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そのシワ、ほうれい線じゃないですか?

鼻から口元にかけてできるほうれい線。あまり気にならないという人もいれば、気になって仕方ない!という人もいると思います。特に女性はほうれい線にファンデーションが溜まってせっかくのメイクが台無しになるという経験がある人もいるかもしれません。
溝の深さも個人差があるほうれい線ですが、できてしまうと年齢より老けて見られることもありますし、仏頂面に見えたり疲れた印象を与えてしまうこともあるのでできれば無くしたいと思う人も多いのではないでしょうか。
この記事ではほうれい線のタイプ・予防法などを紹介しますが、まずは今現在の自分のほうれい線のレベルとタイプをチェックすることから始めてみましょう。生活習慣やスキンケアなどが原因でできることもあるので自分の毎日の生活をよく思い出しながらやってみてください。


ほうれい線に繋がる習慣・タイプが分かるチェックリスト
では早速ほうれい線につながる習慣をしていないかチェックしていきましょう。1つでも該当するものがあったらほうれい線ができたり、さらに深いシワになる可能性がありますので要注意です。
ほうれい線に繋がる生活習慣など
- A.痩せる→リバウンドを何度も経験している
- B.30代以上である
- C.頬の毛穴が目につく
- D.仰向けに寝転ぶとほうれい線が浅くなる
- E.気づくと口が開いている
- F.最近エラが張ってきたり、あごの肉付きがよくなってきた
- G.笑うとほうれい線が深くなる
- H.笑った時に歯茎が見える
- I.仰向けに寝転んでもほうれい線が浅くならない
- J.食事する時は片方の顎でしか噛まない
- K.頭皮を手で動かしたときに、頬など顔の肌が全く動かない
- L.クレンジング・洗顔後は早く化粧水を使わないと肌がカサつく
- M.肌が日に焼けて黒くもしくは赤くなっている
- N.お風呂から出た時にほうれい線が薄くなっている

たるみタイプ
チェック表のA~Dに当てはまる人はたるみタイプである可能性が高いです。肌がたるんで下がってしまうことが原因でほうれい線ができてしまうのですが、年齢的にも10代・20代の世代より30代以上の世代が多いと言われています。
ダイエットで痩せる→リバウンドを何度も経験するとなぜほうれい線ができるのか疑問に思うかもしれませんが、痩せたり太ったりを何度も繰り返すことによって皮下脂肪が少なくなり、肌がたるんでしまうのです。頬の毛穴が目につくというのも、皮膚が下がって毛穴が見えてしまっているのでたるみが進んでいる状態だと言えます。
デスクワークなどで長時間パソコン作業をしているという人は、前かがみになることも多いと思いますが、そうなると顔の皮膚が下がってきてしまうのです。背中も曲がるので体に良くないですし、パソコンを使う時には姿勢に気を付けるようにすると良いでしょう。
筋肉タイプ
E~Kの項目に当てはまる人は筋肉タイプです。このタイプのほうれい線は、筋肉が衰えてできるものと筋肉が強すぎてできるものの2種類あります。どう違うのかを詳しく説明していきます。
筋肉が衰えてできる場合
チェックリストのE~F・J~Kの項目は筋肉が衰えている人に起こりがちな症状です。気づくと口が開いている人や、顎の肉付きがよくなってきたという人は口周りや顎の筋肉が弱くなっていることが考えられます。
食事をする時に片方の顎でしか噛まないと顔全体のバランスが悪くなり、これもほうれい線の原因になることがあります。
