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夏は肌の調子が悪い。正しいスキンケア方法ってどんなもの?

しっかりと日焼け対策をしているはずなのに、なんだか夏は肌の調子が悪い、なんて経験ありませんか?もしかしたら、その原因は正しいスキンケアが出来ていないからかもしれません!夏といえば紫外線だからと、紫外線対策だけに力を入れていてはダメなのです。正しい方法で保湿ケアや洗顔をすることも肝心です。そこで今回は夏場の正しいスキンケアやオススメの商品、はたまた男性や赤ちゃんのスキンケアまで、詳しくご紹介していきます!


夏のベタベタ肌のスキンケア重要ポイント

夏は汗もかくし潤いという点では問題なさそう、なんて思いませんか?でも実は夏場の肌は内側が乾燥していたり、汗や増えた皮脂によって皮膚の表面へのダメージが大きくなってしまい、肌の老化へとつながってしまうのです!そんな肌にとって過酷な夏場をうまく乗り切るための重要なスキンケアのポイントを紹介しますね!
ベタベタ肌のスキンケア重要ポイント
- 紫外線対策
- 保湿ケア
- 必要ならクリームも使う
- 汗対策

紫外線対策
紫外線は、UVA、UVB、UVCと3種類あります。この中で対策が必要なのはUVAとUVBの2種類!UVCは地上には届かないので心配いりません。この2つを知ってもらうのにはちゃんと理由があります。なぜなら、それぞれ特徴が違うため対策法も異なるからなのです。
UVA | 紫外線の約95%を占めます。肌に与えるダメージこそ弱いのですが、肌の奥にある真皮まで届き、肌の潤いとハリには欠かせないコラーゲンなどにダメージを蓄積していきます。そのため、主にシワやたるみといった肌の老化を引き起こしていきます。室内にいてもガラスを通り抜けるため油断は禁物です! |
UVB | 肌にまで届く紫外線の約5%とその割合はかなり少なく、さらに肌の表面までしか届きません。ですが、強いエネルギーを持っているため、表皮に炎症を引き起こし、ヒリヒリとした痛い日焼けの主な原因となってしまいます。この他にもエネルギーが強いため表皮細胞を傷つけ肌荒れやシミなどの原因にもなるのです。UVBはガラスを通り抜けないので、太陽の下に出る時は注意しましょう! |




保湿ケア
乾燥と言えば冬というイメージがありますが、実は夏も要注意です。夏は紫外線、気温の高さ、エアコンの乾燥、洗顔回数の増加など肌へのダメージが増えバリア機能が低下し、肌表面が乾きやすい状態になります。すると肌は、乾燥しないように皮脂でフタをしようします。そのため、表面上はペタペタして潤っているように見えるのに、中はカラカラの状態が出来上がるのです。この状態をインナードライといいます。
そんなインナードライ対策のためにも肌に十分水分を与えてあげることが大切です。保湿成分であるセラミドやヒアルロン酸Na、水溶性コラーゲンなどが含まれた化粧水や美容液などを使って、しっかり保湿ケアを行っていきましょう!
必要ならクリームも使う
どうしてもベタベタするしと夏場はクリームを塗らない人も多いですよね。ですが、化粧水のあとにクリームを塗らないままだと水分が蒸発し乾燥します。なので、出来る限りクリームを使って水分が蒸発するのを防いであげた方が肌のためにはいいでしょう。どうしてもベタベタするのが気になる!という方は量を調節したり、あまりベタベタしないクリームを使うなどするといいですよ!
汗対策
汗でいっぱいになった肌を放置すると角質層はフヤケ、非常に傷つきやすく敏感になります。そのため、汗をたくさんかいたからとタオルでゴシゴシ拭っただけで肌には大きなダメージとなり、それが原因で水分の抜けやすいボロボロの肌になってしまうのです。さらに汗が蒸発する時には、肌内部の水分も一緒に抜けていきます。それが原因でインナードライになったり、水分が減るのを防ごうと皮脂が増え、その結果ニキビが増える原因になることも……!

