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夏の汗による化粧崩れの救世主!

夏場はバカンスも多い季節です。例えば仲間同士でバーベキュー。でもそんな時、化粧崩れが気になりませんか?汗をかいたり皮脂が分泌されればどうしても化粧は崩れてきちゃう……という宿命です。男子の目線も痛く感じます。そこで!いつものメイクにベビーパウダーをプラスすると、ワンランク上の仕上がり、そして崩れにくい!今、美意識の高い人達がやっている「潜水法」。これもおすすめです。ただしNGな場合はご注意ください。
ベビーパウダーで化粧崩れを防ぐ理由
余分な油分吸着効果がある
ベビーパウダーにはコーンスターチが入っています。デンプンとも言われます。これは食品にも使われるほど安全性が高いものですが、皮脂・水分を吸着する効果を持っています。ですから夏に分泌しやすい皮脂、そして汗も吸着してくれるので、メイクに使うと肌がサラサラになるのです。またコーンスターチは吸い取った水分を逆に放出するという毛細管現象という働きもあるため、水分と油分をバランスよく保ってくれます。コーンスターチは、消炎作用、抗菌作用、鎮静作用、皮膚軟化作用もあるとされ、肌に良い効果を与えてくれます。ですから夏場に特にテカる、メイクが皮脂崩れしやすい、水を使った遊びがしたいけど、メイクの崩れも気になる、という時こそ効果を発揮してくれます。そして滴が垂れるような汗は別ですが(後述します)、多少の汗も水分として吸着してくれるのです。夏場のビル街、バカンス、どこも暑いですが、メイクの崩れを気にせずに、思い切り夏を楽しみたいという時に、使いたいのがベビーパウダーなのです。
水分を蒸発させる効果がある
タルクというものもベビーパウダーに含まれます。このタルクは鉱物を細かく砕いたものです。ケイ素マグネシウムが主成分で、ファンデーションなどに乳化剤としてもよく配合されているものです。そしてこのタルクですが、肌に乗せると球体になります。すると球体と球体の接着面はごくわずかです。そのため隙間が空きます。その隙間から水分を蒸発させる硬貨があるのです。またタルクには余分な水分を「飛ばす」という毛細管現象という働きも持っています。


テカリや崩れにさようなら!メイク法
ベビーパウダー使用時の化粧の順番
リキッドファンデーション派
リキッドファンデーションを使ったメイクの方法です。まずはリキッドファンデーションを使う場合です。暑い夏でもこのテクニックを覚えれば、爽やかに1日を過ごせます。Tゾーンのベースメイクの崩れやテカリもだいぶ抑えられるはずです。
- 化粧水、乳液で肌を整えます
- 下地→リキッドファンデーションの順番で塗っていきます
- コットンにベビーパウダーをとり鼻など皮脂が出やすい部分は押さえるように、他の部分は滑らすように塗ってください。
このリキッドファンデーションとベビーパウダーを使ったメイクの仕上がりはとてもきれいなのです。これはルースパウダー代わりにベビーパウダーを使うという方法ですが、とてもナチュラルに仕上がり、透明感も出て、何よりいらない皮脂や汗を吸い取り、蒸発させるという効果から、ファンデーションも崩れにくくなります。
パウダーファンデーション派
次はパウダーファンデーションを使った方法です。
- 化粧水、乳液で肌を整えます
- 下地を塗ります
- コットンにベビーパウダーを含ませ、顔に塗ります。その時のポイントはリキッドファンデーションと一緒です。
- いつも通りパウダーファンデーションをお使いください。
この方法もパウダーファンデーションの下、下地の上にベビーパウダーがあるので、皮脂・汗を吸い取り、パウダーファンデーションを崩れにくくします。
またベースメイクだけがベビーパウダーの活用法ではなく、例えば口紅を塗る→ベビーパウダーを乗せる→口紅を塗るなどのテクニックを使えば、お持ちの口紅が落ちにくくなります。またのちにご紹介する潜水法とも併せて、アイメイクの上に薄くベビーパウダーを乗せても、アイメイクが崩れません。
化粧直しで使う方法
外出先などで化粧直しをしたい時もあると思います。まずティッシュで浮いてきた皮脂を押さえてとります。この時のNG行為はあぶらとり紙などの使用です。油分を取り除きすぎると肌はさらに皮脂を分泌させてしまうからです。
また、汗をかいていたら十分にタオルなどで汗を拭きとってから、ベビーパウダーを乗せましょう。また湿ったままの肌にベビーパウダーを乗せると毛穴に詰まるリスクが高まります。
そしてファンデーションがあまりに崩れていたら、ファンデーションも少量足し、その上からコットンで滑らすようにつけてください。
すると朝と同じクオリティのベースが仕上がります。持ち運びに便利なケースを使用しても便利です。
崩れないと噂の「潜水法」って?
