長引く肌荒れには漢方が効果的!上手に選べば体の中からきれいになれる

ちっとも改善されないその肌荒れ、漢方が効果的かも

高い化粧品でスキンケアしているのに、全然肌荒れが良くならないということ、ありませんか?内臓の機能が弱っていたり、体質の問題で肌荒れが起こる場合は、どんな高い高級化粧品を使っても肌荒れを根本的には治せません。そんな時に有効なのが、漢方です。「漢方って時間がかかりそう」と思うかもしれませんね。でも、漢方には強い薬効があり、体質に合えばかなりの即効力があるのです。

スキンケアはしっかりしているのになかなか治らないという人は、一度試してみる価値はありそうです。「でも、どんな漢方を選んだらいいの?」そんなあなたへ、私、はるこ先生が選び方や漢方の種類について、詳しく解説しましょう!

はるこ先生
漢方のメリットはなんといっても体に優しいこと。西洋薬は即効性があるけど、対症療法なので再発は予防できないの。それに一番の問題は副作用が強いことね。ニキビの抗生物質やアトピーなどの湿疹に使うステロイドはその代表格。漢方で体の中から治すのが、理想的な治し方だと思うわ。

肌荒れに漢方が効く理由

漢方はいろいろな生薬がブレンドされたものです。その漢方がどうして肌荒れに効果があるのかは、肌荒れが起こる原因から考える必要があります。

肌荒れは内臓や体調が原因のこと多し

肌と内臓は密接に関係しています。内臓が不調だと、肌にも影響を与えるのです。特に影響が大きいのが肝臓、胃、腸です。肝臓は、体に入った添加物や有害物質などを代謝、分解して解毒、排出する働きをしています。添加物の多いものやアルコール、脂肪分など、肝臓に負担のかかる食事を続けていると肝臓の働きが弱まり、毒素が溜まりやすくなります。体に溜まった毒素は肌荒れの原因になるのです。

また、肝臓の働きが悪いと栄養素が貯めておくことができず、肌に必要な栄養が体に行き渡らないということにもなります。さらに便秘や腸内環境の悪化は、体に有害な毒素を溜めて肌荒れを起こしやすくなります。暴飲暴食などで胃の機能が弱ることも、肌に悪影響を与えるのです。

漢方で体の中から肌荒れの改善

このような体の不調からくる肌荒れは、その原因をなくさない限り外側からのケアだけでは治すことができません。漢方は、様々な効能の生薬を組み合わせることで、このような内臓の不調、体調の乱れを根本から治す働きがあります。体の中から治していくことで、肌荒れが改善していくのです。

漢方を試す前に体質を知ろう

漢方は体質を改善することで症状を鎮めるものです。そのため、選ぶ場合は症状ではなく、体質で選ぶ必要があります。

症状ではなく体質で漢方は選ぶ?

化学薬品が1つの症状を抑えるものであるのに対し、漢方は症状が起こる根本の原因は体質であると考えます。体のバランスを整えて総合的に体質を改善していくことで、症状を鎮めます。そのため症状で薬を選ぶのではなく、体質のタイプを特定して、それに合ったものを選ぶことになります。

あなたの体質はどのタイプ?

漢方では体質のことを「証(しょう」と呼びます。証を決める要素は「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」という3つで、健康のためにはこの3つのバランスが取れていることが必要です。バランスが崩れると病気になるわけですが、その状態は6つに分類されます。

要素が不足している

  • 気虚(ききょ):ストレスなどで生命エネルギーの気が足りなくなっている
  • 血虚(けっきょ):血の質や量が不足している
  • 陰虚(いんきょ):体に水分が不足して、いつも熱さがある

要素が過剰になっている

  • 気滞(きたい):体に気が滞り、巡りが悪い
  • 血瘀(けつお):血流が悪く、体に血が停滞している
  • 湿痰(しったん):体の一部に水が滞り、巡りが悪い
アッキー
自分の体質が、どのようなバランスになっているかチェックしてみて。各項目で当てはまるものが5つ以上あったら、該当の体質ということになるんだ。いくつも当てはまる人もいるからね。

