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デート前に白ニキビを即効で治したい!

こんにちは!編集長の水野春子です。
デート前、気づいたら顔に白ニキビができていた……(泣)なんて経験をしたことはありますか?とにかく早く治したいですよね。

この記事で明かされる主な内容はこちら。
- 白ニキビを即効ケアする方法
- 即効性は高くてもおすすめできない方法と理由
ニキビの原因となる角栓を正しく取り除く方法や、跡にせず改善し再発しにくい肌に導く方法まで、あらゆる選択肢を準備しました。もちろん、毎日のスキンケアに取り入れられるようオススメアイテムも厳選♪
白ニキビは、早い段階でケアを間違わなければ悪化することはありません。各対処法のメリット・デメリットを正しく理解し、憎き白ニキビを撃退しましょう!
今すぐ白ニキビに役立つ基礎化粧品を知りたい人は、タイプ別~基礎化粧品のおすすめ3選~へジャンプしてくださいね。
白ニキビってなに?知っておきたい基礎情報

今回は、はるこ先生こと私が、しつこい白ニキビの原因や治療方法、白ニキビができたときの注意点などを詳しくお教えしますね。
まず、白ニキビとは「毛穴が詰まって膨らんでいる状態」のことを指します。落としきれなかった汚れや古い角質が毛穴をふさぎ、毛穴の中に角質や皮脂が溜まり始めている状態です。これは、ニキビの初期段階であり、「コメド」「面皰(めんぽう)」などと呼ばれることもあります。
毛穴が詰まって白ニキビになる原因としては、肌表面に残った汚れ・過剰な皮脂などが挙げられます。この白ニキビの状態を「毛穴詰まり」と思って放っておけば、炎症を起こし黒ニキビや赤ニキビへと成長してしまう危険があるため、小さなニキビとはいえ油断は大敵です。
白ニキビは、ニキビを悪化させる「アクネ菌」の増殖がまだ始まっていない状態です。アクネ菌が毛穴に入り込み増殖を始めれば、ニキビが大きくなって痛みや赤みをともなうようになり、最悪の場合消えないニキビ跡となって残ってしまう場合もあります。 逆に言えば、まだ炎症の起こる前の白ニキビの段階で治療をすることが、ニキビの成長を最小限に抑える一番のポイントということなのです。

なるほど、白ニキビは、黒ニキビや赤ニキビの初期段階でもあるんですね~。
肌のコンディションを整える
白ニキビができにくい状態を作るには、まず肌自体のコンディションを整えて、できるだけ肌を健康な状態に近づけてあげることが重要です。白ニキビは、肌に残った汚れや過剰な皮脂が原因であることが多いため、白ニキビを減らすために必要なことは、
- しっかりと洗顔をして肌に汚れを残さない
- 過剰な皮脂を抑える
という2点が基本です。
- 肌に汚れを残さないためには……
石鹸などあまり余分な成分の入っていない洗顔料を選び、1日2回ほど適切な洗顔をして肌を清潔な状態に保ちましょう。(詳しい洗顔方法は「洗顔で治す」の項目に記載しています)
- 皮脂量を抑えるためには……
皮脂が過剰に分泌される原因は様々ですが、生活習慣や食生活の乱れ、ストレス、ホルモンバランスの乱れなどが挙げられます。たとえば、暴飲暴食をしたり睡眠不足が続いたりすることで、肌のコンディションが崩れ皮脂が増える原因となりますから、注意してください。また、肌が乾燥しすぎてもそれを補おうと皮脂分泌が活発になってしまいます。皮脂が多いからと言って、過度に洗顔をしたり、保湿を控えたりするのもNGです。

