目次
赤ニキビは見つけ次第すぐ治す

赤く腫れ上がった赤ニキビを一刻も早く治したいときに役立つ赤ニキビの基本知識と改善に役立つスキンケア方法、生活の見直し、市販の治療薬から皮膚科での治療について紹介します。
赤ニキビ(赤色丘疹)の原因と特徴

赤ニキビとは、毛穴に皮脂や塵(ちり)、ホコリなどが詰まってできるニキビが炎症を起こした状態を指します。ニキビの進行度合いによっていくつかに分類され、その中の1つが赤ニキビなのです。原因や特徴を知って、赤ニキビを予防・改善していきましょう!
赤ニキビの原因は皮脂の過剰分泌
ニキビは進行度合いによって次のように呼ばれています。
白ニキビ 黒ニキビ 赤ニキビ 黄ニキビ 紫ニキビ
白ニキビは、毛穴に皮脂などの汚れが詰まって肌がブツブツした状態なので、ニキビと認識していない人もいるようですが、歴としたニキビです。
ニキビの炎症の元ともいわれているアクネ菌の繁殖も少なく、痛みを伴わないので見過ごしてしまうこともありますが、できればこの段階でケアをしたいところです。
続いて、詰まった皮脂がアクネ菌の繁殖によって押し出され、毛穴の表面に顔を出します。出てきた皮脂が酸化して黒くなっていくことで、黒ニキビと呼ばれます。
そして、今回ケア方法を紹介する赤ニキビは、黒ニキビで繁殖したアクネ菌が皮下組織に達し、炎症を起こした状態です。アクネ菌は皮脂を栄養分をして繁殖するので、過剰な皮脂の分泌が赤ニキビを作ってしまうともいえます。


赤ニキビケアを間違うとニキビ跡に
赤ニキビのケアを誤ると、黄ニキビになってしまいます。黄ニキビは、赤ニキビの炎症が悪化し、化膿してしまうことで膿(うみ)が出てきてしまった状態です。そして、その状態を放っておくと紫ニキビになってしまうのです。
紫ニキビは、炎症を治そうと働いている免疫がニキビ部分だけでなく周囲の皮膚にまで攻撃してしまうことで炎症部分が広がった状態です。黄ニキビや紫ニキビは、市販のニキビ薬やセルフケアではニキビ跡が残ってしまう可能性が高いといわれているので、何が何でも赤ニキビの段階でケアしておきたいところです!

赤ニキビケアの基本ポイント

まず、最低限押さえておきたい赤ニキビケアの基本をお伝えします。これらを知っておくだけでも、焦らずに正確な対処法を導き出すことができますよ。
赤ニキビは重症な皮膚炎と心得よう
赤・白・黒ニキビ……さまざまな種類があるなかで、赤ニキビはニキビが赤い炎症を起こし続けている状態のことを指します。
そもそも、赤ニキビができたときの皮膚はどのような状態なのでしょうか?
実は、皮脂を餌にしてアクネ菌が毛穴に増殖すると、酵素であるリパーゼにより皮脂が「遊離脂肪酸」という物質に分解されます。これがとても厄介で、赤い炎症を起こすという働きを持っているのです!
さらに、遊離脂肪酸は同じく炎症を増殖させる物質を生みだす一面も。一度できた赤ニキビが腫れ上がり重症化するのはそのためです。
ニキビができても「いつかは治るだろう」と放置しがちですが、炎症を起こしている赤ニキビは皮膚炎と同じ。跡にしないためにも、1日でも早いケアをおすすめします。
早くきれいに治すために必要なコトとは
もし赤ニキビをそのまま放置したとしましょう。すると炎症が肌の内部まで進み、膿みが発生。最終的に、ニキビ跡として残ってしまう可能性が高くなります。
一度ニキビが跡になってしまうと、元の状態に戻すのに時間がかかってしまいます。(遅い人なら、半年〜1年以上かかるケースも)そうならない為にも、正しいケア法で、なるべく早い対処を行うことが大切です。
赤ニキビは皮膚炎なので、早く治すためには薬を利用するのがオススメ。同時にカラダの免疫機能を高めたり、肌の再生をサポートするよう内側からのケアも意識してみてくださいね。
【重要】赤ニキビは即効では治らない
お伝えしたように赤いニキビは炎症を起こした状態。そのため「即効で治す」ことは難しいでしょう。
例えば、怪我で炎症や膿んでしまった状態はすぐに治らないですよね。それは赤ニキビも同じことが言えます。
また、自分なりのニキビケアが間違っていては本末転倒です。悪化させたり、よりニキビのできやすい肌になる危険性があるからです。
ただ即効で治すことは難しくとも、正しいケアができていれば、早く改善することはできます!

