ニキビが潰れて出る汁は出した方がいい汁と取らない方がいい汁がある

ニキビが潰れて出る汁は出した方がいい汁と取らない方がいい汁がある

ニキビを潰したら汁が出てきた、なんだか臭い……、こんな経験をしたことのある人はいませんか?あるいは血や膿が出てきたという人もいるでしょう。跡を残さないためにも、正しく止める方法やニキビの潰し方を知っておきましょう。

潰れて汁や血が出るニキビの対処法

ニキビが、ちょっとした拍子に潰れてしまったという経験がある方も多いかもしれません。その時に、得体のしれない汁や、血が出ると不安になりますよね。けれど不安に思っているだけでは、その正体もわからないままです。そこで、その汁の正体、なぜ血が混じっているのかを知ることは、ニキビが潰れたときの対処の第一歩かもしれません。正しい知識を持って、その汁は何なのかを知り、適切に対処してきれいに治してしまいましょう!

ニキビが潰れたら出てくる「モノ」

どろっとした臭い汁は膿

ニキビが潰れたとき、どうして「臭い汁」、膿が出てくるのでしょうか。それはニキビが進行の最終段階、黄色ニキビが潰れたものである可能性が高いのです。ニキビは古い角質と皮脂がまじりあったものが毛穴に詰まる白ニキビから始まります。そしてその角栓の出口が酸化し、黒くなったものが、黒ニキビです。それにアクネ菌が住み着いてしまったときに炎症を起こすのが、赤ニキビです。そして黄色ニキビに進行しますが、それはそのニキビに黄色ブドウ球菌が繁殖している状態です。けれど人間には免疫作用がありますから、その菌を殺そうと働きます。ニキビに繁殖する菌と血液中の白血球が戦ったものの残骸が膿です。またそのような菌を免疫作用で殺菌しようと働くのは、白血球の中、好中球という成分だとされています。

さらっとした透明な汁は浸出液

組織がダメージを受けた時などに、血管から血液成分が出てきて、それがダメージを受けた部分に集結します。それには白血球などの細胞成分も多く含まれているのです。細胞成長因子も含んでいます。それを浸出液と呼びます。

この浸出液はダメージを回復しようとそのダメージを受けた組織周辺に集まるのです。ですからこれはニキビが潰れて出てきたとき、そのダメージを修復しようという体の働きで、悪いものではありません。

潰した時に毛細血管が傷つくと血

ニキビが潰れて血が出たという経験もある方もいらっしゃるのではないでしょうか。その出血は、潰したときに肌の組織がダメージを受け、血が出たということもありますが、多くはニキビに菌があったという場合に起こることが多いのです。菌の繁殖で、毛細血管が傷つき、内出血となります。それがニキビが潰れてしまったときに、角栓や膿とともに出てくることも多くあります。

つまり菌が付着しているニキビのケースです。そのようなニキビは赤ニキビである可能性が高いので、そのようなニキビは潰すこともNGですし、何かの拍子で潰れてしまわないよう注意が必要となります。

はるこ先生
というわけで、浸出液、膿、血、それらどれをとってもメカニズムが違うから、その原因を見極めるっていうことが大切なの!

ニキビの汁が止まらない時の湿潤療法

湿潤療法とは

今までの傷の治療は消毒液を使って傷口を消毒し、傷を乾かせカサブタを作らせ、そして治すというものでした。

ところがこの湿潤療法のメカニズムは全く違っているのです。特徴の1つとしてまず消毒をしないという点です。傷口を流水で洗い流すだけです。というのも消毒とは細菌の細胞のたんぱく質を壊すという仕組みで殺菌します。ところがこの消毒の時に、傷口の細胞も壊しているのです。流水で洗い流すだけで殺菌は十分に行われるそうです。

