足の爪が黒いのってまさかガン!?詳しい見分け方と色々な原因まとめてみた

足の爪が黒いのってまさかガン!?詳しい見分け方と色々な原因まとめてみた

足の爪が黒いのは、なにかの病気が隠れているからかもしれません。線や斑点等の形状、赤っぽい黒や茶色っぽい黒等の色を見分けて、どのような病気である可能性があるか見当をつけましょう。そして、その後はなるべく早く病院で詳しい検査を受けてくださいね。

足の爪が黒くて、病気が心配…

足の爪が黒いと言っても、黒い線、黒いシミ、黒い斑点……様々ありますよね。まずは、ご自身の爪がどのように黒いか観察してみましょう。そして、少しでも病気である可能性があるのならば、軽く考えず病院で相談するようにしましょう。今回は、どのような病気であるか見当をつけるために、様々や病気や症状をご紹介します 。

アッキー
はるこ先生~、最近足の爪が黒いんですよ~(泣) 「爪が黒い画像」を検索してみてたら、もしかして僕病気なのかなって心配になっちゃって……。
はるこ先生
見せてみて、アッキー。あぁ、この黒くなり方はもしかして……。

爪が黒くなる原因

メラノーマ

メラノーマとは、黒色悪性腫瘍とも呼ばれるもので皮膚ガンの一種です。最初は、黒い筋のようなものが爪にできますが、徐々に筋の周りにシミのように広がったり、皮膚にまで広がります。場合によっては、筋状ではなく血豆のような点状のものができることもあるようです。

そして、メラノーマは進行が早いガンであると言われています。そのため、気が付いた時には、他の爪や皮膚、リンパ節や内臓に転移していたということもあるようです。

メラノーマかもしれないという場合は皮膚科に行きましょう。実際にメラノーマであると診断されると切除手術が行われます。進行してメラノーマが広がっている場合は、指の切断というケースもあるため、爪に異変を感じたら一刻も早く病院に行くようにしましょう。また、メラノーマはガンの一種であるため、抗ガン剤や放射線治療等も行われることがあります。

爪にできる可能性があるガンとしては、他にもボーエン病というものが挙げられます。皮膚は、一番表面の表皮とその下の真皮から構成されていますが、ボーエン病は表皮の内側にガンができることを言います。その状態では転移することは少なく、早期発見できれば切除手術で完治することが多いとされています。しかし、真皮にまでガンが達すると、ボーエンガンと呼ばれる深刻なガンになってしまいます。

見た目は、赤茶色の斑状であり、かゆみを伴うことが多いため、湿疹と勘違いされることもあります。しかし、湿疹ではないため、ステロイド薬などの湿疹の薬を塗っても症状が改善することはありません。

アジソン病

腎臓の上には副腎と呼ばれる臓器がありますが、アジソン病はこの副腎の機能が低下する病気です。副腎の機能が低下すると副腎から分泌される副腎皮質ホルモンの分泌量が減少します。そして、副腎皮質ホルモンは、生命活動を維持するために必要なホルモンであるため、必要な量が分泌されない場合は全身に様々な症状が現れます。

主な症状としては、

  • 食欲不振、下痢、便秘などの胃腸への症状
  • 倦怠感や疲労感
  • 色素沈着

等です。

色素沈着に関しては、皮膚だけでなく爪にも起こる場合があります。爪全体が茶色に変色したり、黒い線が現れます。そして、1本の指だけでなく数本の指に変化が現れることが多いようです。

原因は、感染症や結核による自己免疫反応、遺伝等であると考えられています。しかし、過度のストレスやガンの副腎への転移等も原因になることがあります。

アジソン病を疑った場合、内科や内分泌内科で受診しましょう。アジソン病は現在、完治させる方法が見つかっていません。そのため、副腎皮質ホルモンを薬を補いながら経過を観察することが多いようです。

内出血

爪の内出血は爪下血腫とも呼ばれ、爪の内側に血が溜まることによっておこります。つまり、「アザ」と同じですね。そのため、爪の全体または一部が赤紫や赤黒い色に変色したり、血豆のようなものができることが多くあります。