また、頭皮に手を当ててぐいぐいと動かした時に顔が動かないという人は、頭皮が硬くなっているせいで頬の筋肉を持ち上げることができない状態になっています。頭皮を触った時に痛みを感じるという人も頭皮が硬い可能性があります。
筋肉が強すぎてできる場合
チェックリストのG~Iの項目がこれに該当します。筋肉が強くてもほうれい線ができるの?と疑問に思う人もいると思いますが、筋肉が強すぎると口元付近の皮膚が強い力で動くため、ほうれい線のクセが付いてしまいます。
笑うとシワが深くなったり、歯茎が出たりするのは強い力で唇や肌が引っ張られているからなのです。無表情の時でもほうれい線ができていたり、仰向けに寝転んでもシワの深さが変わらないのも筋肉が強すぎる場合の特徴です。
乾燥タイプ
L~Mに当てはまる人は乾燥タイプであると言えます。10代後半~20代などまだ年齢的に若いけれどほうれい線がある人はこの乾燥タイプの可能性があります。
肌が洗顔後に乾燥しやすい人や日焼けをしている人、お風呂から出た時にほうれい線が薄くなるという人は普段から肌の水分量が少なめなことが多いです。そのため肌がカサついて小じわができ、それが徐々に深くなってほうれい線ができるとされているのです。
放置しておくとさらに乾燥が進み、シワだけでなくもっと肌が傷んでしまうこともあるのでなるべく早く対処するのが良いでしょう。


【たるみタイプ】ほうれい線を消す方法
たるみタイプのほうれい線を消すにはツボ押し・エクササイズ・スキンケア用品を使うことなどがおすすめです。1つずつ方法を説明していきますので、たるみタイプの人はぜひ実践してみてください。
ツボ押し
まずはツボ押しです。ツボ押しがほうれい線に効果があるの?と思われるかもしれませんが、肌のたるみに効果的なツボならほうれい線予防にも繋がるのです。
下関(げかん)
このツボを押すと新陳代謝を上げ、血流を良くして筋肉を上げてくれます。ほうれい線を含む顔のたるみや、むくみに良いので小顔になりたい・顔をスッキリさせたいという人にもおすすめなツボですよ。耳鳴りや歯の痛みにも良いと言われています。
ツボの場所は、指を目尻から耳の穴へなぞった時に、くぼみがある所が下関です。頬骨を過ぎたあたりにあります。触った時に口を開閉すると骨が指を押してくる感じがします。
押し方は、ツボを上の方に向かって気持ち良いと感じるくらいの力で3秒ほど押します。
巨りょう(こりょう)
このツボは顔のたるみとむくみの他、目や口など顔のパーツの歪みも整えてくれると言われています。肌の弾力を保持して皮脂バランスも整えてくれるので乾燥肌など肌トラブルの改善にも繋がるかもしれません。「笑顔のツボ」と呼ばれることもあります。
ツボの場所は黒目の下から垂直に線を引き、小鼻の横から水平に線を引いた時に2つの線が交わる部分にあります。
押すときは指の腹で3~4秒ほどかけて押す、離すを何度か繰り返しましょう。片方ずつではなく、左右の頬を一緒に押すようにしてください。
地倉(ちそう)
このツボは肌の弾力やツヤをアップさせ、顔のむくみに良いとされています。年齢とともに下がりがちな口角を上げてくれるので、毎日押せば若々しい印象になれそうです。胃の温度を低くし、食欲を抑えてくれるとも言われるので食事制限をしている人などにもおすすめのツボです。
場所は口角の少し横にあります。指の腹で数秒かけて押す、離すを数回行ってください。

舌回しエクササイズ
口周りの筋肉を鍛えるのにおすすめなのが、舌回しエクササイズです。舌を歯と唇の間で回すことによって、ほうれい線ができにくい顔に近づけます。雑誌やテレビなどで紹介されたこともあるので知っている人もいるかもしれませんが、正しい手順をしっかり覚えて実践してみましょう。
エクササイズの手順
