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美容のプロがまとめた化粧水のランキングまとめ

「化粧水って何のためにあるの?」確かに、毎日なんとなく化粧水をつけている人は多いかもしれません。しかし多くの人が、つけない状態よりもつけた状態の方が「肌が整っている」ことを実感しているのではないでしょうか。
化粧水の役割は、保湿・整肌・肌のpH調整や皮脂バランスを整えることなどがあります。近頃は「化粧水を使わない美容法」もありますが、化粧水の売れ行きが落ちないところを見ると、化粧水を使うことでメリットを感じている人が多いのでしょう。
今回はそんな化粧水の、選び方の基本、じっくり選んだ化粧水ランキングや正しい使い方をバッチリ網羅してみました。あなたのこれからのキレイ肌を育てるために、少しでもお役に立てますように。





失敗しない化粧水の選び方
それではまず、化粧水の選び方についてチェックしていきましょう。「なんとなく売れ筋商品から選ぶ」では、あなたの肌に合っていないかもしれません。化粧水でも美容液でも、スキンケアアイテムを選ぶときは、まずはあなたがあなた自身の肌と向き合うことから始めましょう。
肌質や肌の悩みに合わせる
まずはあなたの肌質を簡単にチェックしてみましょう。
肌質 | 特徴 |
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普通肌(理想的な肌質) |
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乾燥肌 |
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脂性肌(オイリー肌) |
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混合肌 |
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敏感肌 |
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当てはまっているものが多い肌質が、あなたに近いでしょう。表面は油っぽいのに肌の水分は少ないという「インナードライ」と言う肌質もありますが、基本的には乾燥肌と同じく、保湿重視のスキンケアで対応できます。インナードライだと感じている人は、皮脂を油取り紙などで頻繁に取るのをやめ、保湿を心がけましょう。
混合肌は少しスキンケアの難しい肌質ですが、日本人に多いタイプだと言われます。顔全体にうるおいを与え、部分によって保湿度合いを変えるなどやや工夫が必要です。
敏感肌は肌に刺激のある成分を控え、使ったことのない化粧品を使うときは必ずパッチテストを行いましょう。「肌に優しい」と言う商品であっても、あなたの肌に合うかどうかはまた別問題です。
次に、あなたの「肌の悩み」は何ですか?ただ人気があるという理由で化粧水を選ぶのではなく、悩みに対応するアイテムを選びたいものです。
肌の悩みを考えてみよう
- ニキビがある
- シミやそばかすを増やしたくない
- 乾燥をなんとかしたい
- 刺激を与える可能性のある成分を控えたい
- 毛穴が気になる
- 小じわの対策をしたい
あなたの肌悩みはありましたか?ニキビ、シミ、乾燥に敏感肌など、肌は人によって千差万別。それぞれの悩みに寄り添った化粧水を使うことで、あなたの肌はより美しくなることを目指せるのです。
ニキビにはニキビ用、アクネケア用など。しみやそばかすには美白成分入り。乾燥や毛穴、小じわ 対策には保湿重視のものを。刺激を避けたいあなたは、敏感肌用アイテムから探していきましょう。
年齢で使い分ける
20代の頃に「これが私のベスト」と思った化粧水を、30代を迎えてもずっと使い続けてはいませんか?残念ながら30代の肌に20代の化粧水では、力不足を感じることがあります。なかなか自分にピッタリのアイテムを探すことは難しいのですが、気に入ったアイテムがあっても5年を目安に使う化粧水を考え直しましょう。
もちろん、その逆もまた然りで40代向けのアイテムを20代が使っても栄養が多すぎたり、高価すぎることがあります。あなたの今年齢の肌がその化粧水に合っているかどうか、一度考えてみてください。
「無印良品」や「ちふれ」など、かなり幅広い年代をターゲットとしている化粧水メーカーもあります。その場合は「さっぱり」「しっとり」「とてもしっとり」「エイジングケア用」など、年代に合わせて化粧水の種類があるなどしますから、あわせてチェックしてみてください。

美白や保湿など有効成分で選ぶ
美白や保湿、ニキビケアなど、有効成分をまずはじめにチェックするのも大切です。有効成分とは医薬部外品=薬用に含まれる、効能・効果を書ける厚生労働省に認められた成分のこと。医薬部外品ではないアイテムでは、効果を断言できません。
医薬部外品ではっきりと効果が書いてあれば、その働きを期待できると言えるでしょう。もちろんそれ以外の成分でも働きは見込めることもありますが、効果として記載することはできないのです。
同じ成分が入っているのに医薬部外品と化粧品、どちらもあるのだけど…
「濃度」に違いがあります。例えば有効成分の1つであるビタミンC誘導体でも、一定以上配合されていないと「医薬部外品」にはなりません。
どちらも同じ成分が配合されていたとしても、濃度によって働きを実感できる期間に差が出たり、実感しにくかったりします。そのため医薬部外品にするためには一定以上有効成分が配合されている必要があるのです。
ですから、同じ成分が入っていても濃い有効成分が入った美容液では「医薬部外品」で、化粧水になると「化粧品」とされるスキンケアブランドも多くあります。主な有効成分には以下のものがあります。
どんな肌に使いたいか | 期待できる効果 | 有効成分 |
---|---|---|
美白したい肌 | シミやそばかすを防ぐ |
|
ニキビの気になる肌 | 肌荒れを防ぐ |
|
乾燥の気になる肌 | 水分保持機能の改善 |
|
ニキビの場合は、「ニキビに効く」と言う効果ではありません。皮脂バランスを整えたり、硬くなりがちな皮膚を柔らかくしてニキビのもとになる角栓を除去したりするなど、ニキビのできにくい肌に整えるものです。
ニキビができやすい肌には保湿、角質柔軟、皮脂バランスのコントロール、菌の繁殖を防ぐ、炎症を抑えるなど、多方面からの働きかけが可能です。
継続できる価格と使用感
背伸びして1本1万円の高級化粧水を購入しても、続けられなくては意味がありません。また、使用感がベタベタしたり香りが気になって苦痛なのに「口コミがよかったし」などと無理に続けるのもやめましょう。
続けられる価格と、自分が好きな使用感。長く使い続けるためにも、おろそかにしてはいけない部分です。