赤ニキビの一般的な治療における課題
赤ニキビになると、治療においてもいろいろな問題が生じてきます。
治療に時間がかかる
赤ニキビは炎症で周辺の皮膚組織を破壊し始めている状態です。ともかく炎症を抑える必要があり、そこからさらに肌のバリア機能を正常にしてニキビができにくい肌にしていく治療をしなければなりません。ある程度の時間を要するものになるでしょう。
強い薬を使うため、肌への負担が大きい
赤ニキビの治療はまず炎症を鎮めることです。抗生物質やステロイドといった強い薬を使うことになりますが、これらには副作用や薬物耐性の問題があり、長期間は使用できません。
<抗生物質やステロイドの長期使用での問題点>
抗生物質 |
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ステロイド |
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原因は人それぞれ
赤ニキビでも、その原因は人それぞれです。10代に多い思春期ニキビや、男性に特有なニキビ、ホルモンバランスの影響が大きい大人ニキビなど。原因に合った治療法を見つければ、赤ニキビを治すと同時にできにくい肌にする根本治療ができるはずです。
即効で治したい赤ニキビ改善法

赤ニキビを発見したら、可能な限り早く治すことが大切です。即効で赤ニキビを治したい人は、洗顔やスキンケアの方法を見直したり、食生活や生活習慣を見直してみましょう。
治し方【1】効果的な洗顔
正しい洗顔方法を知っていますか?実は、洗顔はただ洗っているだけでは洗い残してしまうことがあり、それが原因でニキビを作ってしまうこともあるのです。
正しい洗顔手順 | 注意点・ポイント |
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1.手を洗う |
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2.メイクをしている場合はクレンジングをする |
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3.ぬるま湯で顔を洗う |
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4.よく泡立てた洗顔料で優しく洗う |
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5.ぬるま湯でよくすすぐ |
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6.水気を優しく拭き取る |
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洗顔料は、自宅にあるものでもかまいませんが、ニキビができやすい「ニキビ肌」に悩んでいる人は、以下の洗顔料がおすすめです。
ビーグレン クレイウォッシュ

ビーグレンのクレイウォッシュは、毛穴の奥深くにある汚れをクレイ(モンモリロナイト)の力で吸着して洗い流せます。クレイウォッシュ単品での購入も可能ですが、ビーグレンには「ニキビケア」のトライアルセットや「ニキビ跡ケア」のトライアルセットがあり、お試しができておすすめです。
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Non A.(ノンエー)

Source: アマゾン
弾力たっぷりのきめ細やかな泡で皮脂や汚れを落としてくれる固形石鹸です。肌に与えるダメージを少なくするためには、よく泡立つ洗顔料が大切ですよね。一般的な石鹸の約4倍もの泡立ちが期待できるNon A.なら、安心して使えます。また、元々ニキビ予防の石鹸として作られているので、ニキビ肌の人にもピッタリです!
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治し方【2】保湿が重要
正しい洗顔をマスターした次は、正しいスキンケア方法を知っていきましょう。
ニキビができやすい人は、スキンケアの方法が間違っている、または、スキンケアグッズの選び方を知らずに「自分に合わない化粧品」を使用していることがあります。とくに、保湿が足りていないことも多いので注意が必要でしょう。
まずは、正しいスキンケアの順番を紹介します。
洗顔 化粧水 美容液※使用する人のみ 乳液 クリーム
化粧水は保湿のために、乳液は保湿と油分を補うために使用します。美容液は、今の自分の肌に必要と考えられる成分を補うために使用し、クリームは保湿した肌にフタをする役目があるといわれています。

自宅で使用している化粧品でもOKですが、ニキビができやすい人にピッタリな化粧品も多く販売されているので、それらを使うようにしてみるのもよいですよ。
ノブACアクティブフェイスローション(モイスト)