- 唇を閉じたまま、舌を上の歯茎と唇の間に入れます。
- 唇と歯の間の空間を左回りに、歯茎に沿うように回します。
- 2を20回繰り返したら、次は右回りで同じように20回舌を回して終了です。
このエクササイズは表情筋を鍛え、血行も良くしてくれます。ほうれい線の予防の他、むくみの解消・小顔効果・シミの予防にも良いと言われています。
ほうれい線対策のためだけでなく、若々しく元気な印象を保ちたい人にもおすすめですから、男女・年齢関係なくやってみると良いでしょう。
1日に朝・昼・夜の3回行うのが効果的ですが、最初は数回舌を回しただけで首の後ろが痛くなることもあります。
その場合は1日2回、10回ずつやるなど少ない回数から始めるといいでしょう。ただし回数が少なくても毎日続けることが大切です。
ペットボトルエクササイズ
たるみを改善するエクササイズは、ペットボトルを使った方法もあります。空のペットボトル1本あればできるという手軽さが魅力です。何種類かやり方があるので、自分のやり易いものから始めてみましょう。
息を吸う→吐くエクササイズ
- 空のペットボトル(2Lサイズ)を手に持ち、足を少し開いて立ちます。
- 息を全力で全て吐きます。
- 吐ききったら、ペットボトルを口に咥えて全力で息を吸います。(ペットボトルがへこむくらいの力で吸いましょう)
- ペットボトルを咥えたまま、息を吐きます。
- 3~4を3~5回程繰り返したら終了です。
4で息を吐く時はへこんだペットボトルを元の形に戻すようにしっかりと吐いてください。
最初は中々ペットボトルがへこむほど息を吸うのは難しいかもしれませんが、その場合は厚みの薄いペットボトルを使うとやり易いです。吸う時にお尻を引き締めるように力を入れ、吐く時にお尻の力を抜くようにしましょう。
1~5までを毎日3回ずつ行うのがおすすめです。
持ち上げ + 動かしエクササイズ
次はペットボトルを唇だけで持ち上げる・動かすエクササイズです。これも最初はなかなか難しいかもしれませんが、ほうれい線対策のために挑戦してみましょう。
- 空のペットボトル(500mlサイズ)に水を少し入れます。
- 蓋を閉めたらテーブルなどに置き、唇だけでペットボトルを咥えて持ち上げます。
- 持ち上げた状態を10~15秒程維持します。
- 3の状態を維持するのに慣れてきたら、持ち上げながら10秒程顔を上や下など色んな方向に動かしてみましょう。
最初は少しの水の量から始めて、慣れたら水を多くしていきましょう。500mlの水を入れてできるようになれば筋肉もしっかり鍛えられているということになります。
咥える時に蓋を歯で噛んでしまうとエクササイズの意味が無くなってしまうので噛まないように注意してください。
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ほうれい線に効果ばっちりエクササイズ7選~やりすぎには要注意~
化粧品でたるみ解消
たるみの予防・対策は化粧品でも可能です。スキンケアは毎日するものなので、たるみに効果的なコスメを使えば徐々にほうれい線が薄くなる可能性があります。おすすめ商品を紹介しますので、気になる人は購入を検討してみてください。
ビーグレン Cセラム
こちらは美肌に即効性があると言われるピュアビタミンCが高濃度で配合された美容液です。
このピュアビタミンCがビーグレン独自の浸透テクノロジーで角質の奥まで浸透するように作られています。皮脂バランスを良くしながら透明感のある肌に導いてくれるので、たるみの他ニキビ・くすみ・シミ・毛穴など様々な肌トラブルにアプローチしてくれます。
どの年代の人でも肌に悩みを抱えているのであればおすすめできる商品です。
