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顎ニキビを自分で治す方法はある?

ポツンとできてしまう顎ニキビ!たった1つでも存在感がありすぎるので、気になって仕方ないですよね。
ニキビを治す方法というと、まずはニキビ薬がありますが、スキンケアや生活習慣の見直しもニキビを治す方法として効果的です。

ニキビができたら、すぐに病院へ行くという人は少ないのではないでしょうか? まずは自分で治療したいという人がほとんどでしょう。
繰り返しニキビができてしまう人は、生活習慣の見直しが必要かもしれません。ニキビができる原因を知って、生活習慣の改善をしてみてはいかがでしょうか。
今回の記事では、顎ニキビが気になる方のために、自分で今日から始められるニキビの治し方を解説していきます。
自分でできる顎ニキビの治し方3つ

顎ニキビを治す3つの方法をお伝えします。どれもすぐに実践できることばかりなので、さっそく始めてみませんか?
【1】正しいスキンケアをする
そもそもニキビができてしまうのは、毛穴の奥にたまった皮脂汚れなどによるアクネ菌の増殖が原因です。
これを改善するために必要なことは、増殖してしまったアクネ菌の「殺菌」、そして毛穴を清潔に保つための「毛穴ケア」、さらには炎症を起こしてしまったニキビの「消炎」がポイントとなります。
ただし注意すべきは、その方法。
毛穴汚れをしっかり落とすために洗浄力の強い洗顔石鹸などでゴシゴシこすり洗いしてしまうのは、絶対に止めましょう!
余分な皮脂を取り除くのはよいのですが、肌にとって必要な皮脂まで洗い流す洗顔は肌の乾燥へとつながり、かえって皮脂分泌が増えてしまうのです。
ニキビを治すために必要なスキンケアを正しく理解することが大切ということです。

【2】肌にいい食事をする
食生活が乱れると、健康だけでなく肌へも影響してきます。顎ニキビが気になる人は、毎日の食生活を見直すこともおすすめです。体の不調のサインから、肌にいい食生活を目指しましょう。
- 便秘
栄養バランスの乱れは便秘を引き起こすことがあります。便秘になると腸内環境が悪化し、有害物質が血液中に溶け出し全身へ運ばれて、ニキビ等の肌荒れの原因となってしまいます。便秘が気になる人は、腸内環境を整える効果がある繊維質の食べ物を積極的に摂りましょう。
外食やコンビニ弁当が続くと食物繊維の摂取が不足することがありますので、できるだけ栄養バランスを考えた自炊がおすすめです。
- 胃腸の不調
内臓の調子が悪い場合、そのサインとしてニキビができることがあります。冷たい食べ物や飲み物はできるだけ控え、温かく消化のよい食べ物を選びましょう。
- 生理前のニキビ
生理前には顎ニキビができやすいのですが、これはホルモンバランスが乱れるのが原因と言われています。生理前の黄体期は、黄体ホルモンが分泌されるのですが、男性ホルモンと似て皮脂を過剰に分泌する作用がありますので、ニキビができやすくなってしまうのです。
ホルモンバランスを整える食事といえば、女性ホルモンと似た働きがある大豆製品があります。納豆や豆腐、油揚げなど、和食中心の食事にすると大豆製品を献立に取り入れやすいでしょう。

【3】生活面での改善をはかる
ストレスや睡眠不足などもホルモンバランスを崩してしまうため、ニキビの原因となることがあります。ストレスがかかると交感神経を優位になりますが、これにより男性ホルモンが増ることが分かっています。男性ホルモンは皮脂の分泌を促す作用があるためにニキビの原因となるのです。
ストレスを感じない生活を送るのはなかなか難しいことではありますが、上手にストレス発散をする方法を見つけてみることも大切です。
また、眠りについて最初のノンレム睡眠に入った時に成長ホルモンが多く分泌されます。成長ホルモンは新陳代謝を促進する働きがありますが、新陳代謝が活発に行われないと肌のターンオーバーがスムーズにいかなくなるために、ニキビが増えてしまう原因となるのです。 良質な睡眠を確保することは健康な肌と密接な関係がありますので、夜更かしをせず早めに布団に入るように心がけてみましょう。
これ以外に、冷えや運動不足なども血流が悪くなり老廃物の排出が鈍ってしまうため、ターンオーバーも乱れやすくなります。 季節を問わずお風呂にゆっくりつかって体を温めることや、適度な運動をするなど生活習慣の改善を始めてみるのも、顎ニキビ解消に役立ちますよ。
顎ニキビを治すためのスキンケア

