毛穴の黒ずみ原因はなに?

毛穴の黒ずみは目立つし、化粧でも隠しきれないことも……一刻も早く何とかしたいですよね。特にTゾーンは皮脂の分泌が多いうえ、毛穴の数も多いことから黒ずみが目立ちがちです。
ではなぜ毛穴の黒ずみが起こってしまうのか、その原因を知っていますか?
そう、毛穴の黒ずみには4つの原因があったのです。

この記事では毛穴が黒ずむ原因とそのメカニズムまで詳しく解説。
さらに原因に合わせた自分でできるケア方法や、エステ・皮膚科での黒ずみ除去方法にも迫っていきます。
今まで何をやっても黒ずみが解消しない、何とか黒ずみを解消したい!と悩んでいる人必見の情報が満載です。
毛穴が黒ずむ4つの原因

毛穴の黒ずみは主に4つの原因が考えられます。どんな原因があるのか詳しく見ていきましょう。
【1】角栓に巻き込まれた産毛
毛穴の黒ずみの原因の一つに、角栓に巻き込まれた産毛の可能性があると言われています。「えっ産毛!?」と思った人も多いですよね。
そもそも角栓は皮脂や肌の老廃物などが混ざり合って角栓になります。
その角栓が少しずつ毛穴に溜まっていくのですが、角栓自体は白に近い色なので黒く見えることはないのだそうです。
一方産毛は毛穴にも生えており、ターンオーバーに合わせて新しい毛に生えかわるため定期的に抜け落ちます。
通常なら抜け落ちた産毛はそのまま排出されるため、毛穴に留まることはありません。しかし角栓が詰まっていると、毛穴の奥から生えてくる産毛は角栓に邪魔をされ排出できずに溜まっていくのです。
さらにそのまま放置しておくと、角栓と抜け落ちた産毛が混ざりあい毛穴に溜まっていきます。
その結果毛穴は開いてしまい、角栓に巻き込まれた黒い産毛が、あたかも毛穴が黒ずんでいるように見えると言われているのです。
【2】角質メラニンの滞留
手で触ってみてもザラザラ感がない場合は、メラニン色素が原因で毛穴の黒ずみが起こっている可能性があります。
メラニン色素が原因の場合、角栓が詰まっているわけではなくメラニンがたまっているため黒く見えてしまうのです。
そもそも私たちの肌は紫外線など刺激を受けると、メラノサイトと呼ばれる細胞から黒い色素の
メラニンは肌を外敵から守る重要な役割をになっているのです。夏などに日焼けが起こるのは、このメラニンが働いているからなのですね。
通常であればメラニンが作られたとしても、ターンオーバー時などにうまく排出されるためたまっていくことはありません。
しかしメラニンが大量に作られたり、うまく排出されなくなったりすることで毛穴にメラニンがたまってしまい黒ずんで見えてしまうのです。
メラニンが毛穴にたまってしまう原因には以下のものがあげられます。
メラニンで毛穴が詰まる原因
- 紫外線
- 過度のスキンケア(毛穴ケア)
- ストレス
- 代謝が悪い
- 間違ったムダ毛処理
メラニン=紫外線と思っている人も多いですが、ちょっとした刺激などでもメラニンが大量に作られる原因になります。
またメラニンによる黒ずみは、改善に時間がかかるともいわれているため、できる前の予防も大切です。
【3】毛穴の開きでできる影
毛穴の黒ずみは、毛穴の開きが原因でできる影の可能性があります。毛穴が開いてしまうと、光の当たり具合で影ができてしまい黒ずんでいるように見えてしまうのです。
実際は毛穴が黒ずんでいるわけでも何かが詰まっているわけでもなく、毛穴が開いてしまうことで引き起こされているということ。
それには、皮脂の過剰分泌・たるみ・ニキビなど肌トラブルの3つの原因があります。
皮脂の過剰分泌
皮脂が必要以上に分泌されると毛穴に大量の皮脂が詰まることで、毛穴が広がってしまうのです。特に肌が乾燥していると、肌を守ろうとさらに皮脂が分泌されてしまいます。乾燥にも注意が必要なのですね。
たるみ
私たちの肌は真皮(しんぴ)と呼ばれる土台部分に支えられていることで、ハリのあるプルンとした肌を作り出しています。しかし年齢と共に真皮の元となる、コラーゲンやエラスチンが減少していくのです。
土台が崩れた肌は、ハリを失い次第にたるんでしまいます。肌がたるむと毛穴も伸びてしまい楕円型の毛穴になってしまうのです。
ニキビなど肌トラブル
毛穴が詰まり炎症が起きることで引き起こされるニキビ。そのニキビを潰すと、毛穴が大きく開きそのまま戻らなくなってしまうことがあるのです。
【4】毛穴にある産毛そのもの
毛穴にも産毛は生えています。日本人の毛の色は黒いため比較的細くて色が薄い産毛であっても、その毛が目立ってしまい黒ずんでいるように見えることがあります。
特に毛穴から生えた産毛は、3~4本まとまって生えていることが多く、より黒く目立ってしまうのです。
実際腕の毛などでも産毛が生えているところと生えていないところを見比べてみると、産毛が生えているところは若干黒く見えますよね。
また脱毛サロンなどで産毛を処理すると、肌の色が一回り明るくなるなんて言われるくらい、産毛は肌を暗く見せているのです。


