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乾燥肌は馬油で改善できる!?![]()

こんにちわ。編集長の水野春子です。
馬油といえば昔からあるものですが、美肌効果はどうなんでしょう?2児の母である私のとって、庶民的なスキンケア用品は大歓迎です!シンプルなものが見直されている今、ここでしっかり馬油の調査をしていきたいと思います♪


- 試した化粧品数⇒約100種類
- ほぼ効果がなかった化粧品⇒約40種類
- 医学書〜雑誌まで読んだ書籍⇒30冊
馬油って乾燥肌に良いらしいと聞いたことはあるけど、イマイチどんなものでどんな効果があるのか知らないという人も多いのではないでしょうか。古くからあるスキンケアなので
今の優れたスキンケア用品と比べてもどうなんだろう?と思いますよね。
馬油は馬の脂で、なんと5〜6世紀頃から中国で薬品として人々に使われ、日本では昭和46年頃から商品として販売され始めました。馬油の脂は人の皮脂に良く似た性質なので皮膚の角質層まで浸透しやすく、主成分のセラミドが不足している脂質にしっかりと浸透して潤ってくれるのです。
昔はやけど、ひび割れ、切り傷、あかぎれには馬油!と言われてた万能薬の馬油ですが、昔から良いものは今もきっと良いものに決まってる……という編集部の思いで、馬油が実際乾燥肌にどのような効果があるのか調べてみました。
乾燥肌に馬油がおすすめな理由

乾燥肌の人にとって、これから寒く乾燥してくる時期は悩みの季節ですね。馬油は水分や保湿をする際にそれらのスキンケアをぐっと吸収率の良いミラクル商品に変えてくれるんです。お肌にも経済的にも馬油は優れているんですね。
化粧水の吸収率UP
馬油を少しだけ指にとり、薄く肌に伸ばします。肌への浸透力がとてもあるので、べったりしている馬油も肌に薄く伸ばすとすぐにサラサラに。その後化粧水で水分補給すると、肌への吸収率がものすごく良くなります。
洗顔の後、すぐに馬油をつけるのにはじめはちょっと抵抗があるかもしれませんが、馬油は最初の導入剤。馬油をつけるとつけないのとでは、その後の化粧水やクリームの吸収効果が全然違ってくるのが肌のハリ具合で感じられます。
抗酸化・殺菌作用でニキビ予防
馬油には抗酸化作用にも優れています。皮膚の内部に浸透した馬油は、皮膚組織内部の空気を追い出し、酸化を防ぎます。殺菌効果も非常に高いので、黄色ブドウ球菌やアクネ菌が入るのを防いでくれます。薄く伸ばす馬油の膜がニキビ予防にも役に立つんですね!



乾燥肌への馬油の使い方

乾燥肌さんはどうしても油分を多く取りたくなってしまいがち。でも馬油を塗りすぎてしまうとベタベタしてしまいます。重いオイルだからスキンケアの最後に肌に伸ばすんでしょ?というのも間違い。馬油の効果を最大に活かす正しい使い方をマスターしましょう!
基本の使い方
馬油を使う場合、一般的なスキンケアの順番と逆になります。
- 洗顔をする。しっかりとタオルで拭かず、少し水分を顔に残しておくのがポイント。
- 米粒1〜2粒くらいの量の馬油を指に取り、手で温めます。
- ゆっくりと丁寧に肌に伸ばしていきます。
- 肌にじっくり浸透させるため、2〜3分待ちましょう。万が一馬油をつけすぎてしまった場合はここで軽く押さえるようにティッシュオフを。
- 化粧水を肌につけます。
- 乳液をつけるか、または少量の馬油を再度肌に伸ばします。

IKKOさんもおすすめの使い方
美容家IKKOさんも使っているソンバーユ。ソンバーユとは熊本産の馬油を真空蒸気精製した純正馬油の商品です。美しいIKKOさんが日頃使っているなら良いに決まってる!と思いますよね。ここでIKKOさんおすすめのソンバーユの使い方を見ていきましょう。
- 洗顔をする前にソンバーユを使ってフェイスマッサージをします。毛穴にたまった脂が馬油によってスッキリと落ちるんですね。
- 5分ほど待ちます。
- 軽く拭き取ります。
- その後たっぷりと泡たてた洗顔料でしっかりと洗顔します。
乾燥肌におすすめの馬油3選

世の中に馬油製品は数あれど、高品質の良い馬油って??ずばり高品質の馬油とは作り方で決まります。蒸気加熱や蒸気洗浄などの途中の工程で手間がかかっていればそれだけ高品質な馬油ができあがります。純度100%のおすすめ馬油はこちら!
薬師堂/ソンバーユ
\馬油を日本で初めて商品化したパイオニア/

