運動不足が大人ニキビの原因に!

運動不足は大人ニキビなどの肌トラブルだけではなく、体全体の健康に悪いと言われています。肌では美しい肌を保つために運動不足解消が秘訣として紹介されることも多くなっています。運動不足は肌の新陳代謝であるターンオーバーを悪化させてしまいニキビの原因となってしまうことがあるからです。今回は運動不足が引き起こすニキビと思春期ニキビの関係など運動とニキビについて確認して改善していきましょう。


運動不足がニキビに与える影響

新陳代謝の低下
新陳代謝とは、体の中の古い細胞がスムーズに新しい細胞と入れ替わっている状態のこととされています。部分によって差がありますが、人の細胞は約3ヶ月サイクルで入れ替わりをしています。肌の場合は約4週間です。この細胞の入れ替わりが滞ってしまうと古い細胞のまま老廃物が溜まってしまうため、免疫機能が正常な働きを失ってしまいます。
運動不足になると成長ホルモンの分泌が促進されないため、新陳代謝が悪化してしまうことで肌のターンオーバーが正常に行われなくなります。肌の免疫機能であるバリア機能が低下してしまうためニキビが出来てしまう・悪化してしまうという状態を引き起こしてしまいます。
便秘のリスクが高まる
体を動かさないということはお腹周りも動くきっかけを無くしてしまいます。腸への刺激も減ってしまうので運動が悪くなってしまい、便秘のリスクが高まってしまいます。便秘になってしまい老廃物が貯まると有害物質が体の中に増えてしまい肌の状態を悪化させてしまいます。
- 自律神経の働きの乱れ
- 全身の血流悪化
- 血液中に有害物質が循環する
- イライラ・食欲不振
- 疲労感や肩こり
- 痔
便秘になってしまうとこれらを含めて肌トラブルを引き起こしてしまいます。便秘体質の人は特に運動などで腸を刺激してあげる必要があります。
ストレスがたまる
人は体を動かして生きていく動物と考えられており、デスクワークや勉強などでじっとしている時間が増えてしまうと精神的なストレスとなってしまいます。また、身体を動かさないということで熟睡ができなくなり肉体的にもストレスが溜まってしまうことがあります。このような精神的・肉体的ストレスがたまることでニキビに繋がってしまいます。
ストレスが溜まってしまうことでホルモンバランスの乱れを引き起こします。ホルモンバランスが乱れることで皮脂の分泌量が増えてしまう→毛穴がつまる→ニキビへと変わる・悪化するという悪循環を引き起こしてしまいます。また、ストレスによってホルモンバランスが乱れると自律神経の乱れをも引き起こしてしまい肌荒れなどの症状が起きやすくなってしまいます。


