目次
気になる黒ニキビを何とかしたい!

毛穴の中に芯が詰まってポツポツ目立つ黒ニキビ。ぎゅっと押し出しせばとりあえずはスッキリ…でもすぐに角栓は復活するし、だんだん毛穴も目立つようになってきますよね。
黒ニキビはただ取り除いても根本解決にはなりません!それどころか押し出すケアや毛穴パックをやりすぎると、今よりもっとニキビができやすくなる危険もあるんです。
正しい黒ニキビケアの極意は「排出力がある肌・できにくい肌を作ること」。黒ニキビをこれ以上繰り返さないために必要な、本当に正しいケアを教えます!

今すぐスキンケア方法が知りたい人はコチラ
黒ニキビってどんなもの?

黒ニキビをキレイに治すためには、まず「黒ニキビって何者?」「どうしてできるの?」ということを知っておきましょう。
黒ニキビの正体
黒ニキビはニキビの中身が黒く酸化した状態です。白ニキビと同じ「初期ニキビ」ですが、見た目や中身にはこんな違いがあります。

■白ニキビ…角栓でふさがれた毛穴の中に、皮脂が詰まる
■黒ニキビ…白ニキビの角栓や皮脂が大きく育ち、毛穴の外に顔を出す。空気に触れて黒く酸化する
つまり、黒ニキビはニキビの第2ステージ!すべての元凶である「角栓」が大人の肌にできるのは、乾燥によるターンオーバーの乱れが原因です。ターンオーバーが乱れると古い角質がいつまでも肌にこびりつき、皮脂が詰まって黒ニキビのもとが作られます。

黒ニキビとアクネ菌
ニキビが炎症を起こす原因はアクネ菌の増殖。黒ニキビにはまだアクネ菌が増殖していないので、この段階で正しいケアをすれば赤ニキビへの悪化や炎症による酷いニキビ跡を防ぐことができます。
痛みやかゆみのある黒ニキビの状態
痛み・かゆみがある黒ニキビは、すでにアクネ菌が増殖し始めている可能性大。赤ニキビへと悪化する途中と考えていいでしょう。こうなってしまったら自分で何とかしようとせず、アクネ菌をケアする薬などに頼るのが◎です。
黒ニキビケアの2つの基本
痛みもかゆみもない黒ニキビは、1日でも早くケアするのがキレイに治すカギ。自宅でできるセルフケアには2つの方法があります。
自然に排出されるのをサポート
まず黒ニキビに悩むすべての人におすすめしたいのが正しいスキンケアと生活習慣の見直し。体の内側・外側から肌の生まれ変わりをサポートして、黒ニキビが自然に排出されるのを待つという方法ですね!
遠回りのように思えるかもしれませんが、このケアの最終目的は黒ニキビのできない肌を目指すことです。無理やり押し出したりしないから肌を痛めることもなく、理想的なツルスベ肌を手に入れることも可能です♪
繰り返さないお肌を目指すスキンケア方法はコチラ
今ある黒ニキビを取り除く
2つ目は、今ある黒ニキビを取り除くケア。黒ニキビを放っておくと、アクネ菌が増殖して炎症ニキビになることがありますよね。それを未然に防ぐために、いち早く芯を取ってしまおうという方法です。
炎症ニキビにしないというメリットがありますが、このケアは決しておすすめではありません。どうしてもやりたいなら、デメリットまでしっかり理解すること。もちろんやりすぎや深追いは厳禁です!
黒ニキビの芯をすっきりキレイに取る方法

