ニキビダニは誰の顔にもいる!大量発生で起こる6つの症状と対策法

ニキビダニは誰の顔にもいる!大量発生で起こる6つの症状と対策法

ニキビダニを知っていますか?誰の顔にもいて肌トラブルを引き起こすこともあるものですが、一体どんな症状が起こり、どんなことが原因になるのでしょうか?ニキビダニの起こす症状を6つとその対策法を解説してきます。

ニキビの原因にもなる「顔ダニ」とは

ダニと言えば布団などに寄生しているものを想像しますが、実は顔にもダニが寄生しているというのをご存知ですか?

どれだけ綺麗な肌をしている女性であっても、ダニが寄生しているのです。

そんな顔ダニとは一体どんなものなのでしょうか?

顔ダニは成人の97%に寄生している

顔ダニは誰もが気づいていないだけで、とある意見では成人の97%が寄生されていると言われています。

他にも意見は複数あるものの、そのどれもが100%近い状態で成人は寄生しているとしています。

顔ダニについてここでは解説していきます。

毛穴に住み皮脂をエサに生きるダニ

顔ダニというのは皮膚の毛穴に住み着いて、皮脂をエサに生きているダニです。

ツメダニなどの布団などに潜むダニとは違い、高温多湿で増えるというわけではありませんが、どんな人の肌にも寄生し、毛穴に卵を生みつけて増えていきます。

そのため、普通の人でも顔だけでも大凡200万匹いるとも言われています。

そんな顔ダニは寿命は大体14日~1ヵ月程度で、その中で3回脱皮を行い、メスは一度に50個ほどの卵を産みます。

その卵は10日~13日程度で成虫まで成長することから、多くの顔ダニが寄生しているともいえます。

肉眼では見えない大きさ

ダニであり、毛穴に住んでいることもあって、肉眼では見えない大きさです。

その大きさは0.1mm~0.4mmほどですので、確認するためには顕微鏡などを使用するのがほとんどです。

それだけ小さな顔ダニが顔を中心に寄生しているのです。

一般的に2種類いる顔ダニの違い

一般的に顔ダニと呼ばれていても、実はこの顔ダニは2種類います。

その2種類の違いをここで解説していきます。

①ニキビダニ

ニキビダニは一つの毛穴に対し、6~8匹程度の群れで生息しています。

また生息しているところも脂腺導管開口部から浅いところに住み着いているのです。

コニキビダニと違い体は長く、雄は背中に生殖器があるのも特徴です。

②コニキビダニ

長年ニキビダニと同種として扱われていたコニキビダニの体はニキビダニと比べてかなり小さく、短いのが特徴です。

また、生息しているところは脂腺内で、一つの毛穴にニキビダニのように群れではなく、単独で生息しているのも特徴的で同じ毛穴に2匹以上いるのは稀であるとされています。

1972年に別種であると認められた種類です。

実は肌を正常に保つ役割を担っている

顔ダニのエサとなるのは皮脂であるため、顔ダニが余分な皮脂を食べてくれていることで正常な肌を保っているともいえます。

皮脂が過剰分泌されたり、顔ダニを大量発生させたりすると逆に肌トラブルを招いてしまうこともあるようです。

そして少なすぎてもまた問題になってしまいますので、丁度いい数を保つことが肌を正常に保つための方法でもあるでしょう。

顔ダニはうつるがさほど危険ではない

顔ダニは赤ちゃんのころに頬ずりしたり、触れられることで徐々に移っていきます

しかし、基本的に皮脂を食べて徐々に増殖しているくらいで他に悪影響を及ぼすという事は余程のことがない限りは無いと考えてよいでしょう

数の増減などに気を付けつつ、朝や晩の洗顔を行って清潔に保っていれば危険性はほとんどないと考えて構いません。

数が減りすぎる・増えすぎると問題に

顔ダニでトラブルが起きる場合は、数が減り過ぎたり、増えすぎたりなどの数の増減が問題となってしまうことが多くあります。

数が減り過ぎてしまうと皮脂の分泌が多くなり、逆に増えすぎてしまうとエサとする皮脂の量が多くなってしまうので、皮脂が少なくなってしまうのです。

顔ダニ大量発生による主な症状

顔ダニの大量発生による主な症状は以下の6つが挙げられます。

一体どのような状態になって、症状が発生してしまうのでしょうか?

