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出来てしまったシミをとるのは、やっぱり皮膚科?

毎日日焼け止めクリームや日傘で紫外線対策をしたり、シミ対策のスキンケアを使っているはずなのになぜか増えてしまうシミに悩まされていませんか?女性はもちろんですが、普段あまり日焼け対策をしないという男性がシミに悩まされるのもよくあることです。できてしまったシミを皮膚科で取るのがいいのかな……?と考えている方のために皮膚科でのシミ取りについて私、水野が詳しく解説します!
シミ取りの第一歩はシミの種類の判別から
シミは全部同じように見えて種類がたくさんあります。紫外線を浴びると細胞が死んでしまったり皮膚がんを引き起こしてしまいますが、それを防ぐために皮膚はメラニン色素を作って紫外線をブロックしてくれます。しかし、紫外線を受けて細胞に異常が起こるとメラニンが過剰に生産されてお肌のターンオーバーでは排出しきれずに残り、シミの原因となってしまうのです。このメカニズムがシミの主な原因となりますが、実は他にもシミができる原因がありシミの種類のよって対処法も違います。


加齢や顔を拭くときの摩擦なんかが原因となる場合もあって、原因によってシミの種類も違ってくるの。
シミの種類と原因
・老人性色素班
紫外線を浴びてメラニンが過剰に生産されたことが原因で、シミの原因として最も多い色素班です。
紫外線に当たりやすい頬骨などの高い所にできやすいシミです。
・炎症性色素沈着
紫外線が原因ではないシミです。主にニキビや傷、かぶれ、火傷などで一時性と慢性に分かれます。
タオルで顔を拭いた時の摩擦でも原因になりかねません。傷跡などの一時的な色素沈着は消えますが、
長期間同じ場所にできたニキビ跡などの色素沈着は放っておくと消えないこともあります。
・省卵班(ソバカス)
遺伝的な要素が原因なので子供の頃から出ることがほとんどです。細かい斑点が主に鼻のあたりを中心に広がり、
紫外線を浴びることで濃くなったり年齢を重ねると増えることもあります。
・太田母斑

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皮膚科でのシミ取り治療
本気でシミを治したいなら、やっぱり皮膚の専門家である皮膚科に相談することをおススメします。皮膚科でシミの原因や種類を特定することで最適な治療法を見つけることが大切です。そこで気になる皮膚科でのシミ取り治療についてご紹介します。
レーザー
皮膚科でできるシミ取り治療の方法の中で一番有名な治療法で、シミに悩む方の中では興味を持っている方も多いのではないでしょうか。実はレーザー治療にも種類があるのをご存知ですか?シミ取りのレーザー治療について詳しく知っておきましょう。
レーザーの種類と効果のあるシミの種類
皮膚科で使用されているレーザーの種類は一つではありません。レーザーの種類によってシミの種類との相性もあるんですよ。ここではレーザーの種類について治療方法、メリットやデメリットについて詳しく説明します。
・YAGレーザー
効果のあるシミ:老人性色素班、省卵班(そばかす)、太田母斑
皮膚の奥までレーザーを照射できるので濃くなってしまったシミにも効果があります。
YAGレーザーと同じように施術にはやや痛みがあり施術後はガーゼなどで保護をする必要があります。シミは施術後10日ほどで取れます。
いろんな種類の周波の光を皮膚に当てる方法です。効果を実感するためには繰り返し治療を受ける必要があります。
痛みがほとんどなく施術後に皮膚を保護するなどの回復時間も必要ありません。
・フォトRF
メラニンに対して反応する光を使ったレーザーなので、肌の組織を傷つけにくくシミの部分以外にも負担がかからないことで人気です。
2~3週間に一回の ペースで数回治療を受けるので効果を実感するのに時間がかかります。
・炭酸ガスレーザー
局部麻酔をして施術を受けます。炭酸ガスレーザーをシミに当てて除去した後10日間程度は塗り薬と絆創膏の処置が必要となります。
・レーザートーニング
ごく弱いレーザーの光を当てていく方法です。痛みも少なく、施術後すぐにいつも通りの生活が送れるのも魅力です。
レーザーで悪化するシミ


