目次
- 化粧品に含まれるエタノールは肌に悪いの?配合目的と害を調査
- 化粧品に含まれるエタノールってどんなもの?
- 化粧品にエタノールが配合される理由
- 気になるエタノール化粧品の害や毒性は?
- エタノール化粧品を避けたほうがいい人って?
- アルコールフリー化粧品とは?
- おすすめのアルコールフリー化粧品ランキング
- エタノール化粧品は向き・不向きがアリ!メリット、デメリットを見極めよう
化粧品に含まれるエタノールは肌に悪いの?配合目的と害を調査

女性にとって化粧品選びはとても大切ですよね。地肌をさらに美しく見せたり、お化粧をしておしゃれをしたり。でも敏感肌の方にとって、自分の肌に合う化粧品を探すのはとても大変なことです。いくら高価だったり人気がある化粧品でも、肌に合わなければ使えません。はるこ先生の元にも、「敏感肌のため、なかなか肌に合う化粧品が見つからない。」「何を使っても肌が荒れたりかゆくなってしまう。」というお悩みの声がたくさん届きます。
たくさんある化粧品の中から、一体何を基準に選んだら良いのか分からなくなってしまいますよね。よくインターネットで目にするのが「エタノールは肌に悪い」というもの。これを気にしている敏感肌の方も多いようです。
そもそも、肌に直接つける化粧品の中に、刺激が強くなんとなく肌には悪いイメージがある「エタノール」が入っているのはなぜなのでしょうか?エタノールの目的と、実際に肌への害があるのかどうか詳しく調べてみました。「敏感肌で、肌に合う化粧品がなかなか見つからない」「エタノール入りを使うのは不安」などのお悩みがある方はぜひご覧ください。
化粧品に含まれるエタノールってどんなもの?
そもそもエタノールとは?
エタノールと聞いて連想するのが、エチルアルコール。昔、理科の実験で使ったアルコールランプに使われていましたよね。火をつけるための燃料になるので、なんだか強そうなイメージがあります。
エタノール(ethanol)は、示性式 C2H5OH、又は、CH3CH2OH で表される、第一級アルコールに分類されるアルコール類の1種である。別名としてエチルアルコール(ethyl alcohol)やエチルハイドレート、また酒類の主成分であるため「酒精」とも呼ばれる[2]。アルコール類の中で、最も身近に使われる物質の1つである。殺菌・消毒のほか、食品添加物、また揮発性が強く燃料としても用いられる。
Source: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%BF%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%AB

化粧品に含まれるエタノールの原料
「工業用アルコール」に分類される、化粧品に含まれるエタノール。原料によって下記の2種類に分けられます。
合成アルコール
エチレンと水から化学的に合成されたもの。エチレンとは石油化学製品の基礎原料のため、石油由来ということになります。無色透明で揮発性が高く、殺菌力もあるため防カビ効果も。
発酵アルコール
サトウキビ・糖蜜などの糖質や、 トウモロコシ・じゃがいも・さつまいもなどのでんぷん質を発酵して作られる植物由来のもの。食品の防腐剤などに利用されます。
含有量、濃度はどれくらい?
一般的な化粧水に含まれるエタノールの含有量はどれくらいなのでしょうか?
一般的な化粧水
水80%程度、アルコール(エタノール)10%程度、保湿成分(グリセリンなど)数%、他に乳化剤、防腐剤、香料などが含まれます。化粧品の原材料表示は、全成分中の配合量が多い順に(1%以下は順不同)表示されています。ご自分の化粧品をチェックしてみてくださいね。
化粧品にエタノールが配合される理由
エタノールについて理解したところで、では、なぜ化粧品にエタノールを配合する必要があるのでしょうか。化粧品に必要とされる理由をまとめてみました。
- 殺菌効果
- 防腐効果
- 皮脂や汚れを除去する
- 肌の引き締め効果
- 使用後の爽快感
- 香料や色素を溶かし混ざりやすくする
- 油分と水分を仲介する

気になるエタノール化粧品の害や毒性は?
エタノールは、皮膚から吸収されることは非常に低く、体内に蓄積することもないため毒性はないとされています。しかし、本来は毒性のないエタノールの良い効果が、使う人の肌のタイプやその時の状態、使い方によってはデメリットとなります。
<エタノール入り化粧品によって起こりうるデメリット>
- 肌の表面にある油分(皮膜)を破壊し、外部からのバリア効果が低下する
- 肌の水分が蒸発し乾燥につながる
- アルコールに元々アレルギーがあれば反応する可能性がある
- 弱っている状態の肌に使用すると刺激になる場合がある
エタノール化粧品を避けたほうがいい人って?
敏感肌、乾燥肌の方は避けて!
エタノールには清涼効果や肌の引き締め効果がありますが、元々肌が弱っていたり敏感肌の方にとっては刺激となり不快感につながる場合があります。また、エタノールには揮発性(水分が気体になる)があるため、使用後に肌表面の水分が蒸発して乾燥につながるおそれも。