Source: 楽天
25歳以上の女性たちの悩みでもある大人ニキビを改善するために開発されたのがノブACアクティブフェイスローション(モイスト)です。ニキビができると「皮脂が多いから化粧水は少なめにつける」と自己判断をする人もいますが、ニキビには保湿が大切といわれているので、しっかりと化粧水をつけることが大切です。ビタミンC・E誘導体成分が配合されているのでニキビ跡ケアにも使えますね。
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治し方【3】食事で内側からケア
ニキビができてしまうのには、食生活や生活習慣が関係していることも多いです。
運動の習慣がなく、基礎代謝が低下してしまうことでターンオーバーが正常に行われなくなってしまうこともあります。油っぽい食べものを好むために皮脂の分泌量が多くなってニキビができやすい状態になっていることもあります。運動の習慣をつけたくても、忙しい人には難しいこともあるので、ここではニキビ改善におすすめの成分や食材を紹介します。
ニキビ改善に役立つ成分 | それを含む食材 | おすすめのおかず |
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ビタミンA
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ビタミンC
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コラーゲン
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これらを利用したおかずをいくつか覚えておくと、ニキビができたときの献立を考えるのに役立つでしょう。赤ニキビなどのニキビに悩んでいる人は、ぜひ試してみて下さいね。
赤ニキビに効果のある市販薬

時々ポツリポツリとできてしまう赤ニキビ。軽度のものなら、市販薬でケアしましょう。選ぶポイントとオススメの薬をまとめました。
赤ニキビを治す塗り薬の選び方
ニキビの塗り薬と言ってもさまざまなので、ドラッグストアで迷ってしまう人も多いはず。
「買ったはいいけど赤ニキビに効かない!」と苦い思いをした人もいるかもしれませんね。
実は、赤ニキビに効く成分が入っているものとそうでないものがあり、どれを使ってもOKな訳ではないんです。見極めるポイントは、以下の2つ。
抗炎症作用の成分配合であること
まず、赤ニキビの炎症を抑える「抗炎症作用」が備わっているものがマスト。例えば、以下のような成分が有名です。
- ヒドロコルチゾン
- イブプロフェンピコノール
これらは初期症状の白・黒ニキビには効かないことが多く、いずれも炎症を抑える作用から赤ニキビには最適と言えます。
これらの成分が入ったニキビ薬を選ぶのがいいでしょう。
抗菌作用の成分配合であること
アクネ菌はもともと肌に存在する「善玉菌」ですが、毛穴が詰まると繁殖し、ニキビの原因になってしまいます。
そうならないためには
- サリチル酸
- イソプロピルメチルフェノール
などの抗菌作用のある成分でアクネ菌を減らすことが重要です。
しかし、炎症を起こしている赤ニキビには抗菌作用だけでは不十分。超初期の赤ニキビはいいとしても、炎症が進んだ赤ニキビには治りにくいと考えられます。
一方、アクネ菌の増殖を防ぐことは、炎症の予防に役立ちます。これ以上ニキビを増やしたくない初期の赤ニキビには有効です。
赤ニキビの炎症をケアする市販薬
テラ コートリル

Source: 楽天
- 参考価格:1,080円
- メーカー:ジョンソン・エンド・ジョンソン
- 有効成分:オキシテトラサイクリン塩酸塩・ヒドロコルチゾン
- ニキビタイプ:化膿を伴うほど酷い炎症の赤ニキビ
テラ・コートリルには、オキシテトラサイクリン塩酸塩が含まれています。これは、抗菌薬成分で、赤ニキビの原因となるアクネ菌の増殖を抑えてくれます。
また、抗炎症成分としてヒドロコルチゾンが配合されており、作用の弱いステロイド成分で、軽い症状の白ニキビや黒ニキビよりも、炎症が進んだ赤ニキビに有効です。
ペア アクネクリームW

Source: 楽天
- 参考価格:950円 / 1,450円
- メーカー:ライオン
- 有効成分:イブプロフェンピコノール・イソプロピルメチルフェノール
- ニキビタイプ:初期のニキビからニキビ跡まで
ペアアクネクリームWには、有効成分が2つ入っています。
まずイブプロフェンピコノールは、アクネ菌の繁殖を抑え、コメドなどの皮脂分泌を抑えるため、白ニキビや黒ニキビの予防もできます。また、抗炎症作用があるため赤ニキビの炎症を抑えたり、ニキビ跡の赤みの改善にも役立ちます。
イソプロピルメチルフェノールは、アクネ菌を殺し、ニキビ改善効果に期待がもてます。白ニキビなら2~3日、赤ニキビの炎症なら1週間、ニキビ跡の赤みは2~4週間で改善されるそうです。
アクネス25

