頭皮ニキビはシャンプーが原因だった!正しいシャンプーの選び方も解説

目次

  • 頭皮ニキビってとっても厄介​​
  • 【3ポイント】シャンプーの正しい選び方​
  • 【症状別】頭皮ニキビ改善シャンプーの選び方​ 
  • おすすめの市販シャンプーは?​
  • ニキビ悪化を防ぐ正しい洗い方​
  • こんなにある!頭皮ニキビの原因【仕組み編】​
  • まだまだある!頭皮ニキビの原因【生活編】
  • 合わせて知っておきたい注意点​
  • 【豆知識】頭皮ニキビは他のニキビとは別物?​
  • 【男性必見】もしかして抜け毛に関係ある?​ 
  • 頭皮は大切に…​

頭皮ニキビってとっても厄介​​

​頭皮にできたニキビは、とにかくかゆい、掻くと痛い、ヘンな臭いを放ったりしていないか気になる、そのうえなかなか治らないという厄介モノですよね。そもそもナゼ頭にニキビができるのでしょうか? 頭の皮膚も顔と繋がっているから、ニキビができても不思議ではありません。でも顔の皮膚はキレイなのに頭皮にだけニキビができてしまう、という人も少なくありませんよね。つまり頭皮ニキビは、その外的要因の多くが毎日のヘアケアにあるのです。

アナタが毎日使っているそのシャンプー、安全ですか?間違った使い方していませんか?そして、自分の頭皮の状態をよく知っていますか?頭皮ニキビトラブルにサヨナラするためには、ニキビができてしまう原因をきちんと知って、ケア用品を正しく選んで、正しく使うこと。私、水野春子が、健康的で清潔感のある頭皮を取り戻すためのお手伝いをします!

【3ポイント】シャンプーの正しい選び方​

​まずは、頭皮にダイレクトに影響を及ぼす洗浄剤=シャンプーを見直してみましょう。巷には数え切れないほど多くの種類のシャンプー、コンディショナーが売られていますね。まずは、頭皮にニキビがある方がシャンプーを選ぶ際にぜったい気をつけて欲しい3つのポイントをお伝えします。​

【1】質の良いノンシリコンを選ぶ​

「ノンシリコンシャンプー」って、最近よく耳にしますね。その名のとおりシリコンという成分が配合されていないシャンプーなのですが、そもそもシリコンって何なのでしょうか?​

シリコンは悪者?

シリコンとは、Siという元素記号で表す金属「ケイ素」のこと。シャンプーなどの化粧品に含まれるシリコンとは、このケイ素を元に作られたシリコンオイルです。そして、シリコンオイルがシャンプーに配合されている理由は、

  • 洗髪時の髪のきしみを緩和して、指どおりをなめらかにする
  • 髪のキューティクルを保護する

などが挙げられます。すすぎが充分でない場合に​シリコンオイルが配合されていると頭皮に残り、毛穴を詰まらせてしまい、べたつきやかゆみの原因になるのです。でも、シリコンそのものに毒性がある、というわけではありません。簡単に言うと単なるコーティング剤なのです。髪の毛本体に与えるデメリットといえば、コーティングしてしまうことでパーマがかかりにくくなるということぐらいでしょうか。​

本当に怖いのは、シリコンが配合されている理由

私が知って欲しいのはシリコンの有害性ではなくて、シリコンを配合しなければいけない理由です。シャンプーのパッケージをよく見てください。「ラウリル硫酸○○」「ラウレス硫酸○○」「スルホン酸○○」といった表示がありませんか?これは、原価がとても安くて、洗浄力がやたらと強力な石油由来界面活性剤のことです。どれくらい強力かというと、食器用洗剤と同じ成分だから……フライパンにこびりついた油汚れを落とすくらい!そんな強い洗浄力、人の頭洗うのに必要?というか、使っていいの?と思いません?まして、ニキビでダメージを受けた頭皮にですよ。
多くのメーカーは、このような質の悪い洗浄成分による髪のキシキシ感やパサつきをごまかすために、髪をしっとりまとめて指どおりを良くするシリコンを配合しているという実態があるのです。本当に質のいい洗浄剤を使っているシャンプーなら、シリコンを入れる必要がないのです。

これが、すすぎ残ししやすく毛穴を詰まらせるというリスクと併せて、私がノンシリコンをおすすめする理由。ノンシリコン=自然派、ではないんですよ!