運動不足解消の肌荒れ改善効果

血行促進
血液は、主に心臓のポンプ機能によって全身に届けられる仕組みになっています。しかし、心臓だけでは全身に行き渡らせるほどの能力がなく、それを補うためにも運動が必要と考えられています、血液の中には代謝に必要な酸素や栄養素が含まれています。運動不足を解消することで十分な栄養と酸素を全身に行き渡らせることで新陳代謝(ターンオーバー)などの効果を高めます。大人ニキビの大きな原因となってしまうので血行促進は重要なポイントです。
肌の代謝をUpする
血行促進をすることによって肌の代謝をUpすることができます。表皮の新陳代謝を向上させることによって角質層をうまく剥がすことで毛穴のケアにつなげることができます。これによって大人ニキビの原因であるターンオーバーの乱れを改善出来るため、ニキビの改善に運動が効果的と考えられています。
老廃物の排出
血行促進の効果が期待出来るので老廃物の排出がスムーズに行えるようになります。しこりニキビなどは老廃物が溜まっているとできやすくなってしまい、炎症も深い部分で引き起こされてしまうため治るまでに時間がかかってしまいます。運動不足の解消で全身の血流をよくし、栄養素と酸素を行き渡らせることで老廃物の排出を行いニキビの予防と改善に繋がります。
睡眠の質の向上
質の高い睡眠は肌の新陳代謝をより活性化します。寝ている間に成長ホルモンが分泌されることで肌の細胞分裂が盛んになりニキビの予防・改善に効果が期待できます。運動不足を解消するとストレスの発散にもつながるので、体内の自律神経の一種である副交感神経を刺激します。副交感神経が優位になることで入眠しやすくなり睡眠の質の向上が期待できます。大人ニキビなどの肌トラブル改善には睡眠も効果的です。
ストレス解消
体を動かして汗をかくということはストレス発散やリフレッシュの効果が期待できます。ストレスによって乱れていたホルモンバランスが正常に保たれやすくなるため、思春期ニキビや大人ニキビなど様々なニキビに効果的です。短時間で行える軽い運動でもストレス解消の効果が期待できるので、寝る前のストレッチなどを取り入れると良いという意見もあります。
ニキビ跡にも効く
ニキビ跡は肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促進することが効果的とされています。適度な運動をすることで体内に酸素と栄養素を行き渡らせることができ、新陳代謝が活発となり肌の水分と油分のバランスがよくなります。ニキビ跡が消えやすい状態を作りあげることが出来るのです。また、運動をすることは血行促進の効果もありニキビ跡にアプローチします。
毛細血管が肌の内部でうっ血してしまい出来上がってしまう赤いニキビ跡に対しては血行促進効果が大きく役立ちます。運動不足解消による血行促進効果は、うっ血の予防と改善の効果が期待できるのでニキビ跡を薄くしていくことができます。この2点から気になるニキビ跡改善にも運動不足解消が効果的なことがわかりますね。


さらにニキビ跡にアプローチするならこちらの記事でおすすめ化粧水をチェックしてみましょう。
【注目】運動はニキビの悪化も招く

ランニングでニキビが治った・増えたの声がある
- 運動すれば自ずとga12wmdpさんニキビやニキビ痕はマシになりますよ^^ あとは睡眠時間や食生活などをしっかりすれば、 絶対に治ると思います!
他にも運動をしたことでニキビが治った、綺麗になった、肌がすべすべになったという声がありました。運動不足の解消を行い肌質がよくなった声は多くあるなか、増えたという声もあるものです。
- 新陳代謝UPによるニキビ増加halflife_babyさん最近筋トレ+ランニングをし始めたのですが、運動を始めて2週間、顔にニキビが出来始めました、現在20歳でここ三年間 運動は全くせず、三年ぶりにいい汗をかいてる状態です。ニキビが出来始めた原因は新陳代謝があがったからなのでしょうか??
ほかにも、運動を始めたらニキビが悪化した、ニキビ改善の運動が逆効果だったなどの口コミを多数見つけることができました。このような口コミがあると

ニキビが悪化するのは激しい運動
活性酸素を発生させる
激しい運動をすると活性酸素が体内に発生しやすくなります。活性酸素のあらゆる部分を酸化させてしまい病気のきっかけにもなると言われているもので、肌を傷つけてしまうためニキビの炎症の悪化・発生率の増加・ニキビ跡が残るなどを引き起こしてしまいます。また、活性酸素を分解するためにビタミンCが大量に消費されてしまい、美肌効果やニキビの治りがビタミンC不足により遅くなってしまうことも考えられます。
運動自体がストレスになる
激しい運動をすることによって肉体的なストレスが溜まってしまうことがあります。また、運動をしなくてはいけないという気持ちが精神的ストレスになってしまう場合や運動が苦手な人が激しい運動をすることで大きな精神的負担になるケースもあります。ストレス解消の効果のある運動も場合によってはストレスになり得ることがあるということが考えられます。

じゃあ、運動が思春期ニキビの原因?
思春期は学校もあり体育などで運動をしていることも多いので運動が思春期ニキビの原因と考えることもありますよね。思春期ニキビは成長ホルモンの働きによって皮脂の過剰分泌が考えられます。対人関係のストレスも原因となり、汗などもニキビに繋がります。
したがって、体育や部活などの運動が原因ではなく【運動による汗】や【ホルモンバランス】が大きな要因となっているので体育などをニキビでお休み・見学などはしないようにしましょう。


