ダイアコート軟膏の効果・効能と副作用は?使用上の注意点と気になるギモンを解決!

目次

  • ​ダイアコート軟膏の気になる効果・副作用を徹底解説
  • ダイアコート軟膏とは
  • ダイアコート軟膏の副作用について
  • 用法・用量について
  • 使用上の注意点
  • 【Q&A】みんなが知りたいダイアコート軟膏のギモンを解決!
  • 指示された用法・用量を守って使用しましょう

​ダイアコート軟膏の気になる効果・副作用を徹底解説

皮膚に炎症が起きて、皮膚科を受診したらダイアコート軟膏を処方されたという人も多いのではないでしょうか。ダイアコート軟膏は、医師の処方のもとでしか手に入れることができないお薬です。一般的に市販されている医薬品では扱うことのできない強い成分が入っているのが、その理由です。

はじめまして!編集長の水野春子です♪ダイアコート軟膏は、ひどい炎症や湿疹ができたときに処方されるお薬です。初めて使う人にとっては、どれくらいで効果が出るのか、安全なお薬なのか気になってしまいますよね。妊娠中の人はこのまま使って赤ちゃんに影響が出ないか心配な人もいるのではないでしょうか。
はるこ先生!ひとくくりに肌の炎症と言っても、ニキビにも効果があるのか気になります。僕も以前はニキビに悩んでいたので気持ちは痛いくらいわかりますし……。
そうね、アッキーと同じような悩みを持っている人もたくさんいると思うわ。今回は、ダイアコート軟膏はどんなお薬でどんな症状に効果があるのかなど、ダイアコート軟膏についてのギモンを私が一気に解決しちゃいますよ~!

ダイアコート軟膏とは

皮膚科を受診したときだけでなく、内科などでも処方されることがあるダイアコート軟膏。肌の炎症が起きた時に処方されるお薬ですから、比較的多くの調剤薬局ですぐに受け取ることができる場合が多いです。ではダイアコート軟膏とは、どんなお薬なのでしょうか?

製造販売会社や保険薬価

​製造販売会社
​ファイザー株式会社
​保険薬価​1g 20.20円
​剤形軟膏​
​効果・効能​湿疹、皮膚炎、虫刺され、ケロイド、円形脱毛症など

ダイアコート軟膏は、医薬品メーカーのファイザー株式会社が製造販売しています。ダイアコート軟膏の一般名は「ジフロラゾン酢酸エステル」です。薬にはすべて商品名と一般名があり、ダイアコート軟膏は商品名ということになりますね。ちなみに保険薬価は1gにつき20.20円です。もちろん基本調剤料や指導料などが加算され、負担割合によって金額が変わっていきます。調剤薬局に行けば20円で購入できるというわけではありません。

お薬には商品名と一般名があるんですね。それって何が違うんですか?
一般名とは、お薬の成分名のことを言うんです。世の中に販売されている商品のほとんどが、会社独自のオリジナルなネーミングをつけて売り出していますよね。例えば、ソーダを使ったアイスだからって「ソーダ」という名前で販売されているアイスはありません。なんとなくわかったかな?
なるほど!お薬だからって成分名で名前を付けなければいけないなんてことはないわけですね!でも、それって先生が処方してくれるものだから僕たちには関係なさそうな気がしますが……。
確かにその通りなんだけど、ジェネリック医薬品て聞いたことあるわよね?そのジェネリックでお薬を処方して欲しいときは、処方箋に一般名で載っていなければジェネリックに変更してもらえないんです。※医師のチェックが外れている場合はこの限りではありません。​

え!?そうなんですか!?それならジェネリックに変更したい場合は、調剤薬局じゃなくて先生にも相談した方が良いってことですか?
そうね、もちろん最終判断は先生がするものですが、ジェネリックで処方して欲しい場合はあらかじめ医師に相談した方がスムーズにいきますよ♪もちろん調剤薬局でも相談できますが、医師に確認する手間がありますので時間がかかる場合もあるんです。
へ~~!知らなかった! 