この先に肌のコンディションを整える方法をいろいろ紹介していますから、ぜひ読んで参考にしてくださいね!
ニキビケアをやり過ぎない
白ニキビができてしまうと、気になって肌のケアに力を入れたくなってしまいますよね。しかしスキンケアをやりすぎることで、逆に肌のコンディションが崩れてしまうこともあるのです。
- 過剰な保湿に注意
肌には本来「バリア機能」といって、肌の水分を一定に保ち健康な状態を守る力が備わっています。肌状態を改善したいからと言って必要以上に保湿をしすぎると、この「バリア機能」が弱まって逆に乾燥が進んだり、肌荒れを起こしやすくなる危険があるのです。化粧水・乳液などは適量、適度な回数使用することが大切です。
- ニキビ薬の使い過ぎに注意
ニキビ薬は、殺菌をして炎症を抑えたり、患部を乾燥させてニキビを鎮めるための薬です。白ニキビが増えてきたからと言ってニキビの無いところにまで薬を塗布すれば、逆にその部分に刺激を与えて肌荒れを起こしてしまう可能性があります。「ニキビが気になる」「予防したい」からと言って、ニキビのない部分にまで薬を付けることは避けてください。
- 洗顔のし過ぎにも注意
皮脂が気になると、つい1日に何度も洗顔をしたくなったりしてしまいます。ですが、洗顔のしすぎは肌の乾燥を招き、かえってニキビを誘発する可能性があります。自分の肌質にあった回数の洗顔をするよう心がけましょう。
黄ニキビとの違いに注意する
白ニキビと見間違いやすいニキビとして、黄ニキビがあります。ケア方法も異なりますからしっかり見分けてケアをしましょう。
- 白ニキビと黄ニキビの見分け方
見分け方としては、白ニキビは痛みのないニキビですが、黄ニキビは膿が溜まって痛い状態です。また、白ニキビは広い範囲にたくさんできる場合がほとんどですが、黄ニキビは、一ヶ所にぽつっと出現します。ニキビに痛みがある場合、周りに同じようなニキビができていない場合は、黄ニキビだと判断して良いと思います。
黄ニキビは、ニキビに黄色ブドウ球菌というばい菌が入って化膿してしまった「ニキビの最終形態」とも言えます。自分でケアするとかえって危険で、炎症の悪化や肌にクレーター状の凹凸、色素沈着を招きかねません。黄ニキビを見つけたら、患部を清潔に保って自然に治るのを待つか、ひどい場合は皮膚科に行って治療を受けましょう。二つを取り違えてケアすると、どちらのニキビも悪化する可能性が高いですから、注意してくださいね。

・黒ニキビのケアは……黒ニキビのケアは基本的に白ニキビと同様です。洗顔や保湿を正しく行い、皮膚を健やかに保つことが大切です。※どうしても黒い芯が気になる場合、コメドプッシャーなどで芯を押し出す方法もあります。
・赤ニキビのケアは……赤ニキビは毛穴にアクネ菌が入り込み、炎症を起こしている状態。決して自分で膿を出したりはせず、ひどい場合は皮膚科に行き、抗生物質などを出してもらいましょう。
気になるけどさわらない
ニキビができると、どうしても気になって手で触りたくなってしまいますが、ニキビを触るのは厳禁です。外部からばい菌が入ったり、刺激を受けたりすることで白ニキビは悪化してしまいますから、極力ニキビを触るのは避けてください。 また髪の毛が触れたり、枕などに擦れることでも、白ニキビは悪化してしまうことがあります。髪の毛はなるべくニキビにかからないようにする、布団や枕など、顔に触れる可能性のあるものはなるべく清潔に保つなど、ニキビを刺激から守る工夫をしましょう。

ぜひ日常的に実践してくださいね♪
実は間違ってる?白ニキビの即効ケアは危険

早く治せる、というメリットに惹かれて簡単に1日で治せるという方法をとろうとする人も多くいます。しかし、その裏に潜むデメリットというものをきちんと把握できていますか?