相性の悪いシミの種類
レーザー治療をするのに気をつけなければいけないシミの種類は肝斑です。肝斑はレーザー治療するとより濃くなってしまう恐れがあることから、シミが肝斑だと診断された場合にはレーザー治療を気を付けて選ぶ必要があります。皮膚の奥までレーザーを照射できるQスイッチルビーレーザーなどは肝斑を濃くしてしまうので気をつけましょう。
レーザーの副作用はあるの?
レーザー治療の副作用としてよくあげられるのは「レーザー治療よりシミが濃くなってしまった」という例です。実際にレーザー治療を受けてシミが濃くなったという体験談は多くありますが、その原因は炎症性色素沈着です。治療を受けてから1ヶ月以内にレーザーの影響でメラニン色素が増えて黒くなってしまうためです。このような副作用が起きないようにするためには、治療後のアフターケアが重要になってきます。レーザー治療を受けた後は処方された内服薬、外用薬はしっかり使いレーザー治療を受けた部分は刺激を与えないようにしましょう。特に紫外線は大敵です。
レーザー治療の経過
ここでレーザー治療の経過を詳しくご紹介しましょう。
レーザー照射前 レーザーの痛みが心配な場合はジェルなどの麻酔薬を塗ってくれる皮膚科も多いです。
・レーザー照射 シミにレーザーを当てていきます。一般的には1平方センチメートルで30秒程度です。
・レーザー照射後 レーザー照射した部分は保護テープで保護します。
・翌日 処方された外用薬はしっかり塗り、内服薬もあれば決められた容量をしっかり飲みましょう。まだ照射した部分は白くなっています。
・5日後 レーザーを照射した部分がかさぶたになり徐々に剥がれだします。
・10日後 かさぶたが剥がれて治療を受けた部分が肌色になりだします。
・1ヶ月後 色素沈着によりシミが濃くなったように感じるかもしれませんが一過性の場合がほとんどです。
・6ヶ月後 ようやくシミが消滅します。この頃までは特に紫外線などの刺激はうけないように注意しましょう。
このようにシミが消滅するまでには長い時間がかかります。
クリームのシミ取り薬
【ハイドロキノン】
シミの原因となるメラニン色素を作りだす細胞を減らしたり、
ただ、
【トレチノイン】
ニキビやシミなどの治療によく使われるトレチノインはお肌のターンオーバーを促す効果があります。トレチノインはシミやしわに働きかけるビタミンA誘導体の一種です。通常のビタミンAよりも100倍以上の大きな効果が期待できるといわれます。使用して数日で古い角質が剥がれ落ち、いわば肌が炎症を起こした状態になるので、その間は肌を守るため紫外線などからしっかり保護する必要があります。
ビタミン剤等の内服薬
外用薬と同じくシミの治療に皮膚科で処方されるのが、ビタミン剤等の内服薬です。内服薬がシミに与える効果や副作用についてご説明しましょう。
【シナール配合錠(ビタミンC)】
シミの内服治療薬でよく使われるのがシナール配合錠です。ビタミンCパントテン酸を配合した薬で、シミの元になるメラニン色素を作り出すことを抑えてシミを改善します。シナール配合錠は市販のサプリメントに比べビタミンCの吸収率が高いため効果が感じやすいです。また、お肌にとってうれしい美白効果やアンチエイジング効果も期待できるのもうれしいですよね。
【トラネキサム酸】
こちらもシミの治療で受信した場合に、シナール配合錠と併せて処方されることが多いです。トラネキサム酸は人工合成されたアミノ酸で、元々は止血剤として使われていた薬です。レーザー治療やビタミンCでは消えない肝斑にも効果があるので最近ではよく処方されます。効果が高いですが、血栓ができやすい人など体に合わない人には副作用の心配があるので医師に相談しましょう。