自分でできる黒ずみの解消法はある?

黒ずみは4つの原因に合わせてのケアが不可欠です。自分でできるケア方法にはどんなものがあるのか詳しく見ていきましょう。
丁寧なクレンジング
メイクはもちろん皮脂汚れや古い角質除去も行うクレンジング。そのクレンジングを怠ると、メイクの汚れが皮質とまじりあい毛穴詰まりの原因になります。
丁寧にクレンジングを行い、角栓の原因にもなる皮脂やメイクの汚れをしっかり落としていきましょう。
◆クレンジングの正しいやり方◆
- 皮脂の多いTゾーン→Uゾーンの順でクレンジングをのせる
- 指のはらを使い小さな円を描きながら汚れを落とす
- クレンジングが残らないようしっかりすすぐ
あまり時間をかけず、素早く優しく行うのがポイントです。またクレンジングが残っていると毛穴詰まりの原因にもなることから、しっかりすすいで洗い流すことも徹底しましょう。
おすすめクレンジング
クレンジングは汚れを落とす洗浄力はもちろんのこと、無添加など肌に負担が掛からないものを選ぶことも大切です。
黒ずみ解消には一体どんなクレンジングが良いかというと……イチオシはフルリ クリアゲルクレンズです。
フルリ クリアゲルクレンズ
\毛穴のクレンジングまで行える/