夏の正しいスキンケア方法

それではとくに大切な夏場のスキンケアをご紹介したところで、正しいスキンケアの方法を順を追ってご紹介していきます!
夏の正しいスキンケア
- 1.クレンジング
- 2.洗顔
- 3.化粧水
- 4.美容液
- 5.クリーム
1.クレンジング
まず始めにクレンジングです。大切なのは選び方と洗い方。それぞれ詳しく解説していきます。
クレンジングの選び方
夏場は汗をかくため、メイクも落ちやすく鼻の脇にメイク材が溜まったりと汚れやすい季節です。だからこそ、しっかりと落とせるクレンジングを選びましょう。もし化粧が残ってしまえば、それが毛穴に入ったままになり肌トラブルの原因にだってなり得ます。また、出来る限り肌への負担を少なくしたいので、ミルクタイプやクリームタイプのような伸びがよく摩擦の少ないものがいいでしょう。
クレンジングの手順
- まずは手を洗って綺麗にしましょう。でないとせっかくクレンジングをしても顔中雑菌だらけ!なんてことも
- アイメイクや口紅などのポイントメイクを落としておきましょう。この時、ゴシゴシ擦らず、優しく落としてくださいね。
- クレンジングを適量手に取ります。少量だと摩擦が強く、肌への負担が増えてしまいます。
- 次におでこ、あご、鼻、両頬の5箇所にクレンジングを乗せ、出来る限り優しい力で全体へと広げます。
- 少しのぬるま湯を足しながら、メイクとクレンジングを混ぜるようにして落としていきましょう。指の腹を使って内側から外側へ優しく円を描くようにするのがコツです。
- 一通りメイクが落ちたら、あとはぬるま湯をかけながら顔を撫でるようにして洗い落としていきましょう。
- 洗い残しがなければ、綺麗なタオルで水滴を吸い取るようにして顔を拭けば完了です。
クレンジングのコツ
クレンジングのコツはたったこれだけ、「時間は短く、丁寧にしっかり落とす」です!あまりクレンジングに時間をかけてしまうとそれだけで肌への負担が大きく乾燥肌や肌荒れの原因になります。かといって、ささっと終わらせてしっかり落とせていなかった場合、残った化粧が負担となるので、しっかり落とせるクレンジング剤を使って、素早くしっかり、でも丁寧にメイクを落とすのがクレンジングのコツですね♪
2.洗顔
中にはW洗顔が肌の負担になってしまう人もいますよね。ですが、夏場はとにかく皮脂が出やすく更に汗もかくので肌は汚れやすいです。しっかり化粧品を落としたあとは、固形石鹸を使って洗顔をし、汚れや余分な皮脂を落としていきましょう!
石鹸の選び方
石鹸を選ぶ際には、その配合成分に注意してみてください。合成界面活性剤が含まれていない天然由来成分で出来た石鹸を選ぶといいでしょう。というのも、合成界面活性剤はとても洗浄力が高く、よく汚れを落としてくれますが、必要な皮脂までも洗い落としてしまいます。夏場は余計な皮脂や汚れだけを落としたいので、天然由来成分で作られた肌に優しい固形石鹸がオススメです。乾燥対策ということであれば、保湿成分のあるオリーブオイルやココナッツオイルが含まれた石鹸を選ぶといいですよ!
洗顔の手順
- ここでもまずは手を洗いましょう。
- まずはぬるま湯で顔を洗います。そうすることで石鹸の泡立ちをよくし摩擦を減らせますし、毛穴も開くため汚れを落としやすくなります。
- 石鹸をよく泡立てましょう!しっかり泡立てることで摩擦が減り、肌の負担も減りますよ!
- まずはTゾーンから泡を少しずつ広げながら指の腹を使って丁寧に優しく洗っていきます。
- 次に両頬を洗いましょう。頬も優しく泡を広げるようにして洗いましょう。
- 目や口といった皮膚の薄い場所を洗います。今までよりも丁寧に優しくしてくださいね。
- ぬるま湯でしっかりと石鹸を洗い流してください。くれぐれもこすらずに、ぬるま湯を顔につけるようにしてすすぎましょう。
- 最後に、綺麗なタオルで水分を吸い取るように拭けば完了です。
洗顔のコツ
洗顔はとにかく優しく、擦りすぎないことが大切です!摩擦が起きればそれだけ肌の負担になってしまいます。負担を減らしつつ、増えすぎた皮脂や汚れを洗顔でしっかり落としてあげましょう。また夏場はよく顔を洗うことになるかと思います。石鹸を使って顔を洗うのは多くても2回、朝と夜だけにしておきましょう。日中どうしても洗顔をしたくなったら、石鹸は使わず、水やぬるま湯だけで軽く洗ってさっぱりする程度に留めておいた方が肌の負担は軽くなり、洗いすぎによる乾燥を防げます。
3.化粧水
洗顔が終われば化粧水です。ここでたっぷりと水分を補給してあげて、潤いのある肌を目指しましょう!
化粧水の選び方
自身の肌の状態によっても変わってきますが、もし乾燥肌の方はしっとりタイプの化粧水がオススメです。さっぱりタイプだとアルコールが含まれていることがあり、余計水分が抜けてしまう恐れがあるからです。その上で、よりしっかり潤いを与えられるよう、ヒアルロン酸、セラミド、アミノ酸といった保湿成分が含まれているものを選ぶといいでしょう。
もし、日焼けによるシミなどが気になるという方は、ヒアルロン酸などの保湿成分が含まれており、かつビタミンC誘導体、アルブチン、ルシノールといった美白成分が含まれている化粧水を選ぶのがオススメです。
化粧水の手順
- まずは化粧水を手のひらに適量乗せましょう。説明書などに記載されているので、しっかりと読んで適量を知りましょう。
- 顔の内側から外側へ、両手を使って顔全体になじませていきましょう。擦らないように注意です!
- 目のまわりや鼻のまわり、口元など細かい箇所にもしっかりとつけていきます。
- 最後に頬やフェイスラインにも包み込むようにしてつけていきましょう。
化粧水のコツ