爪の内側で内出血が起こる原因としては、

  • 足を物にぶつけた、蹴った
  • ドアで挟んだ
  • 足の上に物を落とした

等が考えられます。

爪の内出血も皮膚のアザと同じように放置しておくと自然に治ることがほとんどです。放置しておくと徐々に黄色くなり、皮膚に吸収されて完治します。

しかし、爪の割れや剥がれを伴ったり、爪の3分の1以上に内出血が起こっている場合は、雑菌が入って感染症を引き起こしたり、傷みが続く原因になります。そのため、症状が酷いと感じた場合には皮膚科を受診しましょう。正しい方法で消毒を行ってもらえたり、爪の内部に溜まった血液を抜いてもらうことができます。

ほくろ

爪の根元には、爪を作り出す爪母と呼ばれる部位があります。そして、そこにほくろがあるとほくろの色素が爪に影響し、幅1mm程度の縦線が現れることがあるのです。

皮膚のほくろと同じで、悪性化することはほとんどなく、放置しておいてもよいと言われています。しかし、見た目上気なって仕方がないという場合は、皮膚科で手術を受けることができます。手術の方法は、ほくろの細胞を切除して、縫い合わせるという方法が一般的であるようです 。

はるこ先生
放置しておいてもよいと言われるけど、それは本当に「ほくろ」であった場合のみ。爪に縦線が入る重大な病気もあるから、まずは病院で検査だけは受けておきたいわね。

水虫やカビ

水虫は足が白癬菌というカビ菌に感染することによって起こります。そして、その白癬菌が皮膚から爪の中に侵入すると爪水虫と呼ばれる状態になります。

爪水虫の特徴としては、

  • 爪が黄色に濁る
  • 爪に透明感がなく
  • くすむ
  • 爪が厚くなる
  • 爪の周りの皮膚にも炎症がある
  • 爪がボロボロっと崩れる

等があります。そして、これらの症状が悪化すると黒色や茶色に変色してしまいます。

爪水虫は、皮膚科で処方される塗り薬や飲み薬で治療することが一般的であるようです。場合によっては、レーザー治療が行われることもあります。

白癬菌以外にも、緑膿菌と呼ばれるカビに感染し、爪が変色することもあります。特に、ジェルネイルを施している人は、ジェルと爪の間に菌が入り込み繁殖しやすいと言われています。菌が繁殖すると、爪が緑色に変色してグリーンネイルと呼ばれる状態になります。

グリーンネイルになった場合は、皮膚科で処方される緑膿菌に効果のある塗り薬を塗ります。完治するまでには、1か月から1年程度かかると言われています。もちろん、この間はジェルネイルはお休みしましょう 。

はるこ先生
爪水虫は、他の指や周りの人にも移る可能性があるわ。スリッパやバスマットの使い回しには注意したいわね!

薬の影響

抗がん剤等、副作用として皮膚障害がでる薬の中には爪にまで影響を及ぼすものもあります。爪に起こる変化は人によって異なりますが、全体的に黒ずんだり、黒い線が現れることが多いようです。また、爪の表面が波打ったように変形することもあります。

また、酷くなると爪が剥がれたり、割れやすくなる人もいます。これらは、薬によって、皮膚の細胞の再生能力が衰えたり、色素細胞が刺激されることによって起こるとされています。そのため、自分でできることとしては、ハンドクリームで爪を保湿したり、爪が傷つかないように靴下等でガードすることです。

腸内環境の悪化

便秘や消化不良等、腸内環境が悪化していると胃腸から十分な栄養を吸収できなくなってしまいます。そうすると、指先の爪にまで栄養が届かなくなり、爪が栄養不足になってしまいます。

栄養が足りていない爪は

  • ガサガサと乾燥する
  • 割れやすくなる
  • 黒い線が現れる

等の症状が起こります。

もし、腸内環境の悪化に心当たりがある場合は、内科や消化器科で相談するようにしましょう。また、無理なダイエットや偏った食事は改めて栄養バランスの良い食事に切り替えること、爪専用のクリームで爪に栄養を与えたり保湿すること等も大切です。