そして浸出液の出番です。浸出液は細胞の成長因子です。つまり傷ついた肌の組織を修復する力があります。傷口が「ジュクジュク」した状態であると不安になるかもしれませんが、これは浸出液が活発に働いている状態です。カサブタができると細菌が同じ場所にとどまり続けることにもなるため、化膿もしやすいのですが、浸出液はその逆の仕組みで働くために、化膿もほぼありません。また自然治癒を取り入れた治療法で、「痛みもなく」、「素早く治る」、「跡が残らない」という優れた方法です。

湿潤療法は「モイストヒーリング」とも呼ばれます。

やり方①ワセリンを使用する

まずは用意するものです。白色ワセリン、ラップ、ガーゼ、テーピングテープ等を用意します。そして次の順序で行ってください。

  1. 潰れたニキビの箇所を流水で洗い流す
  2. 患部にワセリンを多めに塗る
  3. あらかじめカットしておいたラップでワセリンの部分を覆う
  4. 少し折って厚めにしたガーゼでラップより一回り大きく覆う
  5. ずれないよう、テーピングテープなので四方を張り付ける

という方法です。ワセリンにはワセリンが塗られた箇所から、「何も出さない」という効果があります。そして「なにも入れない」という効果もあります。そそしてさらにラップで覆うことで湿潤液が閉じ込められ、その湿潤液の特徴である細胞成長因子が傷を修復していくのです。ガーゼを折って使うのは、その潰れたニキビに物理的な刺激を防ぐためです。

湿潤液は多少匂いを伴うことがありますが、それを「化膿では?」と心配しなくて大丈夫です。そして1日過ぎたら、次の日も湿潤療法を最初のステップ、流水で洗い流すことから始めてください。それを繰り返しているうちに浸出液が出てこなくなります。それがほぼ完治したというサインです。

やり方②キズパワーパッドを使用する

キズパワーパッドの素材ですが、テープの部分がポリウレタンフィルム、傷口に触れる部分がハイドロコロイド素材でできています。

ポリウレタンフィルムは、上記のワセリンを使った方法と同じく、水も細菌も通しません。そしてハイドロコロイド素材で、にじみ出る湿潤液を含み、ゼリー状となって傷口を守ります。ゼリー状とは言ってもそのメカニズムはカサブタとは違ったものです。

そして閉じ込められた湿潤液が、潰れたニキビ、傷、やけどなどを修復して回り、化膿も防ぎ、ワセリンを使った方法同様、「痛みもない」、「早く治るお」、「跡が残らない」というメリットがあります。やはり顔のニキビが潰れると跡に残るかもしれないという可能性・不安もありますから、このキズパワーパッドを使った治療法もぜひおすすめします。メカニズムはワセリンを使った方法と同じですが、手軽に治療できる点、キズパワーパッドは最大5日間貼り続けてよいという便利なものでもあります。

キズパワーパッドのメーカーは、ジョンソン・エンド・ジョンソン。ブランド名はキズパワーパッドです。ドラッグストア、楽天、ケンコーコム、Amazonでも取り扱いがあります。ふつうサイズ10枚入りで通常1,012円(税込)ですが、例えばAmazonだと806円(税込)で購入できます。

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湿潤療法の注意点

湿潤療法において注意したいのは感染症です。細菌に感染することで、それによって高熱が出る、意識に障害がでるという重篤な症状が出ることもあります。また血液中に細菌がある状態の菌血症などにも罹ることもあります。

そのような状態になりやすいのは、幼児、老人、糖尿病を患っている方、風邪などを引いてるという方々で、それはなぜかというと、免疫力が下がっているからです。

またキズパワーパッドではなくワセリン・ラップで行う湿潤療法は、キズパワーパッドと違って湿潤液を吸い取りゼリー状にするという効果を持っていないため、その箇所が高温・高湿度となりやすいのです。すると健康な成人であっても感染することはあります。

そのためワセリンを使って湿潤療法を行う場合はこまめに貼りかえる必要が出てきます。

傷の周りが赤くなっている、ズキズキと痛む、腫れている、熱を持っちている、膿が増えるという症状が起こった場合、たとえキズパワーパッドによる湿潤療法であっても感染の疑いがあります。その時は湿潤療法を中止してください。

アッキー
湿潤療法には僕も興味津々ですけど、やっぱり感染症は怖いから、Amazonでキズパワーパッドを買っておこうかなあ。
はるこ先生
あら、アッキー、私に出遅れたわね。
家の薬箱にはもうとっくにキズパワーパッドが入ってるわよ!