化粧水は、洗顔後、できるだけすぐに行いましょう!肌が綺麗で洗顔により柔らかくなっている状態だと、より化粧水がなじみやすくなっています。また、コットンを使うか、手で行うかはその化粧水が推奨しているやり方を選ぶのが無難です。もしコットンで行う場合にも、優しく内側から全体へと撫でるようになじませていけばOKです。やはり化粧水でも肌を刺激しないように優しく丁寧にが大切です!
4.美容液
化粧水を使ったあとは美容液です。夏だからといってサボったりしちゃいけません!しっかりと化粧水で水分を与え肌を整えたら、美容液で栄養を角質の奥までしっかり届けてあげましょう。
美容液の選び方
美容液を選ぶには、まず自分の目的にあったものを選びましょう。美白効果が欲しい方は美白美容液を、乾燥対策がしたい方は保湿美容液を選びましょう。両方共欲しい!という方なら朝は美白と夜は保湿と使い分けるのもいいですね。今回は夏のスキンケアということなので、セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸といった水分を保持する力のある成分が含まれているもので、感触がサラサラとした軽いタイプのものが使いやすく、肌の負担も少ないのでオススメです。
美容液の手順
- 化粧水が染み込んでから、美容液を適量手に取ります。
- 美容液を手のひらに広げたら、頬やフェイスラインになじませます。コツは手のひらで包み込むようにして、内側から外側へと優しく動かすことです。
- 次にまぶたの上下、口元などを指の腹を使って丁寧に優しく滑るように広げていきます。
- 最後に肌に染み込ませるように指の腹や手のひらで抑えてなじませ完了です。
美容液のコツ
美容液は、しっかり量を守って全体にまんべんなく馴染ませましょう。少なくしてしまうと、それだけ効果が実感しづらくなってしまいます。また、もし複数の美容液を使う場合は、油分の少ないものから使っていきましょう。
5.クリーム
最後にクリーム、乳液です。夏だとベタベタしてしまうし、クリームをつけるのはちょっと、と思ってしまいますよね。その気持ちはよーくわかります。ですが、化粧水で水分を、美容液で成分を馴染ませたのにすぐ抜けていってしまうのは勿体無いですよね。そうならないためにも、クリームでフタをしてあげましょう!
クリームの選び方
やはりここでも保湿したいので、保湿成分であるセラミド、コラーゲンなどがしっかりと配合されていて油分の少ないものを選ぶといいでしょう。油分が多いとベタベタしていてつけ心地も悪いので夏にはあまりオススメできません。美白効果もというのであれば、ビタミンC誘導体が含まれたものを探してみてくださいね。
クリームの使い方
- まずは適量手のひらに取り出し、少しだけ手のひらの温度で温め柔らかくしましょう。そうすることで浸透しやすくなります。
- 顔全体に広げ、手のひらを使って、ゆっくり丁寧にクリームを押さえ込むように中心から外へ向かって動かしていけばOKです。
クリームのコツ
どうしてもベタつくのがイヤだ!という方は、少しの量を手のひらに取り出し、そのまま両手を合わせてクリームを温め、そのまま手のひら全体にクリームを伸ばしてください。伸ばしたら、その手のひらで顔を包み込むように抑え、数秒間待ち、顔全体にクリームを馴染ませます。これだけでベタ気がぐっと抑えられてしっかり馴染ませることができるのでオススメです。
時々はピーリングも有効
なにかと肌へのダメージが多くなる夏には、たまにピーリングを行うのも効果があります。ちなみに、このピーリングとは古くなった角質を取ってしまって、肌のターンオーバー、つまり古い角質から新しい角質へと生まれ変わるサイクルを正常にすることを言います。ピーリングを行うことで、正常なターンオーバーに戻れば健康的な肌が保てるようになり、肌の老化対策へと繋がります。
ピーリングの種類
大きく分けてピーリングは2種類の方法があります。一つが酸性の薬剤であるリンゴ酸やクエン酸などの天然由来成分から出来ている「AHA(アルファヒドロキシ酸)」などを使って科学的に古い角質を摂る方法で、比較的肌に優しい科学的なピーリングとダイヤモンドやレーザーなどを使って物理的に角質を取り除く物理的ピーリングにわかれています。
ピーリングは安全?
基本的に安全だと言えます。肌によっては薬が合わずに一時的に赤くなったり乾燥したりすることもあるそうですが、大抵の場合古い角質が落ち、綺麗な肌になると言われています。ですが、ピーリング直後は生まれたてのようなものでとても敏感でダメージを受けやすくなるため、こすったり日焼け止めを塗ったりはしないほうがいいでしょう。また、ターンオーバーの乱れを整えることが目的なので、何度もピーリングを繰り返す必要はありませんし、ターンオーバーの乱れ以外の原因で乾燥肌や肌荒れを起こしている方には逆効果になることもあるので注意が必要です。
ベースメイクで紫外線予防
紫外線予防は日焼け止めだけじゃなく、ファンデーションや化粧下地でも行えます!選び方は簡単で、ファンデーションなどにSPFやPAという表示がなされているものを選ぶだけです!では、ここでSPFとPAについて詳しくご紹介します。
SPF | Sun Protection Factorの略で、紫外線防御効果という意味。UVBを防ぐ指標で、赤くヒリヒリする日焼けサンバーンが起こるまでの時間を通常よりもどれくらい遅らせられるかを表しています。SPF1=約20分遅らせるとされているので、例えばSPF10ならば、10×約20分=約200分後に日焼けが起こるということになります。 |
PA | Protection grade of UVAの略で、UVAを防ぐ効果の程度という意味。段階は4段階あり、+の数が多くなるほど効果が高くなります。 |