ベビーパウダーを使った方法
「潜水法?なにそれ!」と思う方もいるかもしれませんが、実はこの潜水法夏場なら誰でもやってほしい、メイクの崩れ対策に効果がある方法なのです。ステップは以下の通りです。この時のポイントは、ベビーパウダーをたっぷりつけてやってみてください。
- まず、肌を整え、いつも通りにファンデーションまで完成させます
- ベビーパウダーを大量に顔に乗せます。
- その後、洗面器にはった水に30秒顔をつけます
- その後ベースが崩れないよう、優しくティッシュで水気をオフします。
これがベビーパウダーを使った「潜水法」という物なのですが、1日化粧崩れに悩まされない、化粧直しが必要ないなど劇的なメイク崩れ対策なのです。
この時の注意点はます、ベビーパウダーをたっぷり乗せること、そして水に顔をつけるとつい、いつもの習慣で思いっきりタオルで拭き取ってしまうなどがやりがちなのですが、そこはきちんと意識し、潜水した後は優しくティッシュでオフしてください。
けれどなぜ潜水法を行うと、メイクが崩れにくくなるのでしょうか。これにはフィキサチーフの役割を水が持つからだと考えられます。通常の私たちのメイクは肌を整えた後、日焼け止めを塗り、下地を塗り、ファンデーションを塗り、というものです。それを水のフィキサチーフ効果で、各層に分離していたものが、一つにまとまるせいではないかと言われています。
またもしかしたら、洗面器に水を張ったものに30秒顔をつけるということよりは、ベースのモチが若干悪い可能性もありますが、忙しい朝、そんな時間はかけていられないという場合は、スプレーに水を入れて置き、ベビーパウダーをつけた後、顔に水をスプレーするという方法もあります。
実際に行った人の口コミ
最近知って今日お家で実践してみたんだけど凄いぞ潜水法…
— ハ ル 翔 (@knbk_harusho) July 2, 2017
汗かいても全然メイク崩れないし時間経ってもオイリーにならないっつーかなっても気にならない程度(°Д°)
そういや今日、ベースメイクした後ベビーパウダーはたきまくって水の入った洗面器に30秒顔つけるっていう潜水法、駄目元で試してみたんだけどびっくりするくらいメイクよれなかった…けっこう汗かいたのに…!いや、夏場に最高だわこれ…!
— かの (@kn_kn_mt) June 24, 2017
普通、汗をかいたらベースメイクって崩れるのが当たり前じゃなかったですか?その点この潜水法……、汗をかいても崩れない、メイクがヨレない、てからないなど優れた効果を発揮してくれることは、Twitterでも評判のようですね。明日からやってみよう!とワクワクしている方もいるのではないでしょうか。

おすすめよ。

ベビーパウダーをおすすめできない人
汗をよくかく人
夏、外に出れば汗をかきます。そして緊張状態になっても、更年期のホットフラッシュでも汗をかきやすいです。そんなポタポタと滴が垂れるほどに汗をかく方はベビーパウダーを使用しないほうがいいでしょう。
というのもベビーパウダーに含まれるコーンスターチは汗を吸い取る効果がありますが、それはもともと赤ちゃんのあせもなどを予防するためにあるものです。ところがポタポタと流れ垂れるような汗には対応していないのです。ベビーパウダーは一般的にかく汗には効果的ですが、垂れてくるような汗をコーンスターチが吸い取ると、だまにもなり、かえってメイクも汚くなってしまいます。
そしてベビーパウダーは乾いている肌に使うものです。ですから汗をかいた肌の上に水分が残っている状態でつけることはNGなのです。また湿った肌の上にベビーパウダーを乗せると毛穴が詰まり、ニキビとなりやすくなります。
また汗をかく方はあせもにもなりやすいと思います。あせもは汗腺が詰まってできていますから、やはりそのようなときは貌だけではなく、ボディへの使用も控えましょう。
ニキビ肌の人
ベビーパウダーに含まれる粉末、タルクやコーンスターチなどですが、これはとても微細なものなのです。すると白ニキビ、黒ニキビに塗ってしまうとさらに毛穴も塞がれ、悪化する恐れもあります。またさらに炎症を起こしている赤ニキビにも使用するべきでありません。微細なベビーパウダーの粉末が毛穴をふさぐだけではなく、刺激となってさらに悪化することもあるからです。
一説にベビーパウダーに含まれる、酸化亜鉛が消炎作用などを持つため、その成分がニキビに効果的というものもありますが、酸化亜鉛は化粧品などの20%以上を含まないと効果はなく、ベビーパウダーにはそのような配合量は入っていません。
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肌が敏感になっている人
肌が敏感肌という人、時々ゆらいで肌が敏感になる人、そういった方はベビーパウダーを避けるべです。というのも肌が敏感になっている状態は、バリア機能が低下しています。すると肌は、微細な粉末であるベビーパウダーを「異物の混入」と感じてしまうのです。すると逆にニキビや肌荒れができやすくなったりもするのです。
またベビーパウダーにアレルギーを持つ赤ちゃんもいます。それは赤ちゃんに限らず、大人の方でもアレルギー反応を示すことがあるようです。肌が敏感、アレルギー体質という方だったら、パッチテストもおすすめです。
「ベビーパウダーが危険」の真相
タルクからアスベスト検出!?