「気」のバランスチェック

気虚気滞
  • 顔色が悪い、白っぽい 
  • 疲れやすく、いつもだるい
  • 食欲がない
  • 風邪をひきやすい
  • 声が小さい
  • 夜、トイレに起きる
  • 下痢をしやすい
  • 息切れしやすい
  • 冷え性である
  • 舌がむくんでいる
  • 怒りっぽい
  • すぐ落ち込む
  • お腹が張りやすい
  • 体のあちこちが痛む
  • げっぷが多い
  • 咳が出やすい
  • 頭痛やめまいが起きやすい
  • 月経不順が多い
  • 月経前に乳房や下腹部が張る
  • ため息をよくつく

「血」のバランスチェック

血虚血瘀
  • 顔色が悪く、唇や舌が白っぽい 
  • 立ちくらみやめまいがしやすい
  • 動悸、息切れが起きやすい
  • 疲れて目が乾いたり、かすむ
  • 爪に筋が入ったり、白っぽくなる
  • 手足がしびれやすい
  • こむら返りがよく起こる
  • 皮膚が乾燥している
  • 月経痛が多い
  • 月経の出血量が少ない
  • 目の下にクマができやすい
  • 湿疹や吹き出物ができやすい
  • 肌荒れ、シミが多い
  • 皮膚に血管の筋が浮き出る
  • 手足が冷える
  • 舌が濁った色になる
  • 肩こりなどの痛みがある
  • 痛いところを押すとさらに痛い
  • 月経痛がある
  • 月経の出血量が多い

「水」のバランスチェック

陰虚湿痰
  • 頬が赤らんでいる
  • よくのぼせる
  • 髪や肌が乾燥している
  • 声がよく枯れる
  • 目が乾きやすい
  • のどがよく渇く
  • 便秘がちである
  • 夕方ごろに微熱が出やすい
  • 舌が赤っぽく、ひび割れがある
  • いつも体が重く、だるい
  • 痰がよくからむ
  • 顔や手足がむくみやすい
  • めまいや吐き気を起こしやすい
  • 水太りタイプ
  • 下痢しやすい
  • 頭がいつも重い
  • 舌のコケが多い
  • 舌がむくんでいる
はるこ先生
チェックで自分の体質が分かったら、その体質向きの漢方を選んでみてね。このあと、体質別の漢方をご紹介しましょう。

体質によって違う肌荒れの症状

チェックで分かった体質で、どのような肌荒れが出やすいのかが分かります。

原因肌荒れの症状
気虚体にパワーがなく、免疫力が弱くなっている
  • 肌に弾力がなくなる
  • シミができやすい
  • 吹き出物が出やすい
血虚血液の質や量が不足して、皮膚表面に栄養や酸素が行き届かない
  • 肌が乾燥して軽くなる
  • 季節を問わず乾燥する
陰虚皮膚表面の水分が不足する
  • 肌が乾燥する
  • 皮膚にかゆみがある
気滞気が滞って頭に血が上りやすく、熱を帯びている
  • かゆみを伴う湿疹ができる
  • ニキビができやすい
血瘀血流が悪く、血が濁っている
  • シミができやすい
  • ニキビ跡ができやすい
湿痰体に水分が滞り、体に溜まる
  • 吹き出物ができやすい
  • ニキビができやすい

体質別おすすめ漢方とその効果

それでは体質別に、肌荒れに効く漢方を選んでみたいと思います。

気虚には補中益気湯(ホチュウエッキトウ)

こんな人におすすめ!

  • 肌に弾力がない
  • 血色が悪い
  • 乾燥しやすい
  • シミができやすい

 どんな漢方?