アルコールフリー化粧品とは?
アルコールフリーの化粧品とは、エタノールを配合していない化粧品のことを指します。ノンアルコール化粧品、アルコール無添加などとも言われます。
*化粧品内に配合されていることが多いグリセリンもアルコールの一種ですが、「エタノール」が含まれていなければ、アルコールフリーと表現することが可能
おすすめのアルコールフリー化粧品ランキング

無印良品の敏感肌用 化粧水・乳液
敏感肌向けの低刺激性シリーズ
乾燥やストレスによってトラブルを起こしやすい敏感な肌を、優しくケアしうるおいのある健やかな肌に導いてくれる人気シリーズ。
<化粧水/乳液・敏感肌用・さっぱりタイプ>
50ml(携帯用):税込260円 200ml:税込580円 400ml:税込980円
<化粧水/乳液・敏感肌用・しっとりタイプ>
50ml(携帯用):税込260円 200ml:税込580円 400ml:税込980円
<化粧水・敏感肌用・高保湿タイプ>
50ml(携帯用):税込300円 200ml:税込700円 400ml:税込1,200円
<敏感肌用薬用美白化粧水>
50ml(携帯用):税込500円 200ml:税込1,400円 400ml:税込2,300円
<敏感肌用薬用美白化粧水・高保湿タイプ>
50ml(携帯用):税込500円 200ml:税込1,600円 400ml:税込2,600円
<乳液・敏感肌用・高保湿タイプ>
50ml(携帯用):税込350円 200ml:税込780円 400ml:税込1,400円
<敏感肌用薬用美白乳液>
50ml(携帯用):税込500円 150ml:税込1,400円
特徴
- アルコールフリー
- 無香料
- 無着色
- 無鉱物油
- パラベンフリー
- アレルギーテスト済み *全ての方にアレルギーが起こらないということではありません
- うるおい成分の天然植物成分(グレープフルーツ種子エキス)配合
- 肌保護成分(スベリヒユエキス)配合
- うるおい機能成分(リピジュア・ヒアルロン酸Na)配合
おすすめポイント
敏感肌の方に絶大な人気を誇る、無印良品の敏感肌用の化粧水と乳液のシリーズ。とにかく豊富なラインナップで、敏感肌用の化粧水・乳液の中でもさらに細かく肌タイプ別に選ぶことができます。夏場でべたつきが気になる時はさっぱりタイプ、冬で乾燥が気になるならしっとりタイプや高保湿タイプ、といった風に季節で使い分けることもできます。
そしてなんと、美白用まであるのです。敏感肌でも美白ケアができるのはとても嬉しいですよね。容量も携帯用サイズから大容量サイズまであるので、最初はお試しで携帯用サイズを買い、肌に合えば自宅用に大容量サイズ、など選べるので無駄にならず便利です!無印良品ならではのシンプルなボトルデザインなので、そのまま並べておいても化粧品コーナーはすっきり。価格がお手頃なのに肌に優しく、しっかりとケアしてくれる優秀な化粧水・乳液です。他に敏感肌用の洗顔料や美容液もあるので、同じシリーズで揃えることができおすすめです。
口コミ評価
- もう手放せません!かれこれ7年になるでしょうか。 高校生の頃からずっと愛用していてもう手放せません!!! どんなに肌が荒れていようと、 これがあればまっっっったく問題ありません! 私は乾燥肌なのですが、しっとりとした使用感がすごく苦手で、、、 お水を飲むように肌にさらっと染みこんでいくようなものを求めていたのですが、 この化粧水はお肌がゴクゴク飲んでくれるお水という感じです。 さらっとしてるのにぐんぐんはいってくれてきもちいいー♪
無印良品の敏感肌化粧水の高保湿タイプ最高すぎる
— ラスカル (@r_skal10) February 23, 2017
私肌弱いけど無印良品の化粧水の敏感肌用は大丈夫だった!気にしてるなら試してみたらいいかも
— 真言 (@hey_yoyo_yo) January 8, 2017