これは1987年、タルクのもと滑石から、アスベストが検出されたことで、ベビーパウダーは発がん性があるとされ、危険視されたのです。けれど厚生労働省はそれを受け、それから現在にわたっても、とても厳しい検査機関を設け、チェックを行っているので、今ではベビーパウダーも安心して使えます。
ただしそれは国産に限られています。現在でも海外の製品は、日本の製造不可能な原料も違っていることから、海外のタルクに関しては保証はできないということです。
またこれを受けたベビーパウダーのメーカー各社は、その安全性についてホームページにも記載しています。それらに目を通してみてもいいかもしれません。
またベビーパウダーをつけるときに呼吸器に入ってしまうから危険だという声もあるのですが、それはよほどたっぷりのベビーパウダーをパタパタとつけた場合で、コットンを滑らすようにつけたり、手で付ける、どうしてもパフを使いたければ、手の甲などで量を調節するなどの使用法で使えば、ベビーパウダーの呼吸器系への問題もないでしょう。
乾燥肌を助長する恐れ
乾燥肌の方がベビーパウダーを使った場合、確かに乾燥が進むということはあり得ます。というのもそのベビーパウダーのメカニズムからです。コーンスターチは油分・水分を吸収、そしてタルクは水分を蒸発させるものです。けれど、乾燥した肌では、その毛細管現象が働かなくなってしまうのです。そのため、特に夏の皮脂や汗の分泌が多い、普通肌、脂性肌の方には向いているのが、ベビーパウダーですが、乾燥した肌には、少々厳しいかもしれません。
正しく使うってどういうこと?
ベビーパウダーの付け方と使用法です。メイクに使う場合は、ベビーパウダーはあくまでも薄くつけるべきで、パフで粉が舞うようなつけ方をしては、肌のトラブルにもつながります。またパフにベビーパウダーをつけると、粉が飛びまくってしまいます。そしてスキンケアを終えてすぐにベビーパウダーをつけるべきではありません。乾燥する、ニキビができるということにつながってしまいます。化粧崩れを防ぐための使用法は、あくまでも下地を塗ってから、リキッドファンデーションを塗ってから使い、それによって化粧崩れを防ぐのです。地肌に直接塗るのもNGな行為です。

正しく使えば怖くない!おすすめ3選
薬用固形パウダー(ピジョン)
成分です。
有効成分:酸化亜鉛
その他成分:タルク、無水ケイ酸、トウモロコシデンプン、流動パラフィン、スクワラン、ポリエチレン末、グリセリン、メチルポリシロキサン
Source: 公式サイト
内容量は45g、価格はオープン価格ですが、Amazonでの購入は510円(税込)となっています。
このベビーパウダーの特徴は、なんといっても持ち歩きやすいところです!固形でケースに入っているので、ポーチにも納めやすいところが高ポイントです。かさばらず、使用後の肌がすべすべした感触になるのが、人気の秘密でしょう。ブランド名もピジョンです。
- コスパも良し!テカリにも良し!メイクの仕上げに使ってます。テカリが抑えられるし、持ち運びにも便利だし、量が多くて、買って1年ぐらい使ってますがまだ使い切れてません!(笑)コスパも良いのでなくなったらまた買います。
- リキッドの後に。化粧直しにも!リキッドファンデーションの後に顔に軽く叩くとふんわりとした丁度いい仕上がりになります。あまり付けすぎずに薄づきなら白くなりすぎることもありませんし、時間が経てば馴染みます。ティッシュオフしてお化粧直しにも使え、色味がないので直した感がないところも使いやすいです。
やはりピジョンの薬用固形パウダーの人気は、大人が使う時に便利な固形で、ケース入りという所でしょうか。またもともとのお値段もリーズナブルなうえ、コスパも抜群です!薄づきがやはりポイントのよう。お化粧直しにも便利ですね!ポーチに入れておきたいです!