【2】アミノ酸配合を選ぶ​ 

頭皮ニキビを含めて、頭皮トラブルを抱えている人が選ぶべきシャンプーとは、どんなものでしょうか?​

体を作る成分と同じアミノ酸がおすすめ

頭皮トラブルに悩む人はもちろんですが、それ以外の人にもぜひおすすめしたいのが洗浄成分にアミノ酸系の界面活性剤を使用しているアミノ酸シャンプーです。私たちの皮膚や髪を作っているタンパク質も、アミノ酸で構成されているんですよ。だから、頭皮や髪への刺激が少なく、皮脂を落としすぎることなくやさしく洗いあげてくれます。他にも、以下のような特長があります。

  • 保湿性があり、乾燥肌にならないので過剰な皮脂分泌を抑える
  • 弱酸性で髪がパサつかない
  • 泡立ちがいい

アミノ酸の洗浄剤かどうかを確認する方法は、やっぱり表示成分をチェックすることです。表示成分の最初のほうに「ココイルグルタミン酸」「ココイルアラニン」「ラウロイルグルタミン酸」などと書かれていれば大丈夫です。​

化粧品類の成分表示は、たくさん入っているものから順に書かれているということを覚えておいてくださいね。「ココイルグルタミン酸」「ココイルアラニン」よりも前に「ラウリル硫酸○○」「ラウレス硫酸○○」といった成分が書かれていたら、それはアミノ酸シャンプーではありません。アミノ酸を配合した石油系シャンプーです。​

【3】石油系シャンプーは避ける

シャンプーを洗浄成分で分類すると、大きく3つに分けられます。さきほどおすすめしたアミノ酸系界面活性剤を使用したアミノ酸シャンプーと、アミノ酸シャンプーに次いで肌に優しい石けんシャンプー、そして石油由来の高級アルコール系界面活性剤を使用した石油系シャンプーです。シリコンの説明のところでも出てきましたが、「ラウリル硫酸○○」「ラウレス硫酸○○」「スルホン酸」が、その高級アルコール系の洗浄剤にあたります。その特徴としては

  • 髪や皮膚への刺激が強い
  • 皮脂を落としすぎる

刺激が強いという点で、頭皮ニキビにはNG。使い続けると症状は悪化するだけです。

また、脱脂力が強すぎるので頭皮がすごく乾燥してしまいます。オイリーなベタベタ肌の人には向いているように思えますが、実はこれは逆効果。頭皮が乾燥しすぎると危険を察知したカラダは「もっと脂出さなきゃ!」とがんばります。そして、どんどん皮脂の分泌が過剰になるんです。そのうえ、頭皮だけでなく髪の毛本体も傷めてしまいます。シリコンのようなコーティング剤を一緒に入れておかないと指が通らないほどきしむのです。怖いですね。

なのに!市販されているシャンプーの大半を占めるのが、この石油系シャンプーなのです。なぜなら、原価が安くて大量生産しやすいから。TVなどでバンバンCM を流しているのもほとんどがこのタイプ。商品イメージや価格だけで選ばないように!

【症状別】頭皮ニキビ改善シャンプーの選び方​ 

頭皮ニキビとひと口に言っても、いろんな症状があります。それぞれの症状別に、原因とおすすめのシャンプーを紹介します。

かゆみ・赤み・臭い・ベタベタ・フケ症には?

