クーラーで乾燥するのはなぜ?肌・のどを守る9つの対策

目次

  • クーラーと乾燥の関係とは?対策方法が知りたい!
  • クーラーで乾燥するのはなぜ?
  • クーラーの乾燥による症状は?
  • クーラーによる肌の乾燥の対策方法は?
  • クーラーによるのどの乾燥の対策方法は?
  • クーラーと乾燥に関するQ&A 
  • しっかり対策して乾燥に負けない夏に♪

クーラーと乾燥の関係とは?対策方法が知りたい!

冬はしっかり乾燥対策をしているというみなさん!夏の乾燥対策も、しっかり行っていますか?「乾燥の季節」というと、湿度の低い冬を連想する方も多いですよね。でも、クーラーの「乾燥力」も侮れません。暑い夏を乗り切るために必要不可欠なクーラーですが、きちんと対策しておかないと肌はパリパリ喉はイガイガの乾燥地獄に陥ってしまうんです。

はるこ先生
クーラーによる夏の乾燥から肌と喉を守る「はるこ流・夏の乾燥対策」を大公開しちゃいます!

クーラーで乾燥するのはなぜ?

クーラーで乾燥する理由には、「風にあたること」と「汗をかくこと」の2つがあります。

風にあたることによる乾燥

クーラーから吹き出る風は、カラカラに乾燥しています。これは、空気は温度が低くなるほど保持できる水分量が減ってしまうからです。

クーラーは、吸い込んだ室内の熱い空気を熱交換器で冷やして吐き出すという仕組みになっています。しかし、空気は冷やされることで保持できる水分量が減るため溢れてしまった水分は結露して水に代わり、水分が失われた空気がクーラーから吐き出されているんです。クーラーを使うと部屋の湿度はすぐに40%程度にまで下がってしまいます。そんな乾いた風に長時間当たっていると肌が乾燥するのも当然ですよね。

クーラーは、空気から熱を奪うと同時に水分も奪っているのよ
そういえば、クーラーを使っていると、外のホース(ドレンホース)から結露した水が出てきますよね
あれって結構な量よね……

汗をかくことによる乾燥

汗には、蒸発するときに体の熱や水分を奪って体温を下げるはたらきがあります。暑い屋外で汗だくになったところで、クーラーの効いた室内に入るとすごく涼しく感じられるのはこのためです。

肌の表面は、わずか0.02mmの角質層で守られており、角質層もまた皮脂で守られています。これが肌を乾燥や刺激から守る天然のバリア機能です。でも、汗が乾くことで体の水分が奪われると肌を乾燥から守るため皮脂が過剰に分泌され、この皮脂で角質層が脆くなってしまいます。汗で湿ることでさらに角質層は脆く崩れやすくなり、崩れた角質層の隙間から水分が失われやすくなってしまうんですね。

屋外と屋内を行き来していると、汗をかいてはクーラーで乾き、汗をかいてはクーラーで乾き……と、「汗をかくこと」と「汗が乾くこと」の繰り返しになり、どんどん肌が乾燥していってしまいます。

水分が奪われたあとも肌の皮脂は残っていたり、汗をかいて肌が湿っていることで「肌は潤ってる」って勘違いしている人も多いんですよ。
これが夏の乾燥に気付かない大きな原因です

クーラーの乾燥による症状は?

乾燥によるダメージが一番あらわれやすいのが肌とのど。それぞれの症状を見ていきましょう。

肌の症状

人の肌の角質層はセラミドという脂質で水分が維持されており、セラミドの量が多ければクーラーの乾燥にも負けないんです。でも、このセラミドの量のピークは赤ちゃんのとき。20歳前後から加齢とともに徐々に減少しはじめ、維持できる水分量が減って肌が乾燥しやすくなってしまいます。

セラミドが減少して乾燥しやすい大人の肌は、クーラーであっという間に角質層がボロボロになり、肌がパリパリ・カサカサしたり、粉を吹いたり、固くなった角質層が正常なターンオーバーを妨げて厚みを増し、肌が固くなったりしてしまうんです。また、皮脂が過剰に分泌されることでインナードライ肌やオイリー肌、混合肌が進行・悪化してしまったり、分泌された皮脂が毛穴に詰まって黒ずみや角栓、ニキビの原因になってしまいます。

クーラーの乾燥による肌の症状

  • 肌がカサカサして悪化すると粉を吹く
  • 肌が固くなる
  • 肌に痒みやピリピリした刺激を感じる
  • 混合肌、オイリー肌、ドライ肌(インナードライ肌)の進行・悪化
  • 皮脂が毛穴に詰まってニキビ、毛穴の黒ずみ、角栓ができやすくなる

のどの症状

クーラーを使用して乾燥している部屋で長時間過ごしていると、乾いた冷たい空気が通ることで喉が乾燥し、冷えてしまいます。そうすると、唾液の出る量が減って粘膜のはたらきが悪くなって、埃やウイルスによる炎症が引き起こされやすくなり、引き起こされるのが喉がイガイガしたり、痛くなったりといった症状です。風邪もひきやすくなってしまうのです。