ニキビの膿・汁を出すのは賛否両論

膿出しでニキビ跡を残さず治るケース

一般的な私たちも、また皮膚科医の中でも黄色ニキビの「膿を出す」という治療法については賛否両論ですが、膿を出すことによる跡を残さないニキビの治療ができたという方もいるのです。

確かに潰すための器具や手を消毒して、正しい方法で膿を出せば、跡も残らず、早く治るということもありえます。そして確かに赤ニキビの段階で潰すのはNGです。それはニキビの中でアクネ菌が暴れまわり、炎症を起こしている状態です。ですから、赤ニキビには「触らない」、「刺激を与えない」ということも大切です。

潰れる音がして一気に悪化したケース

潰れる音がするとはどんな状態だと思いますか?それはニキビの悪化の原因なのでしょうか。

潰れる音というのは、おそらく毛穴の中の膿が入っている袋が破れる時の音だと思います。このように顎を掻いた拍子に潰れる当ことは、自分で潰そうと消毒や正しい方法をとっていないので、ニキビの悪化もありえます。またその膿に残っている細菌が他の皮膚にも付着して、ニキビが増えるということもあるかもしれません。跡になりやすいケースです。するとやはり膿を持ったニキビは、何かの拍子で潰れるのを防ぐという意味でも、自分で膿を出しておく、ということも有効かもしれません。

ニキビにオロナインを使用するケース

オロナインには油分が含まれているので、白ニキビ、黒ニキビという段階の角栓を遊離させるという効果はあります。

また成分にクロルヘキシジングルコン酸塩液が含まれていて、殺菌効果もあります。そのため赤ニキビにも効果があるといわれています。ただし……、潰したニキビにオロナインをこんもりと塗るという方法は、他のサイトでは奨励している所もあるのですが、それは殺菌するという湿潤法と全く反対の方法なので、跡として残る可能性は高いのではないでしょうか。「マシ」という所かもしれません。

浸出液を止めるのはニキビに悪い

湿潤液療法の頁で浸出液についてもお伝えしましたが、再度まとめてみます!

浸出液の成分と役割

浸出液の成分は主に、サイトカン、細胞成長因子、白血球、マクロファージです。このサイトカンと細胞成長因子は傷ができた時、その傷を修復させるよう、適した順番で血小板、線維芽細胞、表皮細胞などを、増殖、移動などをさせるコントロールをする力を持っています。また白血球、マクロファージは免疫細胞の一種で感染を防ぎます。ですから傷の修復には浸出液は欠かせないのです。

浸出液が固まるとできる「かさぶた」

カサブタは浸出液が傷口の表面で固まったものですが、このカサブタができるということは、正常な傷の修復ができていないという証でもあります。カサブタができると、体の肉芽細胞や表皮細胞が壊死します。これも湿潤療法に則っておらず、傷がなかなか治らない、痛む、跡が残るということが起きてしまいます。カサブタができるということとは、傷口が乾燥しているという意味でもあります。そのようにならないよう適切な処置が望ましいのです。特に潰れてしまったニキビなどは、早く治したいということとともに、跡を残したくないものです。そのためカサブタを作らない処置をとりましょう。