夏の肌はどんな状態?

ここまで夏のスキンケア対策を見てきましたが、ここで夏の肌の状態についても知っておきましょう!詳しく知ることで、夏のスキンケアへの意識が高まるかも?
表面ベタベタ・中カラカラのインナードライが多い
保湿ケアのところでも軽く触れましたが、夏は表面ばかりベタベタして皮膚の内側がカラカラのインナードライが多くなります。
原因1 紫外線
上でも軽くご紹介しましたが、紫外線はUVBによって表皮にダメージ与えバリア機能を低下させ、UVAによって真皮にあるコラーゲンなど水分を保つ成分を傷つけます。こうして紫外線は、肌の水分を抜けやすくします。こうなると、肌は少しでも水分が抜けるのを防ごうと皮脂を出しフタをしようとするのですが、そのときにはすでに水分は減っているため、表面はベタベタするけれど中はカラカラというインナードライの状態になってしまうのです。
原因2 エアコンの冷房
エアコンもインナードライの原因となります!エアコンの冷房は、冷たい空気を送り込んでいるように見えて、実は部屋から熱を奪い外に出しています。つまり、どんどん空気中の熱を奪って外に追い出しているから部屋の温度が下がっているのです。その時、一緒に空気中の水分が追い出されています。そのため部屋の空気が乾燥してしまうのです。すると、水分は乾燥している方へと移動しようとするため肌の水分が空気中に逃げやすい環境が出来てしまい、肌の乾燥へと繋がっていくのです。
原因3 洗顔のしすぎ
夏はついつい顔を洗いすぎてしまいます。汗もかくしベタベタするし、さっぱりしたいですもんね……ですが、何度も洗顔をしているとそれだけ角質が減り、水分が抜けやすくなってしまうので余計皮脂が増えてと悪循環に陥ってしまいます。また、合成界面活性剤入りの洗剤で何度も洗っていると余計に負担が大きくなってしまいます。夏の洗顔は2回程度に留めておくのがいいでしょう。
紫外線の刺激で肌ごわごわ&シミ・くすみ
紫外線はインナードライだけでなく、肌をゴワゴワと固くさせたり、シミやくすみの原因にもなってしまいます!
紫外線で肌がゴワゴワになる?
紫外線は肌にとって攻撃です。夏の強い紫外線を受けると、少しでもそのダメージから守ろうと表皮による角質を厚くして紫外線を防ごうとします。角質が厚くなれば、肌はゴワゴワと固くなり、さらにインナードライまで起こっているとターンオーバーは乱れ、古くなった硬い角質が剥がれ落ちずに溜まっていく……とゴワゴワの悪循環に陥ってしまいます。
さらにシミやくすみまで
肌は紫外線による刺激を受けると、角質を厚くするだけでなくメラニン色素を作って肌を守ろうとします。このメラニンは肌の中にある真皮にでき、ターンオーバーによって表皮へと上がっていきます。日焼けをして肌が数日後に黒くなるのは、このメラニンとターンオーバーの関係です。そのため、普通ならターンオーバーによってメラニンで黒くなった肌は剥がれ落ちるのですが、ターンオーバーが乱れているとうまく落ちてくれません。すると、メラニンが肌に溜まってしまい、それがシミやくすみの原因となってしまいます。
汗の悪影響はあなどれない
汗にはいい汗と悪い汗があります!いい汗には、塩分なども含まれておらず雑菌も繁殖しにくくニオイもない。さらには、蒸発しやすくサラサラとしているため、汗をかいていることにも気づかない程です。そんな汗は「天然の化粧水」とも呼ばれるほどで、皮膚の保湿までしてくれます。
悪い汗は肌トラブルの元!