ニキビケアにおすすめな化粧水BEST3
それでは肌悩みの一つ、ニキビにおすすめな化粧水をチェックしていきましょう。
選定基準は4つのポイント
ニキビケア用化粧水を選ぶにあたり、選定基準としたのは以下の4つのポイントです。
- ニキビケア有効成分配合
- ニキビケアで避けたい成分が極力入っていないこと
- 保湿・美容成分配合である
- 継続できる価格や使用感
ニキビケア有効成分は先ほどもチェックした「サリチル酸」「アラントイン」などですね。ニキビケアで避けたい成分とは、ニキビの刺激になったり、ニキビの原因になるかもしれない物質のこと。例えば、肌の刺激になり得るアルコールや、合成香料、合成着色料などがこれにあたります。
ニキビケアでももちろん保湿は大切なので、保湿成分がしっかり配合されているものを選びましょう。継続できる価格と使用感も重要です。
表でランキングとポイントをチェック
順位 | メーカー名・商品名 | ニキビ有効成分 | ニキビにNGな成分は無いか | 保湿・美容成分 | 価格 | 総合得点 (100点満点) |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | ノブAC アクティブフェイスローション (モイスト) |
| ◎ オイルフリー ノンコメドジェニックテスト済み |
| 135ml 税込3,240円 | 100点 ニキビケアならコレ! まず試してほしい1本 |
2位 | ルナメアAC スキンコンディショナー |
| ◎ ノンコメドジェニックテスト済み |
| 120ml 定期価格税込2,138円 | 99点 富士フィルムのナノ化技術でうるおい成分を肌に届ける 大人ニキビ向けアイテム 続けやすい価格も嬉しい |
3位 | ビーグレン クレイローション |
| ○ |
| 120ml 税別3,700円 | 96点 ニキビ専門ではなく どんな肌にでも使える 乾燥タイプのニキビ肌向け |

ノブACアクティブフェイスローション(モイスト)
ニキビができやすくて悩んでいるなら、まずはおすすめしたいのがNOV(ノブ)ACアクティブシリーズ。「守る」だけのニキビケアではなく、「攻める」ニキビケアで、あなたの悩みにアプローチしましょう。
有効成分はサリチル酸、アラントイン、塩酸ピリドキシンの3つ。サリチル酸はピーリングなどにも使われる成分で、角質を柔らかくする働きがあります。ニキビの原因となる角質をたまりにくくするよう働きかけるのですね。アラントインは抗炎症成分。毛穴がつまり炎症を起こすと、そこでニキビ菌が繁殖しやすくなります。それを防ぐのに役に立ってくれるでしょう。
塩酸ピリドキシンはビタミンB6のことで、皮脂のバランスを正常に保つよう働きかけます。この3つの力で、ニキビに立ち向かうのです。さらに保湿成分としてはヒアルロン酸より優れた水分保持力を持つという「リピジュア」を配合。さらにニキビ跡の色素沈着にもいいとされる「ビタミンC誘導体」なども入っており、まさにニキビ肌のための化粧水と言えるでしょう。
価格は135ml3,240円。まずは化粧水入りのトライアルセット(メイク落とし、化粧水、洗顔料、乳液、パウチ入り化粧水)、7日分送料無料の1,500円から始めてみてはいかがでしょうか。口コミもチェックしましょう。
- さっぱりベタベタせず、さっぱりとした使用感なのに乾燥知らずです。にきびもすぐに落ち着き始めました。あらゆるにきび用基礎化粧品を使用してきてやっと合うものに巡り会えた気が致します。
- 何回もリピしてます!他の化粧水で拭き取りした後使ってます。わたしは塗るとベタベタしてしまうので夜のみ使用です。保湿力は良くて、ニキビもできても酷くはならないので手放せません。1回別の化粧水に変えましたが、やっぱりこれに戻りました。
「塗ったその日に違いが!」と言うような派手な変わり方ではないものの、使い続けることで確実に肌への違いを感じた人が多いようです。トライアルセットは、さらにポーチとガイドブックもついてきます。(キャンペーンは期間によって変更の可能性があります)
ルナメアAC スキンコンディショナー
次は富士フィルムのルナメアAC、スキンコンディショナー。いわゆる「スキコン」と呼ばれるものですね。スキコンはあくまで呼び方であり、ふきとり化粧水のことをそう呼んだり、乳液タイプの化粧水をそう呼ぶこともありますが、こちらは「化粧水」のことです。
富士フィルムの「ナノ化技術」を生かしたアクネシューター採用。アクネシューターはナノサイズの独自複合成分で、ニキビ予防成分(グリチル
レチン酸ステアリル・トコフェロール酢酸エステル)抱き込んでいます。油性なので毛穴の油分になじみやすく、より効果的に成分を肌の内部に届けることができるのです。
さらにハーブ由来の4つの成分が、自然なうるおい感を与えてくれるでしょう。価格は定期割引価格で税込2,138円。まずはスキンコンディショナー配合の、1週間分のお手入れキット(クレンジング、洗顔料、スキンコンディショナー、ジェルクリームのセット)税込1,080円からお試ししてみてください。口コミもチェックしましょう。
- 社会人になってから肌の調子に長年悩まされていました。色々試してきましたがいまいち変化が表れなかったり、毎日鏡を見たり、人に会ったりするのが嫌になっていました。 偶然ルナメアACを見つけ、試してみた結果、肌の調子がよくなってきました。 使い心地も肌に合っているようなのでこのまま使い続けてみたいと思います!
- 藁にもすがる思いでスキンケアを全てこちらに変更しました。 使用し始めてからは、肌の調子がよくなってきました。あんなに悩んでいたので感激です! 肌が安定するまでは使用し続けたいと思い現品購入しました。
さすが「アスタリフト」などでナノ化技術の定着している富士フィルム。ニキビケアジャンルでもその働きを発揮してくれているようです。こちらも派手な実感はないようですが、使い続けることで肌がじわじわと自分の力を取り戻すことができているようです。
ビーグレン クレイローション
ビーグレンシリーズは、独自の「長く深く働くカプセル」のQuSome(キューソーム)技術と、天然クレイモンモリロナイトを活用したスキンケアブランド。クレイローションはそのモンモリロナイト配合の化粧水で、肌を外部刺激から守るように働きかけます。
有効成分はグリチルリチン酸ジカリウム(抗炎症)。抗炎症と肌を守るという2つの働きで、ニキビの気になる肌をすこやかな肌に導きます。クレイ入りの化粧水なので、毛穴や肌荒れ、乾燥対策にも向いています。
価格は120ml税別3,700円。まずはクレイローション入りの「ニキビ」トライアルセット(クレイウォッシュ、クレイローション、Cセラム、 QuSomeモイスチャーゲルクリーム )税別1,800円から始めてみませんか。口コミも見ていきましょう。
- 今までどんなにきびケアの洗顔や化粧水を使ってもダメで、いつもおでこにゴツゴツとにきびがあり、痛々しいほどでした。(中略)本格的にスキンケアを始めようと、使ってみたのが、これです。一度使い始めると、たとえ一日でも他の商品を使うのがこわくなりました。何をしてもダメだった方は、ぜひチャレンジしてみてください。
- 生理前のニキビに悩まされて半信半疑で試してみました。1週間で劇的な変化があったわけではないですがなんとなく手応えを感じてキャンペーンを利用し現品も購入。 結果、新しいニキビも出来にくくなり出来たとしても重症化する前に落ち着くようになりました。
皆さん、実感を得られているようですね。洗顔でクレイ(泥)入りの商品は多くあっても、スキンケアではなかなか珍しいのではないでしょうか。「ニキビ」と名前の付いたトライアルセットでは、クレイ洗顔とクレイローションの他、ビタミンCの美容液、QuSome(キューソーム)化カプセル入りの長く深く働く保湿ゲルがお試しできます。