ベビーパウダー(ジョンソン・エンド・ジョンソン)
成分です。
タルク、香料
Source: 公式サイト
このベビーパウダーの成分はとてもシンプルです。タルクは水分を蒸発させますが、コーンスターチが入っていないため乾燥しにくいかもしれません。ベビーパウダーを使いたいけれど、乾燥が心配で……という方にもおすすめできます。シェーカータイプはパフが付いていませんが、大人のメイクにはパフを使用することも少ないので、粉の量を調節できるタイプも良いかもしれないです。シェーカータイプは100g、プラスチック容器のタイプは140g、ブランド名はジョンソンベビーです。オープン価格となっているので、ドラッグストアなどでもまちまちかもしれませんが、Amazonではシェーカーが227円(税込)、プラスチック容器が218円(税込)です。
- 肌もちもちで化粧崩れもしにくいからいいんだけど……はじめはファンデ塗った後にこれを真っ白になるまで塗りたくって 化粧水吹きかけてティッシュオフしてから仕上げの別のパウダーというふうに使っていました。 最近時短のためにBBの上に薄くこれを叩くだけのメイクにしたら 肌もちもち、化粧崩れしにくい 厚化粧じゃないからさっぱりしてると いいことがたくさんでした! 持ち歩きにはむかないし、このままの容器だとパウダーが付きすぎてしまうので 別の容器に詰め替えて使っています。
- 付けた後はサラサラ~、けど粉が飛び散る……。先週、薬局で購入しました。 パフが付いてないのがちょっと残念。。。 とにかく安い! 200円もせず買えました◎ 粉が飛び散るのが難点ですが付けたあとはサラサラ◎ 匂いは全然気になりません♪ コスパはとてもいいと思います☆
肌にモチモチ感も出るようです。水分を吸収しすぎないためでしょうか?またサラサラとしたベビーパウダーの使い心地は気に入っていても、その形状から、粉が飛びやすいところを難点としているよう。別容器に入れるという工夫もいいかもしれないですね!開いたフェースパウダーの容器を再利用なども良いかもしれません。
シッカロール(和光堂)
成分です。
有効成分;クロルヒドロキシAl、その他の成分;タルク、コーンスターチ、香料
タルク、コーンスターチも配合なので、やはり夏場には活躍してくれるでしょう。シッカロールはロングセラー商品です。子供のころに使ったことがある、という方も多いのではないでしょうか。現在でも大人な人はベビーパウダーのことを「シッカロール」と呼ぶくらいです。ブランド名はWACODOです。内容量は140gとたっぷりで、値段は360円(税抜)となっています。
- 肌が強くなくても使える肌があまり強くないので、肌に優しいもの、として購入しました。肌に優しいので顔には負担を掛けたくないのでルースパウダーの代わりとして付けてますが、肌荒れ・テカり防止にもなりますしいい感じですね。
- 夏場にメイク用品として購入。 ダメだったら汗対策として使おうと思ってました笑。 これパフでちゃんと付けると白くなりすぎましたorz 手で叩くように軽く付けると上手くいきます! 固形より綺麗に見えるのは断然こちらですが、いかんせん面倒。しかもうっかり付きすぎてしまうことも…。 コスパはかなり良いので気が向いたら買おうかなと思います(なくなるか分かんないけど…)。 ちなみに腋の下や膝裏なんかに制汗剤の役割で使ったらかなり良かったです。
やはりパフでつけると、つき過ぎになってしまうようです。量の加減はとても大切です!肌が強くなくても、テカリ予防もでき、コスパもいいようです。手でもいいですが、コットン使いを試していただきたいです!優しい処方も魅力的です!
ベビーパウダーで化粧崩れ知らずに
ベビーパウダーの特徴を活かした、化粧崩れ防止法をお伝えしました。確かにオールシーズン使うフェースパウダー、ルースパウダーには、しっとり機能もついていたりと、夏場に化粧崩れを防ぐ意味で使うには、やや役不足な部分もあります。そんなときに使えるのがベビーパウダーです。夏の外出でも涼し気な印象を与えることができると、素敵な女性に見えます。普段使いも、バカンスも、このベビーパウダー効果で乗り切りましょう!