ですが、暑い時に出る大粒でベタベタした悪い汗は肌トラブルの元になります。大量の汗は角質をふやかせ皮脂が詰まりやすくなるため、毛穴づまりの原因になりますし、さらにはニキビなども出来てしまいます。また汗を放置することで、本来弱酸性の肌がアルカリ性へと傾いてしまい、肌のpHバランスが崩れることでも、ニキビや乾燥、炎症などの原因になってしまいます。
過剰な皮脂の分泌でニキビや毛穴トラブル
夏は皮脂が増えやすい時期!では、何故皮脂が増えるとニキビができやすいのでしょうか?
ニキビは皮脂が詰まってできる
ニキビが出来るには皮脂がなくてはなりません。順を追ってニキビが出来る過程を見ていきましょう!
- まず、紫外線などによって肌の表面、角質層が固くなると毛穴が塞がりやすくなり、毛穴にフタがされた状態になってしまいます。
- その毛穴から皮脂は出ることが出来ず、どんどん貯まっていきます。皮脂は油なので本来液体なのですが、毛穴に溜まり角質と混ざることで、角栓へと変わります。
- 角栓ができると、ポコッと肌表面に盛り上がりができ、これが白ニキビと呼ばれます。
- さらに角栓が酸化すると黒くなり黒ニキビになります。
- そこからさらに、角栓にアクネ菌が繁殖すると炎症を起こし、赤ニキビとなってしまいます。
このように、皮脂が原因でニキビはできるため、過剰に分泌されやすい夏には特に注意が必要です。
毛穴トラブルまで!
ニキビだけでも厄介なのに、過剰な皮脂によって毛穴が開いてしまいます。皮脂がたくさん出ようとすれば、出入り口である毛穴は当然大きく押し広げられ、毛穴が開いて目立つようになります。さらに、そこに汚れがや角栓が溜まり酸化すれば黒ずみに……と、過剰な皮脂はニキビ以外にも毛穴トラブルの原因にもなるのです。
夏のおすすめ基礎化粧品5選

なにかと肌トラブルの多くなる夏にこそ、基礎化粧品にも気を使って貰いたい!そこで、私がオススメする夏にうってつけの基礎化粧品を5つご紹介いたします!
ノブAC(NOV)

Source: 公式サイト
敏感肌の方のために生まれたブランドNOVから発売されている、ノブシリーズには3つもにきびケアシリーズがあります。そのうちの一つ、夏の乾燥によるにきびケアにぴったりなのが、このノブACです!うるおいを与えつつ、アラントインやビタミンB6誘導体といったニキビ予防成分が配合されており、さらに敏感肌のケアを考えた低刺激な基礎化粧品シリーズです。
効果 | ・多機能保湿成分であるリビジュアやヒアルロン酸によるうるおい補給で乾燥対策 ・アラントイン、ビタミンB6誘導体による保湿、肌荒れ予防 |
使用感 | クレンジングはしっかりとした洗浄力があり、ウォッシングフォームは泡立ちがいい。フェイスローションはさらっとしていつつも、しっかり潤いキープ |
さっぱり度 | さらっとしていてさっぱりしている、夏でも気持ちいい |
保湿度 | かなり高い |
おすすめ | 乾燥肌とニキビにお悩みの方にオススメ!ニキビケアをしつつ、ニキビが出来づらい肌を目指せる基礎化粧品です。 |
- さっぱりしていてニキビが落ち着いた!ストレスなのか、顎ニキビが繰り返しできるようになり、こちらにたどり着きました。 かなりさっぱりのローションですが、香りもなく使いやすいです(*^^*)暑い時期はいいですが、一緒に使ってるジェルもさっぱりなので冬はどうかな? ただ顎ニキビはかなり改善されました。そんなに高くない化粧水なのに感激です。ですので、大人ニキビに今一番悩んでる方にはオススメです! だいぶ肌が改善してきたらIIIのほうも気になっています。
プロアクティブ+

