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治らないそのニキビ、ストレスが原因じゃない?

肌荒れの代表的なトラブルであるニキビ。しっかりケアしているつもりなのに同じ場所に繰り返しできてしまうということはありませんか?それ、実はストレスが原因かもしれません。治ったと思ったらまたできている。。。このサイクルを断つにはスキンケアだけでなくストレスを改善していくことも大きなカギになるんです。
では、なぜストレスが肌荒れを引き起こしてしまうのか詳しくみていきましょう。
ストレスでニキビができるのはなぜ?
ストレスは自律神経を乱す
呼吸をしたり食べた物を消化したりといった内臓の働きを整えている「


次では自律神経に乱れが出た時に起こってくる肌や体の不調について説明していくわね。
男性ホルモンの分泌=皮脂が増える
「男性ホルモン」といっても男性だけでなく実は女性の体内でも分泌されています。筋肉や骨を強くしたり内臓の健康を促進したりと女性にとっても欠かせないホルモンなんですよ。しかし、ストレスにより自律神経に乱れが起こってしまうと通常うまく保たれていたホルモンバランスが崩れてしまい、男性ホルモンが過剰に分泌されてしまうのです。

男性ホルモンが過剰分泌されるようになると、いつもより肌のべたつきやテカりが気になるといったサインが見られるはずよ。
肌が固くなり角栓ができやすくなる
男性ホルモンの過剰分泌によって肌の皮脂が多く分泌されてしまうと毛穴が詰まりやすくなってしまいます。通常、肌は毛穴に入った汚れを排出することができる機能を持っていますが、皮脂が増え過ぎてしまうとその働きも追いつきません。肌の新陳代謝である「ターンオーバー」のサイクルが乱れてしまい肌が固くごわごわした状態になってしまいます。
そこで起こってしまうのが「角栓」です。本来肌を守る働きの角質がたまりすぎて古くなり、皮脂と混ざって毛穴をふさいでしまうのです。代表的なもので鼻の頭にできた黒いポツポツなどがありますね。角栓は放っておくと酸化して黒ずんでしまうため、どうしても目立ってしまいます。
甘いものや油ものが食べたくなる
ストレスを感じると脳はリラックス状態を求めるように動きます。甘いものは脳を落ち着かせリラックスさせる効果があり、無意識に食べたくなるのです。
また、ストレスを感じるとジャンクフードやスナック菓子といった脂っこいものが欲しくなる時がありませんか?これは、糖分だけでなく、油分が多いものは非常に効率的にエネルギーを摂取することができるため、脳で消費された分を取り戻そうと「食べたい」という衝動をおこしているからなのです。
内分泌器のひとつに「副腎」がありますが、通常ストレスを和らげるホルモンを分泌し、私たちの体のバランスを守ってくれています。しかし、過剰なストレスが続くと副腎が疲れてしまい、体が塩分を欲することがあります。特に油ものは味付けが濃いものが多く塩分も多く含まれているので、疲れた時に無性に油ものが食べたくなるというのにも納得がいきますね。
睡眠不足になる
自律神経には日中体を動かすために働く「交感神経」と体をリラックスさせる「副交感神経」の2種類があります。私たちが朝すっきり起き、夜になると眠くなるという感覚はこの二つの神経が正常に働いているからなのです。しかし、自律神経はストレスによる影響を受けやすく働きが乱れてしまうことがあります。そのため、正常な起床や睡眠のリズムとずれてしまい睡眠不足を引き起こすのです。
例えば、「夜緊張状態でなかなか寝付けない」、そして「日中仕事や運動をする時間に急激に眠くなってしまう」などの症状が現れてくることがあります。
便秘になる
食べ物の消化や腸の動きをつかさどる自律神経の一つである副交感神経。副交感神経は睡眠中やリラックス状態の時に活発になりますが、自律神経が乱れ常に交感神経が活発になってしまうと腸の動きもスローペースになってしまいます。ストレスが続くと便秘や下痢を引き起こしたり胸焼けや胃もたれしやすい状態になってしまうのはこのためなんですね。
ストレス性ニキビを予防する4つの方法