黒ニキビを自分で取り除くのは大きなリスクがあります。それでも「黒ニキビを今すぐ自分でなんとかしたい」という人は、できるだけ肌を傷つけない正しい方法で行うことが大切です。
方法1:押し出す
ニキビの中身を押し出す面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)というケアは、皮膚科でも行われています。自分でやるなら市販の「コメドプッシャー」という器具を用意して、正しい手順・正しい力加減で行うことが鉄則です!
面皰圧出ができるのは炎症のない白・黒ニキビだけ。少しでも赤みや腫れ、かゆみ、痛みがあるニキビはすでに炎症が起きている可能性があるので、例え黒ニキビに見えても絶対に自分で押し出さないでください。
メリット
面皰圧出を行うメリットは、なんといってもその場でニキビの中身が取れることです。いくら洗っても取れなかった、頑固な黒ニキビがなくなるのはスッキリしますよね。成功すれば赤ニキビへの悪化を防ぐこともできます。
デメリット
大きなデメリットは、失敗すると赤ニキビへと悪化してしまうこと。また無理に押し出すと、毛穴が広がる、周りの皮膚が傷ついて跡が残る、皮脂や汚れがたまって新たな黒ニキビになるというリスクもあります。
黒い芯の取り出し方
面皰圧出に用意するもの
- コメドプッシャー
- コットン・綿棒
- 消毒薬
【STEP1:下準備】
面皰圧出を行うときは、お風呂・蒸しタオル・スチーマーなどで肌を温めて毛穴を開かせておきましょう。もちろん手や顔はしっかり洗い、下準備として黒ニキビの部分をコットンや綿棒で消毒します。使用するコメドプッシャーもすみずみまで消毒をしてください。
【STEP2:黒ニキビを押し出す】
コメドプッシャーの先端をニキビの中心に当て、そっと圧をかけて中身を押し出します。このとき強く力を入れて押すのはNG。角栓が最後まで出てきたら、コメドプッシャーを優しく滑らせて取り除いたら完了です。
【STEP3:アフターケア】
黒ニキビを押し出した後は、毛穴がぽっかり空いた状態です。雑菌の侵入を防ぐためにもう一度消毒をして、冷水や肌を引き締める成分入りの化粧水でしっかり毛穴をケアします。使用したコメドプッシャーを洗って消毒するのも忘れずに。
芯が取れない場合
コメドプッシャーで押しても芯が取れないとき、血が出たときは、それ以上深追いしないでください!強引に取るのは爪やピンセットで押し出しているのと同じこと。そのまま続けると跡が残ってしまうので、取れない黒ニキビは皮膚科で処置してもらうことをおすすめします。
方法2:鼻の毛穴パック
シートを貼って剥がすタイプの毛穴パックは、黒ずみのような小さい黒ニキビを取り除くことができます。こちらもメリットとデメリットを天秤にかけて、本当に必要かを考えてから行ってください。
メリット
メリットは手軽に毛穴をスッキリできること。押し出すケアと違って無理な圧がかからないから、跡になるリスクは少なめです。一度にたくさんの角栓が取れることで、気持ちいいと感じる人も多いかもしれませんね。
デメリット
毛穴パックの最大のデメリットは肌に必要な角質も同時に剥がしてしまうこと。健康な角質が剥がされると肌は乾燥し、毛穴は広がる一方…。すればするほど肌の生まれ変わりが乱れて、黒ニキビや角栓ができやすい肌になる危険があります!
若いうちから長年繰り返してきた人の中には、いちご鼻や凸凹毛穴になってしまったという声も。目に見えてスッキリすることで癖になってしまうというリスクもあります。
毛穴パックの方法
デメリットがあることは分かっていても「それでもどうしてもやりたい!」という人は、5つの注意点を守りましょう。
- 炎症ニキビがあるときは行わない
- 蒸しタオルなどで毛穴を開いておく
- 剥がすときは「ゆっくり」
- 頻繁に行わない
- アフターケアはしっかり
炎症ニキビには使わない・毛穴を開いておく・アフターケアをするというのは、押し出すケアと同じです。毛穴パックの注意点は、ゆっくり慎重に剥がすこと。ベリっと勢いよく剥がすと、肌を傷つけてしまいます。
そしてもっとも気を付けて欲しいのが頻繁に行わないことです。毛穴パックが癖になると、角栓ができやすくなる⇒毛穴パックが手放せなくなるという負のスパイラルに陥りますよ!
オロナインを使った毛穴パックに要注意
毛穴パックと検索すると、必ず出てくるのがオロナイン。毛穴パックの前にオロナインを使うと「毛穴が緩んで角栓がごっそり取れる」「ニキビ薬と一緒だから安心」といわれていますよね。
オロナインには界面活性剤が入っているため、角栓が取れやすくなるというのは一理あります。でも、怖いのはメインとなる殺菌成分。健康な肌にむやみに使うと、肌バリアを守る「善玉菌」まで殺菌して余計にニキビができやすくなるんです!
そもそも黒ニキビの角栓は、殺菌して治るものではありません。ただでさえ肌負担が大きい毛穴パック×オロナインの組み合わせは絶対ダメ。オロナインはニキビを殺菌したいときにピンポイントで正しく使いましょう。
共通の注意ポイント
黒ニキビを取り除いた後、特に気を付けたいのがアフターケア。ぽっかり空いた毛穴はすぐに閉じるわけじゃないので、肌を引き締める化粧品で数日、数週間かけてケアしていかなければいけません。
肌を引き締める成分は、乾燥の原因にもなります。実はこれが見えない落とし穴。頻繁に繰り返していると、黒ニキビを取り除く⇒毛穴が開く⇒化粧品で引き締める⇒乾燥する⇒毛穴が開く⇒黒ニキビができるという無限ループが待っているんです!取り除いた後は、肌を引き締めると同時に保湿も徹底することを忘れないでくださいね。


