お酒で湿疹がでるのは肝臓からのSOS、無視して飲み続けるのは超危険!

お酒で湿疹がでるのは肝臓からのSOS、無視して飲み続けるのは超危険!

お酒を飲んで湿疹が出たことはありませんか?それって体からのSOSかも!?そのまま飲み続けるのは危険ですよ。湿疹が出る原因、そして上手に飲み続けるコツをお伝えします。飲み方次第で体を労わることができるんですよ。

目次

  • お酒で腕や顔・全身に湿疹が出来るのはなぜ?
  • お酒を飲むと湿疹が出る原因
  • お酒で湿疹が出ないようにする方法  
  • 湿疹を無視して飲み続けるとどうなる?  
  • お酒が関係する皮膚トラブル   
  • お酒で湿疹が出たら、飲みすぎを反省するタイミング!

お酒で腕や顔・全身に湿疹が出来るのはなぜ?

仕事が終わった後の1杯ってすごくおいしいですよね。次の日が休みだとつい飲みすぎてしまうものです。でも気が付くと顔や腕に湿疹や蕁麻疹が…「何でお酒を飲むと湿疹や蕁麻疹ができるのですか?」とよく私、水野のところにお声がかかります。

それは肝臓が悲鳴を上げているのです。ではなぜ湿疹ができるのか、そして出ないようにするにはどうしたらいいのか、そんな悩みを持っている方のために今からお酒と上手に付き合っていく方法をご紹介します。

お酒を飲むと湿疹が出る原因

お酒を飲むと湿疹が出る原因を4つあげてみました。しっかり把握しておきましょう。

肝臓の処理能力のオーバー

お酒を摂取するとアルコールは約20%が胃で吸収され、残りが小腸で吸収されます。その後血液の中に入って肝臓へと運ばれます。肝臓の働きの一つに毒素を分解する作用があります。しかし肝臓はアルコールだけでなく様々な毒素を分解しており、機能の限度を超えてしまうと毒素が血液中に残ってしまいます

体には元々異物を排除する免疫機能があるので、この排除しようとす機能が過剰に働くことで湿疹が出てしまうのです。

アルコールの血管拡張作用

アルコールは肝臓での働きにより、アセトアルデヒドという物質に変化します。このアセトアルデヒドには血管を拡張させる働きがあるため血行がよくなり、痒みが増進してしまいます。お酒を飲むと顔が赤くなるのはアセトアルデヒドの影響です

またお酒を飲むと体がポカポカして温かくなるのは血行が良くなることで体温が上昇しているためです。体温が上がることで、それが刺激となってかゆみが増強してしまいます。特にアトピー体質の方は湿疹が悪化してしまうこともあるようですので、注意が必要かもしれませんね。

お酒に含まれる成分

体内にアレルギー物質が侵入すると、皮膚の内層にある毛細血管に存在する肥満細胞からヒスタミンという物質が放出されます。ヒスタミンは元々体内に存在していますが、このアレルギー物質によって過剰に産生し、アレルギー反応を起こすのです。ヒスタミンは血管を広げる作用があり、血管内の血漿が血管の壁を通って外に漏れていまいます。その状態が結果として皮膚が膨れ上がり、蕁麻疹として現れます。

ヒスタミンはワインに多く含まれており、過剰に摂取すると、症状が現れることがあります。またワインだけでなくビールには酸化防止剤である亜硫酸が使われており、この酸化防止剤も蕁麻疹の原因の一つと言われています。

アッキー
お酒を飲んだ後に出る蕁麻疹の原因ってアルコールだけじゃないんですね。

酒アレルギー

アルコールアレルギーはアルコール過敏症とも言われています。上述したようにアルコールを摂取するとアセトアルデヒドに変化し、その後アセトアルデヒド脱水素酵素によりさらに分解されます。元々この酵素を持っていなかったりするとアセトアルデヒドの血中濃度が高まり、肥満細胞を刺激してヒスタミンを多く産出してしまいます。