糖尿病

糖尿病とは、不規則な生活習慣や食生活が原因でインスリンというホルモンがうまく作用しなくなる病気です。インスリンには糖を分解しエネルギーに変える働きがありますが、働きが低下すると糖を分解できなくなり血糖値が高くなります。

糖尿病の主な自覚症状としては、

  • 喉が渇く
  • 尿の量や回数が増える
  • 体重が減少する
  • 肌がベタつく

等です。

そして、糖尿病により血糖値が高い状態が続くと動脈硬化が進みます。動脈硬化は動脈が硬くなる状態であるため、血液が血管内をスムーズに流れることができず血行が悪くなります。血行が悪くなると爪にまで栄養が行き渡らないため、爪に異変が起こるのです。

糖尿病による爪の主な症状としては、

  • 腺が入る
  • 巻爪になる
  • 厚くなる
  • 波打ったように
  • 凸凹になる
  • 白く濁る

等です。

糖尿病になると血流障害を起こしたり、抵抗力が低下するため足の爪だけでなく足自体にも様々な得今日がでます。そのため、病院では足を清潔に保つ方法や爪の切り方等、フットケアに関する指導を受けることができますので、是非病院で相談してみてくださいね。

また、糖尿病自体の治療は、内科や内分泌内科で行われることがほとんどです。そして、食事や運動、薬等を使って血糖値をコントロールする治療がとられることが多いようです 。

はるこ先生
糖尿病によって足にまで影響がでることを「足病変」や「糖尿病足病変」と呼ぶのよ。
アッキー
へぇー。糖尿病と足には密接な感性があるんですね!

閉塞性動脈硬化症

閉塞性動脈硬化症とは、乱れた生活習慣や喫煙、高血圧等により動脈が硬くなる病気です。動脈が硬化すると血流が悪くなり手足の先に栄養や酸素が行き渡らなくなります。そのため、手足にしびれや冷感、刺すような痛みが現れたり、酷くなると壊死することもあります。

そして、足先に栄養が届かないことにより、爪の変形や肥厚、変色等も現れます。また、片方の足だけ血流が悪くなっている場合は、左右の爪の伸びる早さが異なることもあるようです。

足に違和感を感じ、閉塞性動脈硬化症が疑われる場合には血管外科や循環器内科で受診しましょう。閉塞性動脈硬化症であった場合は、血液をサラサラにする薬や血管を広げる薬を使って治療します。場合によっては、血管を拡張する手術や自分の他の部位の血管を移植して、バイパスと呼ばれる新しい血液の通り道を作る手術が行われる場合もあります。

靴による圧迫

サイズの合っていない小さな靴を履いていると爪が圧迫されて内出血し、爪が黒く変色することがあります。また、爪が圧迫された状態が続くと爪の下に老廃物が溜まりやすくなるため、爪が厚くなって黄ばんだり、黒ずむことがあります。

特に先の尖った靴やハイヒールをよく履く人は、足の親指や小指が圧迫されるため、爪の変色に加えて変形することもあります。

これらの場合、足に合った靴を選ぶことで、時間とともに爪の変色は改善することがほとんどです。しかし、状態が酷い場合は自然治癒しません。その場合は、皮膚科で適切に爪を切ったり、やすりで厚くなった爪を削ってもらいましょう。

症状で見分ける黒い爪の原因

一言で「爪が黒い」と言っても、色や範囲、痛みの有無等は様々ですよね。次は症状別に爪が黒くなる原因について詳しく見ていきましょう 。

はるこ先生
爪が黒い原因を特定するのは、素人では難しいわ。ある程度見当をつけて、何科に行けばいいか決めるための参考にしたいわね。
アッキー
そうですね。病院では医師が目で見て判断する視診や症状について詳しく聞かれる問診、顕微鏡で細胞を検査をする顕微鏡検査等が行われるんですよね。

