添加。天然成分で香りもうるおいも。 |
口コミ
- ボディに洗顔に10年愛用5/5女性敏感肌で、自分に合うボディー石鹸を色々と試しました。こちらを使ってからは肌がスベスベなめらかでどこの商品使ってるの?って聞かれるくらい。洗顔も大丈夫、突っ張り感無し。
長年愛用している方も多いアラウのせっけん。良い香りと保湿成分が入っているのも魅力ですね。
馬油石鹸(尊馬油)
馬油でつくった化粧石鹸です。洗顔用、浴用、洗髪にも使用できます。
商品名 | メーカー名 | 成分 | 効果 | おすすめする理由 |
---|---|---|---|---|
馬油石鹸 | ソンバーユ株式会社(製造元) 薬師堂株式会社(販売元) | 石鹸素地99%、香料(ヒノキ)、クエン酸Na | 肌の潤い成分を奪わずに汚れはしっかり落とせる。 | エデト酸やパラベンなどの指定成分不使用で無添加。敏感肌や赤ちゃんにも安心。 |
口コミ
- さっぱりなのにしっとり4.5/540代 女性顔身体のどちらにも使えて便利。洗い上がりがキュッとして、なおかつしっとり。 乾燥しがちな冬場には特におすすめ。洗いあがりにクリームなしでも問題ないくらい。肌が敏感な時にも優しく使えてコスパもいい。
いろいろ使える馬油を石鹸にしたもの。しっとりとした仕上がりで肌にも優しいので安心してお使いいただけますね。
目的別に選ぶ敏感肌向け洗顔石鹸
洗顔石鹸は肌を清潔に洗い上げるだけではなく、それぞれが肌に求める目的に応じて選ぶことをおすすめします。美白・保湿・ニキビ対策・老化防止など、敏感肌の人でも安心してお使いいただける低刺激のものを集めてみました。
【低刺激美白】沖縄のミネラル豊富
どろ豆乳石鹸 どろあわわ
洗顔は乾燥の元だと思っていませんか?ゆるやかなお手入れのせいで角質肥厚が起こっているかもしれません。
商品名 | メーカー名 | 成分 | 効果 | おすすめする理由 |
---|---|---|---|---|
どろ豆乳 石鹸 どろあわわ | 健康コーポレーション | マリンシルト・泥ベントナイト・豆乳発酵液・ヒアルロン酸・コラーゲン・黒砂糖 | 力強い泡が肌表面の細部にまで入り込み汚れを吸着。 古い角質層を落として透明感ある明るい肌に。 | ミネラル豊富な沖縄 の泥クチャと国産ベントナイトを使用のへこたれない泡がやみつきに。 |
口コミ
- コスパも良し5/520代 女性1ヶ月使ってみて肌が変わりました。 肌色も明るくなり、泡立ちが良い。敏感肌でも大丈夫でした 鼻の黒ずみ毛穴も目立たなくなりました。
とても弾力のある泡で優しく洗顔する習慣で、お肌はどんどん変わっていくようですね。肌が明るくなる美白効果が嬉しい石鹸。
【低刺激保湿】一番搾りピュアオイル
ナチュラルソープ バージンオリーブ&月桂樹オイル石けん(オリプレ)
新鮮なオリーブの実から熱・化学処理をしない一番搾りされたオリーブオイルに、さらに美容効果の高い月桂樹オイルを加えました。
商品名 | メーカー名 | 成分 | 効果 | おすすめする理由 |
---|---|---|---|---|
ナチュラルソープ バージンオイル&月桂樹オイル | オリプレ | 石けん素地 (オリーブオイル・月桂樹オイル配合) | バージンオリーブオイル:保湿 月桂樹オイル:殺菌・柔軟 | すべての肌質に。殺菌作用があり ニキビ肌にもおすすめ。髪や全身に使用可。 |
口コミ
- ハンドクリームいらずに!4.8/540代 女性乾燥しやすい父母もリピート。 シャンプー、洗顔、ボディーにと万能!使いだしてから驚いたのが冬。ハンドクリームがほとんどいらなくなりました。
石鹸は乾燥するというイメージを覆す保湿力ですね。冬の乾燥も安心して乗り切れそうですね。
【低刺激+ニキビ対策】きめ細かな泡
然 よかせっけん・ジャータイプ(長寿の里)