形状や質感

ダイアコート軟膏という名前がついていますから、軟膏独特のベタベタ感があるのでは?と思いますよね。ですがダイアコート軟膏は、「軟膏」というより「クリーム」に近い質感をしています。軟膏タイプはいつまで経ってもべたつくことが多く、触れたものが汚れてしまうのがいやな人も多いはず。その点ダイアコート軟膏は、べたつきの少ない軟膏ですので比較的ストレスなく塗ることができるのです。ダイアコート軟膏にはもう一つ剤形の異なるものがあり、ダイアコートクリームというお薬もあります。こちらは軟膏よりもさらにサラッとした質感なので、べたつくのが苦手な人でも使うことができます。ダイアコート軟膏はチューブタイプの容器に入っています。小さめのチューブですので、一度に広範囲塗る場合は少し大変かもしれませんね。

効果や効能

ダイアコート軟膏に効果があると言われている症状はたくさんありますが、一般的には皮膚の湿疹や炎症がある場合に処方されます。炎症を抑える作用があり、皮膚が赤みや腫れ、かゆみなどの症状を改善してくれるお薬です。虫刺されの治療に使われることもありますよ。中には円形脱毛症の人に処方されるケースもあります。

ダイアコート軟膏の強さは5段階中1群に分類される

ダイアコート軟膏はステロイドと呼ばれるお薬なのですが、そのステロイドには薬の強度によって5段階に分けられています。5段階とは、以下のような分類です。

​段階​強さの程度
​1​strongest(最も強力)
​2​very strong(非常に強力)
​3​strong(強力)
​4​medium(中程度)
​5​weak(弱い)

ダイアコート軟膏は、作用が最も強力な1群に分類されるお薬です。ステロイド薬の中では一番強いランクのお薬ですね。ちなみに市販で売られている医薬品は、3~5段階の強度のお薬にあたります。

そんなに強いお薬……なんだか怖くなってきました。本当に使っても大丈夫なんですか?
医師の処方のもと、用法・用量を守って使用すれば問題ありません。もちろんお薬はすべて気軽な気持ちで使用するものではありませんから、軽く考えるのもダメですけどね。次の項目で詳しく説明しますよ♪

ダイアコート軟膏の副作用について

お薬は強い弱いに関わらず、体にとって「毒」であるということを忘れてはいけません。それは内服薬だけでなく、外用薬も同じです。飲んでいないからといって安易に考えていると、思わぬ副作用を招く恐れがあります。皮膚に塗ったり貼ったりする外用薬も、皮膚を通してジワジワと体に浸透していくもの。内服薬と同じように、体にとって異物であるということをしっかりと覚えておきましょう。ダイアコート軟膏ももちろん例外ではなく、副作用が起こる危険はあります。ダイアコート軟膏による副作用は以下のものがあります。

​副作用​発生頻度                  
​皮膚の細菌・真菌感染症​0.53%​​
​下垂体・副腎皮質系機能抑制​​0.01%​
​白内障・緑内障​​頻度不明​

頻度はごくわずかではありますが、副作用の危険もあるということを頭に入れておきましょう。白内障や緑内障は、まぶたの皮膚へ使用した際に起きる副作用です。これ以外にも報告された副作用がありますので、少しでもいつもと違うと感じたら医師や薬剤師に必ず相談してください

用法・用量について

通常の使用方法は、一日1~数回、適量を患部に塗布して使います。患部の症状によって回数は異なりますので、必ず医師の指示通りに使うようにしてください。眼や眼のまわりには使用せず、万が一入ってしまったらすぐに水かぬるま湯で洗い流してください。医師の指示通りに塗布し、自己判断で薬を勝手にやめないようにしましょう。ダイアコート軟膏は特に強いステロイドですから、比較的早い段階で改善する人も多いかもしれません。ですが、ステロイドはとても扱いが難しいお薬です。症状が改善しても、必ず指示通り塗布をし、今後の治療方法を医師に相談しに行きましょう。

どんなお薬にも言えることなんですが、良くなったと思って勝手に薬を止めてはいけません。症状によっては再発したり悪化する可能性もあるので、止めるタイミングは必ず医師の指示を仰ぎましょうね。強いステロイドを使う場合は特に注意が必要です。

使用上の注意点

ダイアコート軟膏はステロイドの中でも一番強力なお薬ですから、塗布をする際に注意しなければいけないポイントがいくつかあります。しっかりと確認してから使用しましょう!