肌にのせた瞬間からじわっと温かみを感じる使用感もこの美容液の特徴です。
- 毛穴にも効果的♪つけた時のじわーっと温まる感触が効いてる感じがします。毛穴の開きが気になる年齢になりましたが、これを使い始めてから肌を褒められることが多くなりました。
- 肌が上がる気がします肌の奥まで浸透して、たるみが改善されハリが出てきたみたいです。毛穴も徐々に気にならなくなりました。

価格一覧
通常価格:4,700円(税抜)
ビーグレン QuSomeリフト
上と同じビーグレンの化粧品ですが、こちらはたるみやほうれい線にアプローチすることに特化したマッサージ美容液です。顔全体の組織に働きかける独自の成分である「QuSome®フェイスリフトコンプレックス」が肌のたるみ・2重アゴ・崩れた輪郭など年齢肌の悩みに力を発揮してくれます。
そのままつけるだけでも引き締め・引き上げ効果はありますが、ほうれい線やたるみの気になる部分を持ち上げるようにマッサージしながらつけるとより一層効果を感じやすいです。
- 顔が若々しくなります朝晩使っていますが、顔の輪郭がスッキリしてほっぺが上がったような気がします。マッサージする時も道具がいらないので楽ちんです!もっと続けます。
- スムーズに浸透します緩めの美容液で肌に浸透しやすいです。滑りが良いのでマッサージもしやすいし、肌にハリが出てきた感じがします。

価格一覧
通常価格:7,000円(税抜)
▼ほうれい線ケアにおすすめの化粧品をもっと知りたい人はこちらをCHECK
ほうれい線におすすめの化粧品4選|たるみ原因に合わせたリフトケア
【筋肉タイプ】ほうれい線を消す方法
たるみタイプの改善法が分かったところで、次は筋肉タイプのほうれい線を消す方法を紹介します。筋肉の力が強すぎることが原因なので、筋肉をほぐしたり、美容治療で改善するのがおすすめです。
耳たぶ回し
顔の側面には咬筋(こうきん)という筋肉があります。物を噛むときに使われるとても強い筋肉で、緊張しやすい部分とも言われており、ここがこるとほうれい線が出てしまうこともあります。耳たぶ回しはこの咬筋を主にほぐす効果があります。日常であまり触れることがない部分なので、マッサージすると気持ち良さを感じる人が多いです。
耳たぶ回しの手順
- 両方の耳たぶを人差し指と親指で優しく指で持ちます。
- 耳たぶを円を描くように後ろに回します。(軽い力で)
- 頬骨からエラまでを手のひらで数回優しく軽くなでて、終了です。
耳たぶを回した後に手のひらで頬を撫でることでさらに咬筋がほぐされます。耳たぶを回す時も頬を撫でる時も本当に軽い力で充分効果があるので、強く耳たぶを引っ張ったりしないようにしましょう。
咬筋は歯ぎしりや噛み締めることが多いと発達する筋肉で、発達しすぎると顔が大きくなってしまうこともあります。噛み締め癖がある人は、このマッサージに加えて歯を食いしばらないように注意することも大切です。

美容医療
筋肉タイプで筋肉が強すぎる人にもう1つおすすめなのが、美容医療で筋肉を緩める方法です。今はエステなどで短時間・日帰りで施術して貰えますし、「どんな施術か気になるから話だけでも聞いてみよう」という気持ちでクリニックへ行ってみるのも良いでしょう。
ヒアルロン酸注入
聞いたことがある人も多いと思いますが、肌を若々しくするヒアルロン酸注入はほうれい線にも効果的です。
「ヒアルロン酸ダーマルフィラー」というゲルを皮膚に注入して皮膚を下から持ち上げてたるみ・シワを目立たなくします。効果はすぐに表れ、約数ヶ月~2年くらいの間持つと言われています。
筋肉タイプの人の場合、ほうれい線が浅ければ効果が実感しやすいですが、線が深いと効き目をあまり感じないこともあるようです。