他にもあるニキビ悪化の原因
紫外線
適度な紫外線は骨を作るのに重要なビタミンDの生合成に役立つなどの良い面があります。紫外線が人に悪影響与えるケースというものは長時間・大量に浴びた時です。これによってニキビやニキビ跡の悪化やシミの発生が引き起こされるケースが多くあります。
紫外線を浴びることで活性酸素が多く発生してしまって必要量を超えてしまいます。皮膚が赤くなる、日焼けをするというのはこの活性酸素の活動によって引き起こされるものです。皮膚に存在する皮脂を酸化させてしまうことによってニキビの原因となってしまうとされています。毛穴つまりなどが引き起こされやすくなる状況がニキビの悪化を引き起こします。
また、紫外線は肌のバリア機能を攻撃してしまうので皮膚内の水分をうばう・雑菌を侵入しやすくするという効果が引き起こされます。皮膚細胞が不健康になった場合、潤いを保てなくなるほかターンオーバーの乱れに繋がります。ニキビなどの肌トラブルを引き起こしやすい肌環境におしてしまうのです。
- スクワレンを酸化させてニキビの原因となる
- メラニンの合成が促進し色素沈着がおきてニキビ跡が悪化する
- アクネ菌を増殖させて炎症が起きやすくなる
- アクネ菌から出る毒素のポルフィリンと合成し活性酸素を発生する
他にもこれらのことが紫外線を浴びることで引き起こされるため、ニキビ悪化の原因の要因として幅広く知られています。
汗
ミネラルや塩分を比較的多く含むベタベタした汗をかいている場合には、蒸発しにくく肌にとどまってしまうことがあります。汗によって皮脂を浮かばせてしまう、汗に含まれている成分が多い場合には雑菌の繁殖を増加させてしまうのでニキビに悪影響を与えてしまいます。汗の成分や汗で浮いた皮脂は雑菌の餌になるため、異常に増えてしまいニキビが増えてしまうことが考えられます。すべての汗ではありませんが可能性があるということが考えられるので注意が必要です。
運動した後はしっかりと洗顔することが大切です。こちらの記事でニキビにピッタリの洗顔料を探してみましょう。
ニキビを改善する運動のポイント