値段と保険適応範囲


【シミ取りの保険適応範囲 】
シミ取りの治療として保険が適応されるのは一部のレーザー照射と一部の内服薬です。基本的には太田母斑などアザと診断されるものや外傷後の色素沈着に対するレーザー照射は保険が適応されます。一般的に普通のシミでレーザー治療を受ける場合は保険が適応されない場合が多いでしょう。もう一つの保険適応の基準としてレーザー治療も内服薬も厚生省に認可されていることが条件となります。基本的には美容目的のシミ取りは保険適応外で自由診療だと思っておきましょう。
一般的なレーザー治療の値段
YAGレーザー | 9,000円前後~数万円まで金額に差があります。 |
Qスイッチルビーレーザー | 3,000円~5,000円前後 |
フォトフェイシャル | 15,000円前後~金額に差があります。 |
フォトRF | 2,000円前後~ |
炭酸ガスレーザー | 5,000円前後 |
レーザートーニング | 金額の差が大きく10,000円程度から数万円する場合も。 |
皮膚科治療のメリット、デメリット
皮膚科での治療のメリットとしては、シミを取りたい部分だけにピンポイントで治療が受けられますし真皮まで達している頑固なシミも強力なレーザーで根本から取ることができるということです。しかし、簡単にシミが取れるイメージのレーザー治療ですが、デメリットもしっかり把握して治療を受けるか判断する必要があります。「知らなかった」という方も多いレーザー治療のデメリットについてまとめてみました。
- レーザーでシミの根本からなくなりますが、治療後も紫外線などの刺激でシミが再生することがあります。
- シミの種類によってレーザーとの相性が悪ければシミが悪化する可能性があります。
- レーザー照射後には患部がかさぶたになったり、きれいな肌になるまで数ヶ月の時間がかかります。
- 基本的に美容目的のレーザー治療は保険が適応されないので、高額になることもあります。
- 内服薬や外用薬による治療でも効果が出るのには時間がかかります。
1回数万円のレーザー治療でも一回で終わるとは限りませんし、時間も費用もかかる場合も多くあります。診断が正しくなければシミが悪化してしまう恐れもあることを考えたら、信頼できる医師を探してしっかり治療の内容を検討して決めることが大切です。
顔のシミ取りのための皮膚科の選び

皮膚科、美容皮膚科、エステ?口コミもチェックして
同じようにシミ取りの治療を受けるとしても皮膚科、美容皮膚科、エステなどどこを選ぶかによって治療方法も金額も大きく変わってきます。シミ取りといえば皮膚科で治療を受けるという方が多いかもしれませんが、最近ではエステもシミ取りに力を入れています。大きな違いは施術する人が医師免許をもっているかどうかといことになります。そのため、信用性を考えれば皮膚科に行くことが好ましいですが一般的な皮膚科ではレーザー治療の機械がなく外用薬や内服薬の処方が主になるでしょう。そこで、レーザー治療でシミ取りをしたいなら美容皮膚科に行くのがおススメです。美容目的のシミ取りでは保険が適応されないので、美容皮膚科を選ぶ際にはネットの口コミで金額もしっかりチェックしましょう!
顔のシミ取りにおすすめ「フェイシャルラボ」
フェイシャルラボは皮膚科ではなくエステサロンですが、顔のシミ取りにも力を入れていてシミの改善について多くの口コミも話題になっているんですよ!フェイシャルラボではSSC光フェイシャルという施術を受けることができます。SSC光フェイシャルの複合波長でシミやしわ、たるみ、毛穴、脱毛などの肌トラブルを改善してくれます。シミはもちろんですが、施術を受けることでしわ、たるみ、毛穴、脱毛なども一緒に改善されることも評価されています。料金も月額制で一ヶ月2,990円(1回)と良心的な価格設定も人気の理由です。店舗も大阪、福岡、名古屋、京都、東京とたくさんあるので近くにお店があるかもしれませんね。

自宅でシミ取りケアをするならこの5選
皮膚科やエステに通うのもシミ取りに効果的な治療法です。それと同時に自宅でのシミ取りケアをすることで、シミを薄くしたりシミの予防をすることができます。ここでシミ取りの自宅ケアにおすすめの商品をご紹介します。
ディセンシア サエル

Source: 公式サイト
敏感肌にも美白効果が期待できる美白化粧品です。
メーカー名 | DECENCIA(ディセンシア) |
価格 | 4,860円~(トライアルセット 1,480円※税込) |
商品紹介 | 敏感肌のための美白化粧品であるsaeruは、美白効果が出にくい敏感肌の肌質を考えて作られています。 ローション、エッセンス、クリームなどシリーズで展開されていて併せて使えます。 安全で安心な天然成分を厳選しておりメラニンを徹底ケアしてくれます。 肌にぐんぐん浸透していく使い心地が人気です。 |
効果 | 使用してすぐに美白効果は現れませんが、使い続けることで効果を発揮します。 |
使用感 | 敏感肌用なので刺激が少なくさらっとした使い心地です。 ベタつくのが苦手な人におススメです。 |
保湿度 | 肌にスーッと浸透してべたつかずに保湿します。 |
- 使用感が気に入りました30代女性香りもほぼなく余分なものが入っていないのが分かります。 化粧水、美容液共にサラリとしたテクスチャーで付けた瞬間からどんどん浸透していきます。 クリームは柔らかく重過ぎない付け心地でしっとりするのに全くベタつきがないので1番使用感が気に入りました!
- 「肌白くなったね」って言われてビックリ20代女性美白成分(ビタミンC誘導体・アルブチン)がしっかり入っているわりに、一度もピリピリ感じませんでした。 何より使って1週半経った頃、家族に「肌白くなったね」って言われてビックリ! 毎日顔合わせてるのに感じるくらい、何トーンも上がったんですね!透明感も増した気がします♪
シーボディ プラチナVC