また、暑くて汗をかく上にクーラーで乾燥するため、体内の水分が不足して喉が渇きやすくなります。つい冷たいものを一気飲みしたくなってしまいますが、実はこれでは喉は潤わない上に、喉にも余計に負担をかけてしまう行為なんです。夏は寝苦しくて寝不足になってしまったり、食欲がなくなって栄養が偏ってしまったりして、喉の粘膜が弱くなってしまいやすい季節です。そんなときに浴びるクーラーの冷たく乾燥した空気は、喉にとって非常に負担が大きいものです。

クーラーの乾燥による喉の症状

  • 喉が渇く
  • 喉の粘膜のはたらきが悪くなる
  • 喉がイガイガする
  • 喉が痛くなる
  • 咳が出る

 

クーラーによる肌の乾燥の対策方法は?

加湿器を使用する

「冬は加湿器・夏は除湿器」というイメージがあるかもしれませんが、夏の乾燥に加湿器は欠かせません。クーラーを使用することで下がった部屋の湿度を上げるためには、加湿器を使用するのが一番です。ただし、まだ室内が暑いうちに加湿器を使用すると湿度が上がり過ぎてクーラーの効きが悪くなってしまうので、先にクーラーをつけてある程度室内が涼しくなったら加湿器を使用するようにしましょう。

オフィスでも部屋全体を加湿できるような加湿器を使用するのが理想ですが、難しければ卓上加湿器で自分のデスク周りだけでも加湿してみましょう。ただし、空気は部屋中を循環しているため、部屋用の加湿器と比較すると効果は著しく下がります。

保湿中心のスキンケアを

夏は、皮脂の分泌が増えるせいで肌が潤っているように感じられたりベタついたりするからスキンケアは化粧水だけという方もいらっしゃいますが、化粧水が蒸発するときに肌の水分まで奪われ乾燥肌待ったなしです。

夏でも化粧水をたっぷりと使って肌に水分を補給し、乳液や美容液、クリームなどの油分でフタをする保湿中心ケアを心掛けましょう。混合肌やドライ肌、オイリー肌など自分の肌質に合ったスキンケアアイテム選びも重要です。オフィスでミストタイプの化粧水を使って水分補給するのも、蒸発するときに肌の水分を奪われて乾燥を加速させてしまうのでおすすめできません。

洗濯物や濡れタオルを室内に干す

加湿器を持っていない場合や、お金をかけずに加湿したい場合におすすめなのが、洗濯物や濡れタオルを室内に干すという方法です。室内に干した洗濯物や濡れタオルが徐々に乾いていにしたがって洗濯物などから蒸発した水分が空気中に取り込まれ、室内の湿度が上がります。

部屋の広さや気温、干す場所によって加湿具合は変わりますが、新しいタオルを濡らして水がしたたらない程度に絞ったものを干しても良いですし、使い終わったフェイスタオルやバスタオルでも構いません。フェイスタオルよりバスタオルの方が高い効果を得ることができるのでおすすめです。洗濯物を室内干しにすれば量が多い分より早く部屋を加湿することができますし、ゲリラ豪雨を心配する必要もなくなり一石二鳥ですよ。

自律神経ケアで修復力アップ

自律神経は、昼間や活動しているときにはたらく交感神経と夜や休んでいるときにはたらく副交感神経でできており、この2つがバランス良く交互にはたらくことで身体や心、肌の調子が整えられています。

特に、副交感神経は昼間の活動で受けた疲労やダメージを修復するはたらきがあるため、クーラーで乾燥した肌を回復させるために非常に重要なものです。

しかし、現代人は運動不足やストレス、スマホやPCの長時間使用により、自律神経のバランスが乱れがちになっています。栄養バランスの良い食事や質の高い睡眠、適度な運動を心がけ、夏でもゆっくりとお風呂に浸かることで自律神経をケアして修復力をアップさせましょう。寝る前にスマホを見たりすると交感神経が刺激されて副交感神経のはたらきが弱くなってしまうので、寝る2〜3時間前にはスマホを使うのは止めるようにしましょうね。

理想は夏までに肌を育てること

理想を言えば、夏になってから慌てて乾燥対策を行うより、しっかりと乾燥に負けない肌を育ててから夏を迎えたいものです。きちんと手をかけて育てておくことで肌の保湿力が上がり、いざクーラーを使用する時期になっても簡単には乾燥に負けなくなります。以下の6つを心掛け、肌を育てていきましょう。

  • スキンケアアイテムは低刺激のものを選ぶ
  • 肌に必要な皮脂まで取り去ってしまうので洗い過ぎ&ゴシゴシ洗い厳禁!
  • 新陳代謝を促進するビタミンAや抗酸化作用のあるビタミンCを積極的に摂る
  • 紫外線ケアを忘れない
  • 早寝早起きを心掛け、夜はしっかり眠る
  • 適度な運動を習慣にして代謝を上げる

 

肌のバリア機能が低下して年中乾燥している方には、セラミド配合のスキンケアアイテムもおすすめです

クーラーによるのどの乾燥の対策方法は?