有酸素運動を取り入れる
有酸素運動は無酸素運動よりも血流を良くする効果が多いとされています。また、激しい運動は無酸素運動が多く、身体に負担をかけるほか心臓に負担がかかります。無理のない程度から始めることができる有酸素運動は、ストレスもなく気持ちが良いと思える範囲から始めるにも効果的です。ちょっとした運動が有酸素運動に繋がるので気軽に初めてみましょう。
- サイクリング
- ウォーキング
- ヨガ
- ストレッチ
などが代表的な有酸素運動として知られています。行いやすいものも多いので初めての人にもおすすめです。できるだけ毎日行うようにし、1日20分以上を目標にすると良いですね。運動を行うので水分補給をしておくとより効果的です。ダイエット目的でもニキビ改善・予防でも有酸素運動を継続すると効果が得られます。
サイクリング
サイクリングは通勤や買い物、通学などの交通手段を自転車にするだけでも良い簡単な有酸素運動です。雨の日や冬の日にはエアロバイクなどを活用することで継続することが出来るほか、外が難しくてもエアロバイクさえあれば家で継続が出来る運動です。自転車やエアロバイクのギアを重くしてしまうと無酸素運動になるので軽めにして継続するようにしてみましょう。
ウォーキング
朝でも夜でも自分の都合の良い時間に近くを散歩するようにウォーキングをしてみましょう。ただ歩くだけではなく、正しいウォーキング方法を覚えて行うとより効果的となります。早朝に行う場合、春や夏といった時には紫外線対策をするようにしましょう。熱中症予防のためにも10時〜14時は紫外線量がピークになるので避けておくようにするのがポイントです。
ヨガ
ヨガは体の歪みを矯正したり、柔軟性アップ、体力アップなどの効果も期待できるものです。無理のない方法で美容にも良いことから女性にも注目されている有酸素運動です。寝る前やリラックスしたい時に出来るヨガの方法の動画を転載して起きます。時間が取れない人でも簡単に出来るので忙しいという人でも隙間時間に楽しんで継続してみましょう。
ストレッチ
ヨガが難しい場合にはストレッチでも問題ありません。こちらの動画は5分で出来る寝る前ストレッチというものです。普段の生活から取り入れやすいものから行っていけるのがストレッチなどの有酸素運動の特徴です。ぜひ試してみましょう。
こまめに水分補給をする
血液がドロドロになってしまって血流が悪くニキビができやすくなっている可能性があります。血液中の老廃物が多くなるとドロドロになってしまい、栄養素や酸素が行き渡らなくなってしまいます。水分補給をすることで血液の粘度を下げることで栄養や酸素が行き渡りやすくなるためニキビの予防・改善に効果が期待できます。
また、水分補給を行うことで代謝が上がり、老廃物が尿や汗で体外に排出されるようになります。水分をこまめに摂取することはニキビが出来にくい身体にする効果が期待できます。
- 1回250ml位を何回かに分けて飲む
- 冷えた水ではなく、常温の水にする
- 寝起き・食事の時・入浴後には必ず水分補給する
これらを意識することで効率よく水分補給をすることができます。飲みすぎは悪影響なので適度に飲むようにしておきましょう。水分量は
汗を放置しない
思春期でも大人でもかいた汗は放置しないようにしておきましょう。汗をかいた時は優しく拭き取るようにして肌の負担にならないようにしましょう。常にタオルやハンカチなどを用意しておくのが良いですね。タオル等は清潔な状態であることが好ましいため適度に新しい物に交換するのが理想的です。拭き取るという意識より、吸収・吸着するように抑えるようにして行ってください。
汗を拭く時には乾いたタオルではなく濡らして固く絞ったタオルが良いとされています。乾いたタオルは汗などを綺麗に除去するのには効果的ですが臭いやベタつきなどは除去できないとされています。皮膚の雑菌などが残ってしまうので臭いやニキビの原因となります。濡れたタオルであれば汗の成分だけではなく、雑菌や皮脂汚れも一緒に取れるので効果的ですね。
汗をかいた時に洗顔をする場合
汗をかいた後はぬるま湯か洗顔料を使って顔を洗うようにしましょう。敏感肌・乾燥肌の人の場合は汗そのものが刺激になってしまうことも少なくありません。汗だけであればぬるま湯でも落とせるため、日焼け止めやメイク用品を使っていない場合は洗顔料を使わなくても良いとされています。洗顔を行った後はしっかりと保湿してあげることも忘れないようにしましょう。
運動後の入浴について
運動後すぐの入浴は避けるようにしましょう。運動直後に入浴すると血液が体中に分散してしまい、運動筋の代謝が不十分となってしまいます。また入浴中の心臓への負担も大きくなるため最低でも30分以上は休息して入浴するようにしましょう。入浴温度は40℃未満のぬるま湯にするようにしておくとより疲労回復しやすくなります。
メイクOFFしてから運動する
肌は常に皮膚呼吸をしているとされています。運動時には酸素が必要となるので、皮膚呼吸が活発になると同時に汗をかくことによって毛穴が開くようになっています。汗や皮脂でファンデなどが酸化して肌へのダメージとなってしまいます。また、毛穴が開くことで化粧が毛穴につまってしまうためニキビの原因となってしまうことが考えられるのでメイクOFFしてから運動するようにしてみましょう。

・日中用乳液と汗で落ちにくいウォータープルーフの日焼け止めを使う
・ファンデーションの下地はしっかりと、仕上げはさらっと行う
・目元はナチュラルメイクにする
・リップはSPF入りのカラーを選ぶ
などの工夫をするとメイクしたままでも運動しやすくなりますが、肌のことを考えるならばメイク無しの方が良いわね!
さらにファンデーションは、ニキビ肌に優しいものがおすすめです。こちらの記事でチェックしてみましょう。
運動不足解消でニキビ悩みもおさらば♪

現代人は特に運動不足になりやすいとされています。以前よりもデスクワークが増えてきており、仕事での運動量も減ってきてしまっています。普段の生活から少しずつ運動するように心がけて生活をしていると、不思議と運動不足が解消するということも考えられます。普段から少しずつ運動をするようにしてニキビの悩みともおさらばしましょう!