年代別にみるおすすめ化粧水BEST3
ここからは、「時間が無い!けれど私の年代に合う化粧水をざっくりチェックしたい」と言うあなた向けの、年代別おすすめアイテムです。どれもしっかり成分と評判を吟味して選んだアイテムなので、ぜひ候補に考えてみてください。
ニキビが気になる10代
先ほどもニキビ化粧水はチェックしましたが、ここではより若い「思春期ニキビ」と、10代のゆらぎがちな肌向けのアイテムをチェックしましょう。もちろん10代でも続けやすい価格と、やさしい成分にこだわって選んでいます。
「10代の肌に化粧水はいらないのでは?」と思う人もいるでしょう。確かに、10代の肌は水分も油分も充分にあることが多く、洗顔だけでもOKな人は多くいます。
しかしまだホルモンバランスが安定しない年代で、ニキビトラブルに悩んでいる人も多いでしょう。ニキビケアにはニキビ予防成分を使うと同時に、保湿がとても重要です。乾いた肌では余計に皮脂が分泌され、ニキビができやすくなるのです。
順位 | メーカー名・商品名とリンク | 注目の成分(働き) | 容量・価格 | 特徴 | 総合得点 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | オードムーゲ 薬用ローション | 有効成分
| 160ml税別970円 | 実は小林製薬の商品 シンプルなケア | 98点 価格も安く、シンプルな処方 |
2位 | オルビス アクアフォースローション |
| 180ml税別 1,500円 | 無油分 無香料 無着色 界面活性剤不使用 | 97点 殺菌成分無し 優しくうるおいで満たし ニキビのできにくい肌へ |
3位 | メンソレータムアクネス | 有効成分
| 120mL 参考価格税別780円 | 皮脂吸収パウダー配合 | 95点 パウダーが目に見えるのが難点かも |

肌を気にし始める20代
10代の頃は母親の化粧水を使ってみたり、なんとなく友達と同じものを使ってみた化粧水も、20代となるとそうもいきません。このころから人には「肌質」があることを実感し、自分にあう化粧品を探し始めるでしょう。
メイクを始めるのに従って乾燥や肌荒れも起こってくるうえ、肌のゆらぎも起こりやすい何かと忙しい年代です。そんな20代におすすめの化粧水をチェックしましょう。
順位 | メーカー・商品リンク | 注目の成分(働き) | 容量・価格 | 特徴 | 総合得点 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | ドクターシーラボ VC100エッセンスローション |
| 150ml税込 5,076円 | 脂溶性・水溶性のビタミンC誘導体配合 | 99点 ニキビ肌にも、うるおいが欲しい肌にもおすすめ |
2位 | アルビオン 薬用スキンコンディショナー エッセンシャル |
| 110ml税別 3,500円 | 1974年以来続くロングセラー商品 アルビオンの原点とも言える 国産ハトムギ使用 | 98点 バランスを崩しやすい肌をサポート 消炎と保湿で肌を優しく整える |
3位 | ファンケル |
| 30ml税込 1,512円 | 防腐剤無添加で肌に優しい | 95点 短期間で使い切るサイズではあるが、成分に対して価格がネック |