黒い縦線

◆メラノーマ

メラノーマの特徴は、爪の根元から徐々に真っ黒い筋が伸びていくことだと言われています。そして、放置しているとその筋は段々と濃く、太くなることが多いようです。しかし、メラノーマはガン。つまり、濃く太くなっているということはガンが進行しているということなのです。少しでもおかしいと思ったら、自己判断で経過を観察するのではなく、できるだけ早く病院で相談しましょう。

◆アジソン病

アジソン病も黒い縦線が爪に現れることが大きな特徴です。しかし、アジソン病は、複数の爪に同時に筋が現れることが多いようです。また、爪だけでなく全身の皮膚も黒ずみます。

◆ほくろ

10代後半頃までに、はっきりとした縦線が現れている場合は、ほくろであることが多いとされています。しかし、ほくろもなんらかの拍子に悪性化することがあるため安心してしまわないように注意しましょう。

黒い点

◆内出血

足をぶつけた、足が圧迫されるような靴を履いている等の心あたりがある場合は、内出血である可能性が高いです。そして、内出血の黒い点は、赤黒い色や赤紫色に近いことが多くあります。

また、黒い点は爪が伸びるのと共に移動し、自然に消えることがほとんどです。

黒いシミ

◆メラノーマ

メラノーマは黒い線状だけでなく斑状の場合もあります。そして、黒い斑点の境界線がぼやけていることが多いようです。放置していると、斑点は徐々に大きくなり爪の一部または全部を覆うような黒いシミになります。

◆抗ガン剤の副作用

抗ガン剤を使用していて、爪にモヤモヤっとした黒いシミがある場合は副作用である可能性があります。抗ガン剤の副作用の場合、爪の変色の他に表面の凸凹やガサつき等を伴うことがあります。

◆内出血

内出血は血豆のように黒い斑点ができることもありますが、爪の内側の出血が酷い場合は、大きなシミのように見えることもあります。

◆糖尿病、閉塞性動脈硬化症

糖尿病も閉塞性動脈硬化症も足の血行が悪くなるため、足の指が黒ずんだり、爪に黒いシミのようなものができます。放置していると、爪だけでなく足の指が壊死したり、えぐれたような状態になることもあるので、早めに治療をしましょう。

足の爪先が黒い

◆グリーンネイル

ジェルネイルをしているとジェルが剥がれたり、浮いたりしたところから緑膿菌が入り爪を変色させます。そのため、爪の先からジェルが剥がれかけており、そこから菌が入り繁殖すると爪の先だけが変色する可能性があります。

グリーンネイルという名の通り緑色に変色することが多いですが、場合によっては深緑のような色や黒っぽい色に変色することもあります。

◆汚れ

病気ではありませんが、伸びた爪の先と皮膚の間に垢等の汚れが溜まって黒く見えることがあります。ただ汚れが挟まっているだけの場合は、爪ブラシやシャワー等で洗うことによって黒い汚れは簡単に取ることができます。

茶色

◆黒色が茶色に見えるケース

ほくろ、薬による副作用等の場合、爪に色素沈着を起こして黒ずんだり、黒いシミや筋ができることがあります。しかし、人によっては色素が真っ黒ではなく茶色やこげ茶色であることがあります。

◆爪が厚くなり茶色に見えるケース

健康な爪は透明感のある白色をしています。しかし、爪水虫や糖尿病、閉塞性動脈硬化症等の場合、爪が厚くなることによって、黄ばんで見えたり茶色に見える場合があります。

痛い

◆内出血

内出血は爪の内部にアザができたのと同じような状態であるため、押すと痛みを感じることがあります。また、足の指をぶつけた拍子に骨にひびが入ったり、骨折していることによって痛みを感じるというケースもあります。

◆重症化した爪水虫

爪水虫が重症化すると爪が厚くなる上に変形します。その変形した厚い爪が肉に食い込むことで痛みを感じることがあります。食い込み方によっては、なにもしなくても痛い場合もありますし、押したり靴を履くと痛いという場合もあります。