エネルギーが不足して、疲れやすい「気虚」タイプの人に効果のある漢方です。胃腸をはじめとする内臓の働きをよくして、体力を回復させます。免疫力が高まることで肌の抵抗力や再生機能もアップし、乾燥やシミなどの肌荒れも回復していきます。体力と気を高める10種類の生薬が配合されています。

【配合されている生薬】​​

  • 人参(ニンジン):胃腸の機能を高める
  • 黄耆(オウギ):免疫力を高める
  • 白朮(ビャクジュツ):水分循環をよくする
  • 柴胡(サイコ):熱を冷ます
  • 当帰(トウキ):血行をよくする
  • 升麻(ショウマ):炎症を抑える
  • 陳皮(チンピ):血行を良くする
  • 生姜(ショウキョウ):胃腸を温める
  • 大棗(タイソウ):胃腸の機能を高める
  • 甘草(カンゾウ):鎮痛作用がある

肌へ効果

気は体を動かす原動力です。それが不足することで、体のあらゆる機能が鈍り、肌の再生能力も衰えます。補中益気湯で気を補うことで肌も本来の機能を取り戻し、健康な肌が蘇ります。

その他の効果

東洋医学では、生命エネルギーは食物から得られるものと考えます。胃腸の機能が弱ると、その生命エネルギーがうまく得られなってしまいます。生命エネルギーである「気」が少なくなることで、疲れや気力が低下します。補中益気湯は胃腸の働きを良くすることで疲れを改善し、気力を取り戻します。

血虚には当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)

こんな人におすすめ!

  • 肌が乾燥しやすい
  • 湿疹ができやすい
  • 小じわが多い
  • 顔色が悪い

 どんな漢方?

血虚」タイプの人は血液が不足しています。特に女性は生理などで血液が足りなくなる傾向があります。当帰芍薬散は6種類の生薬を配合して、血行を良くして貧血状態を改善していきます。

【配合されている生薬】​​

  • 当帰(トウキ):血行を良くする
  • 川きゅう(センキュウ):血行を良くする
  • 芍薬(シャクヤク):鎮痛作用がある
  • 蒼朮(ソウジュツ):水分を排出する​
  • 沢瀉(タクシャ):余分な水分を排泄する
  • 茯苓(ブクリョウ):消化機能を高める

肌への効果

血行を良くし、肌に栄養や酸素が行きわたることで潤いを取り戻します。血行が促進されると新陳代謝も良くなり、老廃物の排出が促されるので、湿疹や吹き出物が改善されます。

その他の効果

血液の不足で起こる貧血症状や疲れ、冷え性などが改善されます。血が足りない場合には生理不順や生理痛を起こしやすくなりますが、当帰芍薬散は体に栄養を与え足りない血を補うことで、これらを改善に導きます。

陰虚には黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)

こんな人におすすめ!

  • 肌が乾燥する
  • アトピー性皮膚炎
  • ニキビができやすい
  • ニキビが炎症しやすい

 

どんな漢方?

陰虚」は水分の不足しているタイプです。水分が少なくなることでのぼせやほてり、イライラなど熱感を伴った症状が起こります。黄連解毒湯にはこのような熱や炎症を鎮める4種類の生薬を配合しています。

【配合されている生薬】​​

  • 黄連(オウレン):熱を冷まし、解毒する
  • 黄ごん(オウゴン):精神を安定させる
  • 黄柏(オウバク):炎症を鎮める
  • 山梔子(サンシシ):熱を冷ます

肌への効果

水分不足で起きる熱を下げる作用や解毒作用があるので、炎症のあるニキビに効果的です。また、アトピー性皮膚炎にも効果があるとされています。アトピーは皮膚の表面に炎症があり、体の中が冷えている状態で起こります。黄連解毒湯には体の冷えを取ることでてアトピーの症状を改善します。

その他の効果

水分が足りずに熱がこもって起こる症状を鎮める生薬が、のぼせぎみな人の胃炎やめまい、不眠症などに効果を発揮します。精神を安定させる生薬も配合され、イライラなどの症状を鎮めます。

気滞には柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ)

こんな人におすすめ!

  • ストレスで吹き出物やニキビができやすい
  • 生理前にニキビができやすい
  • シミが多い
  • かゆみのある湿疹がある

 どんな漢方?