顔や陰部など皮膚の薄いデリケートな患部への使用は絶対NG

強力なお薬ということは、それだけ肌へかかる負担が大きいということです。男性も女性も毎日顔のスキンケアを行う人がほとんどだと思いますが、それだけいたわって大切にしている顔の皮膚は、とっても薄くてデリケート。そんな薄いデリケートな顔の皮膚に、強力なお薬を塗布したら……負担が大きすぎて非常に危険です。顔だけでなく陰部など、皮膚が薄い箇所には絶対に使用してはいけません。もし患部以外の箇所に異常が起きてしまったら、面倒でももう一度皮膚科を受診しましょう。取り返しのつかないことになってからでは遅いのです。

化粧、毛を剃った後などに使用しない

剃毛後の皮膚はとても敏感になっていて、少しの刺激でもすぐに反応してしまいます。いつもと違う化粧水を使うだけで肌が荒れた経験をした人も多いでしょう。いくら肌に優しいカミソリを使用しても、負担がかかっていることは間違いありません。剃毛後すぐの肌に使用する事はやめましょう。女性の場合、毎日お化粧をするという人も多いかと思います。そんな時、化粧下地としてダイアコート軟膏を使用することは止めてください。そもそも顔の皮膚は薄いので、基本的に、顔に使うお薬ではありません。

塗り忘れても2回分を一度に使用しない

お薬を処方されても、忙しくてうっかり塗り忘れてしまうこともあると思います。そんな時、塗り忘れた分を取り戻すために2回分の量を塗布していませんか?お薬は、一度にたくさん塗布すれば効果が上がるものではありません。適量を塗布すれば十分ですので、塗り忘れたからといって倍の量を塗布することは止めましょう。ただし、塗り忘れた時は気が付いたらすぐに塗布するようにしてくださいね。

早く症状を改善したいからといって、一度にたくさん塗っても効果が倍増するわけではありません。塗り忘れても、気が付いた時にしっかり塗布すれば大丈夫です。焦らず、指示された用量をしっかりと守るようにしましょうね♪ 

【Q&A】みんなが知りたいダイアコート軟膏のギモンを解決!

ダイアコート軟膏について解説しましたが、ここでみんなが知りたいギモンについてお答えしたいと思います!アッキー、頼んだわよ♪

はーい!ではみなさんに変わって僕から質問します!女性の場合妊娠中はさまざまなことが制限されてしまいますよね。お薬も飲むことができないものがたくさんあるって聞いたことがあります。ダイアコート軟膏は妊婦さんが使用しても大丈夫なんですか?
先ほども説明したとおり、ダイアコート軟膏はステロイド薬の中でも一番強いお薬です。そのため、体に吸収される割合も一番多いということ。薬はどんなものでも体にとって異物で、妊娠中は赤ちゃんに影響が出る可能性があるため原則使用することはできません。授乳中に使用する場合は、使用している間は授乳を中止してください。
次の質問です。ダイアコートは皮膚の湿疹や炎症に使われるということでしたが、虫刺されにも使用することができるんでしょうか?
ダイアコート軟膏は、虫刺されにも処方されるお薬です。虫刺されはキレイに自然治癒する人も多いですが、悪化してひどい炎症が起きてしまう場合もあります。いつも悪化してしまうという人は、かきむしってしまう前に早めに皮膚科を受診しましょう。たかが虫刺されで…と思っていると、そこからどんどん悪化してひどい跡が残ってしまうことだってあるんです。なかなか治らない虫刺されに悩んでいる人は、一度皮膚科を受診してみることをおすすめします。
これが最後の質問です。さっきはるこ先生が、ダイアコート軟膏は顔などの皮膚の薄いところには使ってはいけないって言っていましたよね。ということは、ニキビには効かないということですか?
ダイアコート軟膏は皮膚の薄いところには使用してはいけませんが、ニキビができるのは顔だけではありませんよね。体にできたニキビには、場所によっては処方されることもありますよ。ですがダイアコート軟膏はとっても強いお薬ですので、かなり重症化したニキビにしか処方されることはないでしょう。ニキビができた場所に応じて、適切な薬を処方してくれるはずですよ。ニキビができたからといって、安易にダイアコート軟膏を塗布するのは止めてくださいね。

指示された用法・用量を守って使用しましょう

しつこいようですが、ダイアコート軟膏はステロイド薬の中でも一番強い最強の外用薬です。外用薬だからといって安易に考えたり、用法・用量を守らずに使用していると重篤な副作用が起きる危険性もあります。皮膚の炎症が起きたら、自己判断せずに必ず皮膚科を受診するようにしましょう。ダイアコート軟膏に限らず、症状に応じた適切なお薬を処方してくれるはずですよ。ダイアコート軟膏を塗布する時は、医師に指示された用法・用量をしっかりと守って使用しましょうね♪

すぐに効果が出なくても、適切な量を使用するのが改善への一番の近道です。早く治したくて焦る気持ちもわかりますが、悪化してしまっては全く意味がありませんよね。一日も早くキレイになるためにも、用法・用量はきちんと守ってお薬を使用しましょうね♡