アクネ菌って、聞いたことありますよね?皮脂の分泌が盛んなおでこや頬などにできるニキビの原因となる菌のことです。頭皮ニキビもこのアクネ菌の増殖によって引き起こされる、と考えられてきました。でも、頭皮にフケやかゆみ、赤みなどが伴う場合は、正確に言うとニキビではない可能性が大きいです。

原因はカビだった!脂漏性皮膚炎

では、その症状が何なのかというと、脂漏性皮膚炎と考えられます。脂漏性皮膚炎とは、マラセチアというカビの一種が増殖して起こる疾患です。カビというと聞こえが悪いけれど、これは人間の頭皮に常駐する菌なので、普段は悪い事をするわけではありません。過剰に増えすぎることで、かゆみや赤みを発症させてしまうのです。

マラセチア菌は、ヒトの皮脂を栄養源として増殖します。そして頭皮は、皮脂の分泌が顔のTゾーンよりもずっと活発な部分。ベタベタして頭皮に貼りつくようなフケが増えてきたら要注意です。

<主な症状>

軽症のときは、やけにフケが出るなという程度ですが、放っておくとフケは大量に増えて頭皮は赤くなり、かゆみがでてきます。かゆみに耐えられず掻いてしまうとかさぶたができ、シャンプーの際にそのかさぶたを剥いでしまい、ひどい炎症を起こすことも。慢性化してしまうと自然に治ることが難しい疾患です。重症化してしまうと医師に相談するのがベストですが、初期症状(フケが多くなったなぁ、と実感するくらいのとき)なら、シャンプーを変えることでかなり症状を改善させることができます。おすすめのシャンプーはこちらです。

持田ヘルスケア 「コラージュフルフルネクスト」 

日本で初めてマラセチア菌の繁殖を抑える抗真菌成分「ミコナゾール硝酸塩」を配合したシャンプーとリンスです。また、シャンプーの方には頭皮の臭いを防ぐ抗酸化・抗菌成分オクトピロックスが、リンスの方には髪をなめらかにするアミノ酸系コンディショニング成分が配合されています。

カビの増殖を抑える、と聞くと刺激が強すぎるのでは?と心配になりますが、コラージュフルフルネクストは低刺激性。肌への優しさにこだわって造られています。頭皮が脂っぽい人用のすっきりさらさらタイプと、頭皮が乾燥しやすい人用のうるおいなめらかタイプの2種類があります。

  • ​【コラージュフルフルネクストシャンプー】 200ml 1,600円
  • 【コラージュフルフルネクストリンス​】 200ml 1,600円

コラージュフルフル ネクスト

乾燥・ベタベタには

​もちろん、頭皮ニキビのすべてがマラセチア菌の増殖がひきおこす脂漏性皮膚炎というわけではありません。脂漏性皮膚炎は比較的男性に多く見られる症状で、女性の場合は別の疾患も考えられます。

アクネ菌・ブドウ球菌

髪の生え際にできる頭皮ニキビの場合、頬やおでこなどにできるのと同じアクネ菌が原因であることが多いです。日常的にメイクをする女性に多く見られる症状ですね。フケはそれほど出ないけれど頭皮だけがベタベタしている人は、ブドウ球菌が原因の毛嚢炎であることも。これらも、元をたどれば頭皮の皮脂の過剰分泌が原因です。早めの対策で悪化を防ぐことが大切です!頭皮の環境を良い状態で保ってくれるシャンプーを紹介します。

株式会社レッドビジョン マイナチュレシャンプー

こちらは薄毛や抜け毛に悩む女性のための育毛剤ブランドが開発した頭皮ケアシャンプーです。もちろん洗浄成分は頭皮に優しいアミノ酸処方で、シリコン、石油系界面活性剤はもちろん防腐剤(パラベン)・酸化防止剤・着色料などの、余分な添加物はいっさい使われていません。シャンプーのみの使用でも、ごわついたりきしんだりすることはありませんが、髪の毛によりハリ・コシ・ツヤを出し、ボリュームアップしたいという人はコンディショナーとの併用がおすすめです。

【マイナチュレシャンプー】 通常購入 1本3,180円+送料650円、定期コース1本2,704円・送料無料

マイナチュレシャンプー

おすすめの市販シャンプーは?​

ドラッグストアやスーパーなどに陳列されている商品の中で、頭皮ニキビの人にオススメできるシャンプーは非常に少ないというのが現実です。大量生産できる安価な原料、つまり石油系洗浄剤を使っているモノがほとんどだからです。​