気滞」の人はストレスが溜まったり不眠などで気が滞っています。自律神経の機能が乱れている状態でもあります。柴胡加竜骨牡蛎湯は神経を鎮める作用のある11種類の生薬で、心身のバランスを取り戻してくれます。

【配合されている生薬】​​

  • 柴胡(サイコ):精神を安定させる
  • 竜骨( リュウコツ):精神を安定させる
  • 牡蛎(ボレイ):精神を安定させる
  • 黄ごん(オウゴン):精神を安定させる
  • 大黄(ダイオウ):体内の熱を取り、自律神経を調整する
  • 半夏(ハンゲ):胃腸を温める
  • 人参(ニンジン):胃腸の機能を高める
  • 茯苓(ブクリョウ):消化機能を高める
  • 桂皮(ケイヒ):発散作用で全体の薬効を調和する
  • 生姜(ショウキョウ):胃腸を温める
  • 大棗(タイソウ):胃腸の機能を高める

肌への効果

ストレスが溜まるとストレスホルモンが多く分泌され、ニキビや吹き出物、乾燥、シミなどができやすくなります。柴胡加竜骨牡蛎湯は心身のバランスを整えるので、自律神経の働きを正常にして、これらの肌トラブルを改善します。また、よく眠れるようになるため、肌のターンオーバーが正常になります。

その他の効果

ストレスや自律神経の乱れで起こる不安感やイライラ、頭痛などの症状が和らぎます。これらの症状がもとでの不眠や肩こりなどの症状も改善していきます。高血圧や動脈硬化にも効能があり、それに伴う動悸、不安、不眠などの症状を改善します。

血瘀には十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)

こんな人におすすめ!

  • ニキビが化膿しやすい
  • 腫れた吹き出物ができやすい
  • 皮膚に赤みやかゆみがある
  • じんましんができやすい

 

どんな漢方?

血瘀」のタイプは血流が悪いことから体に毒素が溜まりやすく、皮膚に炎症や化膿が起きやすくなっています。十味敗毒湯は排毒を助けて血行を良くする生薬が10種類配合され、症状を改善していきます。

【配合されている生薬】​​

  • 荊芥(ケイガイ):解熱やかゆみを鎮める
  • 防風(ボウフウ):解熱作用がある
  • 柴胡(サイコ):熱をさます
  • 桔梗(キキョウ):膿を排出する
  • 川きゅう(センキュウ):血行を良くする
  • 茯苓(ブクリョウ):消化機能を高める
  • 甘草(カンゾウ):鎮痛作用がある
  • 生姜(ショウキョウ):胃腸を温める
  • 樸そく(ボクソク):解毒作用がある
  • 独活(ドッカツ):発汗作用や解毒作用がある

肌への効果

解毒作用や排毒作用、血行促進作用で皮膚の赤みや腫れ、炎症を鎮めます。ニキビがすぐに炎症を起こしたり化膿してしまう人は、毒素が滞っているためです。十味敗毒湯は排毒作用でそのような症状のニキビを治し、できにくい肌にする効果があります。

その他の効果

十味敗毒湯は皮膚の疾患に効果のある漢方です。化膿していたり、赤みのある湿疹に幅広く効果があります。また、化膿を繰り返している水虫にも効果的です。

湿痰には防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)

こんな人におすすめ!

  • 吹き出物ができやすい
  • ニキビができやすい
  • シミが多い
  • かゆみのある湿疹ができる

どんな漢方?