大人のストレスニキビにおすすめなスキンケア商品も紹介するのでチェックしてみてね♪
正しい洗顔や保湿ケアを徹底する
洗顔で過剰な皮脂を落とす
肌がベタベタしていたりテカりが気になる場合はしっかりと余分な皮脂を落とすことがポイントです。毛穴や肌表面に余分な皮脂が残ってしまうと次のステップで使う化粧水や美容液がしっかりと浸透せず効果も半減してしまいます。
しかし、テカりやベタつきが気になるといっても洗顔料を使っての洗顔は1日朝晩の2回が限度です。洗いすぎが原因となり、より皮脂の分泌が増えてしまうこともあるんですよ。


洗顔って大事なんですね。
思春期ニキビだけでなく大人ニキビにも効果があるニキビ専用の石けんです。炎症を抑える有効成分グリチルリチン酸ジカリウムが配合されています。ニキビ用の石けんなので洗浄力は高めなため、次のステップでしっかりと保湿することが必要です。
商品名 | 薬用ニキビ専用洗顔石けん Non A.(ノン・エー)(医薬部外品) |
おすすめポイント | ・ローヤルゼリー(22種類のアミノ酸)配合 ・ヒアルロン酸、リピジュアが肌を潤して刺激から守る ・キメの細かいしっかり泡 ・無着色料、無香料、無エタノール、無鉱物油 |
内容量 | 1個100g |
価格 | 1個2,940円/3個セット7,980円/定期コースなし |
メーカー | 有限会社プライマリー |
しっかり保湿する
汚れがしっかりと落ちたら次のステップへ。余分な皮脂や毛穴の汚れが取り除かれた肌はぐんぐんと保湿成分を吸い込んでいきます。ベタつきが気になるからといって保湿をおろそかにしてはいけません。しっかりと保湿することで角質層が潤い、過剰な皮脂の分泌を防いでくれる効果があるんです。

コットンが刺激になることもあるので手のひらを使ってみてね!ニキビがある間はパッティングのしすぎも禁物よ。
人間の肌に存在しているセラミドと同じ形の「ヒト型ナノセラミド」を採用しているので刺激を感じにくく、敏感肌の人にもおすすめです。国産の天然ダマスクローズを熟成させたローズウォーターを使用、潤いだけでなく香りによるリラックス効果も期待できます。
商品名 | ラ・ミューテ美肌セット |
おすすめポイント | ・ダマスクローズの香り ・3種類のセラミド、ナノヒアルロン酸、ナノコラーゲン配合 ・肌機能を高める美容成分メバロノラクトン配合で強い肌に ・パラベン、鉱物油、アルコール、石油系合成界面活性剤、合成着色料フリー |
内容量 | ・ビオリズム洗顔フォーム120g ・エンリッチ化粧水100ml ・アドバンス保護美容液30g ※約1.5か月分 |
価格 | 初回購入限定(期間限定)/定期半額お試しコース/8,550円 |
メーカー | 株式会社 ラ・ミューテ スタイル |
皮脂分泌を抑える
毛穴開きや黒ずみ毛穴が気になる場合は皮脂の酸化を予防したり、皮脂の分泌を抑制する働きをもつビタミンC誘導体配合のスキンケア用品を活用するのがおすすめ。ビタミンC誘導体は水溶性で、化粧水に配合されているものが多くあります。洗顔後の清潔な肌の毛穴を引き締め、皮脂の溜まりにくい肌を保つことがニキビ予防にもつながります。
朝晩いつものスキンケアの前に使うビタミンC配合美容液。毛穴の引き締めはもちろん、透明感のあるツヤ肌を目指す人におすすめです。
商品名 | トランスダーマC |
おすすめポイント | ・高品質ビタミンC(アスコルビン酸)配合 ・無香料・無着色・ノンオイル・ノンアルコール ・エアシャットボトル採用でビタミンCの酸化防止 |
内容量 | ミニ 10ml(約1ヶ月分)/レギュラー30ml(約3ヶ月分) |
価格 | ミニ ¥6,500/レギュラー¥16,000 |
メーカー | アルロン・ジャパン株式会社 |
漢方で体質改善する
ストレスによるニキビは繰り返しできてしまうことが大きな特徴です。一時的な治療をしてもまたできてしまう可能性も。漢方薬でじっくりと内面から体質改善することでニキビのできにくい体づくりを目指してみましょう。