ボツリヌストキシン療法
この療法は筋肉の緊張を弱めるボツリヌストキシンという成分を筋肉に注入し、筋肉を和らげてシワが改善するようにするものです。
ほうれい線だけでなく、眉間や目尻など、筋肉の動きによって癖の付いたシワに効果的です。効果が出るまで約2~3日かかり、3~4ヶ月くらい持つと言われています。ヒアルロン酸よりはこちらの方が施術としては多いと言われています。
ですが、口周りに筋肉は表情を作るのに必要な筋肉なので、ボツリヌストキシンを使うと表情が薄くなってしまうことも考えられます。施術を決める前に医師とよく相談するようにしましょう。
【乾燥タイプ】ほうれい線を消す方法
次に、乾燥タイプのほうれい線を消す方法を紹介します。肌の水分量が少ないことが原因なので、水分をどう補うかが重要になってきます。
化粧品で保湿する
まずはスキンケア時に化粧品で肌をしっかり保湿することを心がけましょう。おすすめの化粧品を2種類紹介しますので、興味がわいた人はぜひ使ってみてください。
エトヴォス セラミドスキンケアモイスチャーライン
こちらはお肌の水分を保つのに必要なセラミドがたっぷり配合された化粧水・美容液・保湿クリームのシリーズです。
セラミドは肌に元々ある成分ですが、減少すると皮脂と水分のバランスが悪くなり皮膚から水分が蒸発しやすくなってしまいます。
このシリーズに配合されているセラミドは「ヒト型セラミド」と言い、人の肌と同じ構造になっています。そのため肌に浸透しやすく、みずみずしさもしっかり保ってくれます。
お試しセットなら化粧水・美容液・保湿クリームの他、洗顔料もセットでお得に購入することができます。もちろん洗顔料にもヒト型セラミドが配合されているので、顔の汚れを落としながら潤いも守ってくれます。
- 肌馴染みが良いです化粧水を使ってます。肌にスムーズに入っていきますし、しっとり潤います。敏感肌ですが、刺激もないので気に入っています。
- 乾燥肌が改善しました乾燥肌に悩んでいましたが、この化粧水と美容液を使ってからは肌がみずみずしくなりました。使用感も良いです。

価格一覧
お試しセット:2,400円 WEB限定価格:1,900円
アンプルール エマルジョンゲルEX
こちらはモンドセレクションで金賞を受賞したこともある美容乳液ゲルです。エステやクリニックでも使用されているヒアルロン酸やセラミドカプセル型などの保湿成分が配合されており肌に潤いをたっぷり与えてくれます。
肌表面に保水膜を作り、水分が蒸発しないようにしてくれるので乾燥肌の人でもしっとりした肌が保てそうです。
また、肌の弾力を上げてくれるゴマ由来の「セサリフト」や、コエンザイムQ10・プラセンタエキスなど美肌成分がたくさん含まれているので乾燥だけでなくくすみや毛穴など肌トラブルにも力を発揮してくれるでしょう。
全国約1000件のエステやクリニックでも使用されているので、しっかりした実力が感じられます。
- すごく潤います肌に伸ばすとすぐ入っていきます。しっとり感だけでなく肌のキメも整った気がします。ベタっとした感じじゃないので夏でも使いやすいです。
- 肌ツヤが良くなりました夜に使って朝起きると肌がぷるぷるになっています。肌触りも良くなって、ファンデーションも綺麗にのるようになりました!

価格一覧
通常価格(50g):4,644円 初回限定モニターセット:3,150円(エマルジョンゲルEX(50g)・サンプル2日分・化粧水ミニボトルのセット)
▼乾燥によるほうれい線ケアにおすすめの化粧品をもっと知りたい人はこちらをCHECK
10~20代のほうれい線の原因は乾燥!その仕組みや改善方法とは?