湿痰」は、体に水分が滞っているタイプです。胃腸が弱く、水分をうまく処理できずに溜めてしまいます。防已黄耆湯は、6つの生薬が胃腸の働きを高めて水分代謝を正常にすることで、症状を改善していきます。

【配合されている生薬】​​

  • 防已(ボウイ):水分を排出する
  • 黄耆(オウギ):滋養強壮作用がある
  • 蒼朮(ソウジュツ):水分を排出する
  • 生姜(ショウキョウ):胃腸を温める
  • 大棗(タイソウ):胃腸の機能を高める
  • 甘草(カンゾウ):鎮痛作用がある

肌への効果

水分が滞ると毒素が溜まりやすく、ニキビや吹き出物ができやすくなります。防已黄耆湯の効果で水分代謝が高まることで、毒素が排出され、症状が治まっていきます。

その他の効果

湿痰のタイプはむくみやすく、水太りの人が多いという特徴があります。水分の代謝が良くなることで、むくみが改善し、肥満や関節痛が改善されます。


市販で気軽に買える肌荒れ用漢方

症状にピンポイントな漢方で早く治したいという人には、症状別の漢方もあります。

大人ニキビ

ニキビに効く漢方も、体質やニキビの症状によりさまざまです。その中で特にニキビにいい漢方として定評があるのが、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)です。血流を改善して、のぼせや冷えなどの熱のアンバランスを整えます。ホルモンのバランスを整える作用もあり、生理前にできやすいニキビなどを予防します。

桂枝茯苓丸とは

熱を発散し、のぼせや冷えを取り去る桂皮や余分な水分を排出する茯苓、血流を良くする桃仁や牡丹皮など、5つの生薬が配合されています。ニキビのほかに肩こりや生理痛、生理不順などにも効き目があります。

【配合されている生薬】

  • 桂皮(ケイヒ):血行を良くする
  • 芍薬(シャクヤク):鎮痛作用がある
  • 茯苓(ブクリョウ):利尿作用や鎮静作用がある
  • 桃仁(トウニン):血行を良くする
  • 牡丹皮(ボタンピ):血行を良くする

商品情報

  • 商品名:ペア漢方錠
  • 容量・価格:112錠2,180円 / 240錠4,200円
  • 販売元:ライオン株式会社

ペア漢方錠はこちら

肌のキメが粗い、シミがある

肌に潤いがなくキメが粗い、シミが消えないなどの悩みには、ヨクイニンがおすすめです。ヨクイニンはハトムギの実から皮を除いた種で、体の余分な水分を外に出す作用や炎症を鎮める作用があります。イボを取る効果があることで知られていますが、肌荒れを改善し、肌の状態を整える効果も期待できます。

ヨクイニンとは

ハトムギは昔から肌に良いとされ、利用されてきました。ハトムギにはタンパク質やビタミン、ミネラルがバランス良く含まれ、お茶としても飲用されています。その効果には、皮膚の新陳代謝を高め、ターンオーバーを正常化するなどが認められています。ハトムギの成分をネズミに注入した実験では、注入しなかったネズミと比べて皮膚の新陳代謝が2倍近く高まったといいます。また、人の臨床試験で2ヶ月ハトムギエキスを摂取した結果、シミが薄くなったという報告もあります。生薬のヨクイニンはこのハトムギエキスの良い部分が凝縮されているもの。漢方の「ヨクイニン」に配合の生薬はヨクイニン1種類のみになります。

【配合されている生薬】​​

  • 薏苡仁(ヨクイニン):水分を排出し、炎症を鎮める

商品情報

  • 商品名:ヨクイニンエキス顆粒クラシエ
  • 容量・価格:24包/1,400円

乾燥しやすい

肌の乾燥は、肌荒れや小じわの原因になります。ニキビもできやすくなります。乾燥肌に効く漢方は当帰飲子(トウキインシ)です。血行を良くして体を温めたり、皮膚の栄養を高める生薬が配合されて、肌に潤いを与えて乾燥を予防します。

当帰飲子とは

当帰飲子は、乾燥してかゆみの強い肌荒れに用いられます。血行を良くする生薬や炎症、かゆみを止める生薬が配合され、乾燥やかゆみを鎮めていきます。

【配合されている生薬】​​

  • 当帰(トウキ):血行を良くする
  • 川きゅう(センキュウ):血行を良くする
  • 芍薬(シャクヤク):鎮痛作用がある
  • 地黄(ジオウ):滋養強壮作用がある​​
  • 防風(ボウフウ):解熱作用がある​
  • 荊芥(ケイガイ):解熱やかゆみを鎮める​
  • 黄耆(オウギ):滋養強壮作用がある​
  • 何首鳥(カシュウ):かゆみを改善する
  • しつ梨子(シツリシ):かゆみを止める
  • 甘草(カンゾウ):炎症を鎮める