毛穴よりも小さい超微細シリカパウダーが毛穴のよごれを吸着。天然ミネラルたっぷりのひとつひとつ手作りするせっけんです。
商品名 | メーカー名 | 成分 | 効果 | おすすめする理由 |
---|---|---|---|---|
よかせっけん 然 | 株式会社 長寿乃里 | 有効成分グリチルリチン酸ジカリウム、 火山灰、ローヤルセリーエキス、黒砂糖、アロエエキスなど | 火山灰を含んだ濃厚な泡:古い角質や毛穴の汚れまで優しく落とす。 消炎剤グリチルリチン酸ジカリウム:ニキビ肌あれ、カミソリ負けなどに効果を発揮 | ニキビ対策に。 無着色・無香料・防腐剤不使用・ |
口コミ
- 毛穴の黒ずみ&ニキビに4.8/520代 女性頑固な毛穴の黒ずみがすぽっと取れて乾燥やニキビも気にならなくなった。しっかり汚れが落とせるので洗顔後の肌はワントーン明るい印象に。
火山灰の吸着効果の高い力強い泡で毛穴よごれが解消してニキビが改善。洗顔は大切ですね。
【低刺激+老化防止】話題の酵素石鹸
いつかの石けん(水橋保寿堂製薬)
お肌に現れるエイジングサインは間違ったケアのせいかもしれません。かんたん酵素洗顔で年齢肌のお悩み解決が期待できます。
商品名 | メーカー名 | 成分 | 効果 | おすすめする理由 |
---|---|---|---|---|
いつかの 石けん | 水橋保寿堂製薬 | 多元素共存ミネラル (シリカ・アルミナ・酸化鉄) たんぱく質分解酵素 (プロテアーゼ) ココナッツオイル(ヤシ油) | 肌表面の不要なたんぱく質を除去、肌に弾力やツヤを与えます。 | 泡パック酵素洗顔がおすすめ。 泡立てて顔に乗せ20~30秒で冷水で洗い流すだけの手軽さでエイジングケア。 |
- 酵素が気持ちイイ5/540代 女性この石鹸で洗い始めてから 肌が明るくなったような気がしています。
いつかの石けんは幅広い年齢層の方から指示されており、特に年齢を重ねた肌のトーンアップ効果を感じたという方が多いようです。

ドラッグストアで避けるべき成分
ドラッグストアで洗顔石鹸やスキンケアを選ぶのはワクワクしますね。新しい商品と出会えることもあり、魅力的なキャッチコピーにも誘われがち。でも、敏感肌の人は特にその成分をきちんとチェックしておきたいものです。避けるべきものがありますので覚えておくと便利ですね。
①石油系界面活性剤は避ける
・コカミド
ヤシ油が主原料で多くの化粧品に配合されている界面活性剤の一つです。発がん性があるのではないかと懸念されています。洗顔料やシャンプーなどの洗浄力や泡の安定のために使われていて石油系の界面活性剤です。
・水酸化レシチン
合成界面活性剤の中では比較的刺激が少ないと言われていて敏感肌用や無添加化粧品などに使用されています。しかし、全く刺激がないわけではなく敏感肌の方やアレルギーを持っている方は使用を避けることをおすすめします。
・コポリマー
石油由来や鉱物由来も多い化学合成された成分で被膜形成剤や粘結剤などに配合されています。肌への負担が大きい成分だと言えるでしょう。

敏感肌の方に避けてほしいのは人工的に作られた石油系界面活性剤の方ね。
②防腐剤は避ける
・メチルパラベン
とてもメジャーな防腐剤で化粧品のみならず食品にも含まれています。化粧品での害としてはシミ・シワ・アレルギーが出る原因になっているのではないかと懸念されている成分でですが、殺菌作用や防腐剤として多くの化粧品に配合されています。
・フェノキシエタノール
パラベンと同じく防腐剤としての働きをする成分です。玉露や緑茶に含まれている揮発成分から発見されたことから天然由来だから安心というイメージが強いようです。しかし殺菌力の面などでメチルパラベンよりも劣るため、パラベンと同時に配合されていたりします。パラベンフリーと称してこちらのフェノキシエタノールを使用した製品も多いものですが、肌への刺激や毒性はパラベンと同程度と言われています。