Source: 公式サイト
- 参考価格:1,296円
- メーカー:ロート製薬
- 有効成分:イブプロフェンピコノール・イソプロピルメチルフェノール
- ニキビタイプ:なかなか治らない大人の赤ニキビ
大人のニキビに着目した治療薬。殺菌成分のイソプロピルメチルフェノールがアクネ菌の巣(バイオフィルム)を壊しニキビの進行を抑えるだけでなく、イブプロフェンピコノールが炎症をしずめ、赤く目立つニキビに作用します。この2つの有効成分を「高濃度」で配合しているところも特徴のようです。
肌に塗ると透明に変化するので、メイク前にも使いやすそうです。
オロナインは赤ニキビに効く?
大人の初期赤ニキビには効きます。
オロナインは抗菌・殺菌作用をメインとした薬。つまり、抗炎症成分が入っていないので、炎症を起こした赤ニキビには効果が低いでしょう。早い段階で赤ニキビを見つけて対処する分には、試してみる価値はあるかもしれません。
塗るときは、ニキビを潰さないよう綿棒などで軽く叩くようにのせ、肌が清潔なお風呂上がりに使うとより効果的ですよ。
5〜6日程度の期間を目安に、塗ってみてくださいね。
赤ニキビの適切なケアに重要なコト
自己判断での長期使用は避ける
ドラッグストアや薬局で手軽に手に入るとはいえ、薬によっては長期の使用で副作用があらわれるものがあります。
害が少なそうな殺菌系の薬も、肌にとって必要な常在菌を区別なく殺菌してしまうことがあります。これが行き過ぎると、肌バランスが崩れて逆にニキビができやすくなるケースも。
薬剤師がいる時間帯を狙ってアドバイスをもらうと、失敗が少ないですよ。
思春期向けのニキビ薬は避ける
名称が使い分けられてるように、10代にできる「思春期ニキビ」と20代からできる「大人ニキビ」は、原因もでき方も特徴が異なります。
思春期向けは脱脂力が強い成分を配合しているものが多く、大人ニキビの原因である乾燥を引き起こす可能性があるため要注意!
ただ、大人でも中学生のように皮脂の分泌が盛んなオイリー肌の人もいますよね。皮脂が多くてニキビができやすい人は、クレアラシルやビフナイトなど、思春期ニキビケアアイテムを使った方が効果が出やすいかもしれません。
背中ニキビは症状を見分けて薬を使う
ニキビの原因と言えば「アクネ菌」が有名ですが、背中ニキビに関してはマラセチア菌が原因の可能性があります。
背中にできるニキビは「マラセチア毛包炎」とも言われ、赤みが通常のニキビより小さく、複数個できやすいのが特徴。痛みやかゆみは伴わないことが多いようです。
反対にアクネ菌によるニキビなら、赤みは大きいですが数は少なく、痛みを伴うことがあります。
もしマラセチア菌が原因なら、市販のニキビ薬は効かないので、皮膚科で薬をもらうのがベストでしょう。
マラセチア菌によるニキビの特徴
- 複数個にわたってできる
- 一つ一つの赤みが小さい
- 痛みやかゆみは感じないことが多い
自己流で治らないなら皮膚科治療

セルフケアではどうにもならない赤ニキビができたとき、自分でケアしてニキビ跡になるのが怖い人は、皮膚科でニキビの治療を行うことをおすすめします。ニキビの治療には保険適用の保険治療と保険適用外の自由診療がありますが、今回は保険が適用される比較的費用が掛からない方法を紹介します。
処方される薬(保険適用)
皮膚科で処方される薬には、ピーリング効果や抗菌作用のある塗り薬、抗生物質を含む飲み薬があります。
- 外用レチノイド(塗り薬:ディフィリンゲルなど/ピーリング効果が期待できる)
- 硫黄製剤(塗り薬/殺菌作用・皮脂分泌抑制・ピーリング効果が期待できる)
- 抗生剤(飲み薬:クラリス・ルリッド・ミノマイシンなど/殺菌作用・白血球の1つである好中球の遊走を抑える効果が期待できる)