ストレスニキビに効く漢方薬を紹介していくので参考にしてみてね。
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
自律神経の緊張などからくる不眠、イライラや不安を和らげ、心を穏やかに保つ作用があります。ホルモンバランスの崩れが原因となる更年期の症状にも広く使われています。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
女性ホルモンのバランスを正常に保ち、肌トラブルを軽減してくれます。冷えによる血行不良やむくみ、貧血など女性特有の悩みや産前産後の心や体調を整える薬としても用いられています。
清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)
抗炎症作用があり、赤くなったり化膿したニキビに効果があります。そのほか湿疹などの皮膚疾患にもよく用いられます。

肌荒れだけでなく、女性特有の不調も同時に改善してくれるものもあるの。婦人科や皮膚科でも処方してくれるからかかりつけ医に相談してみるのも安心ね。
食事に気をつける
ストレスフルな毎日を送っていると食事の時間もゆっくりととれていないことも多いですよね。しかし、早食いはストレスの敵と考えましょう。ゆっくりとよく噛んで食べることは精神を安定させる働きのある「セロトニン」が増え、心が落ち着く効果が得られるんですよ。
ストレスの軽減に欠かせない「セロトニン」を多く作り出すには食事の内容もポイント。ナッツ類やマグロの赤身、バナナ、米、卵などを積極的に摂ることがおすすめです。
また、ビタミンB群も自律神経の乱れに効果があるといわれています。にんにく、うなぎ、納豆など夏バテ防止にも効くとされる栄養素です。
ストレスがたまっているからといって糖分の多いものや油っこいものばかり食べているのも要注意。脂肪が溜り、過剰な皮脂として分泌されてしまいます。毛穴が詰まりやすくニキビのできやすい肌になるという悪循環を引き起こしてしまいます。
肌のターンオーバー機能を正常化するためには代謝の良い体が不可欠。腸内環境を良くする食物繊維を豊富に含むもの(ごぼうや芋などの根菜類)もしっかりと取り入れたいですね。