白ニキビの即効ケアは危険がいっぱい
まず、即効性がある治し方は肌への負担を回避することは難しいです。特にセルフケアにおいて、どんなデメリットが存在するのか知っておきましょう。
潰した場合
特に悪化しやすいのが潰すという方法。潰し方が間違っていたり、器具の消毒を怠ることで汚れや雑菌が侵入し、潰したあとに酷く炎症を起こすことがあります。
さらに炎症を放っておくと、ニキビ跡として残ったり、毛穴がより広がってしまうかもしれません!
また、白ニキビと勘違いして潰したのが炎症性の黄ニキビであったりすると、角質層へ大ダメージを与えてクレーター状のニキビ跡などを発生させてしまう危険性も。むやみに潰すのはやめましょう。
過剰なピーリングを行った場合
ピーリングは、肌の角質を強制的に剥がれ落として新陳代謝を促進させるもの。多少なりとも刺激を感じやすいため、肌に合う人と合わない人は大きく分かれてしまいますが、適切に行えば白ニキビには有効です。
ただ肌を乾燥させるため、大人ニキビの原因を増長させる場合も。一時的にキレイになったと見えても、白ニキビのできやすい肌質になってしまうと本末転倒ですよね。
ピーリングは、自分の肌状態をしっかりと見極めて取り入れることをオススメします。
薬を乱用した場合
薬も効果的ですが、使い続けることで逆に悪化してしまうこともあります。
白ニキビに有効な市販薬には肌を乾燥させる成分が入っているため、ピーリングと同様に白ニキビができやすい肌になる可能性があるのです。
また、長期使用に向かないヒスタミン配合の薬は、使い続けると肌に副作用を引き起こすことも。
その他にも、長期使用は薬に耐性をつけてしまった菌が生まれてしまうことがあり、その結果、ニキビの再発や他のトラブルの発生にも繋がってしまうことがあります。
即効ケアでは白ニキビは解決しない
即効性のある方法は、あくまでできてしまったニキビに対する対処療法にすぎません!
つまり、ニキビの原因である皮脂分泌や毛穴の詰まり、ストレスや栄養不足など様々な要因が解決できないまま、できているニキビを対処している状態ですね。そのため、根本的な解決ができずに再発してしまう可能性も高いのです。
早期解決を望むあまり、こうした方法ばかりしてしまうと他の肌トラブルにも悩まされつつ、逆にニキビができやすい肌になってしまいます。
白ニキビの正しい治し方とは
今ある白ニキビも、ターンオーバーを整えることで肌の生まれ変わりを自然に促してあげることがベストです。
つまり、流れを説明するとこうなります。
乾燥対策
↓
ターンオーバーが整う
↓
毛穴を詰まらせない
↓
白ニキビができにくい肌になる
大人の毛穴詰まりは乾燥が原因であることが多いため、乾燥することで皮脂が増えたり、少しの皮脂でも詰まりやすくなるのです。
皮脂が過剰に分泌しないようなケアも取り入れつつ、水分と油分の黄金バランスを保ち続けることが美肌の秘訣です!