アヤナス ローション コンセントレート
濃密なうるおいが浸透する高保湿ローション
「高浸透グリセリン」が配合された、とろみのある高保湿ローション。細胞まで浸透し、ふっくらしなやかな肌を実現します。
<アナヤス ローション コンセントレート (敏感肌用エイジングケア)>
内容量:125ml
定期会員価格:4,860円(税込)
通常価格:5,400円(税込)
<専用リフィル>
内容量:125ml
定期会員価格:4374円(税込)
通常価格:4,860円(税込)
特徴
- 合成香料不使用
- 高浸透グリセリン配合
- ナノサイズのヒト型セラミド配合
- 高浸透保湿成分セラミドナノスフィア配合
- コウキエキスで炎症抑制
- オリジナル成分のCVアルギネートでコラーゲン産生を促進
- ローズマリーエキスでくすみ予防
おすすめポイント
ポーラ化粧品が厳選したエイジングケア成分が配合された、アナヤスの高保湿ローション。敏感肌用のエイジングケアローションとしてリニューアルし発売されました。高浸透グリセリンが配合されていることで、肌にもともとある脂分ともなじみやすく、しなやかでふっくらとしたうるおいある肌に。現代女性が抱える様々なストレスを和らげるべく、天然植物の優しい香りが配合されていてリラックスできます。また、ストレスにより荒れてしまった肌へは、ディセンシアのオリジナル成分である「ストレスバリアコンプレックス」で内側からケア。健康な角質を産み出すようサポートしてくれます。
肌の角質細胞に元々あり、水分を保持する働きがあるのがセラミドですが、このセラミドと同じ構造の「ヒト型セラミド」がナノサイズのカプセルになり配合されています。これによって、通常の4倍の浸透力となり高い保湿効果が得られます。刺激を受けやすい敏感肌に対して、乾燥から守りバリア機能を高めながら、しっかりと年齢に負けない肌を作り出してくれるおすすめのローションです。
口コミ
- 肌馴染みが良くてぐんぐん入っていく感じ昨年の11月にリニューアルする以前から使用していた、ディセンシア アヤナスの化粧水。前のタイプもふんわりした香りと保湿力が気に入っていたのですが、新しいアヤナスはさらに保湿力が高まった気がします! 容器がポンプになったので、使用量が出しやすくて地味に使いやすくなったのもポイント。かなりとろみのある感触ですが、肌馴染みが良くてぐんぐん入っていく感じがします。そのわりに伸びもいいのでコスパも良くなったかも。
- 翌朝のお肌がしっとりツヤツヤ無色透明でとろみのあるテクスチャー。 とろっとろですが、お肌に乗せるとサラサラになします。 スーツと浸透し、しっかり潤います。 翌朝のお肌がしっとりツヤツヤで触り心地がいいんです♪

オルビスユー アンコールローション
ハリとうるおいに立ち向かう本格エイジングケア
アルコールフリーでありながらエイジングケアに特化した、肌のハリや乾燥にアプローチしてくれるローションです。
<ボトル入り>
内容量:180ml
価格:3,564円(税込)
<つめかえ用>
内容量:180ml
価格:3,240円(税込)
特徴
- アルコールフリー
- 無油分
- 無香料
- 無着色
- 界面活性剤不使用
- 保湿成分(HSP含有酵母エキス、D.N.A.ヒビスエキス)配合
- イーブンワテロイル配合で肌を柔らかく整える
- 浸透型コラーゲン配合
- 弱酸性
- アレルギーテスト済み *全ての方にアレルギーが起こらないということではありません
おすすめポイント
アルコールフリーで無油分ながら、加齢とともに肌のうるおいが不足し失われるハリにしっかりアプローチする、エイジングケアローションです。独自に新開発された「イーブンワテロイル(メタクリル酸メトキシPEG-23/ジイソステアリン酸メタクリル酸グリセリル)コポリマー」という、水でも油でもない成分を配合することで、ベタベタしないうるおいを実現。また、D.N.A. ヒビスエキス(乳酸桿菌/ハイビスカス花発酵液) 配合で、どうしても年齢を感じやすい目元やフェイスラインなどをケアしてくれるので、加齢によるお肌の衰えが気になっていた方におすすめです。
タイプで選べる洗顔料をはじめ、昼用の保湿クリームや夜用ジェルなど、シリーズで揃えられるのも魅力ですね。とろみのある手触りですが、使った後はベタつかずにしっとり。乾燥肌やエイジングケアでお悩みの方の強い味方になってくれるはずです。
口コミ
- 少しつけるだけでも肌がしっとりします。その後も持続してくれており、効果の高さを実感できますね。 乾燥が気になるこの時期にはとても頼りになります。
- カサカサがなくなりました30になってから今までの化粧水では皮がめくれたりするようになり こちらに切り替えたところ、潤ってるなと感じ カサカサがなくなりました。 私はサラサラの方が苦手なので このくらいのテクスチャーがしっくりきます

エタノール化粧品は向き・不向きがアリ!メリット、デメリットを見極めよう
エタノール入りの化粧品というだけで、頭ごなしに「肌に悪い」と決めつけてはいけないということが分かりました。エタノールには化粧品を保存する上で必要なものなのですね。ただ、元々アルコールのアレルギーのある方や、敏感肌や乾燥肌の方にとっては、エタノールのメリットが逆にデメリットに転じてしまう危険性があるので注意が必要です。自分の肌タイプをよく見極めて化粧品を選び、肌の状態にあった正しい使い方をしてくださいね。