浸出液の塊は無理にはがさないこと

カサブタの状態はかゆみを伴うこともあります。ですから、つい触ってしまったり、掻いてしまって、カサブタがはがれるということもありえます。けれどそれは最悪の場合、ケロイド状の跡をの残す可能性もあるのです。傷が完治すればカサブタは自然にはがれますが、無理にはがした場合、そこに血液や浸出液が集まります。それによって盛り上がった跡が残りやすくなってしまうのです。つぶれたニキビが顔であった場合、そのような事態は避けたいものです。カサブタは決してはがさない、またカサブタができるような処置をしないということが大切です。

アッキー
湿潤液って、ある意味、傷を治す魔法の薬みたいなもんだって思いました。
これからはそれを利用した傷の治し方が主流になる予感がします。

固い痛いしこりニキビは潰さないこと

しこりニキビってどんな状態?

しこりニキビは大きくて、触った感触が固いという所が特徴です。なぜこのようなしこりニキビができてしまうのかというと原因は2つ考えられています。1つには、ニキビが赤ニキビとなりアクネ菌が繁殖を始めたときに、白血球の一つである好中球がアクネ菌と戦い、それが長期戦になった時に毛穴付近の組織に炎症を起こさせるためです。するとコラーゲン等が組織の再生をしようと集まってそれが大きくてかたいニキビ、しこりニキビとなる一因です。

またもう1つは腸などからくる老廃物の有毒なガスが血液中に乗って肌の奥の組織に届き、それがしこりニキビとなることもあります。肌の奥にできることが特徴です。

長期化しやすく跡になりやすい

しこりニキビは、しこりニキビとなる原因もニキビの長期化が一因ですが、できてしまってもなかなか治らず長期化します。また少々治まってきてもまた繰り返すという特徴もあります。そのため皮膚の再生をしようとする働きも繰り返されるためさらに長期化し、固く大きくなる傾向にあります。肌の奥にできることから、色は肌色であることも多いのですが、赤~紫色になるしこりニキビもあります

また炎症が繰り返し起こることで、肌の組織もダメージを受け続けるため跡となりやすいのもしこりニキビの特徴です。

このような特徴を持つしこりニキビは、ニキビに適したスキンケアも効果がない、薬を塗ってもなかなか治らないということも多いのです。すると体の内側からのアプローチが必要となることも多いのです。

肌の健康を保ち根気良く治す

①生活習慣の改善

まずは食生活も正してみてください。

やはり肌もタンパク質で作られていますから、鶏ささみ、豚、大豆食品なども積極的に取り入れましょう。またビタミンB2には肌を健やかな状態をキープする力もあります。鶏レバー、ひじき、アーモンドにも含まれます。ビタミンEは肌細胞の酸化を防ぐ役割も持っています。アーモンド、ピーナッツなどにも含まれています。またニキビに効果的な栄養素は、ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンB6です。B2とB6は皮脂の分泌を抑制してくれます。またビタミンC、Eもニキビ対策に効果的で、同時に摂ることで、抗酸化の効果はアップします。また食物繊維も大切です。腸内環境を整えなければ、ニキビに悪影響だからです。

そしてまた睡眠も重要です。成長ホルモンが活発になる22時から2時までの間は寝たほうが望ましいのですが、それが無理であれば寝付いてからの3時間に質の良い眠りをとるようにしましょう。

またストレスも大敵です。ストレスを感じると交感神経が優位に立ちますが、それによって皮脂の分泌が過剰になり、ニキビへと直結してしまうからです。

ストレスと運動にも大きな関連があり、特にウォーキングやジョギングで足が鍛えられると、静脈を心臓に送るポンプとなり、ストレスの改善に役立ちます。そして適度な運動はセロトニンやエンドルフィンというストレス解消に役立つ脳内物質が分泌されます。

香りでストレス解消も良いですね。寝る前の数時間はパソコンやスマートフォンの視聴を止めてラベンダーの香りをアロマディフューザーなどで楽しみながら、ゆっくりした時間を作ることもストレス解消には良いのです。