ベタベタ頭皮向けノンシリコンならロート

ロートメディクイックは、前出のコラージュフルフルネクストと同じく、フケ・かゆみの原因菌を抑えるミコナゾール硝酸塩と、炎症を抑えるグリチルリチン酸ジカリウムを配合しています。ノンシリコンですが、シャンプーだけでもきしみにくくさっぱりと洗いあげてくれます。地肌を爽快に保つメントールも少量配合されているので、脂っぽい頭皮の人向けです。

【ロートメディクイックH頭皮のメディカルシャンプー】200mL、400mL(ポンプ)、280mL(つめかえ用)、トライアル10mL×3包(3日分)

こちらは、店頭販売、通販ともにオープン価格なので、お店によって販売価格が異なります。200mlタイプは900円~1,280円前後、400mlは1,700円~2,500円ぐらいが相場です。​

メディクイックH 頭皮のメディカルシャンプー

やさしさ追求アミノ酸配合ならカウブランド

低価格で、髪と地肌にやさしいシャンプーを探している人にオススメなのが、カウブランドの無添加シャンプーです。店頭で実物を手に取って成分表示を見るとわかりますが、他のシャンプーに比べると含まれている成分の種類がとても少ないんです。水と2種類のアミノ酸系洗浄成分の他には、防腐剤の代わりとなってくれる保湿・抗菌成分などが数種類配合されているだけなので、とくに肌が弱い人やアレルギー体質の人におすすめです。洗浄成分自体がマイルドなので、きしみもほとんどありません。低価格で刺激が少ないという点で、ドラッグストアで買えるシャンプーの中ではイチオシです。

【カウブランド無添加シャンプー】ポンプ付 550mL/1,000円(税抜)

詰替用 400mL/600円(税抜)

カウブランド無添加シャンプー

ニキビ悪化を防ぐ正しい洗い方​

せっかく質のいいシャンプーを選んでも、使い方を間違ってしまっては元も子もありません。間違った洗い方が原因で頭皮トラブルを引き起こしている人も多いんです。頭皮ニキビの改善、そして予防のための正しい洗い方を紹介します。

髪の毛を洗う前にブラッシング

髪の毛は、一日経つとけっこう絡まっているものです。そのまま髪を洗ってしまうと指にも髪の毛が絡んでしまい、「抜け毛」の原因に。シャンプー前に軽くブラッシングをして、絡まった髪の毛を解いてあげましょう。

38度ほどのお湯で慣らす​

いきなりシャンプーをつけるのはNGです。まずは、38度ほどのお湯で3分ほど「予備洗い」をしましょう。実はこのお湯洗いだけでも、ほとんどの汚れが落ちるんですよ。​

シャンプーは泡立てる​

次は「本洗い」ですが、シャンプーを直接髪や地肌にたらさないようにしましょう。すすぎ残し、毛穴の詰まりの原因になります。シャンプーは適量を手のひらに取って、しっかり泡立ててからつけましょう。​

頭皮をマッサージするように洗う​

洗い方は、指の腹を使ってゆっくりと揉みほぐすように頭全体を洗います。その後、小刻みに指を動かしてマッサージをするように毛穴の汚れを掻き出します。このとき、爪を立ててゴシゴシ力を入れないように気をつけて。頭皮を傷つけてしまいます。​

十分にすすぐ​

シャンプーで一番重要な部分がすすぎです。たとえ洗浄成分が肌に優しいシャンプーでも、頭皮や毛穴に残ってしまうとフケやかぶれ、抜け毛の原因になってしまいます。洗いの2倍の時間をかけて、丁寧にすすいでください。​

すぐに乾かす

​髪を洗った後は、まずはタオルでしっかりと水気を吸い取ってドライヤーで乾燥させます。ドライヤーを使うと髪が傷むので自然乾燥している、という人も多いようですが、濡れたままの状態は頭皮に雑菌が繁殖しやすく、毛髪も傷みやすいのです。頭皮ニキビの予防のためには、シャンプー後は速やかに、しっかり乾かすようにしましょう。​