Source: 公式サイト
- 編集部評価:★★★★★ 総合93点
- 価格:3,132円(送料無料)
- 内容量:150ml
- メーカー:メディカルコート株式会社
皮膚科医とエステティシャンの共同開発によって生まれたクリアゲルクレンズ。その特徴はメイクはもちろん、毛穴の汚れもクレンジングすることができるという点です。
さらに毛穴に嬉しいアーチチョーク葉エキスや高保湿成分ユズセラミドなど、全6種類の美容成分を配合。
角質まで潤いを与え保湿することでバリア機能を高めると共に、毛穴の黒ずみの原因の除去にも一役買ってくれるのです。
添加物フリーで肌に優しいのも特徴の1つ。全額返金保証付きで、万が一肌に合わなくても安心です。
毛穴を傷めない洗顔
洗顔のときには、毛穴の中にたまった汚れや皮脂をしっかり落とす必要があります。ただし肌の刺激は肌の乾燥やメラニン生成にもつながることから、できるだけ刺激を与えないよう洗うことも大切です。
◆毛穴の汚れにおすすめな洗顔方法◆
- たっぷり泡立てる
- 泡立てた泡を顔に乗せる
- 極力肌に触れないよう泡を転がして洗う
- ぬるま湯でしっかりすすぐ
肌への負担を考え、泡を乗せている時間は1分以内が理想です。また洗顔前に蒸しタオルなどで肌を温めておくと、毛穴の汚れがスムーズに取れます。
おすすめ洗顔料
洗顔料を選ぶときのポイントは、肌に優しく毛穴汚れもしっかり取れるかどうかという点です。
特に毛穴の黒ずみの場合は、天然素材で汚れをしっかり吸着するクレイ(泥)が良いでしょう。クレイ洗顔料の中でもおすすめなのがどろあわわです。
どろ豆乳石鹸どろあわわ
\もっちり濃密泡が毛穴汚れを逃がさない/
- 編集部評価:★★★★★ 総合94点
- 価格:1,609円(送料無料)
- 内容量:110g
- メーカー:健康コーポレーション株式会社
泥洗顔市場5年連続No.1、泥洗顔界の王者「どろあわわ」。その魅力は何といっても濃密でへたらないしっかりとした泡にあります。
この泡が肌への摩擦を最小限に抑えつつ、クレイの持つ吸着力で毛穴の汚れを吸着してくれるのです。
どろあわわには吸着力に優れた2種類の泡に加え、コラーゲンなど肌に嬉しい3種類の保湿成分も配合。毛穴汚れを落とし、肌に潤いも与えてくれます。
またどろあわわにはくろあわわという、毛穴汚れに特化した洗顔料もあります。
毛穴汚れがとくに気なるときなどは朝はどろあわわ、夜はくろあわわと使い分けを行うのも良いでしょう。
角質を除去するピーリング
生活習慣の乱れや加齢などが原因で、ターンオーバーが乱れて遅れてしまうことがあります。そうなると古い角質やメラニンをがうまく排出されず、黒ずみの原因につながってしまうことに。
そのため定期的にピーリング(古い角質を酸で溶かし除去する)を行い、古い角質やメラニンを除去することも必要です。
ただしピーリングはやり過ぎると肌に負担が掛かり、逆に黒ずみが悪化したり肌トラブルにつながることも少なくありません。
使用頻度は商品ごとに異なり、週1~2回程度のものが多い傾向にあります。商品に書かれている使用頻度をしっかり確認し、くれぐれも書かれている使用頻度を守るようにしてください。
またピーリング後は化粧水などで肌を整えましょう。
おすすめピーリング
ピーリングは肌への負担も大きいため、グリコール酸・クエン酸・リンゴ酸など比較的肌に優しいフルーツ酸(AHA)を使ったものが良いでしょう。
ここではおすすめのピーリングジェル、ぽろぽろとれる杏ジェルを紹介します。
ぽろぽろとれる杏ジェル
\肌に優しい植物性成分を配合/

Source: 公式サイト
- 編集部評価:★★★★★ 総合90点
- 価格:2,700円
- 内容量:100g
- メーカー:株式会社 フレージュ
肌に嬉しいパルミトレイン酸がたっぷり入った杏(あんず)、肌を柔らかくするナス果実エキス、保湿力に優れた美容成分ハトムギ種子エキスを配合。これらの成分が古い角質を取り除くと共に、肌のケアにも一役買ってくれます。
主成分は自然界に存在する植物ばかりなので、肌への負担も最小限に留めることがでるのも魅力の一つ。
杏の香りがほのかに香るため、リラックスできると口コミでも好評です。使用頻度は週2~3回とのことなので、しっかり守って正しく使ってくださいね。
毛穴や角質の保湿
洗顔などでキレイになった毛穴も、そのまま放置しておくと毛穴の開きや、乾燥からの角質硬化による毛穴詰まりの原因にもなります。
そのため洗顔後は3分以内を目標に化粧水を塗り、肌を整える必要があるのです。
化粧水は、手で優しくハンドプレスするように付けましょう。中には肌をパンパン叩いてしみ込ませようとする人がいるかもしれませんが、肌への負担が大きくなるためできれば避けてください。