②正しいスキンケア

女性であればメイクをすることも多いと思うのでうすが、その時に使うクレンジング剤を見直してみませんか?やはり素早くなじみ、オフも簡単なオイルクレンジングを選びがちですが、このオイルクレンジングには水溶性のものと油溶性のものを混ぜるため界面活性剤が入っています。この界面活性剤は、肌のバリア機能にダメージを与えるため、ニキビの原因となりやすいのです。

また朝は洗顔料を使わないぬるま湯洗顔をおすすめします。朝の顔についているものは、睡眠中に分泌された皮脂、そしてほこりなどです。皮脂は34度で溶けだしますから、ぬるいお湯での洗顔で皮脂もホコリもきちんと落ちます。皮脂を奪いすぎない洗顔です。

また夜の洗顔も皮脂を奪いすぎない、それでいて毛穴の汚れは落ちる洗顔料を選んでください。熱すぎるお湯での洗顔は皮脂を奪いすぎるのでNGです。程々の皮脂は肌にバリアを作って肌を守る役割をしてくれます。そして皮脂を落とす過ぎると肌は危機感を感じて、さらに皮脂を過剰に分泌するので、ニキビに悪影響です。

保湿に関しては、主に使うアイテムは化粧水、乳液、クリームです。化粧水で保湿成分を角層に満たし、乳液で肌のバリア機能を向上させます。そのために配合されているといい成分は人間がもともと持っている、ヒト型セラミドやNMF(天然保湿因子)です。そしてクリームで肌に栄養を与え、フタをします。保湿の最大の目的は、肌のバリア機能の向上です。このバリア機能が正常であればニキビはできにくくなります。

③新しいニキビを作らない

しこりニキビを予防したいと思う場合、究極的な答えは「新しいニキビを作らなければしこりニキビもできない」ということになります。

すると根本的な解決は毛穴に古い角質(タンパク質)や皮脂を詰めないということになります。すると①と②でお伝えした生活習慣の改善や正しいスキンケアを行うことが重要なのです。食事、睡眠、ストレス発散に気をつけ、スキンケアでは正しい洗顔をし、保湿をするということです。

それらが行われていれば、皮脂の過剰分泌も止まり、古い角質は自然なターンオーバーで「垢」として取り除かれます。すると毛穴に古い角質も皮脂も詰まることがなくなり、新しいニキビができるリスクも大幅に下がります。

はるこ先生
しこりニキビは避けたいな……。
それにはやっぱり予防よね!
アッキー
そうかもしれないですね。
スキンケア、もう一度見直してみようっと!

ニキビ進行段階と正しい潰し方

【1】白ニキビ

この白ニキビという状態は毛穴に古い角質(タンパク質)と皮脂がまじりあった、角栓(コメド)が詰まっているというだけの状態です。この状態または、黒ニキビになった後、アクネ菌が皮脂を餌にし繁殖しだすのが赤ニキビですから、この白ニキビのうちに角栓を取り除くのは、むしろニキビを悪化させないためにも良いかもしれません。

コメドプッシャーは皮膚科でも使用されている角栓を押し出す機器です。これを正しい使い方で使って角栓を除去しましょう。

コメドプッシャーの使用法です。コメドプッシャーのほかにコットンとタオル、マキロンなどの消毒液を用意しておいてください。タオルは濡らしてレンジで1分ほどチンして、ホットタオルを作っておきます。コメドプッシャーは煮沸消毒した後、消毒液でさらに消毒しておきます。洗顔も済ませておいてください。

  1. ホットタオルを顔に5分ほど置き、毛穴を開かせます
  2. 消毒液を浸したコットンでニキビを消毒します
  3. コメドプッシャーで角栓を押し出します
  4. 開いているニキビを刺激の少ない化粧水で保湿します

というものです。このように安全に角栓を取り除いておくことで、最終段階にニキビが進み、それが肌に跡を残すようなものになることを防ぐことができます。この角栓を取り除くという行為は、肌細胞に傷を作るわけではありません。そのため湿潤液は分泌されないので、湿潤療法は行えません。

