効果別おすすめスキンケア成分10個!安全・危険の見分け方を知ろう

効果別おすすめスキンケア成分10個!安全・危険の見分け方を知ろう

保湿作用、美白作用、皮脂抑制作用…スキンケアの成分にはそれぞれ色々な働きがあります。中にはできるだけ避けたいものなどもあるので、正しい知識で選ぶことが大切。肌に効果的な成分や危険とされる成分などを詳しく見ていきましょう!

スキンケア成分は色々あるけど何を選ぶべき?

こんにちは!編集長の水野春子です!

突然ですが、みなさんはスキンケア成分に詳しいですか?

アスタキサンチン、ハイドロキノン、セラミド、レチノール…なんとなく耳にしたことはあるけれど、何がどういった効果があるのかよくわからない

だけど、せっかくなら自分の肌が必要としている効果のある成分をしっかり選びたいですよね。

私自身も肌荒れに悩んで、化粧品の成分について色々調べてきた経験があります。スキンケア成分の効果や危険性など正しく知って、自分の肌に合うものを探しましょう!

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はるこ先生
化粧品を「なんとなく…」で選ぶと肌に本当に必要な効果が得られなかったりしてもったいないですよね!化粧品の成分表示を見てもよくわからない…という人のために、今回はスキンケア成分の正しい知識をお教えしていきますよ!
試した化粧品数医学書~雑誌まで読んだ書籍サイト立ち上げまでのネットリサーチ数
約100種類30冊約1200サイト

 この記事ではスキンケア成分の効果がわかるだけでなく、スキンケアアイテムを使うなら知っておくべき事実も紹介しています。さっそく説明していきますね!

 効果が期待できる人気のスキンケア成分

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アッキー
ハイドロキノン、アルブチン…美白成分とひとことでいっても色々あるんですね~
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はるこ先生
美容成分は各社から独自のものが開発されていたりするから、本当に種類が多いのだけどここでは一般的な化粧品に配合されている成分を紹介するわね!

美白におすすめの成分

シミやくすみのない輝くような白い肌は女性のあこがれ。

そもそもシミやくすみの原因は紫外線などの外部刺激や加齢など原因は様々ですが、根本的なメカニズムは皮膚の奥の色素細胞であるメラノサイトがメラニン色素を生成することによるもの。

本来、メラニンは角質のターンオーバーと共に排出されていくものですが、色素細胞の異常でメラニンが作りつづけられたり、ターンオーバーの乱れなどによって排出しきれないとシミやくすみという状態になるんですね。

ハイドロキノン

還元作用があるハイドロキノンはコーヒーやいちごに含まれる天然成分の一つ。

メラノサイトそのものに働きかけ減少させる効果と、シミの原因となるメラニンを生成する酵素チロジナーゼの働きを阻害する作用があるとされます。

また、シミを予防するだけでなく、すでにできているシミにも効果が期待できます。メラニンは紫外線などの刺激で酸化し、より黒くなる性質を持っていますが、

ハイドロキノンは還元作用があるので酸化を還元してメラニンの色を薄くします。効果が高い分刺激が強いのがデメリットで、体質によっては赤みやかゆみが出ることも。

さらに、一番注意すべき副作用はお肌の色が部分的に白く脱色される白斑です。

アルブチン

 シミ予防に効果的とされるアルブチンはハイドロキノンとブドウ糖を結合した成分。1989年、厚生労働省に美白成分として承認されました。

ハイドロキノンよりも刺激が少なく安定性が高いとされています。メラニン合成に関わるチロシナーゼに直接作用することで、メラニンの合成を阻害しシミを防ぎます。

トラネキサム酸 

メラニンの生成を抑制する作用や炎症を抑える作用にあるトラネキサム酸はアミノ酸の一種です、肌荒れやシミ、そばかすを改善し予防する効果があるとされ肝斑治療にも用いられます。

タンパク質分解酵素である「プラスミン」の作用があり、メラニンが作られる前段階でメラノサイトの活性化を防ぎます。副作用は比較的少ないとされますが、食欲不振、嘔吐、眠気、発疹などの症状が出る場合もあるので注意が必要です。

アスタキサンチン

鮭やエビ、カニなどの魚介類に多く含まれているアスタキサンチン。鮭の身やイクラの赤い色は、このアスタキサンチンの色なんです。カロテノイドの一種で抗酸化作用があります。

アスタキサンチンは表皮の活性酸素を除去して、結果的にメラニン色素の生成を抑制する効果があるので美白効果が高いといわれています。

ビタミンC誘導体

抗酸化作用、美白作用に優れたビタミンCを人工的に安定化させたのがビタミンC誘導体です。メラニン色素還元やメラニン色素生成抑制作用があるので、これからできるシミを防ぐ働きと、すでにできているシミを薄くしていく作用があります。ただし、ビタミンC誘導体は酸性なので高濃度に配合されているものでは体質によって刺激を感じる場合もあるので注意しましょう。