食事で栄養を摂取する
肌の水分量を整えるには、食事で栄養をしっかりと摂取することも必要です。ビタミンなどの栄養素をバランス良く摂れば、肌もキレイになりますし健やかな体づくりにも繋がります。肌に良い栄養素と含まれる食べ物を紹介しますので、ほうれい線を無くすためにも積極的に摂りましょう。
ビタミンA
ビタミンAは「レチノール」とも呼ばれ、粘膜の維持や肌の潤いを保ってくれると言われています。
きちんと摂取していれば肌が乾燥しにくくなるので乾燥タイプのほうれい線対策には欠かせない栄養素です。特に緑黄色野菜や青魚に多く含まれているのが特徴ですが、現代の日本人はビタミンAが不足している人が多いので、しっかり意識しないと充分な量を摂ることは難しいかもしれません。
ビタミンAを多く含む食べ物
- レバー(鶏)
- レバー(豚)
- ウナギ
- スズキ
- 銀ダラ
- シソの葉
- ニンジン
- トウガラシ
- モロヘイヤ
- 春菊
- 西洋カボチャ
野菜や魚介類の他、鶏や豚のレバーにも多く含まれています。実はレバーのビタミンA含有量はとても多く、100gを1週間に1度食べるだけでもビタミンAは十分に摂れます。ですがビタミンAは過剰摂取にも注意が必要な栄養素で、摂りすぎた場合は急性中毒により関節痛や吐き気・頭痛などの症状が起こることがあります。
また、妊娠している女性は摂りすぎると赤ちゃんに奇形が生じる可能性が高くなるので、特に食べ過ぎないように気を付けましょう。
ビタミンE
ビタミンEは肌の角質を柔らかくし、保湿力を高めてくれます。さらに血行を良くし新陳代謝を高めてくれると言われています。抗酸化作用もあるので肌を紫外線や老化から守ってくれますし、乾燥から年齢肌対策までカバーできる栄養素と言えます。
ビタミンEを多く含む食べ物
- アーモンド
- ヘーゼルナッツ
- トウガラシ
- 鮎
- イクラ
- タラコ
- あん肝
- 抹茶
- モロヘイヤ
- ヒマワリ油
- コーン油
アーモンドなどのナッツ類や、イクラなどの魚卵、植物油などにビタミンEは多く含まれています。
ビタミンEは普通の食事をしていれば欠乏することはほとんどないと言われる栄養素なので、ダイエットなどで食事制限をしていない限りは皆さん充分な量が摂れているでしょう。
ただし、もっと美肌になりたいからと言ってナッツや植物油を摂りすぎるとカロリー過多になるおそれもあるので、3食バランス良く食べるよう意識することが大切です。
ちなみにビタミンEはビタミンCと一緒に摂ると美肌効果がさらに高まると言われているので、両方同時に摂れるような食事内容にすると良いでしょう。
セラミド
上の項目でセラミドを含む化粧品を紹介しましたが、セラミドは食べ物からも摂取することができます。
食べ物から得たセラミドは、体内に入ると糖・脂肪酸・スフィンゴシンという成分に分解されます。その中のスフィンゴシンがセラミドの体内生成を促してくれるのです。
ただし、セラミドは食べ物で摂取するよりも配合されている化粧品を使う方が効果は高いと言われています。
そのため理想としては、セラミドを含む化粧品と食べ物の両方で体の外側と内側から乾燥にアプローチするのが望ましいと言えます。
セラミドを多く含む食べ物
- こんにゃく芋
- 大豆
- 米
- 小麦
- 牛乳
- コーヒー
- 紅茶
セラミドを含む食べ物の中で、含有量が一番多いのがこんにゃく芋です。ですので食べ物からなるべくセラミドを摂りたいと思ったら、こんにゃくを使った料理を食べると良いでしょう。
お米や牛乳などの飲み物にもある程度含まれていますが、こんにゃく芋に比べると含有量は決して多いとは言えません。こんにゃく料理をおかずに、主食をご飯にするといった献立で摂取するのが良いかもしれません。
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ほうれい線の悪化を予防する方法
ここまでタイプ別のほうれい線対策を紹介してきましたが、できてしまったほうれい線の悪化を予防するにはどうしたら良いのでしょう?