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白ニキビケアの要は毎日のスキンケア

白ニキビケアに必要なスキンケアに大事なことって何でしょうか?ステップごとに振り返ってみましょう。
STEP1:クレンジング
メイクや汚れを落とすクレンジングは、清潔な肌を保つ上でとても大切。汚れが溜まったままだと毛穴が詰まり、白ニキビが発生しやすくなるからです。
一方で、肌の乾燥を助長するクレンジングは慎重に選ぶ必要があります。
選び方
選び方のポイントは以下の2つです。
- メイクをしっかりと落とす
- 乾燥させない
これらを両立するものがベスト!肌負担になる成分が少なく、簡単にメイクと馴染んでくれるものがいいですね。
ただメイク落ちと乾燥は比例しがちなので、メイクによってクレンジングを変えるのも肌負担を減らすコツです。
ポイント
ではメイクを落とすポイントはどのようなことでしょうか?
- 絶対にゴシゴシしない
- 素早く行う
- 毛穴ケア効果を求めない
ゴシゴシと肌を摩擦しないと落ちないようなら、クレンジングを変えるべきでしょう。
また、肌を乾燥させないよう素早く行うことや、白ニキビの芯をとろうと毛穴を刺激するのもオススメできません。
クレンジングで毛穴ケアを求めると必然的に肌に触れる時間が長くなり、乾燥を招きやすくなります。
STEP2:洗顔
洗顔は、クレンジングで落ちきれなかったメイクや毛穴汚れ、不要な皮脂を洗い流してくれる役割があります。
ここで毛穴汚れを落とさないと毛穴詰まりの原因になりますが、洗顔も乾燥肌の原因となるため、選び方のコツを押さえましょう。
選び方
まず「泡立てる系」の洗顔料は、濃厚な泡が簡単に作れるものを選びましょう。
一方、「泡だてない系」の洗顔料は、肌にムリなく伸ばせてくるくると摩擦なく洗えるもの、また肌内部のうるおいは残しつつ、汚れはしっかり落としてくれる保湿成分配合のものがオススメ。
「そんな優秀な洗顔料があるの?」と疑ってしまいそうですが、これだけたくさんの洗顔料が発売されているのでご心配なく。後ほど詳しくご紹介しますね。
ポイント
では、洗い方のポイントを見ていきましょう。
- 優しく洗う
- ぬるま湯で洗う
- 丁寧にすすぐ
- 基本は夜のみ行う
特にニキビ肌に摩擦は厳禁です!やさしく洗い、熱いお湯は肌内部のうるおいを取り去るため、少し冷たいと感じるくらいのぬるま湯でしっかりすすぎましょう。この時、肌に洗顔料の成分が残ると白ニキビの原因になります。
大人用の洗顔料なら、基本は夜だけ行うのがオススメです。
STEP3:保湿ケア
先程から「乾燥が白ニキビに良くない」と口酸っぱくお伝えしてますが、保湿ケアは一番分かりやすい乾燥対策といえます。肌にうるおいを与えることは、正常なターンオーバーをサポートするうえで必須条件なんですよ。
選び方
保湿化粧品の選び方はこちらです。
- 保湿成分が優秀
- 角層の隅々まで浸透する
- 不要な添加物が入っていない
保湿成分もさまざまですが、特にセラミドがおすすめ。細胞と細胞の間を埋める細胞間脂質のひとつなので、補給することで、角層の隅々までうるおいを与えてくれます。浸透力の高めた工夫をされた化粧品だとよりいいですね。
また、肌を乾燥させる余計な添加物が入っていないことも大事!薬用である必要はありません。
もし白ニキビだけに悩んでいる人は、保湿をメインにした化粧品を選びましょう。
ポイント
では、保湿ケアのポイントを見ていきましょう。
- 洗顔後、すぐに保湿する
- 手で優しく付けるのが基本
洗顔後は肌がまっさらな状態なので、外部刺激に弱いです。なるべく早くうるおいを与え、肌にバリアを張ってあげましょう。
この時に手の体温を利用して付けることで、浸透性がアップしますよ。コットンパックは、時々するか短時間で行うのがオススメ。大量の化粧水をつけたコットンを放置しても肌にたくさん染み込むわけではありません。肌がふやけると逆に乾燥を招くので注意しましょう。
STEP4:スペシャルケア
肌のごわつきや凹凸を感じた時は、ピーリング石鹸や酵素洗顔で古い角質をとりのぞいてあげましょう。
例えば、男性ホルモンの分泌が増えて角層が分厚くなったときや、乾燥で不要な角層が落ちきれず蓄積しているときは有効ですよ。
化粧品の成分の浸透を感じづらいと思ったら、使いどきかもしれません。もちろん、スペシャルケアのあとは保湿をしっかりと行なってくださいね。
◆ニキビにオススメの保湿ケアをもっと知りたい人はこちらをチェック♪
タイプ別~基礎化粧品のおすすめ3選~

白ニキビに即効性は期待できないけど、繰り返す白ニキビの予防ケアに役立つアイテムを選びました。
乾燥肌や敏感肌に
エトヴォス モイスチャーライン
\大人の乾燥はセラミドで解決!/