マスクをつける

マスクをつけることで、呼吸で出た水蒸気がマスクの中に溜まって喉の粘膜が乾燥するのを防いでくれます。普通のマスクではなく、濡れマスクを使用すればさらに効果的です。市販の濡れマスクがなくても、普通のマスクを二重にして間にウェットティッシュや濡らして水がしたたらない程度に絞ったガーゼを挟めば同じ効果を得ることができますよ。

体を冷やさない

喉の乾燥対策に体の冷え防止?!と思われるかもしれませんが、「冷えは万病の元」。体が冷えると免疫力が低下しますし、血行が悪くなって喉が渇いたり、喉に痛みが出ることがあります。しっかりお風呂に入って体を温めるのはもちろん、腹巻きをつけたり、肌寒いときには一枚羽織ったりして体を冷やさないように注意しましょう。

就寝時のエアコンは高めに設定

クーラーの乾燥で一番喉がダメージを受けるのが就寝中です。寝苦しくて、つい一晩中クーラーをつけて寝ている方もいらっしゃるかと思いますが、寝ている間は喉も一番無防備で、つい口を開けて寝てしまっていても自分では気付けません。かといって、クーラーなしだと寝付きが悪くなってしまったり、夜中に目が覚めてしまったりして睡眠の質が低下し、肌だけでなく日中の活動にも悪影響が出てしまう恐れがあります。

温度を28℃くらいの高めに設定して、空気を冷やすことによる湿度の低下を最低限に抑えつつ寝苦しさも解消して、睡眠の質と乾燥対策を両立させましょう。

こまめに水分補給する

マスクなどで外側からの乾燥を防止するだけでなく、こまめな水分補給で内側からも潤いを保ちましょう。

ただし、冷たい水は身体を冷やして自律神経を乱れさせてしまいますので、常温の水を選ぶようにしてください。また、コーヒーや紅茶、緑茶などに含まれるカフェインやアルコールには利尿効果があり、せっかくの水分が排出されてしまうので水分補給としては不向きです。白砂糖の入ったジュースやスポーツドリンク類も身体を冷やしてしまうので避けましょう。

また、体は大量の水を一度に吸収しきれないので、一気飲みもNGです。「一度にたくさん」ではなく「こまめに少しずつ」、「喉が渇いてから」ではなく「喉が渇く前に」を心掛けてくださいね。

クーラーと乾燥に関するQ&A 

保湿をしても喉が痛い!どうすればいい?

クーラーの内側は綺麗に掃除されていますか?

クーラーの内側が汚れたままでカビやホコリが溜まっていると、冷たい空気と一緒にそういった汚れも部屋中にまき散らすことになります。そんな空気を吸って、喉がダメージを受けないわけがありませんよね。

クーラーのフィルターや内側は、夏が来る前に掃除しておきましょう。自分では掃除が難しければ、業者に頼むと良いですよ。

また、部屋にホコリが溜まっていたり、換気ができておらず空気が汚れていると、そのホコリや汚れがクーラーの風で舞い上がってしまいますので、部屋の掃除も忘れずに。

加湿器が効かない!効果的に加湿するには?

加湿器は部屋のサイズに合ったものを使用していますか?

どんなに高性能な加湿器でも能力を超えた広さの部屋は加湿しきれませんので、加湿器は部屋のサイズに合ったものを選ぶようにしましょう。

加湿器を置く位置も重要です。

クーラーの風が直接当たらない場所に置いてください。また、カビや故障の原因になりますのでカーテンや木製の家具、壁、天井、電化製品からは離して設置し、結露しやすい窓際や開け閉めの度に湿度が変わってしまうドアの近くも避けます。

冷たい空気は下に溜まるため、加湿器を床置きすると冷たく乾いた空気を加湿するために過剰に蒸気が出て結露の原因になってしまいます。加湿器は床置きせず、70〜100cmくらい高いところに置くようにしましょう。

一番いいのは部屋のど真ん中に置くことですが現実的ではありませんよね。そこで裏技的なおすすめが、クーラーの真下です。

「クーラーの風が直接当たらない場所」と言いましたが、クーラーが動いている時間に限っては、加湿器から吹き出た湿った空気をクーラーの風が拡散してくれるので、効果的に部屋を加湿することができるんです。

ただし、クーラーが動いていないときに加湿器を動かすとエアコンの故障や壁などの結露に繋がりますので絶対にやめましょう。 

しっかり対策して乾燥に負けない夏に♪

「乾燥」というと冬のもののイメージなので、夏の乾燥は見落としがち。でも、クーラーによる乾燥は肌質の悪化や喉の痛みなど様々な症状を引き起こしてしまいます。

規則正しい生活で夏になる前から肌を育て、夏には加湿器や濡れタオル、洗濯物で部屋の加湿を行いながらクーラーを使い、夏でもしっかり保湿ケアを行って肌の乾燥を防ぎ、マスクや冷え対策で喉の乾燥を防ぎましょう。就寝中は、クーラーの温度を高めに設定することも忘れずに。

しっかり対策して、夏でも潤いのある肌と喉をキープしちゃいましょう。

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