受けられる処置法(保険適用)
処方薬の他にも、クリアタッチや面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)といった処置を受けるケースもあります。
- クリアタッチ(赤色や青色の光を照射するタイプのニキビ専用機器/殺菌や炎症を抑える効果が期待できる)

- 面皰圧出(ニキビの中の皮脂を圧迫して取り出す専用器具/アクネ菌の温床でもある皮脂を取り出すので治りが早い)

保険適用と自由診療について
保険適用の治療とも呼ばれている保険治療は、一般的には患者が治療費の3割程度を負担して行うものです。対して、保険適用外の自由診療は、厚生労働省が許可をしていない処置方法や処方薬を用いて行うので、患者が治療費の全額を負担して行わなければなりません。
ただし、自由診療の場合、厚生労働省が認めるまでに時間がかかっているだけで、海外では最先端の治療法として確立している技術や薬品を使うことができるので、効果の高いケースがあったり、治療後の見た目がキレイになるケースもあったりします。どのように治療していきたいのかを医師と相談することが大切です。
赤ニキビ跡が残ったら

赤ニキビ、黄ニキビ、紫ニキビは、ニキビ跡の残りやすいニキビです。もしも、ニキビ跡が残ってしまったらどうすればよいのでしょうか?自分でできるケア方法と皮膚科で行っているケア方法を紹介します。
自宅で赤ニキビ跡をケア
セルフケアでニキビ跡を治したい場合は、色素沈着を改善する効果が期待される成分を含む化粧品をイオン導入器でつける方法やピーリングジェルなどがおすすめです。
有効成分配合の化粧品をイオン導入器でつける
【方法】
- ビタミンなどのニキビ改善に向いている成分を含む化粧水を肌につける
- イオン導入器で微弱電流を流す
- イオン化したビタミンが肌に浸透する
【メリット】
- 肌に成分が浸透しやすい
- 毛穴のケアにも向いている
- ビタミンCの化粧水なら美白効果があり、ニキビ跡が目立たなくなりやすい
【デメリット】
- イオン導入器を買うのにお金がかかる
- 商品によっては、イオン導入器専用の化粧品を購入する必要がある
ピーリングジェルを使用する
【方法】
- ピーリングジェルを適量手に取る
- おでこやTゾーンなどを中心に顔全体にジェルを広げる
- 優しく円を描きながら顔をなでる
【メリット】
- 毛穴の角化を改善できるため、ニキビができにくくなる
- くすみがなくなる
- ターンオーバーが正常に近づくため、ニキビ跡が目立たなくなりやすい
【デメリット】
- 肌への刺激が大きいため、敏感肌の人には向いていない
- 乾燥や紫外線のダメージを受けやすくなる場合がある
- 肌荒れがひどいときは悪化する恐れがある
生活習慣を改善する
【方法】
- 睡眠時間をしっかり確保する
- ストレスを適度に発散させる
- 軽い運動をする
- ビタミンを摂取する
- 脂っこいものを食べすぎないようにする
- 甘い物を食べすぎないようにする
- 食物繊維を摂取する
- 顔を触るクセを治す
【メリット】
- ニキビのできにくい肌になる
- 新陳代謝がよくなるため、ニキビ以外にも美肌効果や健康な身体を手に入れることができる
- ターンオーバーが正常化し、ニキビ跡が目立たなくなりやすい
【デメリット】
- すぐにニキビを治すことはできない
- ニキビのできにくい肌になるまで時間がかかる
- 挫折してしまう可能性がある
- 食べ物に気をつけるあまり、かえってストレスが溜まってしまう可能性がある

