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ニキビの原因は砂糖?ニキビ改善に役立つのも砂糖?

疲れると食べたくなってしまうのが、ケーキやクッキーなどの甘いものではないでしょうか。しかし、甘い食べ物には糖質である砂糖が多く配合されています。
様々な観点から、「ニキビを作りやすくする」といわれている砂糖。ニキビのためには砂糖の摂り過ぎは避けるべきですが、砂糖にはニキビ改善に役立つ驚きの使い方があるのをご存知ですか。
ここでは、ニキビを悪化させてしまう砂糖のダメな使い方から、ニキビ肌に効果的な意外な利用方法まで、一挙大公開していきます。
ニキビに悩んでいる甘党さんはぜひ参考にしてくださいね。
砂糖はニキビの大敵!
口から取り入れる砂糖はニキビの大敵です。ニキビを改善したいのなら、砂糖を控える食生活に切り替えましょう。


普段の食生活の中で、知らず知らずのうちに砂糖の過剰摂取になりがちです。過剰摂取になると、ニキビができやすくなります。
甘いものが好きな方は、砂糖を減らすように心がけてください。
コラーゲンが糖化してしまう
口から取り入れた糖分がニキビの大敵となる理由の一つが、エラスチンやコラーゲンの糖化です。砂糖によって肌の潤いを保つコラーゲンやエラスチンの働きが弱まります。
コラーゲンは、肌の水分を保持して、乾燥から肌を守ります。同様にエラスチンも、弾力を保つために欠かすことができません。
コラーゲンとエラスチンが糖化すると、肌の乾燥、毛穴が詰まります。そして、肌の炎症・ニキビが多くできるようになってしまうとされています。
皮脂の分泌が促される
甘い砂糖を取り入れることで、体内で糖分を分解するために血糖値が上昇します。血糖値が上昇すると、体が自然に血糖値の上昇を抑えようと働き、腎臓からインスリンを分泌します。
大量にインスリンが分泌されると、ホルモンが増加し、皮脂の分泌が促されます。そして、皮脂が分泌することで、毛穴が詰まり、皮膚の炎症・ニキビができやすくなります。
甘いものを食べすぎるのは、体重や体脂肪率の増加も懸念されます。体脂肪が増えれば、皮脂分泌も増えるので、やはりニキビができやすくなるといえるでしょう。
お肌のターンオーバーの乱れ
砂糖を分解するときに、体内のビタミンやミネラルを吸収します。体内のビタミン・ミネラルが不足することで、細胞が緩くなり、血流が悪くなります。
血流が悪くなるということは、体全体の巡りが悪く・新陳代謝が鈍くなるということです。血の巡りの悪さは、肌のターンオーバーの乱れに直接つながります。 その結果、顎まわり・おでこにニキビができやすくなります。
また、肌のターンオーバーが悪いということは、新しい皮膚の再生力が落ちているということです。ニキビ跡が残りやすく、ニキビを繰り返しやすくなるでしょう。
砂糖を控えるためには?
身近に手に入る砂糖ですが、ニキビ肌の予防と改善には、できるだけ摂取を控えるべきとわかりました。ここからは、どのように砂糖を控えばいいのかを見ていきましょう。
意外と多い砂糖の代用品
砂糖には、代用品として使える甘味料がいくつかあります。
砂糖の代用品
- オリゴ糖
- はちみつ
- トレハロース
- メープルシロップ
- 麦芽水飴
- 甘酒(酒麹)
- フルーツ

オリゴ糖は整腸作用に優れていて、はちみつやメープルシロップなどの糖は、ビタミンやミネラルを補うことができておすすめです。
また、旬のフルーツを使えば、おいしくてビタミンやミネラル、酵素をたっぷりと補えます。フルーツの甘さは糖類ではなく果糖。ニキビ改善に効果が期待できるでしょう。