何気ない生活習慣によってシワが深くなってしまうこともあり得ます。
ここでは主に肌の老化を防ぐ抗酸化を目的とした予防法を紹介しますので、すでにほうれい線が深くなっているかも……という人はぜひ実践してみてください。
食べ物に気を使う
乾燥タイプのほうれい線対策の項目で、ビタミンやセラミドを含む食べ物を摂ると良いと説明しましたが、ほうれい線の悪化を防ぐのにも食べ物は重要です。上で紹介したビタミンEを含む食べ物の他、一緒に摂ると良いビタミンCを含む食べ物を下記で紹介します。
ビタミンCを多く含む食べ物
- ピーマン
- パセリ
- トウガラシ
- ケール
- ゴーヤ
- ブロッコリー
- プチトマト
- キウイ
- 柿
- レモン
- イチゴ
ビタミンCは主に緑黄色野菜や果物に多い栄養素ですが、野菜が苦手な人など食べ物でビタミンCを摂取するのは難しい場合はジュースで摂るのがおすすめです。
ジュースは果実を絞ったものなので、ビタミンCも壊れることなくそのまま摂れます。果汁100%のグレープフルーツジュースなら、200mlで1日に推奨されているビタミンCの半分を補えますよ。
また、先に紹介したビタミンEと同じように、ビタミンCにも抗酸化作用があります。
人の体は紫外線を浴びると活性酸素が発生し、この活性酸素が細胞を酸化させ肌にシワやシミができ老化に繋がります。ビタミンCは細胞の代わりに酸化される性質を持っているので、しっかり摂っていれば活性酸素に負けない肌作りをしていけるでしょう。
過度な飲酒喫煙を避ける
肌が老化する原因の1つである活性酸素は、お酒にも含まれています。アルコールは体に入るとアセトアルデヒドという物質になりますが、その時に活性酸素も作られるのです。そのためお酒の飲み過ぎは活性酸素を体内に大量に発生させ、体を老化させることに繋がります。
また、アルコールを体内で分解する時にビタミンB群がたくさん使われますが、ビタミンB群は代謝に必要な栄養素でもあります。そのため飲み過ぎるとビタミンB群が減って代謝が落ち、顔に吹き出物ができたり肌荒れが起こることがあります。
少々飲む程度なら影響も少ないでしょうが、キレイな肌でいたいと思うのなら過度な飲酒はしないようにしましょう。
活性酸素はタバコの煙にも含まれています。毎日タバコを吸うという人は活性酸素も毎日吸っているということになります。
さらに、タバコを吸うと血行が悪くなるので目の下にクマができたり、肌がくすんでしまうということもあるようです。ほうれい線を含む肌状態を悪化させたくないのであれば、思い切って一切やめるか、ほどほどにしておくのが良いでしょう。
ウォーキングを行う
意外かもしれませんが、ウォーキングもほうれい線悪化の予防にはおすすめです。
毎日一定の時間歩くことにより、体の代謝が上がってリンパや血液の流れが良くなります。老廃物も流れやすくなり、栄養素が体内から肌までしっかり行き渡るので、何もしないよりずっと肌の潤いを保っていられるでしょう。
1日のウォーキング目安時間ですが、初心者の人は1日20分くらい歩くことから始めてみると良いでしょう。継続することで肌への効果も徐々に出てくるはずですので、できるだけ毎日行うことが大切です。
ちなみに20分以上歩くと体の脂肪が燃焼され始めるので、慣れてきたら30分・40分と時間を延ばすとダイエット効果も期待できます。
紫外線対策を行う
紫外線によって活性酸素は発生するので、紫外線対策を行うのも重要です。日焼け止めを塗る他、UVカットの上着を羽織る、つばの広い帽子をかぶる、サングラスをかけるなどなるべく肌を日にさらさないようにすると効果的です。
ちなみに紫外線は冬でも夏の3分の1(UVA波)は降り注いでいます。夏しか紫外線対策をしていないという人は1年を通して対策をした方が良いでしょう。
ただし、1年中SPF値50などの強い日焼け止めを使っているとかえって肌に負担がかかるので、夏はSPF30~50くらいのもの、冬はSPF15くらいのものを使うようにするのがおすすめです。

自分のほうれい線状態をまずは知ろう
ほうれい線の原因と対策・予防法などを紹介してきました。ほうれい線にタイプが存在するというのは知らない人も多かったのではないでしょうか。今ほうれい線ができていてどうしようか悩んでいる人も、まずは自分が何タイプかチェックしてみましょう。
自分のタイプに合った対策を実践すれば、ほうれい線だけでなく、シミや肌荒れなど他の肌の悩みも改善されるかもしれません。
年齢とともに様々な肌トラブルが出てくるものですが、自分の肌状態はこまめにチェックするように気を付け、ほうれい線やシワに負けない美肌作りを目指していきましょう。