アセトアルデヒドは体にとっては有毒であり、蕁麻疹や湿疹の他頭痛・腹痛・下痢・嘔吐などの症状が現れることがあるのです。

またアルコールを飲酒するだけではなく、消毒液を使用するだけでもアレルギーを起こすことがあります。注射をする際にアルコール綿で消毒をする際にかぶれる方もアルコールアレルギーを持っていることになります。

アッキー
はるこ先生!
それではお酒を飲んで湿疹が出てしまう方はアルコールを飲まない方がいいんですか?
はるこ先生
アッキー!
そんなことないのよ。
お酒を飲んで湿疹が出たことがある人でも、今後出ないようにする方法があるの。
今から伝授するわね。

お酒で湿疹が出ないようにする方法  

飲む量を見極める

一般的に一日に摂取できるアルコールの摂取量は20gと言われています。しかし人によっては個人差があるため、適量を守っても体調が悪かったりすると湿疹が出る可能性もあります。そのため、自分にとっての適量を見極める必要があるのです。

種類別のアルコール適量目安

種類
ビール(アルコール度数5度)中ビン1本(500ml)
日本酒(アルコール度数15度)1合(180ml)
焼酎(アルコール度数25度)0.6合(110ml)
ワイン(アルコール度数14度)1/4本(180ml)
缶チューハイ(アルコール度数5度)1.5缶(520ml)
適量というのはほろ酔い状態にあるということを言い、脈が速くなってくるぐらいの状態です。上記はあくまでも目安なので、自分の酔いの状態をしっかり把握しておきましょう。

肝臓を労わる

適量を飲んでいても肝臓はさまざまな働きをしているため、毎日飲酒すると肝臓に負担がかかってしまいます。最低でも週に2回は休肝日を作りましょう。それと同時に肝臓に良い食べ物を摂取することもオススメです。

抗酸化ビタミンの摂取

肝臓の機能を働かせるためにはビタミンを摂取することが望ましいです。中でも抗酸化ビタミンという活性酸素を除去してくれるビタミンを摂取することが大切です。活性酸素は肝臓が働いたときに発生するもので、老化の原因となります。抗酸化ビタミンはビタミンA・C・Eを指します。

抗酸化ビタミンが含まれる食べ物は以下の通りです。

食物ビタミン
レバービタミンA
緑黄色野菜(かぼちゃ・ブロッコリー)ビタミンC
ごまビタミンE
うなぎビタミンA・C

良質なタンパク質

肝臓は物質を解毒や分解するときに多くの酵素を使います。この酵素を作り出すのはタンパク質です。特に良質なタンパク質の摂取が望ましいと言われています。特に大豆製品には良質なタンパク質が多く含まれますので、豆腐や納豆・みそなどを積極的に摂取すると良いでしょう。

卵や肉・魚介類が好きな人は多くいますが、これらの食品に含まれるタンパク質は動物性となりますので、偏ることなく摂取してくださいね。

かゆみが出たら薬で対応

湿疹が出てしまったら皮膚科に行くことをオススメします。湿疹に対しての治療はステロイドが処方されることが多いですが、ステロイドは炎症を抑えて痒みを抑える作用があるので湿疹に対して有効です。最初は比較的弱いロコイドやキンダベートなどが処方されます。連続使用は2週間までなので効かない場合は相談してみてください。

お肌をかくという刺激が皮膚の神経に伝わり、ヒスタミンを多く放出するのでますますかゆみが増強してしまいます。かゆみがあるにもかかわらず、そのままにしておくと湿疹が悪化し治りも遅くなってしまいますので早めに対処しましょう。

はるこ先生
その他にも空腹時にお酒を飲むとよりアルコールを吸収して酔いが回りやすくなってしまうの。
お酒を飲む前に少し食べ物を摂取することも湿疹が出ないようにするコツよ!

湿疹を無視して飲み続けるとどうなる?  