・サルチル酸
比較的刺激の強い防腐剤で、肌に合う合わないがハッキリと分かれます。ニキビケア商品や化粧水、乳液、クリーム、シャンプー、リンス、石鹸など幅広い商品に配合されている有機化合物です。
③合成香料は避ける
合成香料は人工的に作られた香りのことで、天然香料を試用している場合は香料(天然由来)などと記載されています。合成香料はアセト酢酸エチルやアセトフェノン、アニスアルデヒドなどが代表的な化合物ですが、多くが石油から作られています。化学物質過敏症などで知られるように、香料はもっともアレルギーを起こしやすい物質の一つと言われているため敏感肌の方は特に注意が必要です。
④合成紫外線吸収剤は避ける
近年紫外線の害についてはあらゆるメディアで伝えられるようになりSPF合戦とも言える勢いでとにかく紫外線を防ぐ方法ばかり注目されています。しかし、そんな紫外線対策も敏感肌の方には注意が必要です。紫外線をブロックする日焼け止めは紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類に分けられます。紫外線のエネルギーを自らの中に取り込んで化学的に処理するタイプが紫外線吸収材でありSPFが高くなるほどにオキシベンゾンという化学物質の配合量が増えるため、肌に負担がかかります。
敏感肌の一番の敵は刺激
敏感肌になるのは肌のバリア機能が低下しているから。しかしそれにはさまざまな刺激が積み重なることが原因で起こっているといわれています。つまりそんな刺激を出来るだけ減らせば、敏感肌の改善が期待できるのです。
スキンケアし過ぎによる刺激
敏感肌の人は乾燥に悩むことが多く、そのため保湿を始めとするスキンケアを頑張っているという人が多いようです。しかし、化粧品に含まれている香料や防腐剤の刺激を始め、数種類のアイテムを肌に乗せていく際の手指からの刺激やコットンでの摩擦などがやがて大きな肌トラブルへとつながってしまうのです。また、クレンジングに時間をかけていたり逆に時間がないからとシートタイプのクレンジングでふき取って刺激を与えている場合はさらに大きな刺激を与えていることになります。
紫外線や乾燥などの季節の刺激
花粉などの飛散物の多い季節や紫外線、エアコンによる乾燥。汗をかくなど季節によって肌をとりまく環境もめまぐるしく変化していきます。季節によって対策を取らなければそれらの刺激によって敏感肌を悪化させてしまいます。
・春…花粉などに対してマスクやメガネなどで防御する。手洗い・うがい・空気清浄機をかけるなどする
・夏…強くなる紫外線に対して紫外線吸収剤が含まれていない日焼け止めを選択し紫外線ブロックする。汗はこまめにふき取り保湿する。
・冬…一番保湿に気を配りたい季節。ワセリンやセラミドなどで肌を保護して保湿する。
髪や衣服や埃などの刺激
顔にかかる前髪やスタイリング剤を付けた毛先などが肌に当たることによっても肌は刺激を感じてしまいます。また、化繊の服や衣類を洗う洗剤、柔軟剤なども敏感肌になる原因となります。おしゃれ目的で付けているアクセサリーや時計なども金属アレルギーを起こす場合があります。
衣服や下着はシルクやコットンにし、留め金などにも気を付けましょう。肌に合わない貴金属類は使用を辞めましょう。衣服もいつも清潔にして柔軟剤を使う場合には敏感肌用を使用すると良いでしょう。
敏感肌改善のための洗顔方法
敏感肌はできるだけ刺激を避けるべきですが、だからといって全く洗顔をしなくていいという訳ではありません。特に濃いメイクをした時、肌のざらつきや毛穴の黒ずみが気になる時などは洗顔料を使った洗顔をするべきでしょう。
それに対してメイクをしていない時や肌の調子が良くない時、朝起きた時などは水洗顔を選ぶのも良いかと思います。

泡で優しく洗う方法