Source: 公式サイト
- 価格:2,052円(トライアルセット)
- 内容量:2週間分
- メーカー:エトヴォス
お伝えしたように、大人の白ニキビの原因は乾燥がほとんど。エトヴォスのモイスチャーラインは、高保湿成分「ヒト型セラミド」をメインに配合したシリーズです。
人の皮膚にある構造と同じ「ラメラ構造」を採用し角層まで届くから、保湿力はバツグン!他にも、ヒアルロン酸や天然因子のNMFなどがうるおいを底上げします。
肌の乾燥を招きやすい刺激成分が入っていないところも、白ニキビ肌に最適ですね。
白ニキビにいい理由
- ヒト型セラミドを補給できる
- セラミド以外の保湿成分が低刺激
- 植物成分をメインに配合
生理前にゆらぐ肌に
ラミューテ
\ホルモンバランスの乱れで起こるトラブルへ/

Source: 公式サイト
- 初回価格:7,344円(定期)
- 内容量:洗顔フォーム120g、エンリッチ化粧水100ml、アドバンス保護美容液30g
- メーカー:ラ・ミューテスタイル
生理前にポツポツとできやすい白ニキビ対策におすすめなのがこのラミューテ。
女性ホルモンは、生理周期の関係でどうしても変動しやすいもの。そんなホルモンバランスをダマスクローズの芳醇な香りで整えつつ、肌自体も保護しながらバリア機能を育てていくことが期待できます。
また、生理前の敏感な肌にもうれしい5つの無添加。
3種のヒト型セラミドやナノ化した保湿成分で、白ニキビの予防も完璧です!
白ニキビにいい理由
- ヒト型セラミドを補給できる
- ローズが皮脂の分泌を抑える
- いい香りでホルモンバランスが整う
赤ニキビもできやすい肌に
ビーグレン ニキビケアセット
\赤ニキビも撃退したいならこのセット/

Source: 公式サイト
- 価格:1,944円(トライアルセット)
- 内容量:7日間分
- メーカー:ビバリーグレンラボラトリーズ
まだ初期段階の白ニキビが、炎症を起こした赤ニキビに変化しやすい人の対策にはこちらのセットがオススメ。
クレイローション(化粧水)に配合のグリチルリチン酸ジカリウムが白ニキビの炎症を防ぎ、Cセラム(美容液)のビタミンCが皮脂バランスをサポート。アクネ菌の餌を減らします。
また、クレイウォッシュ(洗顔料)は必要な汚れだけを取り除き、皮膚に必要なうるおいは残してくれる優秀アイテム!肌を乾燥させないけど保湿力も高いため、大人のケアに最適です。
トライアルセットも、365日間の返金保証が適用できます♪
白&赤ニキビにいい理由
- 毛穴ケアに特化している
- 浸透する力が高く低刺激
- 薬学博士が開発している
体の中からもすっきり白ニキビ対策