おすすめ保湿化粧品
化粧水など基礎化粧品を選ぶときは、ヒアルロン酸やセラミドなど高保湿成分が配合されたものを選ぶと良いです。またビタミンC誘導体など、毛穴を引き締める成分が入っているものもおすすめ。
毛穴が引き締まることで皮脂の詰まりを防ぐだけでなく、毛穴の開きからくる影の解消にもつながるのです。
基礎化粧品を選ぶときは、同じメーカーでそろえるライン使いをするのもポイントの一つ。ライン使いによって、相乗効果が期待できます。
ライン使いができるおすすめ化粧水、ビグレーンのQuSomeローションを紹介しましょう。
ビーグレン QuSomeローション
\保湿成分を17時間も肌内にキープ/

Source: 公式サイト
- 編集部評価:★★★★★ 総合92点
- 価格:5,400円
- 内容量:120ml
- メーカー:ビバリーグレンラボラトリーズ株式会社
毛穴のために開発されたビグレーンのQuSomeローション。4つの美容成分をバランスよく配合し、肌の奥までしっかり浸透します。
さらに浸透した美容成分は、なんと17時間も肌に留まり潤いをキープ。肌に潤いとハリを与え、毛穴の目立ちを抑えるのです。
中には肌に合うか心配という人もいますよね。そんな人におすすめなのが、7日間のトライアルセットです。
トライアルセットはローション以外に、洗顔料・美容液・ゲルの4点がセットになっています。
トライアルを使うことで毛穴に特化した他の基礎化粧品を合わせて試せるうえ、1,944円(送料無料)ととてもリーズナブルでお得です。ぜひトライアルから試してみてくださいね。
紫外線をカットする
紫外線を必要以上に浴びると、メラニンを大量に作り出してしまいます。また紫外線は肌奥のコラーゲンを破壊してたるみの原因をつくったり、紫外線から肌を守ろうと皮脂を過剰分泌させてしまうのです。
その結果毛穴が開き、影ができる原因にもなります。メラニンを増やさないのはもちろん、毛穴の開きを防止するためにも日焼け止めを塗る等紫外線対策をしっかり行いましょう。
ただし紫外線は夏だけでなく1年中降り注いでいます。曇りの日や雨の日も降り注いでいることから、時期や天気に関係なく年中日焼け対策を行う必要があるのです。
特に春先から夏の間は紫外線の量が多い傾向にあります。汗をかいたらこまめに塗り直す、日傘や帽子を併用するなどしっかり紫外線対策を行いましょう。
おすすめアイテム
紫外線対策のアイテムと言えば日焼け止めを思い浮かべる人も多いですよね。
中には帽子や日傘だけで対策する人もいますが、紫外線は地面に反射するため下からも浴びてしまいます。その点、どこから浴びても防止できる日焼け止めなら紫外線を予防することが可能です。
そんな日焼け止めの中でも一番おすすめなのが、SHIGETA UVスキンプロテクションです。
SHIGETA UVスキンプロテクション
\肌に優しいオーガニックUVクリーム/