敏感肌の方が洗顔料を使って洗顔するなら、少しでも肌への刺激を避けるために泡で優しく洗いましょう。そのためにはどのような方法で行えばいいか、こちらでご紹介します。
ステップ1.手を洗って清潔にする
使用する洗顔料や洗顔後の保湿に気を配ることも大切ですが、洗顔前に手を洗うことも忘れてはいけません。目には見えなくても、様々なものに触れている手は想像以上に汚れています。
ですから洗顔の前はまず、手を清潔にすることから始めましょう。さっと水で流すだけで終わらせずに、手の平はもちろん手の甲、指先、手首までハンドソープを使いしっかり洗うようにしましょう。
ステップ2.ぬるま湯でさっと洗う
乾いた状態の肌にいきなり泡をのせると負担も大きいですし、汚れも落ちにくくなります。まずは30~32℃くらいのぬるま湯でさっと顔を洗い、肌に付着した軽い汚れやほこりなどを落としましょう。
その時に肌をゴシゴシこすってしまうと、摩擦によって肌にダメージを与えるのでNGです。できるだけ指が肌に触れないように注意して、ぬるま湯だけでさっと洗いましょう。

ステップ3.洗顔料をよく泡立てて馴染ませる
敏感肌は特に刺激に弱いので、洗顔料はしっかり泡立てる必要があります。指でこすると肌にダメージを与えてしまうので、指が肌に触れずに泡だけで洗えるくらい濃密な泡を作りましょう。固形石鹸など泡立てにくいタイプは、泡立てネットを使うと便利です。
濃密な泡が作れたら、次はその泡を肌に馴染ませていきます。ここで注意したいのが、泡を馴染ませる順番です。両手に盛り上がるほどの泡ができると、そこへもふっと顔を突っ込んでしまいたくなりますが、そうすると敏感肌には刺激になります。
泡を馴染ませるのは
- 皮脂の多いTゾーン(額・鼻)
- 頬・あご
- 口元・目元
この順番で行いましょう。
泡はふわっと肌にのせるようにして、その泡を滑らせるように洗います。特に敏感肌の方はあまり長い時間洗顔料を肌にのせていると刺激になってしまうので、30秒程度を目安にしましょう。
ステップ4.ぬるま湯でよくすすぐ
泡をしっかり馴染ませたら、30~32℃くらいのぬるま湯でよくすすぎましょう。すすぐ時は当然ですがだんだん泡が落ちていくので、その時に指で肌をこすらないように注意が必要です。
泡が残ってしまうと肌へダメージを与えることになります。ですからフェイスラインや生え際なども忘れずに、20~30回を目安にしっかりすすぎましょう。
ステップ5.清潔なタオルかティッシュに水分を吸い取らせる
泡を残すことなくすすぎ終えたら、清潔なタオルに水分を吸い取らせましょう。この時に汚れたタオルを使うとせっかくキレイになった肌も汚れてしまうので、洗顔後に使用するタオルは毎日交換する必要があります。またタオルでゴシゴシこすると肌に負担をかけてしまうので、顔にそっとタオルを押し当てて水分を吸わせるようにしましょう。
タオルではなくティッシュで水分を吸い取るのも、さらに肌への刺激を減らすことができるのでおすすめです。ティッシュを使う場合は、1~2枚を広げて肌にあて優しく押さえて水分を吸い取らせましょう。

水洗顔の方法
水洗顔は洗顔料を使わずに、水だけで行う洗顔方法です。これは朝起きた時やメイクをしていない時、肌の調子が悪い時などに行うことをおすすめします。
ただ夜はメイク汚れや日中の汗などを落とす必要があるので、肌の調子が悪くなければ洗顔料を使って洗顔した方が良いでしょう。こちらでは水洗顔の方法について、ご紹介します。
ステップ1. 手を洗って清潔にする
洗顔料を使って洗顔する時と同じく、まずは手を洗って清潔にしましょう。ハンドソープを使って指の間や爪の先など、忘れがちな部分もしっかり洗います。あとはハンドソープが残らないように、しっかり洗い流しましょう。
ステップ2.水かぬるま湯で優しく洗う
水、または30~32℃くらいのぬるま湯を使って洗顔しましょう。まずは顔全体を濡らして、次に皮脂の多いTゾーン(額・鼻)など、ベタつきが気になる部分を優しく撫でるように洗います。