べたつきを抑える皮脂抑制効果

ビタミンC誘導体

美白効果が高いとされるビタミンC誘導体には皮脂の分泌量をコントロールする作用もあります。毛穴に皮脂が詰まることでできるニキビを防ぐ役割も。ただし高濃度な物は肌が乾燥しやすかったり、肌への刺激が強いというデメリットがあるのでそういう場合は濃度のそれほど高くないものをえらびましょう。

レチノール(ビタミンA)

ニキビ薬として皮膚医療に用いられてきたレチノールは皮脂腺を萎縮させて皮脂の過剰な分泌を抑える効果があります。レチノールには線維芽細胞を活性化することで肌の水分量を増やすという研究結果があり、肌に潤いを与えることで皮脂の分泌を抑えるのです。

肌に潤いを与える保湿成分

ヒアルロン酸

ぬるぬるとした粘性の液体で細胞と細胞の間で水分を蓄え、クッションのような働きをします。1gあたり6リットルという保水力を持ち、肌の弾力に大きな影響を与えてうるおいを保つ効果があります。

肌の外から塗ることで、肌表面を覆って保護・保湿する役割があります。

 コラーゲン

タンパク質の一種であるコラーゲンは、ヒトの体の骨や関節、腱、血管、肌などあらゆる部分に存在します。人間の皮膚は、外側から「表皮」、「真皮」、「皮下組織」から成っていてそのうちの95%は、「真皮」で肌の形や弾力を保っています。この真皮の約70%(水分を除く乾燥重量)がコラーゲンなので、肌のハリを維持するために欠かせない成分です。バネのような働きで真皮層を支えるコラーゲンは、親水性なので水分をとらえたら逃さないという特徴があります。

セラミド2,3,6

細胞と細胞の中でスポンジのように水分や油分を抱え込んで潤いを保つ働きをするセラミド。セラミドには動物性セラミドや糖セラミドなどいくつか種類があり、中でも皮膚の細胞間脂質のセラミドとほぼ同じ構造を持つように生成されたものを「ヒト型セラミド」と呼びます。ヒトの肌の組成に近いので肌なじみがよく低刺激とされます。成分表示に「セラミド2」「セラミド3」「セラミド6」と数字がついているものがヒト型セラミドです。

成分解析サイトでも危険と言われる成分

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はるこ先生
ところでアッキー。化粧品の成分表示の順番にはどういう意味があるのか知ってる?
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アッキー
え?意識したことなかったけど…「あいうえお順」とかじゃないんですか?
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はるこ先生
実は成分表示の順番には大切な意味があって、配合量の多い順に表示されているのよ!ただし、配合量が1%未満の成分は順不同でOKとなっているの。だから、化粧品を選ぶときはここで紹介する「危険と言われる成分」の表示位置にも注意してね!

旧表示指定成分

昭和40年代には化粧品による肌トラブル(皮ふ障害やアレルギーなど)の被害が多発していました。当時はまだ、化粧品の配合成分を表記する義務はありませんでしたが被害多発を受け、当時の旧厚生省が化粧品に関する規定として、肌が拒否反応を引き起こす可能性があるとされる102種類の成分を告示しました。
この102種類については「表示指定成分」と呼ばれ、2001年3月までに表示が義務付けられた成分なんです。その後、化粧品の全成分表示が義務付けられ、表示指定成分は「旧表示指定成分」と呼ばれるようになりました。

この旧表示指定成分のほとんどは石油由来の合成成分です。石油由来の美容成分は精製度が高く、その効果がより高くなるように作られているので人によっては効き目が強すぎて刺激になってしまう場合があるので、基本的には避けた方が安心です。

合成ポリマー

合成樹脂、合成ゴム、合成セルロースなどの総称が合成ポリマーです。乳化剤として化粧品に配合されていることが多い成分です。

合成ポリマーは触り心地が柔らかいので少しの量でクリーム状の化粧品を作ることができます。

ただし、肌への密着性が高いので肌につけると簡単に落とせません。きちんと落とすためには洗浄力の強い洗顔料などで洗い流す必要があり、結果的に肌の乾燥の原因となります。

また、肌にハリが出るような効果をもたらしますが、それは合成ポリマーがビニールのように皮膚を覆うことによるもので、肌本来の力を育てているわけではありません。

かえって、肌のセラミドの減少を引き起こし肌質が弱くなることもあります。

合成ポリマー自体に際立った毒性はないので、少量の配合であればそれほど問題ではありませんが、成分表示の中でも上部にかかれていると配合量が高いということなので注意が必要です。