ニキビ、ニキビケアと言えばプロアクティブというくらい有名なニキビケア化粧品。使い心地は優しく、すばやく毛穴の奥まで有効成分を届ける独自のスマートターゲットテクノロジーを採用しているため、スピーディにニキビケアを行いつつ、綺麗な肌が目指せます。またニキビ以外にも肌荒れやくすみ、乾燥や過剰な皮脂などにも効果があります。
効果 | ・有効成分によって総合的なニキビケアができる ・ソフトスクラブで古い角質や過剰な皮脂を落としてくれる ・ブドウエキスやユキノシタエキスなどによる高い保湿効果 ・グリチルリチン酸ジカリウムによるニキビ肌への癒し |
使用感 | 全体的に使用感はよく、ニキビケアをしつつニキビができにくくなる。毛穴も目立たなくなった。 |
さっぱり度 | なかなかのさっぱり感!慣れるまでは少しペタペタと感じるかも。 |
保湿度 | しっかりとした保湿効果。効果がイマイチと感じたら重ねづけを! |
おすすめ | ニキビをケアしつつ、ニキビができにくい肌を目指したい方にオススメ! |
- 本当にきれいになったと言われましたプロアクティブ+を使うと、1ヵ月くらいでニキビも少なくなっているなと感じて、やっぱり効果があるんだって嬉しくなりました。 乾燥肌なのですが、プロアクティブ+だと優しいので肌の乾燥も目立たなくなりました。 肌の変化に家族が一番びっくりしていて、「本当にきれいになったね」って言ってくれました。
ディセンシア サエル

DECENCIAから発売されているsaeruは、美白に力を入れたシリーズで敏感肌の方でも無理なく肌のケアが行えます。特徴的なのは独自の方法で弱った角質バリアをサポートして肌を守ってくれる点です。さらにセラミドナノスフィアというセラミドよりも高い浸透力を持つ保湿成分で潤いもバッチリです!夏のインナードライ対策にはうってつけですね♪
効果 | ・ヴァイタルサイクルヴェールとアシルセラミド、セラミドナノスフィアにより透明感のある肌に ・コウキエキス、ムラサキシキブエキス、アルニカエキスにより敏感肌をケア ・ビタミンC誘導体などにより肌荒れを防ぐ ・ローズやゼラニウムなど花の香りでリラックス効果も |
使用感 | 刺激が少なく敏感肌でも使いやすく、クリームは瑞々しくて気持ちいい、ローションも化粧水のようにサラサラ |
さっぱり度 | 夏にはちょうどいいさっぱり感、花の香りも心地良い |
保湿度 | なかなかの保湿度。時間が立つ毎に潤いが増したという声も |
おすすめ | ニキビケアだけでなく、美白にも力を入れたい人にオススメ! |
- 瑞々しくしっとりしているモニターでいただきました。 乾燥肌・敏感肌でも美白ケアができるこのシリーズ、 いつか試してみたいと思ってた! みずみずしく浸透して程よいしっとり感です。 刺激やべたつきは一切ナシ。 超乾燥肌としては、もっとしっとりでもいいかな。
シーボディ VCシリーズ

こちらはSiBODYから発売されているVCシリーズです。ニキビができにくい肌質を目指した基礎化粧品で、ニキビをケアしつつトータルでのケアを目的としています。こちらのシーボディで健康的な肌を目指すことにより、夏の刺激にも負けない肌にしちゃいましょう!
効果 | ・VC2000による美肌効果 ・ハチミツや天然ビタミンEによる美容効果 ・肌荒れを防ぐ効果 |
使用感 | さらっとしていてみずみずしく、とても自然な香りや刺激 |
さっぱり度 | ペタペタ感はなくスッキリして夏にピッタリ |
保湿度 | しっかり保湿されている感覚がある |
おすすめ | ニキビが気になる大人にも思春期の方にもオススメ |
- また買いたいです♪ニキビ・フェイスラインのニキビ2つが薄くなっていくのを実感しました♪(中略)私は脂性肌なのでクリームも付けていいのかなー?と思いましたが付けてもニキビが増えることなくしっかり保護をしてくれました♪
目的で選ぶ美容液5選