【2】黒ニキビ

この黒ニキビの段階は、白ニキビが一歩進んだもので、赤ニキビの手前と言えます。白ニキビは単に毛穴に角栓が詰まっているだけでしたが、黒ニキビの場合、その出口の部分が酸化して黒ずんだものです。この黒ニキビの処置も白ニキビのケースと同じ処置でいいと思いますが、白ニキビより進行している、赤ニキビの手前であるということを考えると、雑菌をつかせないようにしなければならず、コメドプッシャー使用時も入念に消毒が必要です。またコメドプッシャーで押し出した後も、さらに消毒する方が良いでしょう。湿潤療法が行えないのは白ニキビと同じ理由からです。

【3】赤ニキビ

これは間違っても潰してはいけないニキビです。コメドプッシャーの使用もNGです。というのもこれはアクネ菌が皮脂を餌として繁殖し、炎症を起こしているニキビだからです。この赤ニキビはクレンジング、洗顔の時も、意識して優しく触れるようにする、日常的に触らないようにするなどが大切な時期のニキビなのです。この赤ニキビに対しては潰すことはもちろん厳禁で、デリケートな扱いが必要となります。

【4】黄色ニキビ

この黄色ニキビについては、各サイトでも皮膚科医の間でも潰していいor潰してはいけないと、意見が分かれる所なのです。ただ、つい爪で掻いてしまって潰れた、洗顔の時誤って潰れてしまった、寝ている間に潰れていた、ということもありえるほど、あっけなく潰れてしまうのも黄色ニキビの特徴です。そのような潰れかたをすると、跡にもなりやすく雑菌も付着しやすいのです。それならば、やはり自分で潰しておくというのも1つの手段ではないかと思います。

この黄色ニキビは決してコメドプッシャーで潰さないでください。ほぼ跡が残ってしまうという結果になります。

この黄色ニキビの潰し方は白ニキビ、黒ニキビとは全く違っています。まず用意するものですが、細い針とキズパワーパッドです。針は消毒しておき、洗顔も済ませておいてください。

  1. 針で黄色ニキビを軽く刺してください(プチっという瞬間があるのでそこでストップです)
  2. きれいな指の腹で軽く圧力をかけ膿を出します(全部膿を出し切らない点がポイントです)
  3. 流水で洗い流します
  4. キズパワーパッドを貼ります

ニキビの膿は毛穴の中で袋を作り、その中に入っています。その袋の底までを針で刺すと毛穴にダメージを与えるので、肌表面の膿の袋を少し破くようなイメージで針を刺してください。そして膿を出し切るとこれも肌にダメージを与える可能性が大になってしまいます。残った膿は自然分解されるので、出し切ろうとしないでください。その後は湿潤療法を利用して治していきます。もちろんキズパワーパッドではなく、「白色ワセリン、ラップ、ガーゼ」という方法でも構いません。そのような方法で膿を出せば、ニキビの治りも早くなり、跡も残らない安全な黄色ニキビの治療となると思います。

はるこ先生
ニキビの進行別に対処法をお伝えしたわ!
私が思うのは、特に白ニキビと黄色ニキビを間違えないでほしいっていうこと!
対処法が全く異なるから注意してね!
アッキー
白ニキビと黄色ニキビの対処法をもし間違えたらと思うと……、あー、こわっ!

汁が飛ぶニキビは早期に治す

ニキビから汁が飛び出るということは、それは浸出液ではありません。それは黄色ブドウ球菌と白血球が戦った後の死に絶えた残骸です。つまり膿です。匂いを嗅いだら臭いかもしれませんよ。そのようなニキビになる前に治療したいですが、黄色ニキビになってしまったら、正しい潰し方をマスターして、実行するということも1つの手段です。いずれにしても、そうならない生活習慣と正しいスキンケアを行う毎日を送ることが最重要です!