こんなにある!頭皮ニキビの原因【仕組み編】​

頭皮にニキビができるメカニズム(=仕組み)を調べてみると、頭皮ニキビの原因がわかります。​

頭皮はそもそも皮脂が多い​

ニキビは、人のカラダの中でも顔や背中といった毛穴が多い部分にできるものです。そして、頭皮は一番毛穴が多い箇所なのです。人の汗や皮脂は、毛穴から出るもの。つまり、頭皮は一番汗をかきやすく、皮脂が多く分泌される部位だということ。もともとニキビができやすい土台なのです。​

頭皮の乾燥によるもの​

シャンプーの選び方のところでも書きましたが、非常に脱脂力が強い洗浄剤で皮脂を取り過ぎると、頭皮が乾燥して皮膚が敏感になります。乾燥によって敏感になった肌はちょっとした刺激でも炎症を起こしやすく、酸化して赤みが出る場合もあります。​

マラセチア菌・アクネ菌の異常繁殖​

ニキビ、脂漏性皮膚炎の原因菌のマラセチア菌やアクネ菌は、カビの一種です。カビは湿っぽい場所を好みますよね。頭皮は髪の毛に隠れているため、汗をかくと湿度が高くなり、アクネ菌やマラセチア菌が異常繁殖しやすいのです。​

フケによるもの​

そもそも、フケとは何モノか!?というと……古くなった頭皮の角質細胞が剥がれおちたものです。人間の皮膚は全て一定のサイクルで生まれ変わる(ターンオーバー)ので、古い角質細胞が剥がれ落ちること自体は異常なことではありません。ただ、剥がれ落ちる角質は、通常は目に見えないほど小さなもの。フケのような、目に見えるほどの大きな皮膚は異常な事なのです。フケを放置しておくと、頭皮に貼りついて毛穴を塞ぎ、かゆみや炎症を引き起こす原因となるのです。

かゆみが間接的な原因に​

フケもそうですが、かゆみも頭皮が何らかの異常事態にある、というサインです。乾燥が原因の乾皮症・皮脂欠乏症湿疹の初期症状であることも考えられます。そんな異常事態の頭皮を掻きすぎるとどうなるでしょう?皮膚が剥がれてしまい、その部分が炎症して血が出たりかさぶたになったりするのです。そうなると皮膚のバリア機能が損なわれ、細菌の感染が起こりやすく、かぶれ・かゆみも止まらなくなるという悪循環に。かゆいからといってむやみに掻いてはいけません。かゆみがひどい場合は、悪化する前に皮膚科を受診しましょう。

まだまだある!頭皮ニキビの原因【生活編】

頭皮ニキビができてしまう原因を、生活習慣と外的な要因から考えてみましょう。​

シャンプーのすすぎ残し

洗い方のところでも触れましたが、洗髪の際にいちばん大切なのはすすぎです。頭皮ニキビの原因の中でも多いのが、シャンプーやリンス、コンディショナーのすすぎ残しなんです。ノンシリコンのアミノ酸系シャンプーを使っているとしても、すすぎが不十分だと毛穴は詰まり、かぶれや頭皮ニキビの原因になってしまいます。

髪の毛のぬめりが取れると、しっかりとすすぎ流せた気がしますが、実は頭皮にはまだ残っていることが多いんです。洗うときの2倍の時間、ロングヘアなら2~3分の時間をかけて念入りにすすいでくださいね。

ホルモンバランスの乱れ​

強いストレスを受けると、自律神経が乱れて交感神経を活発にさせるノルアドレナリンというホルモンや男性ホルモンが多く分泌されます。これらのホルモンは皮脂の分泌を過剰にし、毛穴を詰まらせてしまうのです。女性の場合は、更年期や出産後にエストロゲンという女性ホルモンが減少することで、頭皮のトラブルを引き起こしやすいと言われます。

いずれにしても、ホルモンバランスが乱れて、男性ホルモンが増えることが頭皮ニキビや吹き出物、抜け毛につながるのです。ストレスを抱え込まないよう、ストレス発散できる趣味や週間、リフレッシュ法があるといいですね。

食生活の乱れ​

皮脂の過剰分泌は、普段の食事が大きく影響を及ぼしていることもあります。脂っこいものや刺激物、摂り過ぎていませんか?好きなものを我慢するのはかえってストレスになりかねませんが、ちょっとした工夫と心がけで、頭皮ニキビは改善・予防できるんです。詳しくは、後述の「合わせて知っておきたい注意点」を見てください。