基礎化粧品の次は目的別に選ぶ美容液をご紹介していきます!美白効果に保湿効果、ご自身が欲しい効果に合わせて選んでみてくださいね♪
ビーグレン-QuSomeホワイトエッセンス

b.glenから発売されているQuSomeホワイトエッセンスは、紫外線トラブルのために生まれた美容液です!つまり、夏にはもってこいの美容液ということですね!肌が本来持っている紫外線をリセットする力に注目し、その力を高めることで紫外線ダメージから肌を守り、透明感あふれる肌に導く美容液です。
効果 | ・肌を明るく保つエバーセルホワイト、ハイビスカス花発酵液により紫外線ダメージをリセットし肌の明るさを高める ・ポリグルタミン酸により肌の保湿力を高める ・角質への浸透力が高い浸透テクノロジー「QuSome」やハイドロキノン誘導体により紫外線から肌を守る |
使用感 | |
さっぱり度 | なかなかのさっぱり具合で気持ちいい |
保湿度 | 保湿度はかなり高い! |
おすすめ | 夏の紫外線ダメージをリセットするための美容液! |
- 私のお気に入りでした!1年半ほど使用していましたが、肌全体が明るくなりました。ホワイトクリーム1.9と一緒に使うのがいいみたいですが単品でもいい仕事してくれます。
ホワイトショットCXS&SXS

Source: 公式サイト
POLAから発売されているホワイトショットCXS&SXSは、角質層のすみずみまで行き渡り、白く透き通るような肌を目指す美白美容液です。メラノサイトに直接美白成分を届けることにより、夏の紫外線によりできたメラノサイトにも効果が期待できます。
効果 | ・美白有効成分のルシノールにより、メラニンをつくるチロシナーゼの活性を抑制 ・ビタミンC誘導体によりシミ・ソバカスを防ぐ ・ポーラオリジナル成分のYACエキスとEGクリアエキスによる美容保湿効果 |
使用感 | 低刺激でノビが良い |
さっぱり度 | さらさらとした心地良いテクスチャでさっぱりしている |
保湿度 | 保湿度は抜群! |
おすすめ | メラノサイトに美白有効成分を届けてくれるので、夏の紫外線から肌を徹底的に守る! |
- しっかりとした保湿効果美白ものなのに乾燥しない、というか保湿効果がちゃんとあって凄いと思います。
アスタリフトホワイト

FUJIFILMから発売されているアスタリフトホワイトは、メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐことを目的とした美白美容液です。このアスタリフトホワイトの特徴は富士フィルムの独自技術によりナノ化させた成分により、成分をしっかりすみずみまで届けて働かせるところにあります。その効果により、ハリがあり透明感を感じさせる肌を作ります。
効果 | ・アルプチン、ビタミンC誘導体による美白効果 ・富士フィルムの開発した「D-UVガード」により紫外線を効果的にシャットアウト ・アスタキサンチンによる保湿効果 |
使用感 | とろりとしたテクスチャで、伸びがよく塗りやすい |
さっぱり度 | しっとり感が強め |
保湿度 | しっとりしている分、保湿度はかなり高い |
おすすめ | 隅々まで美白成分が届くため、ハリのある綺麗な肌が目指せます! |
- 使っている時の香りもよかった一本使いきったクチコミです♪肌がなんとなくワントーンあがった印象があります。(中略)またリピートしたいと思います

セラミディアル(モイスチャライジングセラム)

ETVOSから発売されているセラミディアル(モイスチャーライジングセラム)は、肌に潤いを与えることを目的とした美容液で、セラミドやヒアルロン酸、アミノ酸といった高保湿成分が豊富に含まれています。また、ヒト型セラミド5種類をバランスよく配合しているので肌なじみもよく、より高い浸透力を実現しています。
効果 | ・セラミドやヒアルロン酸などによる高い保湿力 ・トウキンセンカ花エキスなど6種類の花のエキスによりハリと弾力のある肌に ・潤いを保つ乳液としての働きも! |
使用感 | 塗った感じも薄いほどサラリとした使用感 |
さっぱり度 | ベタつきがなく、さっぱりとしている |
保湿度 | しっとりしている分、保湿度はかなり高い |
おすすめ | 徹底した保湿力により、夏のインナードライにオススメ |
- 敏感肌でも使えるファンデーション使用をきっかけに、スキンケアアイテムもラインで揃えようと思い購入しました。 敏感肌ですが全く不調も起きずとても良い商品でした。
ラピエル