スキンケアにこだわりたい30代
30代は、20代では気にならなかった「乾燥」や、散々大人の世界で言われてきた「保湿」について「ああ、こういうことか」と実感してくる年代です。
今まではニキビや肌荒れ傾向だった化粧水が、保湿力重視に切り替わってくるのも30代。同時にシミやそばかすも気になり始め、美白も同時進行で行いたいところ。
今まで以上に成分にも注視するようになり、以前よりもこだわりが出てくる人が多くなるでしょう。
また、収入が増えてスキンケアにかけられるお金が増える人が出る一方、育児にお金がかかってそれどころではない人も。ここではそんな保湿とお財布事情を考えた、30代へのおすすめアイテムをチェックしましょう。
順位 | メーカー・商品リンク | 注目の成分(働き) | 容量・価格 | 特徴 | 総合得点 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | SKⅡ フェイシャルトリートメントエッセンス |
| 75ml税別 6,800円 | 天然の保湿因子に似た50種類を超える成分栄養分を含む「ピテラ」を配合 | 98点 数多くの女性を魅了してきたさすがの逸品 価格が少しネックか |
2位 | コーセー 薬用雪肌精 |
| 200ml税別 5,000円 | カサつきがちな肌のきめを整え、和漢植物エキスがやさしく保湿 | 97点 ゆらぎがちな肌を植物の力を借りてが優しくケア 「雪肌精」は美白ライン。ただしこの化粧水には美白成分の配合はなし |
3位 | 無印良品 | 有効成分
| 200ml税別 1,600円 | 無香料・無着色・無鉱物油・弱酸性・パラベンフリー・アルコールフリー・アレルギーテスト済みで敏感肌の人も手に取りやすい処方 | 94点 保湿と美白、さらにコスパもいいと3拍子揃ったアイテム ただし油分(オリーブ油)が多めなので化粧水と言うよりは乳液に近い |

肌を整える40代
40代を迎えると、本気で「抗酸化」や「保湿」の対策を立てたいところです。化粧水はあくまで「肌を整える」ものですが、後に続く美容液や乳液の働きを存分に発揮するためにも、土台となる化粧水をしっかり選んでいきましょう。
順位 | メーカー・商品リンク | 注目の成分(働き) | 容量・価格 | 特徴 | 総合得点 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | アスタリフト |
| 130ml税込 定期購入なら 3,304円 | 水溶性・浸透性・ピココラーゲンの3種のコラーゲンが働く ダマスクローズの優雅な香りでラグジュアリーな時間を | 99点 年齢肌への抗酸化の働きに注目 「肌のサビつき」を早めにケアしたいあなたに |
2位 | イプサ ザ・タイムR アクア |
| 200ml税込 4,320円 | 「アクアプレゼンターⅢ」の働きで、乾いた分だけ水を入れる新しい仕組み 乾く隙の無い肌を | 97点 トラネキサム酸は美白成分でもある 軽い使い心地なので夏場がおすすめ |
3位 | ディオール(薬用) |
| 200ml税込 7,452円 | ジェル状の化粧水 小さなカプセル入りで肌の上ではじける | 94点 カプセルが肌ではじけるようコットン推奨 荒れがちな肌のあなたへ |

乾燥や小じわに悩む50代
最後に、女性ホルモンのバランスがかなり大きく変わっていき、脂っぽくなったり汗をかきやすくなったりすることのある50代のスキンケアを考えていきましょう。
ホルモンバランスの乱れから肌トラブルが起きたり、肌のバリア機能の低下で乾燥が起こり小じわもできやすくなる年代です。しっかり、肌と向き合っていきましょう。
順位 | メーカー・商品リンク | 注目の成分(働き) | 容量・価格 | 特徴 | 総合得点 |
---|---|---|---|---|---|
1位 |
| 180g税込 3,996円 約2カ月分 | 30日間全額返金保証 サンプル付きのオールインワンゲル | 99点 オールインワンゲルの中でも、セラミドやコラーゲンなど欲しい成分がしっかり配合 もし乾きを感じるならクリームと併用が◎ | |
2位 | サントリー エファージュモイストチャージローション |
| 120ml税別 5,000円 約2カ月分 | 酵母の力をスキンケアに活かしたライン フルラインで使うのをおすすめ | 97点 エイジングケア用ライン エタノールが多めなのでアルコールに弱い人は注意を。 |
3位 | ヤマノ 琥珀肌(とてもしっとり) |
| 150ml 市販価格800円前後 | 非常に安価でありながら安全性の高い化粧水 | 96点 特にすごく優れているわけではないものの、価格に対して安全性が高く保湿力も高めで使い続けやすい |