商品情報

  • 商品名:当帰飲子エキス顆粒「クラシエ」
  • 容量・価格:24包/2,400円
  • 販売元:クラシエ

アトピーが原因の肌荒れに効く漢方

肌荒れの中でも特に治療が困難なのが、アトピー性皮膚炎です。外用薬のステロイドは副作用が強く、長期連用はできません。根本的な治療には体質からの改善が必要になります。そんなアトピーは、漢方の治療がかなり適しており、完治させた人も多くいます。

おすすめの漢方

アトピーも原因や症状はさまざまで、ひとつの漢方がすべてのアトピー患者に効くというわけではありません。症状ごとに用いる漢方は異なります。ジュクジュクした湿疹で炎症が強い症状には十味敗毒湯が、体が温まると湿疹が出やすく、のぼせやすくて顔が赤い人には黄連解毒湯が向いています。

温清飲(うんせいいん)

大人のアトピーによくある症状で、乾燥して分泌物は少なく皮膚に赤みがある症状には温清飲が向いています。温清飲には、血流を良くしたり水分を保持する8つの生薬が配合されています。

​【配合されている生薬】

  • 当帰(トウキ):血行を良くする​
  • 川きゅう(センキュウ):血行を良くする​
  • 芍薬(シャクヤク):鎮痛作用がある
  • 黄ごん(オウゴン):精神を安定させる​
  • 地黄(ジオウ):滋養強壮作用がある
  • 黄柏(オウバク):炎症を鎮める​
  • 黄連(オウレン):熱を冷まし、解毒する
  • 山梔子(サンシシ):熱を冷ます

商品情報

  • 商品名:ツムラ漢方温清飲エキス顆粒
  • 容量・価格:24包/3,500円
  • 販売元:株式会社ツムラ

ツムラ漢方温清飲エキス顆粒はこちら

アトピー肌は入浴方法にも気をつけて

アトピー性皮膚炎にとって入浴はとても大切です。アトピーの人の皮膚は普通の人よりも黄色ブドウ球菌が多いと言われますが、それを増殖させないためにも入浴は必要です。皮膚を常に清潔に保つことが必要になるのです。ただ、入浴するとどうしても皮膚が乾燥しやすくなります。そこで、乾燥させない入浴の仕方や入浴後のお手入れが大切になります。

入浴の仕方

40度を基本に、夏の暑い時は38度前後、冬の寒いときは42度ぐらいが適温です。温度が高くなると皮脂を取り過ぎて乾燥の原因になります。湯船に浸かる時間は10分~15分、ゆっくり浸かることで汚れが落ちやすくなり、石鹸の泡だけでも汚れが落ちます。過度な洗浄剤の使用やタオルでの摩擦は避けてください。一定時間お湯に浸かることでリラックス効果も高まります。

入浴剤を用いれば、さらにリラックス度がアップします。漢方の入浴剤もあります。皮膚からも漢方の成分を吸収することで血行が良くなり、ぐっすり眠ることができます。おすすめは「ツムラのくすり湯」です。6種類の生薬が体を芯から温めて、肌を潤します。

【配合されている生薬】

  • 当帰(トウキ):血行を良くする
  • 川きゅう(センキュウ):肌を潤す
  • 浜防風(ハマボウフウ):血行を良くする
  • 陳皮(チンピ):血行を良くする
  • 薄荷(ハッカ):鎮静作用がある
  • 加蜜列(カミツレ):保湿作用がある

商品情報

  • 商品名:ツムラのくすり湯
  • 容量・価格:210ml 1,563円/650ml 3,040円
  • 販売元:株式会社ツムラ

ツムラのくすり湯はこちら

アッキー
アトピーの人に入浴はとても大切だけど、入浴するとどうしても皮脂が落ちて乾燥してしまうよね。体が温まることでかゆみも出てきてしまう。だから、入浴後はすぐに保湿ケアした方がいですよね。
はるこ先生
そう。漢方の入浴剤はかなり体を潤すけど、アトピー肌は普通以上に乾燥するから、出たらすぐに保湿しないと。ワセリンとか、無添加で刺激のない保湿剤を使ってね。

副作用はあるの?