顎ニキビができたときに、気を付けておきたいスキンケアの基本についてご説明します。
メイク落としや洗顔を丁寧に
メイク落としは肌に優しいタイプを選びましょう。ゴシゴシ擦ると肌への負担となりますので優しくクレンジングしてください。特にニキビの部分は擦らないよう注意して洗いましょう。
洗顔料は洗浄力が強すぎないものを選びます。まず、ぬるま湯で顔をすすぎ、たっぷり泡立ててからTゾーン→Uゾーンの順番で優しく洗います。最後は泡が残らないように注意して丁寧にすすぎましょう。
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洗顔後はしっかりと保湿を
洗顔後の肌は、何もつけないと乾燥してしまいます。肌が乾燥すると皮脂の分泌が過剰になりますので、ニキビにはよくありません。洗顔後はすぐにしっかりと保湿をしておきましょう。
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化粧品選びは成分チェックも大切
化粧品には、肌悩みに応じた有効成分が配合されていますので、自分の肌質や肌悩みに合ったものを選ぶことが大切です。ニキビが気になる人は、ニキビに有効な成分が配合されている化粧品を選ぶようにしましょう。
ニキビ肌向けの化粧品に配合されている代表的な有効成分を紹介します。
- グリチルリチン酸2K…消炎作用を持つのでニキビケア化粧品の多くに含まれています。化粧水などに配合されているときは、肌荒れを防ぐためという場合が多いです。
- サリチル酸…殺菌作用があり、ニキビケア化粧品にはアクネ菌を殺菌するために配合されています。化粧水などには角質を柔らかくするために配合されています。
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顎ニキビを治すための食事ポイント

たびたびニキビができるようなら、食事にも気を配った方がよいでしょう。顎ニキビを治すためには、どのような点に気を付けたらよいのでしょう?
ニキビにNGな食べものを避ける
油っこいものや、糖分が多いものは皮脂の分泌が過剰になり、ニキビの原因になる可能性があります。また、コーヒーなどカフェインを含む飲み物は、体内のビタミンCを排出してしまうため、皮脂の分泌が増えてニキビに悪影響を及ぼす可能性があります。
ニキビによくない食べ物・飲み物はできるだけ避けた方がよいのですが、我慢しすぎてストレスになってもいけません。「チョコレートは1日3粒まで」や「コーヒーは食後の1杯のみ」などと摂取する回数や量を決めるなどして、にストレスにならない程度に控えるようにするとよいかもしれません。
ニキビにOKな食べものを食べる
ビタミンが豊富な食べ物は、お肌の健康に良いので積極的に食べましょう。
レバーやほうれん草などに多く含まれる「ビタミンA」は新陳代謝を活性化します。新陳代謝が活性化すれば、肌の汚れや古い角質がスムーズに剥がれ落ちますので、きれいな肌を保てます。
豚肉や鶏肉に多く含まれる「ビタミンB2」は、脂質の代謝を促進し、皮脂の過剰な分泌を抑えてくれる働きがあります。主菜の献立には豚肉や鶏肉を積極的に使いたいですね。
また、緑黄色野菜や果物に多く含まれる「ビタミンC」は、皮脂の分泌を抑えたり、炎症を抑えたりする作用があります。顎ニキビが気になる人は、積極的に摂取して、体の中からニキビを改善しましょう。
サプリメントで栄養を補助する
ニキビに効果的な栄養素がわかっても、その栄養素を含む食品を毎日摂取するのはなかなか難しいですね。そこで上手に利用したいのがサプリメントです。
サプリメントは薬ではないので即効性はありませんが、手軽に必要な栄養素を摂取できますので継続して利用するのがおすすめです。
ニキビ肌におすすめの栄養素は次のようなものがあります。
- ビタミンA(新陳代謝の活性化)
- ビタミンB2(皮脂の抑制)
- ビタミンB6(肌の再生促進)
- ビタミンC(コラーゲンの生成)
- β‐カロテン(肌の健康維持)
- 乳酸菌(腸内環境を整える)
- 大豆イソフラボン(女性ホルモンに似た働きをするのでホルモンバランスを整える)
肌の健康のために効果的な栄養素は、こんなにたくさんあります!食事で不足しがちな栄養素があれば、サプリメントで補うようにしましょう。
ネイチャーメイドの「マルチビタミン」など、複数のビタミンをバランスよく配合しているサプリメントなら一度に摂取できますので手軽で値段も手ごろです。