◆糖尿病、閉塞性動脈硬化症

血行不良になる上に、抵抗力も弱まるため、膿んだり、潰瘍ができ痛みを感じることがあります。しかし、糖尿病や閉塞性動脈硬化症の場合、爪の周りだけでなく足全体の血行が悪くなるため、指や足裏等にも痛みを感じることがあります。

痛くない

爪に色素沈着が起こり黒くなっている場合や爪が変形していない場合は、痛みを感じないことがほとんどです。しかし、中にはメラノーマのように痛みを感じないにも関わらず、最悪の場合は死に至る病気もあります。そのため、痛みがあるかないかで悪性か良性かを判断するのは避けたいですね 。

アッキー
メラノーマってガンの一種なのに痛くないんですね。
はるこ先生
そうね。初期の段階では痛みを感じないことが多いわ。だけど、他の部位に転移すると痛みを感じることがあるわよ。

 黒い爪が剥がれる

◆内出血

大きく内出血している場合、爪全体が黒く変色した後、一部が剥がれたり、全て剥がれ落ちることがあります。一部が剥がれている場合は症状を観察しながら切る必要がありますし、全て剥がれた場合は雑菌が入って炎症を起こすことを防ぐために適切に消毒する必要があります。そのため、いずれにしても皮膚科で受診しましょう。

また、内出血により爪が完全に剥がれてしまっても、爪を作る爪母が傷ついていない限り再び健康な爪が生えてくることがほとんどです。

◆糖尿病、閉塞性動脈硬化症

糖尿病や閉塞性動脈硬化症の場合、足の指が壊死して爪が剥がれることがあります。爪母の細胞が完全に壊死してしまっている場合、再び爪が生えてくる可能性は低いかもしれません。

手の爪が黒いのと足の爪では違いがある?

今回ご紹介した病気になった場合、手にも同じような症状が現れることがあります。 ただし、足よりも手の方が観察しやすいため、異変を早期に発見できる可能性はあります。

子供の黒い爪は心配ないって本当?

子供の爪の黒ずみや黒い線はほくろや内出血によるものがほとんどであると言われています。そのため、多くの場合、数か月~数年で自然に元に戻ることが多いようです。しかし、その他の重大な病気である可能性もゼロではないため、心配であればなるべく早く病院で検査をしてもらうようにしましょう。

黒以外の爪の変化にも注意

白い爪

◆乾燥

糖尿病や閉塞性動脈硬化症になったり年をとると、爪に栄養が行き渡らなくなり乾燥することがあります。そうすると、爪全体が白くなったり、白い縦筋ができることがあります。

◆爪甲白斑

爪甲白斑とは、爪ができる際に爪と皮膚の間に空気が入り白く見えることです。斑点状であったり、線状であったり形は様々です。しかし、爪が伸びるにつれて爪先の方へ移動し、最終的に自然になくなることがほとんどであると言われています。

◆爪水虫

爪水虫は爪が黒くなることもありますが、場合によっては白くなることがあります。爪の白濁が広がったり、爪が厚くなる、ボロボロと剥がれるという点が特徴です。

赤い爪

◆多血症

爪の下には、毛細血管が通っているため本来は綺麗なピンク色をしています。しかし、多血症になると血液中の赤血球が増えるため、爪が赤く見えることがあります。赤血球は異常に増殖すると、血液がドロドロになるため心筋梗塞や脳血栓に繋がることがあります。

また、多血症の初期症状には、めまいや頭痛、倦怠感があります。多血症かもしれないと思った場合、内科や血液内科で受診しましょう。生活習慣や食生活を正すための指導がされたり、筋梗塞や脳血栓を予防するための薬が処方されることもあります。

黄色い爪

◆黄色爪症候群

黄色爪症候群とは、爪の変色、体のむくみ、肺の疾患の3つのどれか、または全てが現れる病気です。爪に関しては、黄色く厚くなり、伸びる速度が著しく遅くなるという特徴があります。