ただし、白砂糖の代用品として黒砂糖、三温糖、ざらめ糖、角砂糖、グラニュー糖を選ぶことはおすすめしません。
ニキビ予防・改善の観点から見ると、これらの甘味料は砂糖と同じと考えていいでしょう。皮脂の分泌を過剰に促しニキビを作りやすいので、できるだけ控えるべきです。
砂糖を使わなくても料理はできる
砂糖の代わりに使える甘味料を知ったところで、実際にどのように代用したらいいのかを見ていきましょう。
基本的に、和食に砂糖は必要ないといわれています。和食だけではなく、洋食や中華でも、砂糖不使用で作れるレシピがたくさんあります。
和のおいしさぎっしり【肉じゃが】
和食の定番である「肉じゃが」は、素材の甘みを生かしながら砂糖を使わずに作りましょう。
材料(2人分)
- 豚肉切り落とし(70g)
- じゃがいも(中1個)
- 人参(1本)
- 玉ねぎ(小1個)
- 白滝(50g)
- オリーブオイル(大さじ2)
- 水(300cc)
- 酒(少々)
- みりん(大さじ1)
- 醤油(大さじ3)
- 顆粒だし(少々)
- 塩(少々)
作り方
- 白滝を湯通しして、食べやすい長さに切る
- 人参、玉ねぎ、じゃがいもを一口大に切る(じゃがいもは、水にさらす)
- 豚肉を一口大に切り、酒をふって軽く揉む
- 鍋にオリーブオイルを入れて、弱火で豚肉を軽く炒める
- 肉に火が通ったら、じゃがいも、人参、玉ねぎを加える
- 全体に油がいきわたったら、水、顆粒だしを加えて沸騰させる
- あくが出たら取り除き、白滝を入れる
- 醤油、みりんを加えて、中火で落とし蓋をしながら煮ていく
- 煮汁が少なくなってきたら落とし蓋を取り、味が染み込んだところで完成
手順が多いように見えますが、手軽に作れるレシピです。にんじん、玉ねぎの甘さが出ていて、砂糖が無くても十分に美味しいです。
野菜たっぷりの【中華丼】
材料 (2人分)
- ごはん(丼ぶり2杯分)
- 豚肉こま肉(150g)
- しょうがのみじん切り(1片分)
- 乾燥きくらげ(10g)
- 生しいたけ(2個)
- 人参(1/3個)
- 白菜(50g)
- 塩こしょう(少々)
- 水溶き片栗粉(適量)
- ごま油(小さじ1)
- 酒(大さじ1/2)
- 醤油(小さじ1)
- オイスターソース(小さじ1)
- 水(150ml)
- 中華顆粒だし(大さじ1)
作り方
- 野菜を切ります(人参は薄い短冊切り、生シイタケはスライス、白菜は一口大、きくらげは水に戻しておきます)
- フライパンにオリーブ油を入れて、火をつけます
- フライパンに刻んだ生姜を入れて炒めたら、豚肉と野菜の固い部分を入れます
- 具材に火が通ったら、塩コショウをします
- 水、酒、醤油、オイスターソース、中華顆粒だしをフライパンに入れます
- 水溶き片栗粉をフライパンに入れてとろみをつけます
- 全体の味が整ったら、仕上げにごま油を加えます(お好みで)
- 温かいご飯をどんぶりに盛り、具材をのせたら完成です
和食だけではなく、中華も砂糖を使わずにおいしく食べられるレシピがたくさんあります。野菜の甘味が出ていて、ビタミンやミネラルをたっぷりと補うことができる絶品レシピです。
ふんわり絶品。麹の甘味がおいしい【パンケーキ】
女性に大人気のパンケーキ。砂糖や添加物がたっぷりと入っている市販のホットケーキミックス を使わなくても、おいしく作ることができます。
材料(5~6枚分)
- 薄力粉(80g)
- アーモンドパウダー(20g)
- ベーキングパウダー(3g)
- 塩(ひとつまみ)
- 甘酒(100g)
- 無調節豆乳(50ml)
作り方
- ボウルに、薄力粉、アーモンドパウダー、ベーキングパウダー、塩を入れて振るいます
- 甘酒と豆乳を合わせておきます
- 1のボウルに2を少しずつ入れて、ダマがなくなるまで混ぜます
- フライパンを中火で温めて、油(分量外)を適量入れます
- 生地をフライパンに入れて、蓋をして弱火でじっくりと焼きます
- 生地に空気の穴がふつふつと出てきたら、ひっくり返して両目を焼きます
もっちりとしていて美味しいパンケーキです。甘味が足りないときは、メープルシロップを適量使うといいでしょう。
物足りない時は、生地の中に角切りにしたリンゴやブルーベリーなど、フルーツをたっぷりと入れて焼くとおいしいです。ただし、欲張りすぎると生地が固まらなくなりますので、ほどほどにしましょう。
砂糖を控えると肌以外にも嬉しい効果が
代用品でもおいしい料理が作れるので、何とか続けられそうな気がしませんか。砂糖を控えると、肌がきれいになる以外にもうれしい効果があります。
体重の減少・体脂肪率の低下
砂糖を減らすことで、ダイエットに直接つなげることができます。
グラニュー糖は100gあたりで約390kcal、スティックシュガー1本(5g)で19kcalあります。このように見ていると、あまりカロリーが無いように錯覚をしてしまうかもしれませんが、市販の飲み物や食べ物には多くの砂糖が入っています。
例えば、甘いカフェラテには1杯で約20g以上、コーラは1缶で約39g、ショートケーキ1切れで約40gも入っていますので、砂糖だけでもカロリーは相当量になります。
また、砂糖を分解するときに発生するインスリンには、中性脂肪を合成・中性脂肪の分解を抑制する役割があります。
このことから、砂糖を減らすことで、体重が減り・体脂肪率が低下する効果を期待できるでしょう。
新陳代謝が良くなる
砂糖は身体を冷やす作用があるとされます。実は、冷え性で悩んでいる女性の多くが、甘いものが好きという結果が出ているようです。
糖質は体内のビタミンB群を使い、分解する必要があります。ビタミンB群は赤血球を作る成分の一つなので、体内で不足をすると血液の循環や血液の質が悪くなります。この結果、血流が滞り新陳代謝を悪くして、冷え性につながります。
このように、砂糖を減らすことで、ニキビの発生が抑えられるだけではなく、ダイエットや体の面から見てもいい効果が表れます。
ただし、砂糖をはじめとする糖質を、完全に抜くというのはよくありません。摂り過ぎを減らすのはいいですが、極端に抜くダイエットは絶対に避けるべきといえます。