編集部おすすめのニキビ用サプリをご紹介します♪
緑の知恵(ニキビ用サプリ)
様々なスキンケアは試してみたけど効果が感じられない!という人に是非おすすめしたい「緑の知恵」。製薬会社がこだわり抜いた厳選素材配合で大人のニキビ改善をサポートしてくれます。ポリフェノールが豊富なキウイ種子エキス、イライラを和らげ良質な睡眠を導くアスパラガス、高い保水力を持った米由来のセラミドを配合。腸までしっかり届く植物性の乳酸菌も新配合されました!
商品名 | 緑の知恵 |
おすすめポイント | ・ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB6を配合(厚生労働省1日当たり推奨摂取量) ・シソ葉エキス、キウイ種子エキス、アスパラガスエキス、米セラミド、乳酸菌配合 ・予防だけでなくできてしまったニキビもしっかりサポート |
内容量 | 1袋90粒入り(約1ヶ月分) |
価格 | 初回限定1,800円/定期コース2回目以降3,900円 |
メーカー | 株式会社サン・クラルテ製薬 |
体に溜まった不要なもの、余分なものをすっきりと取り除き美肌に欠かせない成分をギュッと詰め込んだサプリです。外側からのケアではなかなか実感できなかったという人もきっと「ツルツル」を実感できるのではないでしょうか。
商品名 | きらりのおめぐ実 |
おすすめポイント | ・ビフィズス菌1粒あたり2億個配合 ・天然オリゴ糖ラフィノース使用 ・18種類のアミノ酸を含むクロレラ配合 ・とうもろこし由来の不溶性食物繊維配合 ・還元力の高いクロセチン配合 ・話題の美容成分レスベラトロール、マキベリーでポリフェノールが豊富に摂れる ・美肌に欠かせないビタミンC、ビタミンE、ビタミンB2、ビタミンB6配合 |
内容量 | 1袋/360mg×90粒 |
価格 | 初回限定1,980円/2回目以降3,980円 |
メーカー | 株式会社ファンファレ |
乱れた自律神経を正常にする
交感神経と副交感神経の正常なリズムを取り戻すことで自律神経の乱れは改善していきます。特に「良質な睡眠」はとても大事で、眠りの質によって次の朝の目覚め、すなわち交感神経に切り替わるスイッチの入り方も変わってくるのです。
夜は夏でもぬるめの湯船に入りリラックスしましょう。寝るまえには無理のないストレッチもおすすめです。ゆったりとした気分で眠りに入れるよう好きなアロマを活用したり、間接照明を利用するのもいいですね。
日中はバタバタと忙しく動き回ることが多い人も、眠る前はゆったりとした時間を過ごすことを意識してみましょう。
できてしまったニキビの治療法
抗炎作用の化粧品を使う
生活習慣の見直しやビタミン類の摂取、保湿を中心としたスキンケアはニキビの予防にはなるものの、すでにできてしまっているニキビには即効性のある効果はあまり期待できません。そこで抗炎作用を持つ成分を含んだスキンケア用品を活用するのがおすすめです。炎症が起こっている部分をピンポイントで落ち着かせてくれます。
抗炎作用の成分としてニキビ用の化粧品に含まれているものは主に「グリチルリチン酸ジカリウム」や「グリチルリチン酸ステアリル」などがあります。

二つの違いってなんなんだろう?