漢方は自然の植物が使われており、生薬の組み合わせでも、毒性や副作用は極力出ないような工夫がされています。しかし、まったく副作用がないわけではなく、西洋薬ほどではありませんが、生薬ごとに副作用が起こる可能性はあります。

体質に合った漢方を選ぶこと

副作用が現れやすいのは、体質に合わない漢方を用いたときです。まず選ぶときには、自分の体質に合うものを選ぶことが必要です。もちろん摂取量を守ることは大切です。副作用が少ないとはいえ、過剰摂取すれば重大な副作用が出やすくなります。

併用して飲まないこと

効果を早く出したいからと、いくつもの漢方を併用するのはやめましょう。同じ生薬が重なって、過剰摂取になる場合もあります。特に「甘草」はよく配合されている生薬ですが、重複して摂り過ぎると重い副作用が出る可能性があります。症例として、血圧上昇やむくみなどの症状が出る「偽アルドステロン症」や、低カリウム血症などが報告されています。

肌荒れに効果のある生薬に副作用

肌荒れに効く漢方に配合されている生薬で、報告されている副作用を表にしてみました。

生薬副作用配合されている漢方
人参
  • 発疹
  • かゆみ
  • 補中益気湯
  • 柴胡加竜骨牡蛎湯
茯苓
  • 発疹
  • じんましん
  • 便秘
  • 当帰芍薬散
  • 柴胡加竜骨牡蛎湯
  • 十味敗毒湯
  • 桂枝茯苓丸
甘草
  • 血圧上昇
  • だるさ
  • むくみ
  • 補中益気湯
  • 十味敗毒湯
  • 防已黄耆湯 
桂皮
  • 発疹
  • かゆみ
  • 柴胡加竜骨牡蛎湯
  • 桂枝茯苓丸
当帰
  • 発疹
  • かゆみ
  • 当帰芍薬散
  • 当帰飲子
  • 温清飲
はるこ先生
漢方って、じっくり長く続けなければ効果がでないって思われがちだけど、そんなことはないのよね。早く効果が出るものと、ゆっくり効くものがあるの。ニキビに効く漢方は1ヶ月ぐらい、ストレスなどに使うものは2週間で効果が出なければ合わないと判断した方がいいみたい。効果が出ないのにずっと飲み続けるのは、副作用が出る可能性が高くなるからね。

 

アッキー
そういえば、葛根湯とかすぐ効くって聞くよね。早く効果の出る漢方を長く飲むのは問題なんですね。そうすると、どちらのタイプなのか購入の時によく確認した方がいいですね。

漢方摂取時の注意点

漢方を利用するときによく出る疑問について、取り上げてみました。

西洋の薬と一緒に飲んでもいい?

基本的には大丈夫です。
ただ、反対の効果をもつ西洋薬と一緒に飲むと、効果が消されてしまうので注意しましょう。たとえば、体を温める漢方を飲んでいるのに熱を下げる西洋薬を飲むなどという場合です。一緒に飲む場合はどんな薬なのか、病院で確認してください。

はるこ先生
一緒に飲むときは、時間を空けて飲む といいわね。食間には漢方、食後に西洋薬を飲むという感じで。心配だったら医師や薬剤師の人に相談してね。

良くならないんだけど、止めてもいい?

飲んでいる漢方によります。
体質改善や慢性病を治す漢方はじっくり生薬の成分を補っていくので、時間がかかります。最低2週間以上は飲んでください。
逆に葛根湯など、病気の原因になっているものを取り除く作用の漢方は即効性があります。飲み続けても効果が出ない場合は、効かないと判断して止めた方がいいです。

 

アッキー
即効性のある漢方をずっと飲み続けると、逆に副作用が出てしまうこともあるから気をつけて。判断に迷ったら、医師に相談しようね。

悪化したり、体調が悪くなったときは止めた方がいい?