価格がもっとうんと高価な化粧水もあるようだけど、ベスト3に上がっていないのはどうして?
価格と成分があまり釣り合わないと判断したためです。もちろん「このブランドが好き!」などの理由での選択はありでしょう。
デパートコスメブランドには、1本2万円を超えるような超高級化粧水もあります。しかし、中身のほとんどが水である化粧水では、本当に2万円の価値があるのかと言うと難しいところです。
どんなに高級な成分を使ったとしても、高級であるほど美容効果が高いとも言い切れません。他とは明らかに違うような美容効果があるならば、化粧品として売り出すのは難しいでしょう。効果の高さは副作用の表れやすさでもあるためです。
つまり、高級な化粧水はそのブランドを思わせる「香り」や、ステキな「ボトルデザイン」など付加価値のために価格が上がっているのです。成分だけに注目するならば、そこまで高価なものである必要はなさそうです。
ただ、使っている時にエレガントな気分にさせてくれるのは高級化粧水ならではでしょう。うっとりとしたラグジュアリーな時間を、少し価格に上乗せして手に入れるというのもアリなのです。
保湿や美白に特化した化粧水
次は、保湿や美白の働きを前面に売り出している頼れる化粧水をチェックしていきましょう。使いやすい価格から、ちょっと冒険したい価格まで取り揃えてみました。成分も吟味しながら行きましょう。
乾燥肌にも最適な保湿化粧水BEST3
まずは乾燥してカサカサになっている肌や、バリア機能が衰えがちな肌に使いたい保湿化粧水をチェックしましょう。ちなみに、「保湿化粧水」と言っても化粧水に保湿の働きはほとんどありません。あくまで肌に水分を与え肌を整えるのが仕事です。
しっとりさせる化粧水はヒアルロン酸など「肌の上に水を保持する力が強い」成分を使っているものなので、放置すればやがて蒸発してしまいます。乾燥肌への本当の意味での「保湿」は、バリア機能を回復するセラミドや、蓋をする乳液やクリームでしっかり行ってください。
順位 | メーカー・商品リンク | 注目の成分(働き) | 容量・価格 | 特徴 | 総合得点 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | ヒフミド |
| 120ml税込み 3,240円 定期割引あり | バリア機能を回復するためのヒト型セラミドを3種配合 | 99点 化粧水でヒト型セラミドと保湿剤が充実しているのは珍しい |
2位 | エトヴォス モイスチャライジングローション |
| 150ml税別 3,200円 | とろみのある化粧水ながら、べたつきは少ない 肌を整えて次に使うスキンケアの働きをスムーズにする | 97点 これだけで保湿を叶えるのは難しいが、スキンケアの土台作りとしてとてもおすすめ |
3位 | ビーグレン |
| 120ml税別 5,000円 | 肌の理想となる水分量を17時間キープするとされるチャージドQuSomeシステム採用 | 96点 独自のカプセル「QuSome」により、高い浸透力と、長い時間留まることが期待できる |

美白を意識した人気な化粧水BEST3
続いて「美白」ケアです。ちなみに、美白と言ってもほとんどの化粧品は「シミを防ぐ」働きが主になります。美白と言う言葉から「本来の肌より色が白くなる」ことが期待されますが、化粧品、特に化粧水にそのような働きはありません。あくまで毎日行う「シミを予防する」手段であると思ってください。
美白成分は数多くありますが、その中でも「ビタミンC誘導体」がおすすめ。シミに変えない予防の働きはもちろん、コラーゲン生成を助けるなど美肌全般に役に立ってくれる成分です。
順位 | メーカー・商品リンク | 注目の成分(働き) | 容量・価格 | 特徴 | 総合得点 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | サエル ホワイトニングローションクリアスト |
| 125ml税込4,825円 | 保湿力が高いので、ターンオーバー正常化なども期待できる | 99点 保湿成分と美白成分をバランスよく含んでいる |
2位 | ロート製薬 |
| 170ml 市販価格700円前後 | 安価にビタミンC誘導体を試せる美白化粧水 抗炎症成分入りなのでニキビ肌にもおすすめ | 97点 やや乾燥しやすいのが難点 |
3位 | アンプルール |
| 120ml税込み 5,400円 | 一般的な美白成分の10~100倍と言われる美白成分ハイドロキノン配合 | 95点 ハイドロキノンの気になる刺激性を和らげたアイテム |

「ビタミンC誘導体」に変わりはないのに、名前が違うのはどうして?
ビタミンC誘導体にもさまざまな種類があるためです。
ビタミンC誘導体にも「どの程度安定しているか」「何と結合して安定しているか」などにより、種類が異なります。例えば「サエル」の「アスコルビン酸2-グルコシド」は糖と結合し、酵素により分解されます。非常に安定性が高い反面、人の肌には分解するための酵素が少なく、ビタミンCとして働きにくい難点があります。
「メラノCC」の「3-O-エチルアスコルビン酸」は分解に酵素を必要とせず、肌に届くとすぐにビタミンCとして働きます。安価ながら効果も期待できる成分ですが、ビタミンC誘導体になれなかったビタミンC成分が残留していることがあり、それが肌に刺激を与えることがまれにあるようです。
メラノCCがほんのり黄色みを帯びている(手に取った程度ではわからないごく薄い色)のは、この余ったビタミンCが酸化されたために色がついているためだと言われます。ビタミンC誘導体配合のスキンケアを使い始めたら、「どんなビタミンC誘導体なのか」にも着目していきたいところです。
メンズ向け人気化粧水BEST3
「女性ばかりずるい、今は男性でもスキンケアをする時代なのに!」ごもっともです。特に肌トラブルを感じている男性は、スキンケアを行うことで肌に違いを感じる人も多いでしょう。そんなメンズ向けの人気化粧水をチェックしましょう。
選定基準は3点
メンズ向け化粧品も1つ1つ点数化し、それを元にランキング化してみました。その際の選定基準は以下の3つです。
- 頼れる保湿力があるか
- 肌に対する安全面はどうか
- 続けられる価格か
一般的に、女性よりも肌が厚く皮脂も分泌しやすい男性は、乾燥に悩まされることは少ないでしょう。しかし、適度な水分を補給しなければ皮脂ばかり浮き出る「インナードライ」になってしまうことも。保湿力は男性でも大切なポイントです。
また、男性用化粧水は当たり前のようにアルコールがバンバン入っているものが多くみられるので、そんな肌の安全性にも注目しました。余計なアルコールは刺激にしかなりません。最後に価格ですが、スキンケアをあまりしたことが無い男性でも続けやすいよう、5,000円以下のアイテムのみに絞りました。
表でランキングとポイントをチェック
順位 | メーカー・商品リンク | 注目の成分(働き) | 容量・価格 | 特徴 | 総合得点 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | バルクオム |
| 200ml税別 3,000円 定期割引あり | 4カ月腐らないと言われる奇跡のりんごの培養細胞エキス使用 それほどの抗酸化の力を肌に活用すると言うコンセプト | 98点 シンプルな処方で、珍しい「腐らないりんご」の抗酸化の力を体験できる |
2位 | ZIGEN オールインワンフェイスジェル |
| 100g税込3,990円 約2カ月分 | 保湿成分に優れ、化粧水、美容液、乳液、クリームの働きをするオールインワンタイプ アルコールフリーで肌にもやさしい | 97点 目新しい成分はないものの、保湿はしっかりしており無駄なアルコールの配合もない |
3位 | NOTOMANIA8 |
| 50ml 3,980円 定期割引は30%オフ | 化粧水、乳液、美容液、パック、アフターシェーブローションの5つの機能を備えたオールインワン 忙しい男性にピッタリ | 95点 オールインワンで使いやすくデザインもいいものの、やや価格がネック 定期割引があるが3回購入の縛りもある |