Source: 公式サイト
- 編集部評価:★★★★★ 総合91点
- 価格:3,132円
- SPF・PA:SPF25・PA+++
- 内容量:40ml
- メーカー:株式会社ビーバイ・イー
ザクロオイルやローズヒップオイルなど、肌バリア機能を整え外からの刺激に負けない肌を作り出す天然オイルを配合。
さらにこれらのオイルには紫外線カットの働きも持っていることから、肌を紫外線からもしっかり守ってくれます。
主な成分は植物性オイルなど、自然派由来のオーガニック製品なので肌に極力刺激を与えず日焼け対策を行なえるのも嬉しいですよね。
また日焼け止めの強さを表すPAに関しては極めて強いPA+++なので、紫外線の強い日でも安心です。
ホームエステでセルフ脱毛
毛穴の黒ずみの原因の一つ産毛。この産毛を処理することも、黒ずみ解消には重要になってきます。
産毛を処理すると、毛穴の黒ずみだけでなく顔自体がワントーン明るくなるためぜひ処理を行いたいですよね。
では産毛の処理はどう行えば良いのかというと、肌を極力傷つけずに手軽に行うなら脱毛器がおすすめです。
毛抜きやカミソリなどもありますが、毛穴や肌を痛めてしまったり刺激でメラニンの生成に繋がることもあるため、避けた方が良いでしょう。
おすすめ脱毛器
脱毛器と一言に言っても種類が多く、多彩な機能が付いたものやリーズナブルなものまで様々。どれを選べば良いのか迷ってしまいがちです。そんな人におすすめなのが、ケスルンです。
ケスルン
\エステと同様の施術工程を行える脱毛器/

Source: 公式サイト
- 編集部評価:★★★★★総合90点
- 通販価格:69,984円(送料無料)
- 保証・特典:クレジット分割払いができる
- メーカー:株式会社シーオーメディカル
数々の人気雑誌で取り上げられている今注目の脱毛器、ケスルン。その魅力はエステの工程と同じく照射後すぐに冷却できるという点にあります。
すぐに冷却できることから、肌への負担も少なく火傷などのトラブルも起こりにくいです。
また10段階という豊富な出力設定や、鼻下など細かな部分も脱毛できる作りなど使いやすさも抜群。
短時間で照射ができることから、忙しい人にももってこいです。美肌フィルターも付いているので、脱毛しながら肌を美しくできるのも魅力の一つと言えるでしょう。
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プロ流の毛穴黒ずみをとる方法は?

自宅でのケアは時間もかかるし大変、プロに何とかしてもらいたいと考える人もいますよね。ではエステや皮膚科ではどういった施術が受けられるのでしょうか。
エステサロンでの方法
エステでの黒ずみ除去の施術方法にはいくつかありますが、主な施術方法は以下のものがあげられます。
【光フェイシャル】
特殊な光を顔に当て、細胞や肌内部のコラーゲンなどの生成を活性化させる施術。毛穴の引き締めやくすみなどの除去におすすめです。
【毛穴吸引(クリーニング)】
毛穴の汚れや皮脂をスチームなどで浮き上がらせ、パックなどでキレイに取り除いていく施術。角栓の除去はもちろん、毛穴の引き締めにもおすすめです。
【超音波エステ】
超音波を当て毛穴の汚れや皮脂を浮き上がらせ除去していきます。またイオン導入と組み合わせることで、相乗効果で肌にハリと潤いを与えます。
【イオン導入】
肌にビタミンCなどの美容成分を微弱電流を使い、より肌の奥まで浸透させていく施術です。どちらかというと補佐的な役割なので、他の施術と合わせて行われることが多い傾向にあります。

エステの場合これらの施術だけを行うというわけではなく、色々な施術を1つのコースとして行っていることが多いです。
例えば イオンスチーム→クレンジング→洗顔→毛穴吸引や超音波などの施術→部分別パック→ハンドマッサージ→整肌(保湿など)といった具合に施術を行うのはもちろん、マッサージや肌の保湿までトータルケアをしてくれます。
またエステは治療や診断をする皮膚科とは違い、リラクゼーションを重視しているところも多いです。そのためリラックスできる施術を含めたコースが主流になっているという点が、皮膚科との大きな違いです。
美容皮膚科での方法
美容皮膚科はエステとは違い、治療目的が中心です。主な流れとしては、カウンセリング→施術→アフターケアといった順で行われることが多いようです。
【マイクロゴールピーリング】
マイクロゴールと呼ばれる薬剤を使用し、古い角質や毛穴の汚れを除去します。ケミカルピーリングと比べ、赤みなどのリスクが低く安全に行うことができます。
【フラクショナルレーザー】
特殊なレーザーを当て強制的に毛穴を開かせ、角栓などを除去し肌の再生を促す治療法です。角栓の詰まり解消はもちろん、毛穴のたるみや皮脂の過剰分泌改善にも一役買ってくれます。
【ダーマローラー】
ローラーで小さな穴を無数に開けることで、肌内部のコラーゲン生成を促す方法です。毛穴のたるみはもちろん、肌質改善にも繋がります。
美容皮膚科によっては対応していない施術もあるため、事前に確認しておくとスムーズです。