Source: 公式サイト
- 編集部評価:★★★★★総合99点
- 価格:2,160円税込み(75ml)
- 保証・特典:公式ページから無料サンプルの申込みができます
- メーカー:薬師堂
馬油業界で高品質の基準となっているのが薬師堂のソンバーユです。実は馬油という言葉は薬師堂が作り、商品登録しているので他の会社が馬油という言葉を使って商品を売ってはいけないのですが、もうすでに馬油という物が名前と同時に一般に知られているので普通に使われていますね……。成分表示で馬油と記載できるのは薬師堂だけ。その長い歴史からも信頼して使用できます。
- いつも使っています5/5肌が敏感なので、あまり基礎化粧品も使えなかったりしますが、これは大丈夫です。化粧水の前に塗ってくださいと書かれているので、そうしています。ほんの少しで十分なのでなかなかなくなりません。
- 夫婦で愛用中です♡5/5♡rimamari♡さん私はブースターとして、旦那は乾燥肌なのでお風呂あがりに化粧水を付けてその上から馬油を塗っていますが肌に合っています。これからも愛用します!!
- 昔からあるものがやはり安心安全。5/5これは買って後悔しないものでした。用途はさまざまですが保湿力は抜群です。
敏感肌の人にも使用でき、性別関係なく使えるのが良いですね!薬師堂のソンバーユは馬油の元祖なので、安心感が他のメーカー品と比べて高いかもしれません。
ヒカリ/馬油100
\トロトロ伸びるオイルが気持ちいい♪/

Source: amazon
- 編集部評価:★★★★☆総合88点
- 価格:1,165円(70ml)amazon9/20現在の値段です。
- 保証・特典:公式がないのでアマゾンや楽天からの購入になるため、保証・特典は各販売会社により異なります。
- メーカー:ヒカリ
ヒカリは安心安全、自然のものを第一に考え、開発した商品を販売するメーカーです。馬油100とうネーミングは馬油を100%使って精製しているということ。使用感は肌に塗る前はトロトロで肌につけるとサラサラになります。オンラインショップで最値を見つけて購入することも可能なのが嬉しいですね。
- 浸透します5/5ワセリンよりも柔らかく肌に浸透して、ベビーオイルよりもべたつきません。子どものかきむしった肌にも好いです。
- しみこむ!5/5忠さん匂いがあまり気になりません。 もう2本めです。おすすめします。
- 良い馬油ですよ!5/5ゴマパパ今までは他の馬油を使用していましたが、この馬油の値段の倍以上していました。別に遜色は無いようです。リピすると思います。
口コミを見ると、浸透していくかんじが肌で良くわかるようです。少々匂いがあるそうですが、気にならない程度みたいですね。魅力なのは価格が安く、オンラインでお得に購入できることです。
ネオナチュラル/馬油クリーム
\クリームタイプでベトベトしない!フェスケアにぴったり♪/

Source: 公式
- 編集部評価:★★★★☆総合83点
- 価格:1,800円税別(52ml)
- 保証・特典:480円税別のお試しサイズ(3,5ml)の販売もあります
- メーカー:ネオナチュラル
ネオナチュラル馬油クリームは薬品など添加物を一切使用していません。注目するのは精製工程の長さ!馬脂を圧搾・脱酸・脱ガム・脱臭・濾過・吸着・精密濾過などの9段階以上もの工程を経て高純度に精製しているため酸化しにくく、無臭でお顔ケアにぴったりなべたつかない馬油クリームが出来上がりました。
- 使いやすいです5/5ママモステさん今までいくつか馬油を試しましたが、こちらが一番ねっとり度や匂い(もちろん無臭です)などの点で使いやすいです。でも、量と値段、そして「自然なものなので続けて使いたい」という見地から見ると、少々割高かなとも思います。
- ホントにコレはイイ!5/5nanami003さん馬油っててかてかして、油っぽくなるイメージがあったけど、コレはすごいです。使うとうるおい、さらに馴染みよく、さらさら…とまではいかないけど、べたつかないです。顔用だけだと3か月のうちに使い終わらなさそう。 とってもいい商品です。
- 匂いません5/5yukiさんバーユ独特の匂いもしませんし、常温でもソフトで使いやすいです。
ネオナチュラルの馬油クリームは他の馬油と比べてベタつきがなく、お顔のスキンケアに向いているということでしょう。匂いもないのでフェイスマッサージや馬油クリームパックもやりやすいですね。まずは試してみたい、という人に公式ページから安価のお試しサイズが購入できます。
ワセリンやニベアvs.馬油!保湿力は?

