顎ニキビは漢方で解消される!体質別におすすめの漢方薬をご紹介

目次

  • ピルを飲んでも治らない…顎ニキビに漢方って効果あるの?
  • 顎ニキビができるメカニズムと原因
  • 漢方を使った顎ニキビの治し方
  • 市販されているツムラ漢方薬の種類
  • 顎ニキビは漢方薬で体内から改善しよう

 

ピルを飲んでも治らない…顎ニキビに漢方って効果あるの?

ピルを使ったニキビ治療ってどうなの?

低用量ピルを飲んで男性ホルモンの量を減らし、ホルモンバランスの乱れを正してニキビを治そうというものですが合う方と合わない方がいる上、ピルを辞めたときにニキビが大量発生したというような「リバウンド」によって結局ピルを手放させずピル依存症になっているという方も多いとされています。
最後の頼みとしてのホルモン治療だという方もおられるようですが、実はホルモン操作をするニキビ治療にはリスクも多いもの。もちろん顎ニキビはホルモンとの関連性は深いとはいうものの、やはり根本が治っていなければ繰り返しやすいことは確かです。

漢方ならば体質を改善しながら、ニキビを治療することが可能です。ニキビ治療の目的でピルを飲んでいたけれど治らなかったという方にはぜひ東洋医学である漢方を見直してみてほしいのです。




ツムラの漢方がいいって聞いたんですが、ニキビ治療でも効果があるんでしょうか?なんとなく漢方というと敷居が高いイメージがあって…

 

ツムラの漢方薬は病院での処方はもちろん、市販の薬も売られていて、ニキビ治療にはたくさんの漢方薬がつかわれているのよ。

 

ニキビ治療というと外用薬や内服薬で治療するというのが一般的ではないんですか?

 

そうね。でもそれだとニキビそのものにしか働きかけないから、またすぐに繰り返してニキビが出来たりする場合もあるんだけど漢方ならニキビができやすい体質そのものを改善してくれるという強みを持ってるの

 

そうなんですね!根本からの改善効果ですか。ぜひ教えてほしいです!

 


顎ニキビができるメカニズムと原因


ニキビのメカニズム

皮脂や角質が毛穴に詰まってできてしまう「角栓」がニキビの一番の原因となっているのですが、白ニキビは角栓が詰まったものが盛り上がっている状態、毛穴が開いて角栓が空気に触れて酸化してしまったものが黒ニキビ、角栓にアクネ菌が繁殖して炎症を起こして赤く腫れているものが赤ニキビと呼ばれています。
赤ニキビはやがて炎症部分が化膿して黄色味を帯びていきます。


顎にニキビができる原因

思春期ニキビは男性ホルモンが活発になることから皮脂が過剰に分泌されることが原因で、皮脂の多い髪の生え際やおでこ、Tゾーンなどに発生します。

大人ニキビは顎や頬などのフェイスラインに発生しやすく、その原因は過剰な皮脂分泌・ストレス・ホルモン異常・生活環境などさまざまです。女性の場合生理前などのホルモンの影響を大きく受けることも関係しています。

●ホルモンバランスの乱れ

顎ニキビができる大きな原因の一つにホルモンバランスの乱れが挙げられます。女性ホルモンは一生にスプーン一さじとも言われており、ほんのちょっとの変化で身体にも肌にも劇的な影響を与えるのです。

●胃腸の荒れ

胃下垂の方に肌トラブルに悩む方が多いとも言われています。また、腸内環境が良い状態だと善玉菌が働いてどんどんビタミンが生成されるのですが下痢や便秘などの腸内環境を悪化させる状態になっている場合ビタミンの生産量が少なくなってしまうので肌荒れやニキビの原因になるのです。

●肝機能の低下

肝機能とニキビ。一見関係なさそうですが、肝臓には解毒作用があり毒素の分解や脂肪蓄積に関係しています。アルコールや油っこいもの、抗生物質などによって肝機能が弱ることによって顔色が悪くなったりニキビやシミの原因となるのです。

●貧血

貧血になると血液の循環が悪くなります。血液が循環していないとホルモンバランスが乱れる原因になります。また、ヘモグロビンの材料である鉄分は肌に酸素を送る役割をしているので鉄分が不足するとターンオーバーが正常に行われなくなるのでニキビ・肌荒れの原因になります。

●身体の冷え

冷え性になると体が冷えてしまい全身の血の巡りが悪くなってしまいます。血液には栄養分が入っているため巡りが悪くなるとおのずと肌にも栄養が行き届かなくなるため、ニキビ・肌荒れが起こりやすくなってしまいます。


漢方を使った顎ニキビの治し方

では、ニキビを治してくれる漢方薬にはどのようなものがあるのか、どのような人にあっているのかについて解説します。

漢方を服用するのはこんな人がおすすめ!