「グリチルリチン酸ステアリル」はさらに強い抗炎作用を持っていて、炎症を抑える効果に優れているわ。ただ、肌質によっては赤くなってしまったり乾燥が激しくなったりと副作用がみられることもあるの。
どちらも市販のニキビ用化粧品に含まれていることが多いから、しっかりと成分を見極めて自分の肌質に合ったものを選びましょう。
また、ニキビ用化粧水には「サリチル酸」という殺菌・抗菌作用に有効な成分が含まれていることがあります。角質を溶かす働きがあるのでピーリング剤としても使われている成分です。ニキビの原因菌の繁殖を防ぎ、古い角質を取り除いて肌を柔らかい状態へと導いてくれますよ。
ニキビの原因となる「毛穴の詰まり」に特化したシリーズ。製薬会社のスキンケア部門なので安心ですね。皮膚科でもサンプルを置いていることがありますね。有効成分のサリチル酸が角質を溶かして肌を柔らかい状態に導いてくれます。
商品名 | ノブACアクティブシリーズ 医薬部外品 |
おすすめポイント | ・古い角質を洗い流すマイルドピーリング洗顔 ・ビタミンC、E誘導体配合 ・肌を柔らかくし、雑菌の繁殖を防ぐ有効成分サリチル酸(BHA)配合 ・無香料、無着色 |
内容量 | 7日間分 ・メイク落とし20ml ・洗顔料15g ・化粧水(モイスト)20ml ・乳液6ml ・化粧水(ノーマル)2ml×2個 さらに今だけ化粧水(モイスト)20mlをもうひとつ |
価格 | トライアルセット1,500円 |
メーカー | 常盤薬品工業株式会社 |
ニキビケアで最も有名ともいえるプロアクティブシリーズ。思春期ニキビから大人ニキビまで様々なタイプのニキビケアに対応しています。小さな粒子を採用した洗顔料と電動洗顔ブラシで普段のケアでは残ってしまう古い毛穴汚れをすっきりとかき出します。
商品名 | プロアクティブ+3ステップセット30日サイズ |
おすすめポイント | ・有効成分であるサリチル酸、グリチルリチン酸ジカリウム配合 ・植物由来の保湿成分(ユキノシタエキス、クワエキス、ブドウエキス、オウゴンエキス)配合 ・スクラブの粒子が細かく洗いあがりがすっきり ・朝晩の2回のお手入れで24時間ニキビをケア |
内容量 | ・薬用洗顔料60g ・薬用美容液60g ・薬用クリーム30g ・電動洗顔ブラシ(数量限定) ・ボディブラシ(数量限定) |
価格 | 初回特別価格4,900円※60日間返金保証付き |
メーカー | ザ・プロアクティブカンパニー株式会社 |
薬で治す
スキンケアやサプリでケアしてみたけれどやっぱり即効性が欲しい!長引いて跡に残ってしまったらどうしよう……という人は薬で治療する方法もあります。
皮膚科を受診するまでも無い場合は市販薬に頼ってみましょう。
ニキビ治療薬には様々な種類がありますが、ここではドラッグストアなどで購入できる医薬部外品、第2類医薬品のニキビ薬を紹介します。
化膿して赤くなってしまったニキビに効果を発揮するステロイド配合の治療薬です。抗菌力、抗炎症作用に優れているのでニキビだけでなく虫刺されやとびひにも使われます。ステロイド配合のため長期使用や広範囲での使用は避けなければいけません。また、ステロイド剤によるアレルギー反応が心配な場合も薬剤師や登録販売者に相談してから使用するようにしましょう。
商品名 | テラ・コートリル軟膏a 指定第2類医薬品 |
おすすめポイント | ・化膿を伴う皮膚疾患に ・ヒドロコルチゾン(副腎皮質ステロイド)が抗炎症作用に効く ・抗菌力に優れたオキシテトラサイクリン塩酸塩を配合 |
成分 | 1g中 オキシテトラサイクリン塩酸塩 30mg(力価) ヒドロコルチゾン 10mg ※添加物として白色ワセリン、流動パラフィンを含有 |
内容量 | 6g |
価格 | 661円 |
メーカー | ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 |