成人の砂糖の最適摂取量は、【15~20g/1日】とされています。この量であれば、体の悪い影響を及ぼすことはありません。
ただし、現代社会で頼りがちな市販の飲み物・食べ物には、意外と多くの砂糖が含まれています。外食が多い方、甘いもの好きの方は、砂糖の過剰摂取になっていることが多いです。
当てはまる方は、「できるだけ糖分を摂らない」と心がけることで、最適摂取量に近づくことができるはずです。
ニキビ改善に効果的なのも砂糖?
食べる・飲むことで摂取する砂糖は、ニキビ改善のためには、極力減らすことがおすすめです。しかし、砂糖のパワーを上手く使うことで、ニキビ改善に生かすことができるとされています。

砂糖の肌に対する効果
食べ物や飲み物での摂取は減らすことが良いと説明してきた砂糖ですが、実は外側から砂糖を使用した時には以下のような効果があると考えられています。
- 保湿
- 殺菌、洗浄
- 傷の治りを早める
意外なものばかりだったのではないでしょうか。
このような砂糖の性質を使って、最近では様々なケア方法を実践されている方が多くなってきました。どのようなものがあるのかご紹介していきましょう。
シュガースクラブ洗顔法
シュガースクラブというのは、その名の通り「砂糖を使った洗顔」のことです。
甘いお砂糖を使った洗顔。食べられる食品を使っているので、肌への安全性が高く、敏感肌やニキビ肌でも安心できるでしょう。スクラブなので角質を除去し、ニキビを予防する効果が期待できます。肌の保湿力を上げて、透明感を出すことができるのでおすすめです。
材料
- 砂糖(上白糖・黒糖・三温糖など)
- オーガニックの植物オイル(アボカドオイル、オリーブオイル、ココナッツオイル、グレープシードオイルなど)
作り方
- 容器に砂糖を入れます
- 砂糖と同じ量を目安にオイルを入れます
- よく混ぜたらできあがりです
冬の時期には混ざりにくいので、レンジ200wで1分ほど過熱すると溶けやすくなります。
ざらざらとしたスクラブで角質の汚れを落としたいときは、砂糖の分量を多めにするといいです。または、ざらざらとしている粒の大き目のお砂糖を使いましょう。
逆に、しっとりと優しく肌をケアしたいということならば、オイルを多めにしておくといいです。
砂糖とオイルの組み合わせによって、肌の保湿効果や角質ケア効果が異なります。砂糖やオイル自体に含まれているミネラル成分などを見て、肌と相性のいい組み合わせを見つけましょう。
使い方と注意点
- シュガースクラブをするタイミングは、いつも通りの洗顔の後です
- シュガースクラブは適量を使い、優しく肌へ馴染ませます
- 皮脂分泌が多いエリア(Uゾーン、Tゾーン)を中心にマッサージします
- ごしごしと強くこするのはNGです
- シュガースクラブの後は、ぬるま湯で充分に洗い流します
- 洗い流した後は、基礎化粧品で丁寧にスキンケアをします
砂糖でパックのお手入れ法
シュガースクラブによる洗顔が苦手という方は、砂糖パックを試してみましょう。
材料
- 砂糖(10g)
- 水(100g)
- コットン(3~5枚)
作り方
- 容器に水を入れます
- 水の中に砂糖を入れて混ぜていきます
- できた砂糖水にコットンを浸します
- 顔の上にのせて、1~2分ほどパックをします
混ぜるときに上手く溶けきらない時は、ぬるま湯を使うのもおすすめです。フェイスパックの場合は、雑味の少ない白砂糖を使うのがおすすめです。
注意点
- 肌が弱い方はパッチテストをしてからパックをしましょう
- 乾燥が気になっている部分のみにパックしてもいいでしょう
砂糖を控える食生活に切り替えると、今までどんどん減っていた白砂糖の出番がずいぶん少なくなります。
なかなか減らなくなった白砂糖を活用して、スキンケアに取り入れていくと無駄がありませんね。
砂糖を使用したコスメも!
手づくりのスクラブやファイスパックとしてだけではなく、砂糖を使っている市販のコスメもあります。