白ニキビは、外部からだけでなく体の中からケアすることも重要。生活サイクルや食生活が乱れると肌トラブルが起きやすいように、生活習慣は肌に大きな影響を与えます。

栄養をしっかり摂る
白ニキビを改善するためには、肌を健康的に保つことや皮脂分泌を抑えるための栄養が必要です。
肌が栄養不足に陥ると、不安定な肌状態になり、刺激に弱くなる他、皮脂分泌をコントロールすることもままなりません。
ただニキビ対策と聞くと油や糖分を排除することに過剰に注意しがちですが、大人の白ニキビは必ずしもそうではありません。
もちろん、ビタミンや食物繊維が豊富な野菜も大切ですが、肌の細胞膜を構成するタンパク質などを避けるのはNG!
またダイエットで食事が偏ると、肌が乾燥しニキビに繋がることがあります。偏食は控えてくださいね。
食べ物
ニキビ対策にオススメしたい栄養素と主な食べ物をご紹介します。
◇ビタミンB郡
納豆・マグロ・卵・レバー・胚芽米
◇ビタミンC
パプリカ(特に赤)・アセロラジュース・キウイ・柿
◇ビタミンE
いくら・すじこ・アーモンド・あん肝
◇ビタミンA
レバー・人参・うなぎ・鮎・パセリ
◇タンパク質
肉類・魚介類・卵・大豆製品・乳製品
特に重要なのが、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンEといった、皮脂分泌抑制や抗酸化作用、肌の粘膜などを健康に保つ効果が期待できる栄養素です。
他にも、食物繊維や鉄分なども体や肌にとっては重要。バランスよくとることで、吸収力や栄養価がアップすることがあるので、なるべく多くの食材を取り入れてくださいね。
ホルモンバランスを整える
肌の皮脂分泌やターンオーバーの規則性を整えるためには、ホルモンバランスを整えることも大切です。
特に女性の場合は生理周期も相まって、崩れやすい時期なども存在しています。そのため、どれだけこのバランスを保てるかが重要になってきます。
バランスを整えるために必要なのが、ストレスを溜めないこと!
- リラックスできる時間を作る
- 軽い運動を行う
- お風呂にゆっくりと浸かる
これらの方法が挙げられますが、自分に合った解消法を見つけて、こまめにストレスを解消してくださいね。

ぐっすり寝る
睡眠をしっかりととることで、成長ホルモンが活発に分泌されるとともに肌のターンオーバーも促進されていきます。
特に肌が活性化する時間帯として諸説ありますが、最近は入眠後3時間が大事!という説が有力。入眠後3〜4時間は脳下垂体から成長ホルモンが分泌されやすくなるそうです。肌の再生力が上がると、表面に蓄積した古い角層などが剥がれやすくなり、白ニキビが治りやすくなりますよ。
もちろん質の高い睡眠をとる工夫もお忘れなく!具体例として、以下の方法があります。
質の高い睡眠をとるコツ
- 夜はパソコンや携帯を見ない
- 安眠効果の高いハーブティーを飲む
- 明るすぎない間接照明に切り替える
- 4時間前までに夕食を済ます
- 入浴は寝る2〜3時間前まで
出没場所にあわせた白ニキビケア

「なぜか同じ場所にニキビができる…」とお悩みの人も多いのでは?実は、そこにはちゃんとした理由や原因が潜んでいました!
それぞれの部位に適した対処法を知っておきましょう。
頬
頬は乾燥しやすく、特に大人は毛穴詰まりを起こしやすい場所。もともと皮脂が少ないので、悪化自体はしにくいのですが、ニキビが目立つ場所でもあるので早く治したいですよね。
〈対処法〉
とにかく保湿が肝心!うるおいを保って、ターンオーバーの乱れを正常に戻しましょう。
あご&フェイスライン
男性ホルモンの影響を受けやすい場所です。このホルモンは女性の体内にも存在しますが、乱れが生じると皮脂が増えたり皮膚が固くなってしまい、毛穴が詰まります。これが白ニキビの原因です。
〈対処法〉
まずはホルモンバランスを整える工夫を。生活習慣や食生活を見直して、必要なら角質ケアも行いましょう。
鼻の下
こちらも男性ホルモンの影響を受けやすく、皮脂が出やすいのに乾燥もしやすい場所です。特に口の周りは大人ニキビができやすい上に、悪化しやすいです。
〈対処法〉
保湿をしっかり行いつつ、皮脂の過剰分泌を抑えてホルモンバランスを整える工夫を。皮脂を抑えるベく日常に気を配りましょう。
おでこや鼻のTゾーン
皮脂腺が多く、何らかの原因で皮脂が増えた時に影響を受けやすい場所です。
〈対処法〉
皮脂が増えないよう生活を見直すことが先決。皮脂が増えると、洗いすぎて過剰なケアをしがちですが、それがさらに皮脂を生み出す要因になるため注意しましょう。