黒ずみ原因になる絶対NGなケアは?

良かれと思ってやっていたケアが、実は毛穴の黒ずみを悪化させていた!なんてこともあります。やってはいけないケアとは一体何なのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
綿棒とオイルで毛穴をこする
ネットなどで一時期話題になった綿棒とオイルで毛穴をこする方法。これも開き毛穴の原因になってしまいます。
これはホホバオイルなどで毛穴に詰まった皮脂を柔らかくし、綿棒で柔らかくなった角栓を押し出そうというものでした。
しかし角栓の正体はタンパク質なので、オイルでは溶けることはありません。また毛穴に詰まった角栓を取ろうと、綿棒でごしごしと押しあてた時の摩擦で毛穴を傷つけることがあります。
毛穴が傷つくことで開き毛穴やメラニンの過剰分泌にも繋がり、黒ずみが悪化してしまうこともあるのです。綿棒とオイルはあまりおすすめできません。
洗顔ブラシをあて過ぎる
通常のクレンジングや洗顔などでは落とせない汚れも落とせると言われている洗顔ブラシ。愛用している人もいますよね。しかし洗顔ブラシは手で洗うより刺激が強いことから、毛穴を傷つけてしまうことがあります。
毛穴が傷つき炎症が起きると、肌を守ろうとメラニンの分泌が盛んになり色素沈着を招く原因にもなるのです。また洗顔ブラシは皮脂を必要以上に落としてしまうことから、肌が乾燥しその結果皮脂の過剰分泌にも繋がります。
くすみやごわつきが気になる時のみ使うなど、頻繁に使うことは避けた方が良いでしょう。
毛穴パックを自己流で使う
毛穴のケアと言えば毛穴パックと思っている人も多いですよね。しかしこの毛穴パック、使い方を誤ると黒ずみの原因になってしまうことがあるのです。
特に多い毛穴パックの間違った使い方にはこのようなものがあります。
- 無理やり角栓を取ろうとする
- 毎日のように毛穴パックを行う
- 規定の時間を守らない
- 毛穴パック後保湿ケアを行わない
毛穴パックは刺激が強いため、毛穴が傷つき黒ずみが悪化することがあります。また毛穴パック後は毛穴が開いている状態なので、保湿ケアもせず放置すると毛穴開きの原因になるのです。
では正しい毛穴パックはどうすれば良いのか簡単に説明していきましょう。
- 毛穴を温かいタオルなどで温める(毛穴を開かせるため)
- 毛穴パックをはる
- 既定の時間が来たらゆっくり剥がす
- 冷やした化粧水で毛穴を引き締める
毛穴パックの頻度は2週間~1ヶ月に1回程度が理想です。毛穴パックを正しく使うことで、黒ずみ改善にも繋がります。
黒ずみ毛穴は原因に応じて解消しよう

黒ずみと一言に言っても、4つの理由があることがわかりましたよね。
まずは自分はどの原因が元で黒ずみが発生しているのか見極めてみてください。そして今回紹介した自分でできる黒ずみ解消法を参考に、原因に合った解消法を見つけてみてみましょう。
自分では改善が厳しい場合は、プロに任せるのも一つの手です。原因に合わせたケアで、もう黒ずみに悩まない美しい肌を手に入れましょう。