思春期ニキビの治療薬として幅広く知られているクレアラシルから販売されている大人ニキビ用のジェルです。ビタミンC配合でメラニン生成を抑えてくれるのでニキビによる色素沈着が気になる場合に良さそうです!オイルフリーで透明のジェルなのでメイク前にもさっと使えるのがうれしいですね。
商品名 | クレアラシル オトナ肌対策アクネジェル 医薬部外品 |
おすすめポイント | ・メラニンの生成を抑えるビタミンC配合 ・オイルフリー ・殺菌効果 ・保湿効果 ・透明で目立たない |
成分 | アスコルビン酸2-グルコシド、アラントイン、イソプロピルメチルフェノール、レゾルシン、酢酸トコフェロール、トラガント、D-マンニット、グリセリン、BG、POE・POPデシルテトラデシルエーテル、EDTA-4Na、クエン酸Na、パラベン、ピロ亜硫酸Na、セイヨウサンザシエキス、pH調整剤、粘度調整剤 |
内容量 | 14g |
価格 | 844円 |
メーカー | レキットベンキーザー社 |
フェイスラインにできやすい大人の赤ニキビにおすすめ。大人のニキビはなかなか治らなかったり繰り返したりして跡に残りやすいのが問題ですよね。有効成分がしっかり配合された医薬品も市販されているのでチャレンジしやすいですよ。こちらは塗るとしっとり馴染んで色も残りません。
商品名 | ペアアクネクリームW 第2類医薬品 |
おすすめポイント | ・赤ニキビの炎症を鎮める ・アクネ菌を殺菌し、ニキビの進行を防ぐ ・塗ると透明になり目立たない |
成分 | <有効成分> イブプロフェンピコノール(IPPN)・・・3.0% イソプロピルメチルフェノール(IPMP)・・・0.3% 添加物として、ステアリルアルコール、ポリソルベート60、エデト酸Na、パラベン、ジイソプロパノールアミン、オクチルドデカノール、1,3-ブチレングリコール、カルボキシビニルポリマー、香料を含有。 |
内容量 | 14g |
価格 | 499円 |
メーカー | ライオン株式会社 |
しつこいニキビは皮膚科で治療
セルフケアでは改善が見られない、良くなったと思ってもまた再発してしまう…….。そんな場合は思い切って皮膚科を受診しましょう。ニキビは皮膚疾患のひとつ。治療方法も外用薬から内用薬まで自分の症状に合ったものを専門的に診断してくれます。
主に炎症を抑えるための抗生物質が入った外用薬や内用薬、皮膚や粘膜を健康に保つビタミン剤が処方されることもあります。医師が生活習慣や生活環境などについて問診し、肌の状態を見て診断するため、特別な検査などはありません。しかし、ニキビがひどい場合はホルモンバランスに重度の乱れがみられる場合も。その場合は血液検査を行い、結果によってホルモン治療をすることもあるようです。
ストレスからできるニキビの真相!
さまざまなストレスがニキビを増やす原因になることを見てきました。これを分かりやすくまとめると、次のようになります。
自律神経が交感神経優位になることが根本的な原因!
自律神経には交感神経と副交感神経のふたつがあり、これらがバランスよく働くことで健康状態が維持されています。リラックスしているときは副交感神経が優位に働き、ストレスを感じて緊張状態にあるときは交感神経が優位になります。交感神経が優位になると、脳から副腎皮質ホルモン(アンドロゲン、アドレナリン)が分泌されます。これらのホルモンは皮脂腺を刺激して、過剰に皮脂を分泌します。
交感神経が優位になると男性ホルモン(テストステロン)も分泌されやすくなります。このテストステロンが問題なのは、皮脂細胞の中に入り「I型5αリダクターゼ」という酵素の働きで、その10倍以上も強力な「ジヒドロテスタステロン」という物質に変化してしまうんです。これが皮脂分泌の過剰分泌を招きます。ジヒドロテスタステロンは「IGF-1」と言う角化細胞の成長を促す因子にも働くので、角化細胞(ケラチノサイト)の増殖を促します。そのため、肌の角質層が固くなる角化異常という状態を引き起こしてしまうんです。この皮脂の過剰分泌と角化異常が毛穴を詰まらせ、そこにアクネ菌が増殖することでニキビになっていくのです。