紫外線による刺激​

頭は、身体の中でも一番太陽に近い部分、つまり真っ先に紫外線を浴びる場所です。でも、顔や手足は日焼け止めクリームでガードすることはあっても、頭は無防備ですよね。紫外線の刺激は、頭皮を乾燥させ皮膚のターンオーバーを狂わせてしまいます。また、乾燥によって皮脂が過剰に分泌されるようになり、ニキビの素となる菌が繁殖しやすくなるんです。長時間外出するときは、日傘や通気性のいい帽子でしっかりガードしましょう!​

合わせて知っておきたい注意点​

身体の内部から改善できる頭皮ニキビ対策もあります。また、毎日の生活の中で無意識のうちに頭皮に良くないことをやっているかもしれません。​

食生活も一緒に整えよう​

血液中に老廃物が溜まって血液の粘度が増すと、頭皮に限らずカラダ中の皮膚全体の抵抗力と栄養状態が低下します。ターンオーバー(新陳代謝)がうまくいかなくなり細菌にも感染しやすくなるのです。偏った食生活をさけ、血液をサラサラに保つことも大切です。​

●脂肪の多い食材を減らす

​お肉が好きな人は、脂身の少ない赤身を中心に。できれば、魚料理も取り入れましょう。​

●食用油を変え​る

​あなたが調理用に通常使っているオイルは何ですか?おそらく、サラダ油、ごま油、べにばな油、コーン油のいずれかではないでしょうか。これらはオメガ6必須脂肪酸系の油で、アレルギー促進、炎症促進、血栓促進、血液を固めるという作用があります。

これに対してオメガ3必須脂肪酸系の油(亜麻仁油、えごま油、オリーブオイル、チアシードオイル)は、アレルギーの抑制、炎症抑制、血栓抑制、血管の拡張という、オメガ6系とは全く逆の効果があります。オメガ3を意識的に摂るために、まずは油を変えてみましょう。

●ビタミンを意識的に摂る​

頭皮ニキビの改善におすすめの栄養素は、なんといってもビタミンです。どれも​身近な食材に含まれているので、積極的に取り入れていきましょう!

​ビタミン​作用多く​含まれる食物
ビタミンA​​​肌を乾燥や細菌から守りターンオーバーを正常化させ、強い粘膜をつくります。​​ホウレンソウ、カボチャ、ニンジン​
​ビタミンB群​アクネ菌繁殖の原因にもなる皮脂の過剰分泌をおさえます。また、ビタミンB6は頭皮の正常なターンオーバーを助けます。​​ニンニク、ゴマ、豚レバー​
​ビタミンC​過剰な皮脂の分泌を抑制し、毛穴をつまりにくくします。コラーゲンの生成を促すので傷ついた細胞を修復する効果(ニキビ跡をキレイにする)もあります。​​ブロッコリー、パプリカ、水菜、芽キャベツ​
​ビタミンE​抗酸化作用がある栄養素として知られるビタミンE。皮脂の酸化を抑制し、血流を良くする働きがあります。​​すじこ、イクラ、モロヘイヤ、赤ピーマン

生活習慣にも気を使う​

食生活のみならず、乱れた生活習慣を見直すことも、頭皮ニキビの改善・予防につながります。睡眠をしっかりとって、ストレスをためすぎないように心がけましょう。ただし、あくまでも「頭皮ニキビに悪影響を及ぼさない」方法でストレス解消すること。コレ、大切ですよ。たとえば、イライラするからと喫煙したりアルコールを増やしたりすると……皮脂の分泌が活発になってしまい、逆に頭皮ニキビを悪化させることに。​

適度な運動や、友人との交流、趣味の時間を持つなど、健康に害を及ぼさずリフレッシュできることが望ましいですね。​

寝る前に髪を洗うこと​

洗髪は朝行なう、といういわゆる「朝シャン」派の人も多いようですが、実はこれ、髪と頭皮の健康のためにはオススメできません。朝のシャンプーは、確かに目覚めがスッキリするし寝グセも直るしと、いいことづくめのような気がしますね。でも、朝頭皮の皮脂を取り除くと、日中の紫外線や外的な刺激を受けやすくなってしまうのです。​