アルコールを摂取して湿疹が出ているにもかかわらず、そのまま飲み続けるとどうなるのでしょうか?

アルコール依存症の危険があるらしい

湿疹が出ていてもお酒を飲み続けるとアルコール依存症の危険があるのか調べてみました。

湿疹が出てもそのまま無視してお酒を飲み続けるとアルコール依存症の危険があるのは本当?

長期間に渡って大量のアルコールを摂取すると湿疹が出なくなってきます。
それは体がアルコールに慣れてしまい、イライラや手の震えといった離脱症状が出てきます。
アルコールなしでは生活できない状態になり、アルコール依存症になってしまいます。
アルコール摂取して湿疹が出る状態が最終警告ということです。 

肝臓病への近道

過度のアルコールの摂取により肝臓の処理能力を超えてしまったら、分解されなかった有毒な物質が血管内をめぐってしまいますよね。その結果湿疹が出てしまいますが、湿疹がでるということは肝臓の機能が低下しているというサインでもあります。

肝臓の機能が低下してしまうと起こり得る肝臓病は以下の通りです。

肝機能の低下による肝臓病

  • アルコール性肝障害
  • 脂肪肝
  • 肝硬変
  • 肝炎(急性・慢性)
  • 肝がん

アルコールを摂取しすぎると、こんなに危険な肝臓病への近道になるのですね。

お酒が関係する皮膚トラブル   

かゆくない赤い斑点は肝臓からのサイン

かゆみを伴わない赤い斑点はアルコールの作用である血管拡張作用により皮膚に赤い斑点として症状が出ます。この症状が出る場合はアルコールを摂取して肝臓で分解されるはずのホルムアルデヒドが元々酵素が少ないがために分解されにくい状態です。

その結果血管拡張作用がより働いて起きるようです。これはアルコールに弱いという肝臓からのサインですね。

飲酒が手湿疹の原因になる場合がある

洗い物を多くする主婦の人や水仕事の人・アレルギーやアトピー体質の方は手が乾燥しやすく皮膚のバリア機能が弱くなっています。その上にお酒を飲むとアルコールの利尿作用によってより乾燥し、アルコールを摂取することによって血行がよくなりヒスタミンが刺激されることによって痒みを伴います。

また飲酒が引き金となって手湿疹が悪化する場合もあるので、日頃から手のケアをすることが大切です。

アルコールは酒さを悪化させる

酒さとは顔面を中心にほてりや毛細血管の拡張などが出現する病気です。原因は様々ですが、悪化させる要因の一つに飲酒が挙げられます。アルコールの作用による血管拡張により、ほてりや毛細血管の拡張が増してしまいます。

アッキー
それでは皮膚に何らかのトラブルを持っている方はお酒は飲まない方がいいんですか?
はるこ先生
一番はやはり飲まない方がいいけど…
でもちゃんと上手にお酒と付き合っていく方法があるの!
まず、アルコール度数の高いウイスキーや日本酒はたくさん飲まない方がいいわ!
あと水分を多く取ったり、お酒だけでなく食べ物も一緒に摂取して肝臓の負担を減らすことで皮膚のトラブルも最低限になるのよ。
アッキー
そうなんですか!
少し飲み方を気を付けることで大好きなお酒を飲めるんですね。
やっぱり、毎日ちゃんと働き続けている肝臓を労わってあげないとダメってことですよね。
これなら安心してお酒を飲めそうです~。

お酒で湿疹が出たら、飲みすぎを反省するタイミング!

お酒で湿疹が出る要因や、対処方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?湿疹が出るということはそれほど肝臓が悲鳴を上げているということだったんですね。お酒を飲むのは息抜きになっていいけれど、体を労わることも大切です。少し飲み方を気をつけることで楽しくお酒を飲むことができるのならば、ぜひ実施していきたいものです。湿疹として肝臓がSOSを出してくれているので、正直に飲みすぎに注意して上手にお酒と付き合っていきましょう。