バルクオム ザ トナー
必要なものはしっかりと入れ、わずかなとろみで水分をぎゅっと閉じこめる「バルクオム」の化粧水。注目したいのは「4カ月腐らないりんご」と言われるスイスのりんご 「ウトビラー・スパトラウバー」の幹細胞を培養したエキス。
非常に酸味が強いので食べる事ではあまり人気が無いものの、常温で保存してもなんと4カ月もみずみずしさを保つ「奇跡のりんご」と言われているのです。このりんごの高い抗酸化力に注目した男性用スキンケアとして、注目を集めています。
もちろんそれだけではなく、男性も気になる保湿成分もたっぷり配合。価格は200ml税別3,000円ですが、定期コースなら初回は500円で7日分のスキンケアセットが使えます。2回目からは洗顔料・化粧水・乳液のセットが税別7,200円。ただし4回以上の継続が必要となるため、注意してください。口コミも見ていきましょう。
- さっぱりしてるのに潤い(ベタつかない程度)があって、愛用しています。冬場は乳液をつけないと乾燥するかもしれません。又値段も高くないし、程よく香りがあって使いやすいです。化粧水をどれにしようか迷っている方がいれば、一度試してみてはどうでしょうか。
- 今までの中では一番好きです。若干のとろみがあり、べたつくかなと思いながら使用しましたが嫌なべたつきがないのに終日いい感じ乾燥を防いでくれてます。 香りは若干ありますが、つけていても指摘されるような匂いではなく女男ともに問題ないと思いました。 私は髭剃り後でもひりひりすることなく使用できました。

ZIGENオールインワンフェイスジェル
シンプルな洗顔料のような見た目のZIGEN「オールインワンフェイスジェル」。 男性化粧水にありがちな「アルコール多めですきっとした清涼感!」と言うことはなく、アルコールフリーで敏感肌の男性でも使いやすい処方となっています。化粧水、美容液、乳液、クリームの役割を持っているので、洗顔後はこれ1つでOK。
「スキンケアにはこだわりたいけど、いろいろなものをつけるのはなんだか女性っぽくて抵抗がある」と言う人でも、たった1つで終わるので手軽にキレイ肌を保てるでしょう。さらに安心の日本製で、べたつきの心配も少ないオイルフリー。保湿成分としても働くアミノ酸を15種類も配合し、乾燥しがちな肌のバリア機能を支えるヒト型セラミドも入っています。
「男性用スキンケアは使い心地がさっぱりしていればOK」」などと言う時代は終わりました。きちんと保湿し、きちんと肌を守るのにきっと役立ってくれるオールインワンジェルでしょう。価格は100g約2カ月分で税込3,990円と、お財布に優しい価格もポイントです。口コミもチェックしましょう。
- 男のほうでもわりと肌には気を使うほうであるのですが、正直男性用のスキンケア商品は、わりと値段が高いのが多くて市販のばかり使ってました。 しかし、ネットでこのZIGENを見つけて試しに購入。化粧水ばかり使ってたんですが、保湿感が断然違って驚きでした。 特に夜つけて朝顔洗う時のうるおい感がビックリです!
- 夕方になるとテカテカするのが以前より気になっており、洗顔にはとても気を使ってました。ところが、それだけではどうもダメだというのを会社の女の子に言われ、保湿保湿と探してたときにネットでこの商品を見つけました。 オールインワンという点がとても響いて、めんどくさがりの自分にとってはこれ以上の商品はないです。

NOTOMANIA8(ノトマニア8)
男性らしいクールな見た目のオールインワン保湿美容液「ノトマニア8」。プッシュタイプのボトルなので、どこにでも持ち運びしやすく、手軽に保湿ができるのです。部屋に置いてあっても景観を損ねないデザイン性の高さだけでなく、中身にもしっかりこだわっています。
女性用スキンケアも顔負けの「プラセンタ(保湿・美白)」や「コエンザイムQ10(抗酸化成分)」、ノーベル賞受賞成分でもある「EGF」を配合しています。EGFはたんぱく質の一種で、新しい細胞を作ることに役立ったり、細胞が成長に働くことを助けるとされます。
当初は1gで8,000万円もした極めて貴重な成分でしたが、今はこうしてスキンケアでもその働きを実感できるほどになりました。ぜひあなたの肌で味わってみてください。
価格は1回のみのお試し価格が3,980円。定期購入なら税込み2,980円と、続けやすくなっています。Amazonからでも公式サイトを通じて購入できる手軽さです。口コミはどうでしょうか。
- 今までは洗顔用にデパートで売っていたメンズ用品を使用し、保湿用に病院で処方されたものを使用していましたが、洗顔中は顔がヒリヒリし、保湿液を塗ってしばらく経つと顔が乾燥していました。 ですがこれを塗るようになってからは、洗顔中もヒリヒリせず、塗った後も1日潤いがキープできるようになりました
- もともと実年齢よりは若く見られていたのですが、ここ最近仕事の疲れもあって肌にハリがないな~と感じてました。 この手の物はあまり信用してなかったのですが、いざ使ってみたら肌にハリが出てキメも細かくなった気が・・・ しばらく使い続けたいです。