それでも芯を出したい人へ…正しい方法

芯を出すのはよくないと分かっているけれど、もう我慢できない!という人へ、こちらの対処法で正しく行いましょう。
針とコメドプッシャーを使う
最も分かりやすく、ニキビを即効で治す方法がこの潰して治すという方法です。潰さないほうが良い白ニキビをあえて潰してしまうことで、炎症する危険性を回避すると同時に、ニキビの原因となる皮脂や汚れを排出することにもなります。
しかし、この潰して治すという方法は一歩間違えるとニキビを潰した跡が酷く炎症を起こしてしまいます。正しい潰し方も知っておきましょう。
1. 使用する器具はしっかりと消毒しておく
使用するのは細い針、そしてニキビを圧迫するコメドプレッシャーです。
しかし、この器具をきちんと消毒しておかなければ、その器具に付着した汚れや雑菌が潰した後の炎症や悪化を引き起こします。熱湯消毒、またはアルコール消毒を徹底しましょう。
2. 行う前には手をきちんと洗浄する
肌に直接触れる手も綺麗にしておかなければなりません。
手というのは様々な物や場所に触れることが多いため、ニキビの悪化や肌トラブルの多発の原因になりやすいもの。器具はもちろんですが、手も綺麗に洗い上げておきましょう。
3. 肌が柔らかいうちに行う
ニキビを潰す際に肌に与えるダメージを考えるのであれば、肌が柔らかいうちに行うことが大切です。
針で軽く傷をつけて皮脂などを圧迫して排出するだけでも相当な負担がかかってしまいますが、特に乾燥している場合は酷い負担をかけてしまいます。なるべく負担をかけないためにも、肌が柔らかい風呂上りや保湿ケア後に行うのがおすすめです。
4. 軽く刺して優しく押し出す
肌を柔らかくしてから、きちんと消毒した針で軽く皮膚を傷つけます。
この時に刺し過ぎてしまうと、角質層にまで傷をつけてしまう可能性があります。刺すときには表面だけを軽く刺す、または傷つけるようにしなければなりません。そして刺した後はコメドプレッシャーを使用して、優しく芯や皮脂を押し出します。
5. 綺麗に洗い流し、保湿
芯や皮脂を押し出して取り除いた後は、その皮脂や汚れなどが傷口から侵入して悪化するのを防ぐためにも綺麗に洗い流す必要があります。洗顔料などは使わずに、流水を使用して優しく洗い流しましょう。
この時の洗顔にお湯を使うと肌に負担をかけてしまうので、ぬるま湯か冷水で洗うのがおすすです。綺麗に洗った後は、肌の乾燥を防ぐことと、ダメージをなるべく早く回復させるためにも保湿ケアを行いましょう。
市販薬で治す
市販薬の選び方
ニキビを治すときに手を伸ばしやすいのが、薬で治すという方法。市販薬であれば時間がなくとも簡単にケアしやすいですよね。選び方のポイントとなる成分はこちら。
- 角質柔軟成分
- 皮脂を吸収する成分
殺菌や抗菌、抗炎症成分は、今ある白ニキビを治すのは難しいため、こういった成分が入っているものがオススメ。角栓が詰まって皮脂が増え始めているけれど、アクネ菌の増殖による炎症はしていないのが白ニキビです。
基本的に「思春期向け」とされているものが該当します。編集部おすすめアイテムがこちらです。
ビフナイト
皮脂抑制作用のあるイオウ成分や、アクネ菌を殺菌する作用を持つイソプロピルメチルフェノールが配合されていて、白ニキビの悪化や、炎症を抑えるとともに改善が期待できます。
皮脂の多い中学生などの白ニキビ向きなので、大人は乾燥を招くかもしれませんが、それでも構わないという人にオススメです。
資生堂 ピンプリット
角質柔軟成分を配合し、白ニキビを排出するサポートをしてくれます。
皮脂を吸収するわけではないためビフナイトよりは乾燥しにくいですが、その分今ある白ニキビへの効果は低いかも……。
一方、乾燥しにくい処方なので、大人でも比較的使いやすいと思いますよ。
オロナインの白ニキビへの効果は?
抗菌・殺菌作用の薬なので、今ある白ニキビを治す効果はありません。
ただアクネ菌の増殖を防ぎ、炎症を予防することはできます。もしオロナインで大人キビが治るとしたら、その保湿効果と考えられるでしょう。ただ保湿がメインではないので、殺菌作用等の無い保湿化粧品を使う方が効率的です。