あとは20~30回を目安に、パシャパシャと洗いましょう。指はもちろん水やぬるま湯を肌にぶつけるような乱暴な洗い方をすると、水洗顔でも肌にダメージを与える可能性があります。敏感肌の方は、できる限り優しく洗うことを心がけましょう。
ステップ3. 清潔なタオルかティッシュに水分を吸い取らせる
洗顔を終えたら、清潔なタオルかティッシュに水分を吸い取らせましょう。敏感肌の方で水洗顔をするなら少しでも肌への負担を避けるために、洗顔後はティッシュを使うことをおすすめします。ただほこりのついたティッシュを使うと洗った意味がなくなるので、清潔なティッシュを使うようにして下さいね。
敏感肌の洗顔料の選び方
敏感肌の場合、なかなか自分の肌に合う洗顔料が見つからないとお悩みの方も多いですよね。こちらで敏感肌の方向きの洗顔料の選び方についてご紹介しますので、なにを基準に選べばいいかわからないという方は是非チェックしましょう。
純石鹸を選ぶ
純石鹸とは他になにも添加していない、純粋な石鹸のことです。規格では「脂肪酸ナトリウム・脂肪酸カリウムが98%以上のもの」と定められています。
純石鹸かどうかを見極めるには、成分表を確認しましょう。
純石鹸の成分表・表示パターン |
---|
石けん素地(または純石けん分、脂肪酸ナトリウム) |
石けん素地、水分、グリセリン |
成分表の表示が上のどちらかであれば、それは純石鹸ということになります。なお液体石鹸の場合は「カリ石けん素地」や「脂肪酸カリウム」と表示されるようです。
たとえ「無添加」と表示があっても純石鹸とは限らないので、純石鹸かどうか見分けたい場合は必ず成分表を確認しましょう。

洗顔フォームより固形石鹸を選ぶ
少しでも肌への負担を減らしたい敏感肌の方は、洗顔フォームより固形石鹸を選びましょう。固形石鹸には天然の界面活性剤が使用されているため刺激が少ないですし、洗い流した後に「脂肪酸」と「アルカリ」からなる洗浄成分は肌に残りません。
一方洗顔フォームには洗浄力の強い合成界面活性剤が使用されており、洗い流しても洗浄成分が分解されず肌に残って刺激になる可能性があります。
特に
- ラウレス硫酸アンモニウム
- ラウリル硫酸アンモニウム
- ラウリル硫酸ナトリウム
- スルホン酸ナトリウム
- パレスー3硫酸ナトリウム
などは石油系合成界面活性剤で、敏感肌の方は特に避けたい成分です。
また着色料や香料、鉱物油、アルコールなどの添加物も、刺激を感じる可能性があります。もちろんこれらの成分や添加物が全ての敏感肌の方に刺激を与えるとは言いませんが、可能性がゼロでない以上避けた方が無難です。
こういった成分は洗顔フォームに含まれていることが多く、固形石鹸にはあまり含まれていないため、敏感肌の方は固形石鹸を選ぶことをおすすめします。
洗浄力の強すぎないものを選ぶ
汚れを落とすためにはある程度の洗浄力が必要ですが、洗浄力が強すぎると必要な皮脂まで落としてしまい、肌のバリア機能を破壊してしまうことになります。これは敏感肌の原因になりますし、すでに敏感肌になっている方は更に悪化する可能性もあります。
ですから敏感肌の方は、洗浄力の強すぎない洗顔料を選ぶ必要があります。ただパッケージに「肌に優しい」と書かれているからといって、洗浄力が強くないとは限りません。手っ取り早く選ぶなら、敏感肌用に作られている洗顔料を選ぶと良いでしょう。
使用されている界面活性剤で選ぶなら、
- アミノ酸系の界面活性剤
- レシチン・サポニン・カゼインなど天然の界面活性剤
などを選ぶと、肌への負担は少なく済むと思われます。
ただ合う・合わないがあるので、どんなに洗浄力が強くないと言われている商品であっても、初めて使用する時はパッチテストを行って自分の肌に合うかどうか確かめるようにしましょう。
弱酸性がいい?