できやすい場所がある!
ストレスニキビはできやすい場所があります。男性ホルモンの分泌が増える影響でできやすいのが、顎などのフェイスラインや頬です。男子のニキビではよく見かけますよね。鼻の下や口まわりはストレスによる睡眠不足や栄養の偏りで出やすい部分です。これらの場所に出てきたら、ストレスニキビを疑ってみましょう。詳しくは「ストレスニキビのできやすい場所と特徴」の項目でお話ししますね。
ストレスに対処することによってストレスニキビは改善可能!
ストレスニキビは治りづらいものですが、その原因となっている自律神経を正常に働かせることで改善が可能です。漢方薬の服用で改善できる場合もあります。これらの方法について、詳しくご案内していきましょう。
ストレスニキビのできやすい場所と特徴

おでこ
髪の生え際に近いおでこ。実はシャンプーやリンス、洗顔料の洗い残しによる刺激を受けやすい箇所なんです。まずはしっかりと洗い流すことが第一です。
また、あまり乾燥が気にならない部分でもあるので保湿ケアも怠りがちになっていませんか?スキンケアが十分にされていない可能性も大きいんですよ。
さらに前髪による物理的な刺激が加わることもありニキビが悪化しやすいという面も。できてしまったニキビを隠そうと前髪を短く切ったり、患部に触れるようにおろしたりといった対策が逆効果になり、ますます酷くなってしまうことがあります。
あご
思春期ニキビと違いストレスが原因でできやすいのが口回りからあごにかけての部分です。ひどい場合は首に近い位置まで広がってしまうこともあります。ホルモンのバランスが乱れによる影響を受けやすい箇所とされています。
また、「ボブスタイル」など髪の長さによっては物理的な刺激を受けやすいといえるでしょう。髪やマスクで隠すための対策をしても余計刺激になって悪化してしまうことが考えられます。
頬
他の部分に比べると皮脂量が少ないため乾燥しやすい「頬」。しっかりとした保湿をせずに過ごすと皮膚のバリア機能が低下してしまいニキビができやすい状態になってしまいます。
また、ホルモンの影響を受けやすく、女性の場合は月経前後に毎回できてしまうという人も多いといわれています。
胃腸の状態や肝機能の低下による影響も出やすく、偏った食事や過度の飲酒が原因となることもあります。
背中
暑い時期など露出の多い時期以外はあまり気にしないという人も多い「背中」。普段自分でもしっかりとみることがなかなか難しい箇所なので体の他の部分に比べるとついついケアも怠りがちになってしまいます。でも、実は背中は下着や服などの繊維が刺激になって悪化しやすいんです。
悪化してしまい痒みまででてしまうと服を着るのも一苦労です。また、夏は汗をかきやすい場所でもあるので目立たないからと放置せずに早い段階でケアするようにしましょう。皮膚が弱い人や悪化が気になる人は綿などの天然繊維などが刺激が少なくおすすめですよ。
ニキビの基になるストレスの原因
心理的なストレス
仕事が忙しい、育児で休む間がない、人間関係によるトラブル……など、現代社会には様々な心理的ストレスが存在しています。性格などによってストレスの感じ方が全く変わってくるのが特徴です。
まずはストレスの原因を客観的に見直すことが第一です。次にゆっくりと体を休めたり、没頭できる趣味を見つけたりしてストレスの原因から離れることも大事です。体を動かすことが好きな人はスポーツなどで思い切り発散するなどもおすすめです。
人によってストレスの感じ方が違うように、発散の仕方も人それぞれです。自分に合った方法を見つけて心の緊張を解いていきましょう。
物理的なストレス
エアコンのきき過ぎた室内、通勤時の人混みや渋滞、住宅事情による騒音などが挙げられます。特にエアコンの温度設定が低すぎて辛いということは女性にはよく見られますよね。オフィスやお店などで自分に合った温度を設定することが無理な場合は羽織りものや膝かけを用意しておくとこまめに調節できます。
物理的なストレスは日常的に避けられないものが多く、ストレスと感じていない人も多いですが、体はとても疲れています。夜はゆっくり湯船につかり、リラックスしてベッドに入ることで質の良い睡眠を取ることができますよ。
季節的なストレス
季節の変わり目は気温や湿度の変化が大きく肌はストレスを感じやすくなっています。特に冬場の空気の乾燥は肌のバリア機能が低下しやすく、ニキビのできやすい状態を作り出してしまいます。季節によってスキンケアの内容を見直していくことがポイントです。
また、急激に寒くなったり暑くなったりといった気温の変化は体温を調節する自律神経に乱れが出やすい時期。上手に体温調節ができるように衣服なども気を付けるとよいでしょう。
ニキビを気にし過ぎないものストレス軽減に◎
いかがでしたか?ストレスの多い現代で生活する私たちにとってストレスニキビは常に隣り合わせです。自分なりに上手なストレス発散方法を見つけることはもちろん、できてしまった場合のケアを丁寧にすることがとっても大事なんです。ニキビができてしまったからといって過剰に人目を気にしたりするとさらにストレスが加わって悪化してしまうこともありますよ。いつかは治る!と割り切って上手なケアを続けていくことが改善への近道になるはずです。