①必要な皮脂を食べられ乾燥肌に

皮脂をエサとする顔ダニが大量発生するという事は、食べられる皮脂の量が多くなるという事です。

顔ダニが増えれば増えるほど、食べられる皮脂量が多くなると共に顔の皮膚を健康に保つための皮脂すらも食べられてしまうのです。

そうなってしまうと皮脂が必要以上に失われたことによって、乾燥肌になってしまうのです。

②ダニの死骸や糞でニキビ・かゆみ

顔ダニは毛穴に住み着いています。

特にニキビダニと言われる種類は複数個体が一つの毛穴に住み着いているせいで、死骸や糞が毛穴に詰まりやすくなってしまっています。

この死骸や糞によって毛穴が詰まってしまうことでニキビなどの吹き出物や、肌のかゆみが発生してしまいます。

③細胞が傷つき老化が早まる

顔ダニが皮脂を食べる際に毛穴から出てくるときの爪や、食べるための口によって細胞が傷ついてしまうことがあります。

この傷によって肌のツヤがなくなり、老化の原因である活性酸素も発生してしまうのです。

顔ダニが多ければ多いほど、付けられる傷は多くなるため、アンチエイジングなどを行っている人は顔ダニの数に注意しなくてはならないでしょう。

④汚れを毛穴の奥まで運ばれ黒ずみに

顔ダニは夜行性のため、夜に毛穴から出てきて皮脂を食べ、そしてクリームや乳液などを纏って毛穴に戻っていく習性があります。

この習性があるため、女性などは化粧を落とさずに眠ってしまうことで、残ったメイク汚れなどを纏った顔ダニが毛穴に戻ってしまい、それが原因で黒ずみが発生することもあります。

また、そうした汚れを纏った顔ダニのせいで毛穴が開きがちになり、ぶつぶつ毛穴の原因にもなってしまうのです。

⑤アレルギー反応で喘息や鼻炎

夜行性である顔ダニは、夜に毛穴から出て皮脂を食べたり、脱皮をしたりと活動を行います。

そのため、朝の肌の上には顔ダニの脱皮した抜け殻や糞、寿命を迎えた顔ダニの死骸などが残されているのです。

これらが原因でアレルギー反応を起こすこともあります。

ひどい場合は喘息や鼻炎を引き起こすこともあるようです。

⑥顔が赤く火照る「酒さ」の原因とも

白人に多い、原因不明の慢性炎症性疾患の原因とも言われています。

酒さは顔などが火照ったように常に赤みを帯びた状態になる病気で、アメリカでは1600万人がこの酒さに罹っているようです。

イギリスのチャールズ皇太子やウィリアム王子もこの酒さではないか、と言われています。

主に顔ダニの死骸や糞、脱皮後の抜け殻などに反応して炎症を起こすようですが、赤くなるだけではなく、ひどい場合は腫れることもあるようです。

また、ステロイドの長期使用によって皮膚の免疫機能が脆弱化した際に、顔ダニが増殖してしまったことで発生することもあります。

顔ダニが大量発生する原因

顔ダニが大量発生することで起こってしまう肌トラブルなどを解説してきましたが、ではどのような原因で顔ダニが大量発生してしまうのでしょうか?

肌が不潔

顔ダニにとって、肌が不潔であればあるほどエサの宝庫ともいえます。

大量のエサがあることによって、顔ダニはどんどん増殖していき、結果荒れている肌が余計に肌トラブルを引き起こすのです。

顔ダニを大量発生させないように、肌は常に清潔に保てるように努力してみましょう。

洗顔フォームのすすぎ残し

肌トラブルのもとであると言われる、洗顔フォームのすすぎ残しですがこれは顔ダニの増殖の元にもなります。

丁寧な洗顔を行っても、すすぎ残しがあればそこを中心にどんどん顔ダニが増えていってしまいます。

肌を綺麗に整えるためには、すすぎを10回以上行ってすすぎ残しがないように務めることが大切です。

自分でできるニキビダニの治し方

ここまで顔ダニのことを色々と解説してきましたが、では症状を治すにははどんなものがあるの?と思われる方もいるでしょう。

ではここで、ニキビダニによる症状を自分で治すための方法を解説していきます。

【1】専用の石鹸で洗顔

ニキビダニの症状を治す、または予防するためには正しい洗顔によって肌を清潔に保つことが一番です。

正しい洗顔方法は以下の通りです。

  1. 手をハンドソープなどを使ってきれいに洗い、まずぬるま湯のみで顔を洗って毛穴を開きやすくする
  2. 洗顔フォームを泡立てネットなどを使ってしっかりと泡立てる。
  3. 泡立てた洗顔フォームを泡を移動させるようにして洗う。この時に手で擦らないように気を付けておくこと。
  4. 最後にぬるま湯でしっかりと洗い流す。すすぎ残しが無いように、各部位をそれぞれ洗っていくといいでしょう。

また、顔ダニ対策のための石けんというのも販売されています。

こちらのMOKU、薬用AIDsoapは顔ダニ対策の実験済みの石けんですので、顔ダニに対して効果があるということが分かっています。

植物性のフィトンチッドが持つ抗菌、防虫成分により肌をきれいに保ちつつ、ココナッツオイルや茶エキス、バラエキス、クワエキス、DPGなどの5つの保湿成分が肌の潤いも保ってくれるのです。

・価格 1,800円(税別)