漢方の場合、悪化したような症状は、必ずしも薬が合わないとか副作用というわけではありません。
漢方の治療は、「悪いものを体の外に出す」という作用を基本にしています。そのため、これまで体内にあった悪いものが、下痢や、皮膚の湿疹、生理の出血が増えるなどの症状で出る場合があります。

はるこ先生
漢方には好転反応というのもあるわよね。薬が体に合っている場合、体が一気に治そうと反応を起こして悪い症状が出てくるの。一時的なものよね。​好転反応が出て、驚いて飲むのを止めてしまうのはとてももったいないわね。2週間ぐらいで治まるっていうから、少し我慢してみるのがいいと思うの。不安だったら、病院や薬剤師さんに聞くのが一番よ。

市販or漢方専門店、どちらで購入?

​漢方には市販薬と、漢方専門店で調合してもらうものがあります。どちらがいいのか迷いますね。

市販の漢方は気軽に試せる

​最初はどんなものか試してみたいという方は、市販薬がいいですね。今は市販薬の漢方もいろいろ種類が販売されていて、短期間分を安く購入できます。体に合えばある程度の期間で効果が見えてくるでしょう。市販されているものが自分の体質や症状にぴったりというものがあれば、試してみる価値はあります。

症状にぴったりの漢方なら専門店へ

「​自分の体質がよくわからない」、「市販薬では症状にぴったり合う漢方が見つからない」という人は、漢方の専門店がおすすめです。専門店は東洋医学の理論に基づいた体質チェックを行い、その人の症状に合った漢方を処方してくれます。同じ漢方でも、生薬の配分を調整するなどのオーダーメイドができるので、効果が出る可能性が高いといえます。値段は張りますが、確実に治したいのであれば専門店に限ります。

​メリット​デメリット
​市販薬
  • ​手軽に試せる
  • 飲みやすい
  • 値段が安い
  • ​自分に合うかは不明
  • 合わない場合、高くつくことも
​専門店
  • ​症状に合った調合をしてもらえる
  • 確実な効果が得られやすい
  • ​値段が高い
  • 店に出向く手間がかかる
  • 飲みづらい場合が多い

漢方は皮膚科や病院で処方してもらえる?

​市販薬よりも病院の処方薬なら、安く買えるし、自分に合ったものを選んでもらえるので良さそうですね。

漢方を処方する病院もある

皮膚科の治療は西洋薬での対処療法が一般的ですが、漢方を処方してくれる病院もあります。漢方を扱わない病院でも、副作用を減らしたいなどで利用したいと伝えれば処方してくれる場合もあります。ただ、漢方で確実に効果を出したい場合は、漢方に力を入れている病院を探すのがベストです。

処方薬は市販薬より濃い

病院の処方薬は「医療用漢方製剤」と呼ばれる、顆粒状のエキス製剤です。医療用は「原料の生薬から抽出されたエキスをすべて用いられていますが、市販薬はその5割以上であればよい」とされているので、実際の市販薬は処方薬の半分程度の濃度と考えていいようです。 

アッキー
市販薬は生薬の濃度が薄いので効果は低いけど、その分副作用も少ないよね。医薬用は効果が期待できるけど、副作用の可能性も高くなることは考えておいた方がいいかもね。

漢方の肌荒れ対策は、自分の体と向き合うきっかけにも

一口に肌荒れに効く漢方と言っても、様々な種類がありましたね。自分にぴったりのものが見つかると本当に効きそうです。肌荒れに漢方を試すことは、自分の体を知ることにもつながります。体質とは切り離して考えていた肌トラブルを、体全体の問題ととらえることで、他の健康上の問題に気づくきっかけにもなります。本当の美肌は、体の中から作られます。漢方がそのお手伝いをできるといいですね。

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