皮膚科で赤ニキビ跡をケア
次に、皮膚科でニキビ跡を改善する方法です。セルフケアよりもニキビ跡が目立たなくなる可能性が高いと考えられていますが、保険適用外の自由診療のため費が高めなのがネックかもしれません。
ケミカルピーリング
【方法】
- 薬剤をつける(酸性のもの)
- しばらく置いておく
- 中和させる
- 洗顔する
【費用】
1回5,000~15,000円程度
※平均施術回数は10回程度
【メリット】
- 毛穴の角化を改善できるため、ニキビができにくくなる
- くすみがなくなる
- ターンオーバーが正常に近づくため、ニキビ跡が目立たなくなりやすい
【デメリット】
- 肌への刺激が大きいため、敏感肌の人には向いていない
- 乾燥や紫外線のダメージを受けやすくなる場合がある
- 肌荒れがひどいときは悪化する恐れがある
- ニキビ跡の状態によっては通院が長くなる可能性がある
イオン導入
【方法】
- ビタミンなどのニキビ改善に向いている成分を含む化粧水を肌につける
- イオン導入器で微弱電流を流す
- イオン化したビタミンが肌に浸透する
【費用】
1回5,000円前後
【メリット】
- 肌に成分が浸透しやすい
- 毛穴のケアにも向いている
- ビタミンCの化粧水なら美白効果があり、ニキビ跡が目立たなくなりやすい
- 症状に合わせて成分を選んでくれるので、市販の化粧水よりも肌に合っているケースが多い
【デメリット】
- 1~2週間毎に通うのがよいといわれているので、人によっては施術費用がかさんでしまう
レーザー治療
【方法】
※レーザー治療は複数の方法がある
- 冷却ガスを使って患部を冷やして行う(クールタッチレーザー)
- 炭酸ガスレーザーで患部にガスを照射する
- 患部に極小の穴を開けて細胞の活性化を行う(フレクセルレーザー
【費用】
1回10,000~10,0000円程度
【メリット】
- ニキビ跡を改善するまでの期間が短い
【デメリット】
- とにかく費用が高い
- 痛みを感じる人もいる
- 色素沈着の可能性がある
ホルモン療法
【方法】
- ピルなどの男性ホルモンを減少させる処方薬を服用する
- 女性ホルモンなどを注射する
【費用】
1回(1ヵ月)10,000円前後
【メリット】
- 肌のバリア機能が高まりやすい
- 生理痛やPMSも一緒に改善されることがある
【デメリット】
- 胸が張ってしまう
- 具合が悪くなる人もいる
- 治療期間の平均が半年程度と長い
費用に関しては、自由診療なのでクリニックや皮膚科などが各自設定しています。
こちらの記事では赤ニキビ跡ケアにピッタリの洗顔料を紹介しています。
赤ニキビに悪影響を与える要因

赤ニキビが悪化してしまう原因を紹介します。少し痛かったり、腫れてしまったりと気になってしまう気持ちもわかります。しかし、できる限り刺激を与えないように気をつけましょうね。
赤ニキビを潰す
赤ニキビは、腫れ上がっていることも多いので、メイクをするときに煩わしいから潰してしまうという人もいるかもしれません。
しかし、赤ニキビは触れないことが正解です!潰してしまうことで、炎症が起きている範囲を拡大させてしまう可能性もありますし、ニキビ跡になってしまう可能性も高いです。


鼻を触る
人は無意識のうちにたくさん鼻を触っていると知っていましたか?
心理学では、恥ずかしいと感じたときや緊張しているとき、悩んでいるときなどに鼻を触ってしまう人が多いといいます。鼻は、皮脂の分泌が盛んで、毛穴が詰まりやすい場所でもあります。その鼻を雑菌がついた手で触ってしまうとニキビが炎症を起こして赤ニキビになってしまったり、赤ニキビが悪化したりするのです。

顔を触る
鼻を触ることと同じようなことがいえます。また、女性は肌荒れを起こすと、それを隠そうとする心理が働き、顔を触る回数が多くなるといわれています。雑菌のついた手で弱った皮膚を触ると、状況が悪化してしまうのは想像に難くないですよね。

髪を触るクセ
髪を触るクセもニキビの原因となったり悪化させてしまったりするので要注意です!頻繁に髪を結び直すという人や髪をかき上げるのがクセという人は気をつけましょう。髪を触った手でニキビに触れてしまうと、ニキビの治りが遅くなってしまうといわれています。ニキビを早く治したい人は「意識して」触らないように気をつけた方がよいですね。

ファンデーションの厚塗り
ニキビを隠したいからファンデーションを厚塗りしてしまう…という人も多いですよね。ファンデーションの厚塗りではニキビが目立ってしまうこともありますし、メイク崩れもしやすくなるので、ニキビに刺激を与えてしまい悪化する可能性もあります。
ニキビを隠してメイクしたいというのであれば、化粧下地にこだわり、肌に優しいファンデーションを使うことをおすすめします!