繰り返さないお肌を目指すスキンケア方法

黒ニキビを繰り返したくないなら、毎日のスキンケアでできにくい肌を育てていくことが大切。即効でニキビがなくなるわけではないけれど、その場限りではない、本当の美肌を手に入れたいならこちらのケアがおすすめです!
重視したいのは保湿ケア!
黒ニキビができると落とすケアに力を入れがちですよね。強力クレンジングや洗顔でとにかく洗う、芯が取れるまで念入りにクルクル…これらは一時的につるんとなっても、ニキビができにくい肌を育むことはできません!
大人の黒ニキビの最大の原因は「乾燥」です。間違ったケアで肌が乾燥すると、角質がどんどん溜まって毛穴が詰まりやすくなります。必要なのは取り除くより保湿ケア!保湿で肌の生まれ変わりを整えて、排出力をアップさせましょう。
保湿ケア選びのコツ
保湿ケア選びのポイント
- 保湿力が高い成分が入っている
- 乾燥させる成分が入っていない
- 炎症を抑える成分はナシでOK
保湿アイテムを選ぶときは成分にこだわることがポイントです。黒ニキビの原因となる毛穴詰まりを作らせないためには「肌の水分量を高める保湿」がベスト。
- セラミド
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- リピジュア
- アミノ酸
などがたっぷり配合されているものや、浸透技術で肌に届きやすくしているものがおすすめです。逆にアルコールなど肌を乾燥させる成分はNG。炎症していない黒ニキビには、炎症を抑える成分も必要ありません。ニキビの悪化を防ぐ抗菌成分も、使いすぎると肌を守る菌のバランスを崩すので気を付けてくださいね。
エトヴォス モイスチャーライン
\セラミド補給で保水力&排出力をサポート/

- 価格:2,052円
- 内容量:2週間分
- メーカー:エトヴォス
エトヴォスモイスチャーラインはヒト型セラミドをシリーズ最高濃度で配合した、大人の乾燥肌に嬉しい保湿ケアです。肌の保水力を立て直すことで、ニキビや毛穴汚れが自然に排出されるのをサポート。今ある黒ニキビを即効で治すことはできませんが、長い目で見てニキビができにくい肌に整えてくれます。
敏感肌にも優しい低刺激処方&黒ニキビに不要な有効成分はゼロだから、肌に余計な負担をかけないのも魅力。黒ニキビが炎症し始めたら薬用ニキビケアに切り替えるのも◎です。
▼炎症し始めた黒ニキビにおすすめの化粧品も知りたい!という人はコチラもチェック
毛穴に汚れを溜めない洗顔ケア
毛穴に汚れを溜めないためには、毎日の洗顔も大切なプロセス。でも「強力な洗顔料でしっかり洗えば芯も取れるはず」と思っている人はいませんか?実はこれ、黒ニキビに悩む多くの人がしている勘違いなんです。
まず知っておきたいのが、洗顔で洗えるのは毛穴の表面の汚れだけということ。毛穴の奥に詰まった黒ニキビの芯は洗顔では取り除けません。むしろ、“洗顔のしすぎ”や“洗浄力の高い洗顔料”は乾燥を進ませて、黒ニキビができやすい肌を作り出してしまいます。
乾燥が原因の黒ニキビケアにはうるおいを守る優しい洗顔がベスト!無理やり洗い落とそうとするのではなく、自然に排出されやすい肌状態を作っていきましょう。
毎日の洗顔料選びのコツ
洗顔選びのポイント
- 洗浄力が強すぎない
- 保湿力が高い
- きめ細かい泡が作れる
大人に黒ニキビにおすすめの洗顔料は、きめ細かい泡が作れる保湿成分たっぷりの洗顔料。ゴシゴシこすらなくても汚れを引き出してくれるものが、肌にも毛穴にも優しいですね♪
NGなのは、ピーリング成分やスクラブ、強力な界面活性剤などが入っている洗浄力の強すぎる洗顔料。乾燥しやすいクレイ系も毎日使うにはあまりおすすめではありません。
ポーラ B.A ウォッシュ
\洗顔で肌が変わるのを体感できる/