  • ニキビ治療で皮膚科に通院したが薬が合わなかった
  • ピルを使ったホルモン療法を試したが効果が感じられず不安がある
  • 根本から体質を変えてニキビを治したい
  • 思春期ニキビ・大人ニキビに悩んでいる

 

漢方とは

漢方薬は副作用の少ない、薬草の葉や茎・根、他にも動物や鉱物から取った生薬を2種類以上組み合わせたもののことで、体質や身体、心のバランスをコントロールしながら、調子を整えて体質改善ができる薬の事です。

漢方薬は西洋薬の「悪いところにピンポイントで働きかけて治す」という対症療法とは全く違います。
悪いところがあるのは「部分」ではないと考え、体全体を見て体質から改善していくため、根本からの治療になります。

個人の体質や特徴、症状を見て「証(しょう)」を決定します。症状と証にあったものを選ぶことが基本です。

・実証(じっしょう) 固太りまたは筋肉質でがっちりとした体つきで体力や抵抗力の強い人
・虚証(きょしょう)線が細く、顔色が悪く、体力のない人。弱弱しい感じの人
・中間証(ちゅうかんしょう)中肉中背で、実証と虚証の間に位置する人


服用方法(飲み方)

漢方薬の基本的な服用時間は「食前」と「食間」です。

食前とは食事の30分前、食間は食後2時間となっています。

飲み忘れた場合は食後に飲んでも問題ありません。

結局いつ飲んでもOKという結論になるので、飲み忘れを防ぐためにも自分が飲みやすい時間を決めて毎日飲むようにするというのが最も良いかもしれません。


効果が出るまでの期間

漢方薬は体質を改善して根本から治す、というところから始まるため、即効性よりは継続して服用することが一番効果的なのですが、ニキビの場合ですと1年半くらいは飲み続ける必要があります。個人差もあり、早い人で3日~1週間程度で効果があらわれる場合もあります。どちらにしても継続していくことが大切です。


★漢方薬のメリットとデメリット

漢方薬のメリット漢方薬のデメリット
副作用が少ない即効性がない
その場しのぎではない根本的治療ある程度の長期継続服用が必要
証が合っていれば治療効果が出る証が合っていないと効果が出ない
ストレスなどの心因性のものも改善できる好転反応が出る(瞑眩)場合がある
免疫力の低下も改善一日に複数回飲まなくてはならない
このようなメリット・デメリットはあるものの、やはり体の根本から治せる漢方薬はニキビだけでなく身体全体を良くしてくれるメリットの方が大きいようです。



市販されているツムラ漢方薬の種類

体力のある実証の人向け

●桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

主に女性に対して使用される漢方薬で

・便通を良くする
・血流の改善
・生理不順の改善
・生理前ニキビや肌荒れ
・女性ホルモンのバランス改善
・更年期障害

などの効果があり炎症部の熱や腫れを取る働きをします。しかし、胃腸の弱い人や軟便・下痢を起こしやすい人には適さない薬です。

●清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)

漢方の代表的なニキビ薬。目の充血・赤鼻(酒さ)・化膿症などにも有効です。

思春期の顔全体に散らばったような充血したニキビ、先が尖っていて赤い化膿ニキビにオススメ。上半身(特に顔・頭)にこもった熱の発散作用があるので10代の思春期ニキビに効果が期待できます。

・オイリー肌
・甘い物好き
・比較的体力がある

かなり炎症のひどいニキビでも熱を取ったり腫れを引かせてくれる漢方薬です。


体力のない虚証の人向け

●当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

虚弱体質で、足腰が冷えやすい人のニキビにオススメ。血のめぐりを良くして身体を温めるので冷え性の治療にも多く用いられています。

・足腰が冷えて疲れやすい
・貧血気味で頻尿
・月経が遅れ気味
・痩せ型色白
・筋肉量が少ない
・むくみやすい
・立ちくらみ
・生理前の耳鳴り
・めまい・動悸・肩こり

など虚弱な女性の代表的な漢方です。婦人科3大漢方薬の人るで婦人科系の病気に効果を発揮します。

ニキビ以外には冷え性・月経異常・不妊症・更年期障害などに使われます。


●加味逍遥散(かみしょうようさん)

ストレスニキビに効果を発揮。ニキビ以外では月経異常・更年期障害・イライラ・不安などに用いられます。

・体力があまりない
・手足がだるい
・肩こり、頭痛
・めまいがする
・便秘がち、生理前のイライラが強い
・不眠症状
・手足が火照る。動悸・めまい・食欲不振

全体的には虚弱体質の肝障害と女性の神経症状を伴う疾患の治療に使われます。


●温経湯(うんけいとう)

カサカサと乾燥した肌に出来るニキビにオススメ。

・唇が乾燥する
・カサカサ肌
・冷え性
・下腹部の冷えが強い
・体力がない
・貧血気味
・下痢をしやすい
・月経不順
・サメ肌
・頭痛・肩こり・腰痛
・手のほてり