■表示名:流動パラフィン、カルボマー、ジメチコン…etc

鉱物油

鉱物油はワセリン、パラフィンなどが有名です。

石油の精製技術が進んでいない1970年代までは鉱物油には不純物が入ることも多く、それによって肌の色素沈着が起きることもありましたが、現在は精製技術も格段に進歩して安全性の面では心配ありません。

ですが、肌に浸透せずに油の膜で覆って肌を保護するので頻繁に使うと毛穴がふさがれて、肌が本来自らを潤すための皮脂を出す力を弱めます。結果的に肌が乾燥しやすくなるのです。

肌から落とすときにも強い洗浄力のあるもので落とす必要があるので肌に負担がかかります。

■表示名:鉱物油、ミネラルオイル(流動パラフィンのこと)、セレシン、マイクロクリスタルンワックス…etc

石油系界面活性剤

まず、界面活性剤自体の説明を先にしますね。界面活性剤は水と油、両方の性質を持っているので、水と油の仲を取り持つ働きをします。界面活性剤はヒトの体内や植物にも存在する成分で悪いものではないということは知っておいてください。

ただし気をつけるべきは石油系界面活性剤です。石油から作られるので機能性が高いのですが、反面、肌に残留しやすいという特徴があります。そのため、肌トラブルを引き起こしやすくなるのです。

■表示名:トリエタノール(TEA)、プロピレングリコール(PG)、ポリエチレングリコール、ステアリン酸、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、ラウリル硫酸Na、ラウレス-12硫酸Na…etc

着色料

化粧品に使われる着色料は大きく分けて3種類あります。タール色素、天然色素、無機顔料です。このうち、天然色素、無機顔料は低刺激なので安心ですが、気をつけたいのはタール色素です。

石油に含まれているコールタールから抽出されるベンゼンやナフタレンを原料に合成された色素で、アレルギーやアトピーを引き起こす可能性があると指摘されています。

防腐剤

防腐剤として有名な成分にメチルパラベンがあります。これは、旧表示指定成分であるパラベン(パラオキシ安息香酸エステル)の一種です。

肌への刺激性があることやアレルギーなどの皮膚疾患を引き起こす可能性が指摘されています。

次に多く使われているのが防腐・殺菌剤のフェノキシエタノールです。メチルパラベンより刺激が低いとされますが、その分防腐剤としての機能も弱くなるため配合率が高くなっている場合があります。

■表示名:◯◯パラベン、メチル◯◯、EDTA(エデト酸塩)、安息香酸Na、フェノキシエタノール、メチル◯◯…etc

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アッキー
うわ~!危険な成分ってこんなに多いんですね!こわいな~
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はるこ先生
もちろん、ここで紹介した成分はできれば避けた方が良いけれど必要以上に怖がることはないのよ!
たとえば、防腐剤なんかは確かに肌への刺激も心配だけど、そもそもは化粧品が腐らないようにするためのもの。これが使われていない無添加化粧品は使い切る期限が短いし、万が一腐った化粧品が肌に触れたら…?
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アッキー
腐った化粧品…たしかにそっちの方が怖いですね。
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はるこ先生
配合されている成分にはきちんと意味があるの。それが体質や肌質に合わなければ刺激になることもあるかもしれないけれど、過剰反応せずに見極める目を養うことが大切ね!

スキンケア成分で知っておきたいこと

「防腐剤フリー」のからくり

「防腐剤フリー」と書いてあるとその商品は安全なもので体に良さそうと思いませんか?無添加志向、天然志向の化粧品に多い「防腐剤フリー」ですが、本当に防腐剤が入っていないと化粧品類の薬事法の基準である「未開封で3年間の品質保持」は保てません。

ですから、何かしらの防腐成分が配合されていると考えられるのです。

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はるこ先生
突然だけど、アッキーは「キャリーオーバー」という言葉を知っている?
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アッキー
賞金が出るくじとかで「キャリーオーバー発生中!」なんてフレーズは耳にしますけど…

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はるこ先生
そう、キャリーオーバーには「繰り越し」という意味や「名残」という意味があるの。実は化粧品業界にもキャリーオーバー成分というものがあるのよ。

例えば、原料からエキスを抽出する際に使用したり、原料を安定させる目的で配合する成分(アルコール、安定剤、酸化防止剤、防腐剤など)はキャリーオーバー成分といわれます。

化粧品には全成分表示義務がありますがキャリーオーバーのために使用した成分は表示しなくても良いとされているんですよ。

表示義務があるのは「成分」であって、「原料」には義務がないのです。もし原料に防腐剤が含まれていても表示の義務がないということなのです。

また、アルコールやエタノール類は、防腐剤ではないのですが、多少の防腐作用があります。こうしたものの配合量を多くすることで、防腐効果を持たせている場合もあります。

先程も少しふれましたが、防腐剤が使われることで化粧品の成分が安定した状態で使えるのです。防腐剤が配合されていないと腐敗が進んでしまい、それを肌につけるなんてかえって肌に悪いですよね。