みんなの肌潤糖 アトケアタイプ
みんなの肌潤糖 アトケアタイプは、重度の肌トラブルに悩む方におすすめのスキンケアアイテムです。赤ちゃんでも安心して使えるくらい優しい処方なので、敏感肌でも安心して試すことができるでしょう。
- 砂糖は特殊な技術で1粒ずつオイルコーティングをし、保湿力を高めています
- 既に敏感な肌に潤いを届け優しくケア、バリア機能を高めていきます
- 着色料、合成香料、防腐剤不使用
- 植物由来の原料で安全性が高い
- パッチテスト、放射能試験済み
使い方
- 普段のボディソープや洗顔料で肌を清潔にします
- 少量の水に「みんなの肌潤糖~アトケアタイプ~」を溶かします
- 少しぬれている状態の肌に、溶かした「みんなの肌潤糖~アトケアタイプ~」を付けます
- 顔、背中、頭皮、など全身のケアができます
【全成分】ビート糖、ココナッツオイル、ヘーゼルナッツ油、ブドウ種子油、 ヒマワリ油、サフラワー油、ビタミンE、
グレープフルーツ果皮油、 オレンジ果皮油、レモン果皮油、ジャスミン油
赤ちゃんから大人まで家族みんなで使える、肌に優しい商品です。天然の美容成分で肌を潤し、あらゆる肌トラブルにアプローチします。
みんなの肌潤糖 クリアタイプ
みんなの肌潤糖 クリアタイプは、ニキビに悩んでいる方におすすめのスキンケアアイテムです。ニキビを防ぎ、ニキビを繰り返さない素肌を作ります。
- 潤い貯水型の保湿ケア:砂糖の潤う力で理想な肌を作ります
- 丸く特殊加工した砂糖:肌を傷つけることなく、砂糖のメリット(保湿力)で肌をいたわります
使い方
- 普段のボディソープや洗顔料で肌を清潔にします
- 少量の水に「みんなの肌潤糖 クリアタイプ」を溶かします
- 少しぬれている状態の肌に、溶かした「みんなの肌潤糖 クリアタイプ」を付けます
- 背中、デコルテなどニキビが気になる部分はもちろん、全身ケアします
【全成分】ビート糖、ココナッツオイル、ヘーゼルナッツ油、ブドウ種子油、ゴマ油、ヒマワリ油、サフラワー油、
ビタミンE、ラベンダー油、ティートゥリー油、和ハッカ油、バニラオイル
新しい保湿型のニキビ肌に特化しているスキンケア商品です。ニキビが気になる背中や顔だけではなく、全身のケアができるのでおすすめです。
みんなの肌潤セット
コスメはライン使いをすることで、相乗効果を高めることができます。そこで発売されているのが、「みんなの肌潤セット」というものです。
みんなの肌潤セットの内容
- みんなの肌潤風呂
- みんなの肌潤糖~アトケアタイプ~
- みんなの肌潤ろーしょん
3つのシリーズを組み合わせることで、美肌効果が最大限に引き出されます。
モンドセレクション2015年~2016年度最高金賞受賞をした、口コミで話題のセットです。
使い方
- 手持ちの石けんで汚れを落とします
- お風呂に「みんなの肌潤風呂」を入れて入浴します
- じっくりと温まったら、「みんなの肌潤糖~アトケアタイプ~」で肌を調えます
- 洗い流すときにお風呂のお湯を使ってかけ湯で流すとより効果的です
- 入浴後、「みんなの肌潤ろーしょん」で肌を整えます
- 美容液、乳液など、お手持ちのコスメでスキンケアを加えましょう
砂糖を原料としているスキンケアで、肌の潤いが十分に実感できます。ライン使いをすることで、より肌の潤い効果が高くなるので、ぜひ試してください。

砂糖はお肌の外側から!上手に使ってニキビを治そう!
甘くておいしい砂糖ですが、過剰摂取になるのは美容と健康に良くありません。
市販の飲み物や食べ物には、砂糖が多く含まれています。自炊をするときは、代用品となる甘味料を上手く使い、ニキビ肌改善のための食生活を心がけましょう。
口から取り入れることでデメリットが多い砂糖ですが、保湿効果があり美肌作用が高いことでも知られています。体の外側から補えばニキビケアにつながるので、ぜひ試してください。