化粧水は手とコットンどっちがいいの?
自分に合いそうな化粧水が見つかったら、実際の使い方について少し考えてみましょう。
化粧水と言えば、コットンでパタパタとパッティングする人もいれば、手を使ってペタペタと入れ込んでいく人もいますよね。そこで気になるのが「手とコットン、本当はどちらがいいの?」と言うところ。では、それぞれのメリット・デメリットを考えてみましょう。
手でつける場合のメリット・デメリット
手で付ける場合のメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- 刺激が少なくつけられる
- つける量を調節しやすく、無駄が少ない
- 手で肌の状態を確かめられる
- 化粧水が温まり浸透性が高まる
デメリット
- 手に浸透してしまったり、均一につける事が難しい

コットンを使う場合のメリット・デメリット
手でつけることがおすすめと言いましたが、「コットンのつけ心地が好き」と言う人もいるでしょう。コットンでつける場合のメリット・デメリットも考えましょう。
メリット
- 収れん化粧水などは手の温度で化粧水の温度が上がらず、働きを十分に発揮しやすい
- パッティングすることで均一につけやすい
- 清潔につけることができる
デメリット
- コットンの繊維が肌に刺激になる
- 化粧水の温度が低いので肌に浸透しにくくなる
顔を洗った後、タオルで手を拭くとタオルの繊維が手に付いたりすることもあるでしょう。コットンはそんな時でも清潔に化粧水がつけられます。また、ニキビ用の肌を引き締めるような化粧水では毛穴を小さくするために低い温度の方が効果が出やすいことも。そんなときもコットンは役に立ちますね。
ただ、大きなデメリットが「刺激」です。肌はどんな時でもできるだけ刺激を避けたいもの。コットンの刺激でニキビが治りにくくなっては意味がありません。「ふきとり用化粧水で週に1回だけ使う」など、使いどころを吟味して上手に活用しましょう。
手を使った化粧水の使い方
皮膚専門家もおすすめする「手」で化粧水を使う場合の順序をチェックしましょう。
- キレイに洗顔し、タオルで水分を吸収するように優しく拭く。
- 適量の化粧水を手に取り、手のひら全体に広げる
- 顔全体に手のひらで覆うようにして化粧水をなじませる
- もう1度化粧水を手に取り、細かい部分に重ね付けをする
- 10秒間ハンドプレスし、しっかり浸透させる
- 手のひらで肌に触れ、吸い付くような感触になれば完了。足りなければ再度追加を。
よく「安い化粧水をじゃぶじゃぶ使う」などと言いますが、1度に大量の化粧水を肌につけても浸透せず、無駄になるだけです。高価な化粧水もプチプラ化粧水も使い方は同じ。1回で肌に入れ込もうとせず、数回使いしっかり手のひらで浸透させるようにしましょう。
コットンを使った化粧水の使い方
では、コットンを使った化粧水のつけ方はどうでしょうか。
- 洗顔し、タオルで水分をふき取る
- コットンがひたひたになるくらいたっぷりと化粧水を含ませる
- 顔の中心から外側に向かって、丁寧にパッティングしていく
- 頬など乾燥しやすい部分から始め、決してこすらずすべらせないこと
- ふきとり化粧水の場合はおでこ、頬、鼻、あごなどを丁寧に優しくふきとる
- 新しいコットンに化粧水を含ませ、同じ手順をもう1度繰り返す
- 保湿用化粧水なら、最後に10秒のハンドプレスをして完了

化粧水を違った形で活用しよう
洗顔後に肌を整えることに使うだけではもったいない?化粧水の活用方法には、こんなものがあるようです。
お手製のローションパック
コットンにたっぷりの化粧水を含ませ、コットンを顔全体に広げて並べお手製のローションパックでケアをしている人もいるようす。
ただし、しつこいようですが化粧水に保水=水分を肌に入れ込む働きはありません。ローションパックの役割は肌の表面を緩め、その後の美容液などの有効成分が届きやすい肌状態に「整える」ことにあります。
「長い時間パックしていたら肌がうるうるになるかも♪」と長時間ローションパックをするのは逆効果。緩んだ肌からは水分が逃げやすく、かえって乾燥したりダメージを受けやすくなってしまうかもしれません。また、アルコール入りの化粧水でパックしてはいけません。どんどん蒸発してしまいます。
基本的にローションパックは「誰にでも必要」なものではありません。しかし「肌がごわついていて思うように美容成分が届かない」と感じている人や「週に1度のスペシャルケアのときに活用したい」と思っている人にはいいかもしれませんので、行うときは肌状態をよく観察しながら行ってください。