あまり過敏に反応せず、使っていて肌に異常が出ないのであれば体質的に問題ないと判断できるでしょうし、配合量に規制もあるのでほとんどは問題ないものであるといえます。

■防腐剤として表記されるもの:

安息香酸・安息香酸ナトリウム・イソプロピルメチルフェノール・グルコン酸クロルヘキシジン・クロルヘキシジン・サリチル酸・サリチル酸ナトリウム・塩化ベンザルコニウム・塩酸クロルヘキシジン・過酸化水素水・感光素・ソルビン酸・ソルビン酸カリウム・フェノール・レゾルシン…etc

成分自体より成分構成で安全性が決まる

例えば、アルコールに敏感であるという人は、アルコール成分が配合された化粧品は避けるべきでしょう。ですが、「アルコール成分はアレルギー反応が出る可能性がある」からといって、アルコールが問題ない人もむやみにそれを避ける必要はありません。特に、少量配合されている程度であれば問題ない人がほとんどでしょう。

ですから、単純に成分だけを見て「○○が入っているからNG」「○○が入っていないからOK」というのではなく、他の成分との構成や量にも注目しましょう。

特に合成界面活性剤はそれが入っているだけで悪いものと判断する人もいますが、それだけで判断するのはもったいないかもしれません。

界面活性剤が化粧品に使われる目的としては、汚れを取り去る(油分を落としやすくする)ことや、乳液やクリームが分離しないように安定させ美容成分を肌に浸透しやすくすることなどがあります。

合成界面活性剤の場合はその機能を高めているため、かえって肌には刺激が強い場合もありますが、配合されている量が多くなければ問題ないことがほとんどと言えます。

専門家の意見も!スキンケア成分の本

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はるこ先生
スキンケア成分の種類は数も多く、ほとんどがカタカナ表記で、何が何だか…という人も少なくないですよね。
そこでおすすめな成分解説の本をご紹介します。

スキンケア成分の安全性を知るなら!自分で調べて採点できる化粧品毒性判定事典

\スキンケア成分の安全度を総合的に判断できる/
編集部評価★★★★★ 総合点90点
価格896円(中古)、3,240円(新品)
出版社メタモル出版

これは東京美容科学研究所の小沢王春先生の本です。

成分名ごとに、何の成分(油剤・洗浄剤・防腐剤等)かということと、安全度が記載されています。安全度は「△」「■」「■■」の3つの記号で表されていて、特に問題ないとされる成分にはこれらのマーク表示はありません。記号の合計点で各成分の安全度を総合的に判断各成分のするというもの。

小沢先生は美容科学評論家、東京美容科学研究所所長という肩書を持ち、約30年にわたって合成界面活性剤の毒性を一貫して主張してきたので、判定基準がやや厳しいところもあります。

この中に記載されている危険とされる成分を全て排除した化粧品を探そうとするのは至難の業になりそうです。そして、この本の判定結果を鵜呑みにするのではなく、ある程度は参考にとどめて、自分にとって「ここまではOK」「ここからはNG」という基準を持って成分をすることが大切です。

この本は初版が2005年なのでやや年月が経っています。ですので、新しい成分については情報不足な点もありますが、基本的な成分は網羅されているので新しい化粧品を買う時の成分チェックの参考になりますよ。

この本を見てみるならコチラ

スキンケア成分の基本を知りたい!化粧品成分事典

\気になる成分の用途がわかる/


編集部評価★★★★★ 総合点87点
価格1,063円(中古)
出版社

こちらも東京美容科学研究所の小沢王春先生の本で、約4000種類の化粧品成分を紹介しています。

2003年発行で絶版になっているので、手に入れるにはネットで中古本を探すといった方法になると思います。が、知りたい成分の項目を見ると、何に使われるのか一目で用途がわかります。

皮膚のしくみから始まり、化粧品の基礎知識、成分解説などが網羅されているので手元に一冊あると化粧品選びに自信が持てるようになるのではないでしょうか。

化粧品の中に含まれるひとつひとつの成分に対して採点がしてあり、この一冊で市販されている商品の成分内容を見たときにその良し悪しを判断する参考になります。

この本を見てみるならコチラ

スキンケアの成分は構成にも要注目!

スキンケア成分は、その成分にどういった働きがあるのか、逆にどういった危険性があるのかを知ることが大切です。その上で、注意したいのがスキンケア成分の構成バランスです。

NGとされる成分も組み合わせ次第では肌への危険性が抑えられるといったことがあるので、成分効果とあわせてその構成にも注目してスキンケアアイテムを選びましょう。