現状では原因は解明されていないため、完治する方法も見つかっていません。そのため、塗り薬や飲み薬を用いてそれぞれの症状に対応することが一般的であるようです。

青い爪

◆極度の貧血

爪の下には毛細血管が通っていますが、貧血により血液中のヘモグロビンが減少すると爪が青色や青白い色に見えることがあります。貧血には、めまいや立ちくらみが伴うこともあるため、貧血かもしれないと思ったら無理をせずに安静にしておきましょう。

また、日頃から鉄分を多く含むレバーや緑黄色野菜、ひじき等を積極的に食べましょう。食生活を見直しても貧血が改善されない場合は、なんらかの病気の可能性もあるため、なるべく早く内科等で相談するように心がけてくださいね。

◆心臓疾患・呼吸器疾患

心臓や呼吸器に疾患がある場合、チアノーゼと呼ばれる体の一部が青白く見える症状が起こることがあります。通常、血中の酸素を運んでいるヘモグロビンは赤く見えます。しかし、心臓の働きが悪く手足の先まで酸素が届かなかったり、肺の働きが悪く血中に酸素がうまく取り込めなくなると、ヘモグロビンは酸素を運べなくなります。そして、酸素を運んでいないヘモグロビンは青白く見え、そのヘモグロビンが爪の周り多く集まると爪が青白く見えるのです。

チアノーゼ自体が大きな病気や死に繋がることはほとんどないとされています。しかし、チアノーゼが頻繁に起こる場合は、心臓や肺に何らかの疾患がある可能性があるため、なるべく早く内科や心臓外科、循環器科で受診しましょう。

爪半月が減少した爪

◆新陳代謝が悪い

爪半月とは、爪の根元にある白っぽい半月状の部分です。この爪半月の正体は生えたての未完成の爪です。

この爪半月の大きさは新陳代謝によって決まると言われています。爪半月には水分が多く含まれており、伸びるにつれて水分が抜けて硬くなります。そして、新陳代謝が良い人は爪が伸びるスピードが早く、爪半月の水分が抜けきる前に伸びるため爪半月が大きくなります。

反対に言えば、小さかったり、最近減少しているという人は新陳代謝が悪くなっている可能性があるのです。爪半月の大きさは健康とは関係ないとされていますが、適度な運動を習慣にしたり、体を冷やさない工夫等をして新陳代謝に気を使うようにしたいですね。

【番外】足の爪の黒いゴミについて

黒いごみがたまる理由

お風呂で綺麗に洗っているつもりなのに、気が付くと伸びた爪と皮膚の間に黒いゴミが溜まって清潔感がない……そのような経験はありませんか?その黒いゴミの原因の1つは毎日履いているその黒い靴下。靴下の繊維や糸くずが爪と皮膚の間に入り込んで黒く見えます。

もう一つの原因は。垢は空気に触れることによって酸化し、黒く見えるのです。特に、垢の中に皮脂や汗、雑菌等が混ざると見た目が良くないだけでなく、足の臭いの原因になります。足の臭いを防ぐためにも爪の間に入ったゴミは綺麗にしておきたいですね。

キレイに取る方法

爪と皮膚の間はデリケート。そのため、しっかりと泡立てたボディーソープを使って、丁寧に洗うようにしましょう。それでも取れない場合は、爪用ブラシを使うこともお勧めです。また、毎日念入りに足を洗う、こまめに爪を切る等の対策をして、そもそも黒いゴミを溜めないようにすることも大切です 。

アッキー
爪楊枝の先を使うと綺麗に取れそうじゃないですか?
はるこ先生
ダメよ!爪楊枝の先のように尖ったものを使うと爪と皮膚の間に傷がついてしまうわ。垢や雑菌が溜まっているようなところに傷が付くと、そこからバイ菌が入って、炎症を起こす原因になるわよ!

黒い爪に悩んだら病院へ相談へ行こう

爪が黒いのは汚れや内出血等、身近なものが原因であることもありますが、中には重大な病気が原因であることもあります。その場合、歩行が困難になったり死に繋がるケースもあります。爪が黒い原因は素人では断定するのが難しいため、なるべく早く病院に行きましょう。何科に行けばいいか迷った場合は、とりあえず皮膚科で相談してみてくださいね。