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顎ニキビを治すための生活ポイント

顎ニキビを改善するために、すぐに改善したい生活習慣についてご説明します。
睡眠のコアタイムに十分寝る
睡眠中にはさまざまなホルモンが分泌されますが、その中でも肌と関りが深いのが「成長ホルモン」です。成長ホルモンというと、成長期の骨の発育を促進するホルモンでもありますが、肌の新陳代謝や細胞のダメージ修復もしてくれるので、ニキビを治すには睡眠が重要ということになります。
成長ホルモンは、眠ってから3時間以内に分泌ピークとなるのですが、深夜3時~5時頃を境として深い眠りにつきにくくなるため、深夜0時~3時頃が睡眠のコアタイムと言われています。
睡眠のコアタイムにしっかり眠るためには、寝る直前までスマホやパソコンの画面を見ないようにして、質の高い睡眠がとれるようにしましょう。

入浴はゆっくり湯舟に浸かる
入浴をシャワーで済ませてしまう人も多いかもしれませんが、ニキビが気になる人はぜひ湯船に浸かるようにしてください。湯船に浸かってじんわり汗をかくと、毛穴に詰まった皮脂も一緒に流れてくれます。
ただし、お湯の温度には注意が必要です。お湯が熱すぎると交感神経が活発になり、男性ホルモンが分泌されますので、逆に皮脂の分泌が増えてしまいます。できれば40℃程度のぬるめのお湯にゆっくり浸かるようにしましょう。
湯船にゆっくりつかると、一日の疲れも取れ、リラックスできます。ニキビの敵「ストレス」の解消にもなるのでおすすめです。
適度に体を動かす習慣をつくる
運動で筋肉を動かすと、血流が良くなり代謝が上がります。代謝がよくなれば、肌のターンオーバーが整ってくるので、ニキビ改善にも効果的なようです。
普段あまり運動する機会がないという人もいるでしょうが、ニキビが気になるなら軽い運動を始めてみてはいかがでしょうか?
ただし、いきなり無理をすると長続きしないので、適度に体を動かす習慣を作りましょう。
ひどい顎ニキビも自分で治せる?

ひどい顎ニキビができてしまった場合、自分で治すことはできるのでしょうか?それとも病院にかかった方がいいのでしょうか?
市販の薬で治す方法もある
ニキビの市販薬は主に塗り薬となり、抗菌剤、殺菌剤、化膿止め、抗炎症剤などがあります。肌質やニキビの状態に合わせたものを選ばないと、かえって悪化してしまう可能性もありますので、効能を確認して選ぶようにしましょう。
正しく市販薬を選ぶためには、薬剤師さんに相談するのがおすすめです。薬剤師さんのいるドラッグストアなどで相談し、自分に合ったニキビ薬を選んでもらうとよいでしょう。
しこり状なら皮膚科で受診しよう
「ニキビと思っていたら、実は違った」ということもあります。ニキビのように皮膚が盛り上がって炎症を起こすことがある粉瘤(ふんりゅう)は、ニキビと勘違いしてしまう人もいます。
もし「しこり」があるなら、粉瘤の可能性がありますので注意しましょう。粉瘤は良性の腫瘍なのですが、自然に消えることはなく、だんだん大きくなっていきます。もちろんニキビと勘違いしてニキビ薬を塗り続けても効果はありません。
もし、ニキビのような皮膚の盛り上がりがしこり状であるなら粉瘤かもしれないので、つぶしたり触ったりせずに、皮膚科で診てもらった方がよいでしょう。
繰り返す生理前ニキビなら婦人科に
生理前になるとニキビができやすいという悩みを持っている人も多いようです。
生理前ニキビの原因は、ホルモンバランスの崩れが原因と言われています。排卵後から生理前までは黄体ホルモンが分泌される期間となりますが、この黄体ホルモンは男性ホルモンのように皮脂分泌を活発にするのでニキビができやすくなってしまうといわれています。
生理前ニキビが繰り返しできるようなら、婦人科の専門医に相談してみましょう。主な治療法としては低用量ピルの服用などがありますが、これは男性ホルモンを抑制しホルモンバランスを整える作用があるので、ニキビなどの肌荒れにも効果が期待できるようです。
顎ニキビは悪化する前に治していこう

顎ニキビができてしまったら、正しいスキンケアや、食事、生活習慣の見直しで、なるべく早く解消するように心がけましょう。
市販薬を使う場合は適当に選ぶのでなく、自分のニキビに合ったものを慎重に選んでください。ニキビ薬の中には敏感肌や乾燥肌には合わないものもありますので、迷ったら薬剤師に相談するのが安心です。
ただし、顎ニキビが繰り返しできるようであれば、早めに医療機関を受診することをおすすめします。自分のニキビ症状をしっかりと見極めて適切な対処方法で早期に治すようにしたいですね。