私達の肌は弱酸性で、PH(ペーハー)で表すと健康な肌の場合、値は4.5~6.0とされています。
PHとは酸性とアルカリ性の度合いを0~14までの数字で表したもので、中間のPH7を中性とし、それより小さい値が酸性、大きい値がアルカリ性となります。石鹸に分類されるものは、PHが10前後なのでアルカリ性です。
敏感肌にはアルカリ性の純石鹸より、肌と同じ弱酸性を選んだ方が肌に優しいのでは?
肌には「アルカリ中和能」と呼ばれるPH調整能力があるため、アルカリ性のものが肌に触れただけで害を起こすとは言えません。確かに弱酸性の肌を石鹸で洗うと一時的に肌はアルカリ性に傾きますが、これも「アルカリ中和能」によって30分程度で元の弱酸性に戻ると言われています。またアルカリ性の性質をもつ石鹸は、洗い流した後の肌に界面活性剤を残しません。一方弱酸性のものを含む石鹸以外の界面活性剤は、洗い流すと大部分は落ちるものの多少は肌に残ります。敏感肌の方にとって肌に残った界面活性剤は、刺激になる可能性があります。


敏感肌の洗顔石鹸のQ&A
石鹸洗顔をするに当たって、みなさんが疑問に感じていることにお答えします
フォームと固形石鹸どっちがいいの?
数年前までは洗顔といえば使い勝手のよいフォームが人気でした。しかし、チューブに入っていたりクリーム状だったりとクリーミーでなめらかなテクスチャーの裏には界面活性剤が使用されています。固形石鹸で石けん素地などの素材は天然界面活性剤なので肌への負担を考えれば固形石鹸に軍配が上がるでしょう。
シンプルな洗顔石けんを見直したいですね。
敏感肌にダブル洗顔は必要?
とても濃いメイクをした時などダブル洗顔が必要な時もあるかもしれませんが、クレンジング剤などで毛穴の奥まで汚れを落とそうとしてゴシゴシやってしまった上にさらに洗顔料も使用するとなると、肌への負担が大きすぎます。
アイメイクなどが濃い場合にはポイント用リムーバーなどであらかじめ落としておきましょう。
洗顔の時間って具体的にどのくらい?
1分程度で終わらせるようにしましょう。短すぎると思われるかもしれませんが、キメの細かい泡をつくってサッと乗せすすぎはその倍の時間行うことで角質層の破壊を防げます。
短時間で肌の負担を少なく出来る洗顔をするにはきちんと泡立てることが大切です。
着せ替えできない肌だから大事に
毎日のお手入れや何気なく顔に触れる習慣、外的環境などを含めて肌は刺激を受け続け敏感肌を悪化させたり乾燥肌になっていたりします。シンプルで負担の少ない石鹸で優しく洗顔し、お手入れの仕方を見直したりしながら自分の肌を守ってあげましょう。ついついお手入れに力が入って気づかないうちに刺激を与えていることは多いものです。しかし肌は着せ替えが出来ません。優しくいつくしむようにして大事にすることで美肌は育っていくのです。