Source: POLA
- 価格:10,800円
- 内容量:100g
- メーカー:POLA
不要な汚れをしっかり落としてうるおいを残す「センサーウォッシュ機能」を搭載した洗顔料です。洗っている最中もへたれない極上クッション泡が、毛穴の汚れを絡め取るようにキャッチ。さらにたっぷりのスキンケア成分を配合し、美容液で洗ったかのようなしっとり感を実現しました!
洗顔で乾燥させない・毛穴の汚れまでスッキリ落とすという2つの両立で、大人の黒ニキビができにくいうるおい肌に。値段は正直高いですが、夜だけ使用なら200日、つまり半年間使用できるので意外とコスパも悪くないんですよ♪
洗顔の注意ポイント
朝の洗顔はぬるま湯のみで
乾燥しがちな大人のニキビ肌には、朝のぬるま湯洗顔がおすすめです。寝ている間の皮脂や汚れはぬるま湯だけで落とせます。それなのに洗顔料を使うと洗いすぎになってしまう可能性があるんですね。洗顔後はつっぱるのにしばらくするとテカる肌はうるおい不足のサイン。朝は30~33度前後のぬるま湯だけで洗顔してみてください。
「優しく&素早く」を徹底する
どんなに良い洗顔料もゴシゴシこすっては水の泡。たっぷりのきめ細かい泡を作り、優しくなでるように、手と肌の間に常に泡のクッションがあることを意識して洗いましょう。また、泡を乗せている時間が長くなるほどうるおいも奪われていきます。洗顔時間は15~20秒が目安。その後のすすぎはしっかりと行います。
時々取り入れたいスペシャルケア
毎日の洗顔ではどうしても取り切れない“毛穴の汚れ”や“古い角質”が気になる…というときは、ごくたまにスペシャルケアを取り入れることもできます。黒ずみや角栓をケアするアイテムは酵素洗顔、クレイパック、ピーリングなど。毛穴詰まりの原因を取り除けば黒ニキビの予防にもつながりますね。
ひとつ注意して欲しいのは、絶対にやりすぎないこと!スペシャルケアのやりすぎは乾燥を招くのはもちろん、肌の生まれ変わりサイクルを乱して角質が溜まりやすい肌に逆戻りさせてしまいます。

【ボディ編】背中の黒ニキビのケア
顔の次に黒ニキビの悩みが多いのが「背中」です。背中は皮脂腺が多く、皮膚の厚さも顔の約7倍!ボディのTゾーンと呼ばれるほど、毛穴詰まりができやすい部分なんです。
さらに手が届きにくくあまり人目に触れないことから、お手入れ不足になりやすいという面も。黒ニキビがないスベスベ背中美人を目指すには、背中の肌に合ったケアが必要になります。
背中の黒ニキビケアのコツ
背中の黒ニキビケアのポイント
- 洗い方に気を付ける
- 角質ケアを取り入れる
- 保湿をしっかり行う
背中ニキビができる原因のひとつが、シャンプーやリンスの流し残りです。ヘアケア成分を背中に残さないためには体を最後に洗いましょう。ゴシゴシとこすらず、泡で優しく洗うことも大切です。
スキンケアで顔と違うポイントは「保湿・角質ケアの両方が必要」ということ。背中は皮膚が厚いぶん、ターンオーバーも遅いといわれています。角質ケアをすることで、肌の生まれ変わりをサポートすることができるんですね♪
もちろん基本の保湿も必須!お手入れステップが多いと面倒になってしまうので、角質ケアと保湿が一度にできるアイテムがおすすめですよ。
ジュエルレイン
\背中ニキビのために開発された実力派/

Source: ジュエルレイン
- 価格:6,225円
- 内容量:60g
- メーカー:ピカイチ
ジュエルレインはなんと「医療関係従事者選んだ背中ニキビケア部門」第一位の商品です!背中の皮膚は厚いという事実に着目し、角質を柔らかくするサリチル酸を配合。肌を柔軟にすることで、たっぷりの保湿成分が角層までぐんぐん浸透していきます。
黒ニキビをできにくくするのはもちろん、新たにプラスされた5種類のナノ美容成分がもっとキレイな背中へとサポート。肌の負担になる6つの成分が無添加、ベタつかない使用感ですぐに服を着られるのも嬉しいポイントですね!
黒ニキビを作らない生活習慣