女性器の冷えが元で下半身の冷えがある(これがもとで下痢)上半身には熱を持った人を治す処方。経を温めるから温経湯という。


実証と虚証の間の中間証の人向け

●桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

漢方の美容剤と言われている。ニキビ以外では、冷え性・月経異常・子宮内膜症・くま・シミ・湿疹などの皮膚トラブルに多用。
「ヨクイニン」との併用が多い

ニキビでどの漢方にしようかと迷った時には「桂枝茯苓丸」を試すと良いと言われています。

・赤ら顔
・体力は中くらい
・暑がりなのに手足の先は冷たい
・生理の経血量が多く血の塊が混じることがある
・唇の乾き
・便秘
・肩こり

婦人科3代漢方薬の1つ。血の巡りを良くしてくれるので女性の体質改善に役立つ


●十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)

化膿しやすい体質の人。赤身・痛みのあるニキビにおすすめ。ニキビ以外では湿疹・じんましん・水虫・などの化膿性の皮膚疾患に多用。中耳炎や物貰いにも使われます。

・体力が中くらい
・皮膚か化膿しやすい
・アレルギー体質
・体に冷えがある
・疲れやすい
・食欲不振

便秘の人が服用すると逆にニキビの悪化が見られる場合があるため注意する事。


●荊眼連翹湯(けいがんれんぎょうとう)

オイリー肌で体質的に皮膚の浅黒い人のニキビ(赤味・かゆみを伴う)におすすめ。ニキビ以外では蓄膿症(副鼻腔炎)・慢性鼻炎・扁桃炎などの炎症を抑える効果のある漢方薬です。

体質(気のめぐりの不調からおこる症状がある)

赤ら顔でオイリー肌
結構が悪く、皮膚の色が浅黒い
筋肉質
耳鼻科の病気になりやすい
感情的になることが多い
手足の裏に油汗をかく・暑がり
生理の状態が良くない
蓄膿・扁桃腺炎にかかったことがある


種類効果症状証の種類体質
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)便秘によるニキビ便秘・生理不順・女性ホルモンバランスの乱れ・イライラ実証比較的体力あり・便秘体質・生理時のイライラが激しい・むくみ
清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)赤ニキビ・男性ニキビ思春期の充血性のニキビ・眼の充血・赤鼻・化膿症・顔面や頭部の湿疹実証比較的体力あり・甘い物を好む・オイリー肌
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)冷えによるニキビ冷え性・月経異常・不妊症・流産癖・更年期障害虚証筋肉が軟弱で疲労しやすい(体力虚弱)足腰が冷えやすい・むくみ・たちくらみ・痩せ型色白・生理後にニキビ悪化
加味逍遥散(かみしょうようさん)ストレスニキビ女性ホルモンの変動による精紳不安・神経の高ぶり・自律神経失調症虚証体力はあまりない・手足のだるさ・肩こり・頭痛・めまい・便秘がち・PMS・不眠
温経湯(うんけいとう)乾燥肌のニキビ月経異常・不妊症・皮膚の乾燥・あかぎれ虚証血の量が不足した「虚血」唇が乾燥・乾燥肌・冷え性・下腹部の冷え・体力がない・貧血気味・下痢・月経不順
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)ニキビ全般冷え・のぼせ・便秘・月経困難・肩こり・子宮内膜症・くま・シミ・湿疹中間証赤ら顔・中程度の体力・手足の末端の冷え・生理の経血量過多・生理に血の塊が混じる
便秘がち・肩こり
十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)赤ニキビ湿疹・じんましん・水虫・化膿性皮膚疾患中間証化膿しやすい・中程度の体力・アレルギー体質・冷え症・疲労しやすい・食欲不振
荊芥連翹湯(けいがんれんぎょうとう)黄ニキビ蓄膿症・慢性鼻炎・扁桃炎中間証赤ら顔でオイリー肌・血行不良・皮膚の色が浅黒い・筋肉質・耳や鼻の病気をしやすい・蓄膿・扁桃腺炎


病院や産婦人科で処方される漢方と市販の違いは?

病院で処方される薬も市販されている薬の内容は同じものが販売されています。病院で処方してもらうと保険の適用になるため、市販の漢方薬よりも安く入手できます。市販の薬を購入する場合には自分の体質に合ったものを相談して選んでもらいましょう。

 漢方薬は副作用が少ないと言われていますが、全く副作用が出ないわけではありません、自分では選べないと感じるときや迷ったときは、一度病院を受診して、合うものを漢方医と相談することもできますので、検討してみましょう。

顎ニキビは漢方薬で体内から改善しよう

顎ニキビは大人ニキビの中でも多くの方が悩むものです。繰り返し同じところにできやすいという特徴もあります。いままで西洋薬で治療したりピルを使用したホルモン治療をしてきたけれど、治る見込みがないとあきらめてしまっていた方、漢方薬で根本から治してみませんか?体質にあった漢方で体内から改善してしまいましょう。

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