マッサージクリーム前の保湿
マッサージクリームを使いたくても、冬場などは肌が乾燥して思うようにクリームが滑らないことも。そんな時は事前に肌に化粧水を与え、マッサージクリームが滑りやすい肌に整えてあげましょう。水分が多く残っているとクリームが上手に乗らないことがあるので、しっかり浸透したことを確認してから使いましょう。
ただしマッサージクリームのメーカーによって「スキンケアの一番最後」や「美容液の後で乳液の前」など使う順番が決まっているものがあります。マッサージクリームを使用する前によく確認してください。
気になる化粧水のQ&A
最後に、化粧水を使うにあたって気になる疑問を解消しておきましょう。
化粧水の使用期限はあるの?
開封前は製造日から3年、開封後はおおよそ3カ月から長くても半年で使い切りましょう。
化粧水の使用期限は、「開封前で適切な環境に保管されていた場合、製造日から3年」となっています。しかし一般的な化粧水にはこの「製造日」は書かれていません。購入した時点ですでにある程度の年月が過ぎていることも考慮し、購入から1年ほどで使い切れるといいでしょう。
開封後はさらに期限は短くなり、3カ月ほどを推奨しています。大容量の化粧水でなかなか使い切れない場合でも、半年以内に使い切ってください。使い切れなかった場合は、できるだけ使わないようにしましょう。
化粧水はどこに保存するのがいい?
高温多湿と直射日光を避けましょう。
化粧水の成分のほとんどは水です。保存の仕方によっては劣化しやすくなるかもしれません。冷蔵庫保存のものでない限りあまり神経質になることはありませんが、それでも高温多湿と直射日光を避け、常温の日陰や冷暗所に保存しましょう。
化粧水をつける必要はあるの?
「絶対に必要」と言うわけではありません。美容家の間でも意見の分かれる話題です。
これは非常に難しい問題でもあります。今化粧水を使っておらず、肌の調子がいいならば無理に使う必要はありません。それがあなたの肌質だからです。しかし、今化粧水を使っていて肌の調子がいいのに、無理にやめることもありません。
化粧水は「肌を整える」と言う働きが期待されるので、スキンケアをするならばほぼ必需品と言えるでしょう。その後の美容液や乳液を入れ込むベースになったり、化粧下地のノリが良くなったりといいことはたくさんあります。
「必要ない」と言う声は、「化粧水はほとんど水だから意味がない」、「保湿で肌を甘やかすからNG」、「化粧水が蒸発するときに肌のうるおいも逃がしてしまう」などの意見から出てきたようです。この辺りの判断が、美容家によっても意見が分かれているようです。
しかしもともと肌の水分量が少なく、乾燥しがちな肌の人が「明日から化粧水やめる!」など極端なことをしてしまうと、ただでさえ乱れがちなバリア機能がより一層弱くなってしまうなど、弊害もあるでしょう。ダメージを受けている肌は、甘やかしてあげることも大切なのです。
健康な肌で、メイクをしない人で、乾燥もしていない、いわゆる肌に何もつけない「肌断食」のできる人ならば化粧水なしでも問題ないかもしれません。まずはあなた自身の肌と良く向き合うことから始めましょう。

化粧水は値段で違いがでるの?
「高いからいい」と言うわけではありませんが、安価なものより成分などにこだわりのあるものが多いことも事実です。
高ければ高い化粧水の方がいい、と一概には言えません。高価なものやデパートコスメは、それだけ外装や広告にお金を使っているためです。しかし同時に美容成分についても研究し、お金をかけているので、プチプラコスメには配合されていない新成分が体験できることも多くあります。
だからと言ってプチプラがダメなわけではなく、高級ブランドにも引けを取らない働きをするプチプラ化粧品も数多くあります。メーカーの企業努力は、並大抵のものではありません。
つまり、単純な「価格」ではなく、今現在のあなたの肌がどれだけのものを必要としているかが重要です。同じ価格帯でも保湿力に大きな差があったりもします。価格ではなく、成分をしっかり見極めていきましょう。
化粧水のあと乳液は使ったほうがいいの?
絶対に必要と言うわけではありません。使わずに肌の調子がいいのなら、それが「あなたのスキンケア」です。
「化粧水は使っているけれど、乳液は使っていない」。特に若い世代ではこんな人もいるのではないでしょうか。冬は使っているけれど、高温多湿な夏は使わないという人もいますね。
化粧水は「肌を整えるもの」なので、必要なことが多いです。しかし乳液は「油分と水分の中間の物質で優しく保湿する」ことに使われます。スキンケアは化粧水(水)→乳液(水分+油分)→クリーム(油)と、下から順番に層になるように使います。
油と水の役割をする乳液は、脂性肌の人では必要が無いこともあるのです。これは「肌質」が大きくかかわっていて、すべての人に当てはまることではありません。しかし「乳液を使うと吹き出物ができてしまう」など、乳液を使うことでかえってトラブルを感じるならば、使わなくていいのです。もちろん、乳液でうるおいを得られる人は、継続して使っていってください。
女性用化粧水をメンズが使うのはダメ?
全く関係ありません。もちろん、メンズ用を女性が使ってもOKです。
女性用、メンズ用と一応のくくりはありますが、どちらを男女どちらがが使っても多くの場合問題はありません。大切なのはパッケージではなく、中身(成分)だからです。男性で乾燥肌に悩む人なら、保湿重視の女性用化粧水を選ぶのはむしろ賢い選択でしょう。脂性肌の女性が夏だけメンズ化粧水でさっぱりスキンケアするのも、気分転換になるでしょう。
ただし、男性用化粧水は使い心地などを重視しアルコールや香料を多く使っているものもあります。男性は女性よりも皮脂が多く、皮膚も厚めですが、同じ商品を女性が使うと刺激を感じることもあります。
女性用をメンズが使うのはおすすめですが、メンズ用を女性が使うのは刺激にならないかチェックしてからの方が良さそうです。

今日から化粧水にもこだわりをもって肌美人に
おそらく、スキンケアの中でもっとも種類豊富である化粧水。今までさまざまな化粧水を試してきた人は多いでしょう。あなたにぴったりな化粧水を見つけるには、あなた自身の肌をよく観察することから始めてください。特に女性は生理周期などでもホルモンバランスが変わりやすく、肌状態に合わせてスキンケアすることは美肌を保つのに重要です。
「コスメサイトで評価が高かったから」となんとなく化粧水を選ぶことは今日でおしまい。ぜひ、「これこそが私のナンバーワン」と言える化粧水を見つけてください。肌美人になるヒントは、あなたの肌自身が持っています。