Source: 公式サイト
メーカー名 | シーボディ |
価格 | 4,104円~(トライアルセット 1,000円+税) |
商品紹介 | シーボディから発売されているプラチナVCセラムは、 新世代ペプチドが配合されていることで高い効果が期待できる化粧品です。 |
効果 | シミに直接塗るタイプで、即効性はなく使い続けることで効果が実感できるシミ取り化粧品です。 お肌への刺激が少なく、シミや肝斑にも効果があります。 |
使用感 | つけた瞬間肌がモチモチになり、その感覚がやみつきになるという声も多いです。 |
保湿度 | 次の日の朝までしっかり潤いをキープします。 |
ホワイトショットCXS&SXS

Source: 公式サイト
ホワイトショットはベストコスメ18冠受賞しているプロも認めた美白ケアです。
メーカー名 | POLA |
価格 | ホワイトショットCXS 16,200円、ホワイトショットSXS 12,960円 |
商品紹介 | POLAから発売されている美白ケアです。 肌のセルフクリア機能に着目し業界初、そのメカニズムを解明して作られました。 |
効果 | 肌馴染みのいい液状タイプのホワイトショットCXSで顔の隅々まで美白有効成分を浸透させます。 気になるポイントに集中してケアできるホワイトショットSXSでメラニンの生成を抑えて 徹底的にシミを防ぐW使いがおススメです。 |
使用感 | 肌馴染みがよくべたつかずにみずみずしい使用感です。 |
保湿度 | 程よくしっとりします。 |
ビーグレン Qusomeホワイトクリーム1.9

Source: 公式サイト
より高い美白効果を期待したい方におすすめです。
メーカー名 | ビーグレン |
価格 | 6,480円(トライアルセット 1,800円+税) |
商品紹介 | ハイドロキノンが配合されていて、今までどんな美白化粧品を使っても効果がなかったという方にも是非使って欲しいクリームです。 ハイドロキノンは効果が抜群ですが酸化しやすく不安定な成分で刺激が強いことが問題となっていました。 独自の浸透テクノロジーでその問題点を解決して作られた商品がQusomeです。 |
効果 | ハイドロキノンは、濃くなったメラニンを薄くする効果があるので すでにできてしまったシミにも効果が期待できます。 |
使用感 | スッと肌になじみます。 |
保湿度 | さっぱりしています。 |
アスタリフトホワイト

Source: 公式サイト
独自のナノテクノロジーで上質な美白ケアができます。
メーカー名 | FUJIフィルム |
価格 | 4,104円~(トライアルセット 1,000円+税) |
商品紹介 | FUJIフイルムが独自で開発した「ナノ化した成分」をシミの原因となるメラニンに直接働きかける化粧品です。 浸透力の良さが評判のアスタリフトローションを始めエッセンスやクリームも使い心地の良さに定評があります。 |
効果 | できてしまったシミを薄くする効果はなかなか実感できないという口コミも見かけますが、 新しいシミを作らない「シミ予防」としては高い効果が期待できるのではないでしょうか。 |
使用感 | 肌に吸い付くように浸透力が高いです。 |
保湿度 | 美白化粧品の中でも高い保湿力を実感できるという声が多い商品です。 |
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韓国コスメでシミ取りできる
美白に力を入れた韓国コスメはたくさんあります。韓流スターのシミ一つない美しいお肌に憧れて韓国コスメを使う人が増えていますが、実際に韓国コスメでシミ取りに効果はあるのでしょうか?ネット上でも効果があるという口コミがたくさんありますが、韓国コスメには肌に刺激が強い成分が多く含まれているものもたくさんあります。しかし、成分など重要な情報が全て韓国語で書かれているので読まずに使ったらお肌に炎症が起きたという例も少なくありません。日本の美白コスメには安全な成分で効果の高い商品がたくさんありますので、日本製を使うのが無難でしょう。
シミ取りはリスクを考えてから実行!
シミ取りの治療について詳しく解説してきましたが、レーザー治療にもお薬での治療にもリスクがあることはお分かりいただけましたよね。とにかくシミは治療によって取ることができたとしても、またさらなる刺激を受けることで繰り返されます。治療にかかる費用やかかる期間などもしっかり考えてから実行しなければ、費用がかかりすぎて治療が続けられないなんてことにもなりかねません。