白ニキビを皮膚科で治す方法

「改善の兆しが見えない」という人は、皮膚科で治すという手段をとってみてはいかがでしょうか?
今ある白ニキビ治療
たかが白ニキビとはいえ、立派な皮膚疾患の一つ。自分で潰すよりも、きちんと皮膚科の専門医に肌の状態を診てもらい、処置してもらいたいという人もいますよね。
皮膚科では保険適用されるニキビを潰す処置(面皰圧出)や、自費になりますがケミカルピーリングを受けられます。セルフケアで行うよりも断然安全で、自分の使える時間や費用に合わせて肌に合った方法をアドバイスしてもらうこともできるでしょう。
処方薬は主に保湿成分配合の塗り薬が処方されます。ニキビに対する有効成分が配合されているだけでなく、毛穴の詰まりを解消するディフェリンゲルや、ピーリング作用や殺菌作用などが期待できるベピオゲルなどがあります。
どちらも保険適用が可能な処方薬です。費用も検査や他の診療が重ならなければ高くても千円から数千円程度に抑えられるでしょう。
白ニキビの根本治療
白ニキビを根本から治す治療法として、以下の3つが挙げられます。
- ホルモン治療
- 漢方薬
- スキンケアや生活習慣の指導
ニキビの原因の一つ「ホルモンバランスの乱れ」を整えてあげるのがホルモン治療です。ピルを用いたり、男性ホルモンの作用を抑えるスピロノラクトンなどの飲み薬で治療を行っていくようです。
体質改善を目的とした漢方薬は、白ニキビのできにくい肌質に導いてくれます。また、スキンケアや生活習慣を見直すことも、美肌を作るうえで大切なことですね。
見分けに要注意!白ニキビvs黄ニキビ

これは白ニキビ?黄ニキビ?種類が違うと対処法が変わるから困ってしまいますよね。しっかりと見分けて正しいケアを行いましょう。
見分けポイントは「膿」
まず、白ニキビと黄ニキビは全く違うニキビの状態であることを理解しましょう。そして、異なるデキモノに同じケアを行うのはNGです!
白ニキビは簡単いうとニキビの赤ちゃんのことで、まだ透明のぶつぶつができている状態。痛みもなく、全体が肌色であれば白ニキビと判断できます。
一方、黄ニキビはアクネ菌が入り炎症を起こしたニキビに、さらに黄色ブドウ球菌が入り込んだ状態。中心が白っぽく、周りが炎症のため赤くなっています。さらに膿の部分がぶよっと柔らかいのが特徴です。
見分けるポイントとして、「膿があるかないか」で判断するのが一番分かりやすいかもしれません。
黄ニキビの治し方は?
もし黄ニキビだと判明した場合はどうしたらいいのでしょうか?
膿なら「潰そう」と対処する人も多いようですが、実は、潰す・潰さないは専門家でも賛否両論あるようです。
炎症具合にもよりますが、炎症が強く残っている場合は、皮膚科で抗炎症や抗菌などの薬を処方してもらう方が早いかもしれません。お医者さんによっては塗り薬やステロイドの注射、内服薬と併用して漢方薬を処方されることもあるようですが、いずれにせよ、黄ニキビに独自の判断はオススメしません!
白ニキビのうちにキレイに治そう

白ニキビができた時にきちんとケアを行い、早期に治すことができれば炎症も起こしていないため、跡も残らずキレイな肌を取り戻すことができます。
悪化させないための保湿ケアや、規則正しい生活、バランスの良い食事を心がけて、改善と共に健康的な肌へと導いていきましょう。自分だけでの改善に不安があるのであれば、皮膚科にて専門医のアドバイスを受けるのも良い方法です。
*もう一度白ニキビに役立つ基礎化粧品をチェックしたい方はこちらへジャンプ!