・販売元 デモデクスメディカルラボラトリーズ

公式サイトはこちら

【2】保湿化粧水で皮脂分泌を抑える

顔ダニの大量発生を抑えるためには、エサとなる皮脂分泌を必要以上は抑えることが必要です。

そのため、洗顔後は必ず保湿化粧水で保湿してあげましょう。

洗顔後、化粧水を付けずに放置することで、顔の水分が洗顔時についた水分と共に蒸発してしまい、乾燥してしまいます。

その乾燥を防ぐために、体が余計に皮脂を分泌してしまうのです。

皮脂分泌が多ければ、顔ダニの増殖にもつながってしまいます。

皮脂の量を抑えるためにも、洗顔後はしっかりと保湿してあげましょう。

洗顔後3分以内程度に保湿してあげると蒸発する水分が少なくなり、乾燥肌を防ぐことができます。

【3】市販薬はステロイドを避ける

市販薬で肌トラブルなどを治そうとする場合は、ステロイドが配合されている薬品は避けるようにしましょう。

ステロイドは使用する期間が長ければ長いほど、肌の免疫機能が弱まってしまいますし、そしてなによりステロイドがニキビダニに全く効果がないというのが最大の理由です。

効果がないどころか、そのステロイドが原因でニキビダニが大量発生してしまうのです。

更にステロイドで弱ってしまった肌は、免疫力が低下することで荒れやすく、ニキビダニによって傷つけられやすくなり、よりひどい状態になりやすくなってしまいます。

これらを踏まえて、ニキビダニによる肌トラブルなどを改善する時にはステロイド配合のものを割けるようにしましょう。

皮膚科で行われる顔ダニ治療法は?

顔ダニは皮膚科で治療することもできます。

ただ、顔ダニの治療薬などを置いていない場合もありますので、検査や治療を希望する場合はまずは皮膚科に問い合わせをしてから検査や治療を行うようにしましょう。

そんな皮膚科で行われるのは主に検査と薬による治療になります。

ここではどんな検査を行い、どんな薬が主に処方されるのかを解説していきます。

顕微鏡での検査(直接鏡検)で診断

ニキビダニを診断するためには、目に見えないほどの大きさですから顕微鏡での検査が必要です。

中でも「直接鏡検法」と呼ばれる、白癬などを診断する際にも用いられる検査法で検査を行います。

この直接鏡検法は医療機関によっては行っていない場合もあります。

顔ダニの検査を行いたい場合は、医療機関にまず顔ダニの検査をしてもらいたい旨と、検査をしているかどうかも確認すると良いでしょう。

ニキビダニ症に処方される薬

ニキビダニに処方される薬は以下のようなものが多いようです。

もちろん、医療機関によって違ってきますので参考程度にご覧ください。

①外用薬

イオウ外用

オイラックス

クロタミトンクリーム

外用薬ではこれらの処方薬が多いようです。

しかし、イオウ系の処方薬オイラックスなどは人によっては逆に肌を乾燥させてしまうことがありますので、注意が必要です。

なにか異常があった場合はすぐに医師に相談して、薬の変更などをしてもらいましょう。

または、以前に使用して異常があったという場合も先に医師に伝えておくと、他の薬を考えてくれますので、異常があったということは包み隠さずにきちんと伝えておくようにしましょう。

②内服薬

ミノサイクリン(ミノマイシン)

メトロニダゾール(フラジール)

内服薬ではこれらのものが多く処方されるようです。

もちろん、内服薬も現在飲んでいる他の処方薬との飲み合わせの問題が発生する場合があります。

医療機関に受診する際には現在、別の医療機関などで薬を処方されている場合はどんな薬を飲んでいるのかなどをきちんと説明、またはお薬手帳などの薬が分かるものを提出するようにしましょう。

治療期間の目安

治療期間は人によって個人差が出てきますが、最短で6週間程度、最大で3か月程度のようです。

もちろん、その間に薬が合わずに肌トラブルなどが悪化することも考えられますので、きちんと医師と相談して薬による治療を行いながら、診察を受けるようにしましょう。

薬を飲み終わった、使い終わったからといって治療が終わるわけではありません。

また、早く治したいと焦るのも禁物です。

焦ってしまいやり過ぎてしまうこともまた悪化の原因になりかねません。

焦らずゆっくり、しっかりと治していきましょう。

タレントりゅうちぇるさん激白「顔がダニの巣」

とある番組で、タレントのりゅうちぇるさんが肌荒れが治らないという悩みを持っていることで検査をした結果、「顔がダニの巣だと判明した」ということが報道されたことがありました。

この激白はかなりの話題を呼びましたが、他にも朝ドラの女優さんなどもこの顔ダニに悩んでいるということがネット上にも挙げられたりするなど、芸能人の方の中にも悩んでいる人も多く存在しています。

りゅうちぇるさんは特にメイクをきちっとしていることも原因の一つではないかと思われますが、こうしてりゅうちぇるさんがテレビにてこの顔ダニによる被害を告白したことによって、多くの人がこの「顔ダニ」という存在を知ったということもあるでしょう。

ニキビダニ対策は死滅ではなく整菌

ニキビダニは数が少なくても、多くても被害が出てしまうものです。

そのため、ニキビダニは全て死滅させるのではなく、数をある程度まで整えてあげるということが重要になります。

数が少なければ皮脂分泌が多くなり、多ければ余計に皮脂を食べられてしまう存在ですが、程よい数であれば問題なく良い関係を築けていけるのです。

ニキビダニへの対策は、死滅ではなく数をある程度整える整菌、と思う方が良いでしょう。

程々の数に整えて、良い肌を保てるようにしてみることをまず試してみましょう。