肌の引き締めと保湿効果が欲しい場合は、このラピエル ナイト美容液がオススメです!夏の乾燥しやすい肌に保湿効果で潤いを与えつつ、スイゼンジノリエキス、カラスムギ穀粒エキスにより肌を守り、ハリのある肌へとサポートしてくれます。
効果 | ・グリチルリチン酸2k、ローズ水、プラセンタエキスなどによる高い保湿効果 ・グラウシンによる肌の引き締め効果 ・ローズ水によるリフレッシュ効果に美肌効果 |
使用感 | 塗り心地もよくバラの香りで落ち着く |
さっぱり度 | するすると濡れるほどさっぱりしていて、夏でも快適 |
保湿度 | しっかり保湿してくれます |
おすすめ | 夏の乾いた肌に保湿と引き締め効果が欲しい人にオススメです! |
- 夏も快適に!夜も昼もベタつかずしっかり保湿してくれて快適な夏を過ごせたよー♥

男性の肌も紫外線の影響を受けている
実は男性こそ日焼け止めが必要だって知っていましたか?女性は普段からメイクをする方が多く、自然と紫外線対策を取っている方も多いはずです。ですが、まず男性はメイクをすることがなく、スキンケアについても無頓着な方が多くいます。そのため、男性の肌の多くは夏の強い紫外線に晒され続け痛んでしまい、シミやくすみ、そばかすの原因に……!その後のケアを怠れば、肌の老化は進んでいく一方です!
男性でも保湿は大切!
そうならないためにも、紫外線対策だけではなく保湿ケアも行いましょう!乾いた肌にはしっかりとした保湿ケアで潤いを取り戻してあげることが何より大切です。是非、男性も紫外線対策と保湿ケア、この2点を意識してみてくださいね♪
赤ちゃんのスキンケアは汗対策が重要

夏は赤ちゃんの肌も気にしてあげてください!生まれたばかりの赤ちゃんの肌はぷにぷにしていてスキンケアなんて必要なさそうですよね?ですが、夏の暑さはまだ体温調節がうまくできない赤ちゃんには過酷でよく汗をかいてしまいます。その汗をほうっておくとあせもになってしまいます。そうならないためにも、上手に赤ちゃんの汗対策をしてあげましょう。


夏のスキンケアQ&A

では、最後に夏のスキンケアでよくあるお悩みを解決しちゃいます!これで夏のスキンケアは完璧ですよ♪
べたつく夏にもニベアは有効?
保湿という点では寝る前にたっぷりと塗ることで、しっとりとした肌が実感できます。ですが、日焼け止めとしての効果は一切含まれていないため、あくまで保湿目的としてならニベアは夏にも有効だと言えます。
オイルは夏のスキンケアに優秀?
夏は皮脂が増える時期です。オイルはどうしてもペタペタしてしまうので使用感もあまりよくないですし、オイルと皮脂が毛穴づまりを起こしてしまう可能性も考えられます。出来ることなら、オイル以外のものがいいでしょう。
夏はシートパックでたっぷり水分補給が◎?
できれば避けた方がいいでしょう。というのも、夏といえど水分の与え過ぎは角質がフヤケてしまい、それが毛穴づまりの原因となりかねません。さらにシートパックは栄養が多く刺激が強いため、肌が不安定な時期には逆効果になることも多くあると言います。また、夏といえど現代は冷房が効いている場所が多く、その環境での乾燥ならパックまでは必要ありません。そのためオススメはしませんが、どうしてもシートパックを試したい場合は、自身の肌の乾燥具合と相談しつつ、週に1度から2度だけ、ちゃんと使用方法を守って使ってくださいね。
春と夏のスキンケアは同じで大丈夫?
スキンケアは季節に合わせて行いましょう!春は花粉などが舞う季節、肌のバリア機能を保つために、きちんとしたクレンジングや保湿などが必要です。また、紫外線対策も夏に向けて始める時期です。できるだけSPF値が低いUVカット製品を使って、肌の負担を抑えつつ紫外線対策をしていきましょう。
夏のベタベタに騙されず、しっかり保湿でキレイな肌に

いかがでしたでしょうか?夏はとにかくベタベタした肌のせいで水分不足とは無縁なような気がしますよね。ですが、実は夏も肌は乾いていることが多々あります!しっかりとした保湿ケアや紫外線対策を行って、一年中キレイな肌を作っていきましょう♪