ファンデーションはパウダー?リキッド?
どちらでもOK!
毛穴などの肌の荒が目立ちにくい「パール系のミネラルファンデーション」がおすすめです。低刺激のミネラルファンデーションであれば、リキッドでもパウダーでもOKですよ。
ニキビはコンシーラーで隠してもよい?
NGです!
コンシーラーは肌に塗りやすくするために「油分」が多く含まれています。あの柔らかめのテクスチャ―は油分が入っているからなのです。なので、ニキビがあるときはできる限りコンシーラーは避けた方がよいでしょう。
油っこい食事
油分の多い食事をすると血液中の油分が増えるだけでなく、皮脂も多くなってしまうのでニキビが悪化しやすくなります。

寝不足
普段から寝る時間が遅いという人、寝不足である人はターンオーバーが乱れやすくなっています。ターンオーバーは、眠りについてから約3時間後から行われるといわれています。しかし、睡眠時間が3~5時間だとターンオーバーが行われずに朝になってしまうこともあるのです。
また、寝不足はストレスとなります。ストレスは交感神経という自律神経の働きを高めるため、男性ホルモンが活発化しやすくなります。それにより、皮脂の分泌が盛んになってニキビが悪化する状態になってしまうのです。

赤ニキビのできない肌を目指す方法

残念ながら、白・黒ニキビよりも治りづらいのが赤ニキビ。一度できると治すのが大変で、跡になる危険性も高いのです。
大事なのは、赤ニキビのできにくい肌質に変えること!その3つの方法をご紹介します。
乾燥させないスキンケアを行う
大人ニキビに「乾燥」は厳禁です!
実はスキンケアにも乾燥させる要因が隠れていて、それがクレンジングと洗顔。特にニキビ用のケアアイテムは乾燥しやすい成分が入っていることが多いため、以下の点に留意したいところです。
- 優秀な保湿成分を配合したもの
- 低刺激であること
洗顔後に使う基礎化粧品も同様に、ニキビ肌に適したものを使うと治りが早くなります。
スキンケアで乾燥対策を行うことで、肌の健やかさを決めるバリア機能が整い、「肌の土台」が強くなります。赤ニキビが治りやすく、できにくい肌質になれるはずですよ。
▼こちらの記事なら、大人のニキビ肌に最適な化粧水が見つかります!
ニキビ化粧水ランキングTOP 5!大人な乾燥肌や敏感肌におすすめ♪
肌に優しいベースメイクを心がける
ベースメイクは肌に直接触れることが多いアイテムですよね。実は、使うアイテムによって大人ニキビの原因になっていることがあります。
ベースメイクを選ぶときのポイントはこちら。
- 乾燥を助長させる成分が入っていないか
- 強力なクレンジングが必要でないか
- 低刺激かどうか
メイク品なので多少の負担は仕方ないとしても、なるべく低刺激で、乾燥させない保湿・美容成分が入っているものを選びましょう。
また、密着度の高いものはそれだけクレンジング力も必要になります。クレンジング不要のものなら、肌への負担も少なくて済みますよ。もちろん、ブラシやパフを清潔に保つこともお忘れなく。
▼こちらの記事で保湿成分たっぷりのファンデーションを見つけましょう!
乾燥肌におすすめファンデーション9選!しっとり潤い肌を目指そう♪
ホルモンバランスを整える
ホルモンバランスと肌は、密接な関係で結ばれています。
不規則な生活やストレスなどでホルモンバランスが乱れると、体内の男性ホルモンが優位なります。これは女性にも存在するホルモンですが、男性ホルモンのアンドロゲンは皮脂を増やし、肌の角質を増やす「異常角化」という状態を作り出します。そのため、毛穴が詰まりやすくなり、赤ニキビに繋がるのです。
ホルモンバランスを整える方法は以下になります。
- 上質な睡眠をしっかりとる
- リラックスした状態を保つ
- イソフラボンを摂取する

痛くないうちにニキビを撃退

赤ニキビは、毛穴に皮脂や汚れが詰まってしまい白ニキビとなり、そこから黒ニキビに進行し、詰まった皮脂の影響で炎症が起こってしまうことでできるものです。炎症を起こしているので、痛みや腫れをともなうことも少なくありません。
また、赤ニキビは進行すると膿の溜まった黄ニキビや周囲まで炎症が広がった紫ニキビにもなりかねません。赤ニキビを見つけた段階で、生活を見直したりスキンケアを見直して、ニキビに刺激を与えないように手早く撃退しましょう!
ニキビのタイプ別ケア方法については、こちらの記事でチェックしてくださいね。