夜、シャンプーをしないで寝るということは、その日一日の汚れや分泌された皮脂が頭皮についたまま、朝まで放置するということになります。酸化した皮脂や汚れは、細菌が大好きなエサとなります。頭皮ニキビが育ちやすい環境を作ってしまうのです。​

シャンプーは夜、寝る前に1回行なうようにしましょう。​

リンスは頭皮につけないで!​

シャンプーの後に使うリンスやコンディショナーには、髪の毛を保護する油分が含まれています。そもそも頭皮につけても意味がないし、何度も頭皮につけていると毛穴を詰まらせる原因になります。頭皮にはつけないように心がけてください。​

【豆知識】頭皮ニキビは他のニキビとは別物?​

顔にできるニキビと頭皮のニキビの違いは何なのでしょう?どちらも皮脂の過剰な分泌、毛穴の詰まりが原因で起こるもので、原因菌は両方ともアクネ菌なので本質的には同じモノです。でも、決定的な違いもあるんですよ。​

頭皮の皮脂腺はなんと顔の2倍​

まず、大きな違いは皮脂の量です。おでこの皮脂腺は1平方cmあたり400ですが、頭皮には800もあります!つまり、頭皮から分泌される皮脂量は顔の2。ニキビができやすいんですね。​

頭皮は非常に厚い​

実は、身体の皮膚の中で一番厚いのが頭皮で、平均2mmあります。最も厚いのは頭頂部で2.35mm、身体全体の皮膚の厚さの平均は1.4mmなので、かなり厚いほうだと言えます。汚れが取れにくく、炎症や湿疹が出てしまった際に薬が奥まで届かないなど、手強いニキビになりやすいのです。​

原因菌、ニキビができるメカニズムは顔ニキビと同じだけれど、同じケアでは予防も治癒も難しいってことですね。

【男性必見】もしかして抜け毛に関係ある?​ 

女性もですが、特に男性に注目してもらいたいことです。頭皮ニキビが長引くことで起こりうる大きな危険性、それは脱毛……いわゆるハゲです!​

頭皮ニキビはハゲにつながるってホント?

​本当です。頭皮ニキビによって頭皮環境が悪化してしまう​と起こりえます。

 以下のような悪循環が起こり、最終的にはつるつるになってしまう可能性もありのです。​

  1. 皮脂の過剰分泌、毛詰まりが常態化
  2. 血行不良・栄養不足になり、ターンオーバーが乱れる
  3. 髪が育ちにくくなる
  4. 新しい髪が生えなくなり、今ある髪の毛が抜けていく
頭皮が他の皮膚と違うのは、髪の毛が生えているということ。毛穴が詰まって産毛が抜けても問題無いけれど、髪の毛が抜けて生えなくなるのはタイヘンなことです。たかがニキビと、あなどってはいけませんね!

 ニキビを改善すれば抜け毛も改善​

もしかして、ハゲてしまうの!?と、不安になった方、ごめんなさい。大丈夫です、そうならないためのweb皮膚科クリニックです。抜け毛や薄毛の改善方法は、これまで解説してきた頭皮ニキビの予防・改善方法と共通することが多いので、まずはニキビを治す、ニキビができにくい頭皮環境を整えることを、目指しましょう。​

頭皮は大切に…​

頭皮にこれほどまでにニキビができやすい条件が整っていること、そしてシャンプーの選び方、洗い方ひとつで頭皮ニキビは改善できるということが判りましたね。髪の毛に覆われて、なかなか自分でも気づきにくく、治りにくいデリケートな部分です。安全な洗髪剤を正しく使って、ニキビができてしまった人は改善を、そうでない人はしっかり予防を!また、乱れた食生活、睡眠不足、ストレスの溜め込みなども頭皮ニキビの誘発・悪化に繋がっているということを忘れないでくださいね。外側と内側から、しっかりケアしていきましょう。