保湿というイメージで馬油と同じような効果があるのかな?と思うワセリン。どっちが良いの?定番のニベアは?昔から定評のあるワセリン、ニベアと馬油の違いをチェックしましょう!
ワセリンvs.馬油
なんとなく、ワセリン=西洋の定番。馬油=東洋の定番というイメージがありませんか?見た目もテクスチャーも似ているワセリンと馬油ですが、何が違うんでしょう?
まずはワセリンの成分から見ていきます。
ワセリンの成分は石油を精製したものです。
えっ、石油?大丈夫なの!と思いがちですが、ワセリンは馬油のように動物性油脂に含まれる脂肪酸がないので、酸化する心配がないのです。とても安全性が高く、美容だけでなく医療にも使われています。
保湿に関してでは
馬油→化粧水→乳液または馬油→ワセリンという順番で使っても良いですね。また馬油は夜のスキンケアに、ワセリンは酸化しないので昼間のスキンケアに使うということも出来ます。
ニベアvs.馬油
ここ最近ニベアが最強のスキンケアと話題ですが、まずはニベアについてきちんと知ってみましょう。ニベアは全身に使えて値段もとても安いので人気がありますが、誰にでもOKというわけではありません。ニベアの成分はワセリン、グリセリン、ミネラルオイルなどです。
ということは、保湿のタイプもワセリンと同じくバリア保湿するタイプということですね。ニベアの主成分が油性なのでニキビ肌に塗ると毛穴を詰まらせて悪化してしまいます。気をつけたいのは、乾燥肌に水分を与えずニベアのみ塗ってしまうと水分が足りていない状態で皮膚に蓋をする状態になります。顔、体、さらには髪まで使える万能ニベアと評判ですが肌タイプを選ぶので体だけに使うのが安心かも……。
ニベアvs.馬油という意味では肌の角質層まで浸透する馬油の方が乾燥肌にはあっているのではないでしょうか。

赤ちゃん(新生児)への使い方

赤ちゃんが生後2〜3ヶ月くらいになると乳児湿疹が出てくることが珍しくありません。親にとっては心配ですが、大抵の場合肌を清潔にし、通気性の良い洋服を着せてあげるなどしているといつの間にか湿疹が減っている場合が多くあります。乳児湿疹の原因はは過剰な皮脂分泌であったり乾燥であったりするので、まずは病院で受診してからホームケアをしましょう。
乾燥しがちな肌への使い方
湿疹などはないけれど赤ちゃんの乾燥が気になるという場合は馬油を薄く塗ってあげてもOKです。使う量はほんの少しを指に取って薄く、薄く伸ばしてあげましょう。
馬油の成分は赤ちゃんの口に入ってしまっても害がないので安心して使えますね。
あせもや湿疹ができている肌への使い方
馬油には抗炎症作用もあるのであせもの改善にも効果がありますが、赤ちゃんの肌や体質によっては馬油が合わないこともあります。肌や体質に合わずにあせもや湿疹に続けて塗っていると赤みがさらに強くなって悪化してしまう場合も。塗った翌日にあせもや湿疹の赤みが強くなっていたら使用をやめて医師に相談しましょう。
子供へ使うときの注意点
浸透力が強く、保湿力にも優れ、副作用がない馬油は赤ちゃんから高齢者まで使える便利なオイルです。授乳中のお母さんの乳首トラブルにも使う程ですから、赤ちゃんや子供の口に入っても大丈夫なのが安心ですよね!馬油は植物性油脂と動物性油脂の中間くらいで、脂肪酸が含まれるので酸化には注意が必要です。馬油を使った後は直接日光に当たらないように気をつけてあげましょう。

馬油で乾燥肌が悪化することもある!?![]()
馬油を使ったら乾燥が酷くなった、という口コミがあります。それは使い方に問題がある場合が多いのです。もう一度馬油の使い方を復習しましょう♪
馬油の後に保湿をしていない
化粧水の前に馬油を塗ることに初めはちょっと抵抗があるかもしれません。でも馬油の特徴として馬油を塗った後につけるものの浸透を良くするので、馬油の後に化粧水をつけましょう。洗顔の後に馬油だけつけておしまい!というのもNGです。この場合油分だけ肌に与えて、水分を与えていないんですね。乾燥肌には油分も必要ですが、たっぷり水分保湿をすることも大事です。馬油を塗るとはじめ少しベタつきますがすぐに肌がサラサラします。これは油分が角質層まで届いたということで、肌が次につける化粧水や乳液を待っている状態なのです。
肌質によっては油分が過剰になる
正しい使い方をしていれば、乾燥肌さんには救世主のような馬油ですが、肌質によっては合わないこともあります。オイリー肌の場合油分が過剰に皮膚に浸透させてしまうので馬油が合わないかもしれません。顔の部分ごとに乾燥するところとオイリーなところがある混合肌の場合は馬油を使う部分にも気をつけてみましょう。
馬油が合わない症状ってあるの?
オイリー肌の場合、油分が多すぎて合わない場合があります。あと乾燥肌が酷い場合、馬油によって痒みが出ることもあります。これは馬油の効能として血行促進するため、血行が良くなった時に皮膚が痒くなるわけ。お風呂で温まった皮膚が痒くなるのと同じです。
馬油を活用して肌を保湿しよう

馬油の魅力、いかがでしたか?昔からずっと愛され続けてきたものは、やはり理由があって今でも売れ続けているんですよね。有効成分が素晴らしいのに使い方が間違っていると効果がない!ということになってしまうのもわかりました。馬油の知識をきちんとつけた上で正しく馬油を活用し、きちんと保湿しましょう。これで乾燥肌もしっとり美肌に♪