黒ニキビがない肌を目指すなら、避けて通れないのが生活習慣の見直し。不規則な生活は、肌の乾燥・皮脂の増えすぎ・ターンオーバーの乱れなど黒ニキビができやすい肌環境を作ってしまいます。
いくらスキンケアを頑張っても、生まれてくる肌が弱っていたら悩みはずっと繰り返し。外からのお手入れ&体の中からの徹底ケアで、1ヵ月後、1年後には「なりたい肌」を手に入れましょう!
睡眠をしっかり!
大人の黒ニキビの原因は、乾燥によるターンオーバーの乱れでしたよね。肌の生まれ変わりサイクルが乱れると、毛穴詰まりができやすくなる、いつまでもニキビが排出されない、うるおいが保てなくなるなど肌は最悪の事態に…。ターンオーバーを制する者が美肌を制するといっても過言ではありません!
そんな美肌の要ともいえるターンオーバーが行われるのが睡眠中です。肌を回復させるスイッチとなる「成長ホルモン」がもっとも分泌されるのは、眠りに入ってから3時間だといわれています。
寝る前はダラダラとスマホを見ずに、最初の3時間深い眠りにつくこと。さらに睡眠負債にならないためには1日最低6~8時間は眠れると良いですね♪
食事にも気をつけよう
内側から健康な肌を作るには、食べ物にも気を付けることが大切。「食べたものが肌を作る材料になっている」。これを意識するだけで自然と食生活は変わっていくはずです。
たっぷり油脂を避ける
油っぽいものの食べすぎは皮脂を増やす原因のひとつ。特に質の悪い酸化した油は、黒ニキビを炎症させる原因にもなります。ジャンクフードやスナック菓子、カップラーメンは当然NG。生クリームたっぷりのスイーツも控えめにしておきましょう。
ただし、油を避けすぎるのも肌を乾燥させてしまいます。脂質は細胞をつくる大切な栄養素のひとつ。フレッシュで酸化していないオイルを適度に摂ることを意識してみてください。
積極的に摂りたい栄養素
栄養バランスの良い食事はインナーケアになくてはならないものです。ツルツル美肌は毎日の食事の積み重ね。特にニキビができやすい人は、ビタミンCやビタミンB群を積極的に摂ると良いといわれています。
さらに大人のニキビ肌には内側から乾燥をケアする栄養も取り入れて。大人の乾燥におすすめしたいのは下記の3つ!水分をしっかり保てる肌を生み出すことができれば、ニキビや毛穴詰まりもできにくくなっていきますよ♪
- コラーゲン
- セラミド
- プラセンタ

資生堂 飲む肌ケア
\1日3粒飲むだけで顔も体も乾燥ケア/

Source: ワタシプラス
- 価格:540円/1,944円
- 内容量:7日分/20日分
- メーカー:資生堂
食事だけでは充分な乾燥ケアがむずかしい…というときはサプリを取り入れるのもおすすめです。飲む肌ケアに配合されているのはこんにゃく由来のグルコシドセラミド。「肌の水分を逃がしにくくする」ことが科学的に証明されているから、資生堂初の機能性表示食品マークが付いています!
そのほか、コラーゲンやビタミンをはじめとする14種類の美容成分もプラスしてイキイキとした肌を内側からサポート。乾燥が原因の大人の黒ニキビ対策にぴったりのサプリですね♪
▼大人の乾燥対策サプリがもっと知りたい!という人はコチラもチェック
黒ニキビを皮膚科で治したいなら

今ある黒ニキビをいち早く何とかしたいなら、皮膚科に頼るのが◎。自分で押し出すぐらいならきちんと専門医に見てもらい、正しい処置と薬で治していきましょう。
皮膚科を受診するメリット
黒ニキビで皮膚科を受診するメリットは、なんといっても跡になる危険が少ないことです。自分で行うにはリスクが大きい押し出すケアも、皮膚科なら跡が残りにくいように処置してもらえます。
また、ニキビが炎症する前に治せるというのも大きなポイント。ニキビのできにくい肌作りの手助けもしてくれるので、再発しやすい人は一度相談してみるのがおすすめです。

保険適応内でできる治療
保険適応内での治療にはその場で押し出す面皰圧出と、自宅で続ける塗り薬・飲み薬があります。
面皰圧出
白ニキビや黒ニキビにレーザーや針で穴をあけて、中身を押し出す治療です。すでに紹介した方法と同じですが、医師が行ってくれる、確実に処置してもらえるという安心感がありますよね。処置料はニキビ1個につき300円前後が目安とされていますが、医療機関によって異なるのであらかじめ電話やメールで確認しておくとよいでしょう。
処方薬
黒ニキビに使われる塗り薬には、ベピオゲル、ディフェリンゲル、エピデュオゲルなどがあります。これらはすべてピーリング効果を持っているお薬。黒ニキビはもちろん、ニキビのもとになる小さな角栓まで排出することができます。一緒に処方される飲み薬は、ビタミン剤、漢方、ホルモン治療薬など。こちらは症状によって変わるため医師の判断に従ってください。
保険適応外の治療
保険が効かない黒ニキビの治療はケミカルピーリングが一般的です。古い角質を取り除く「酸」を顔に塗ることで、ニキビの毛穴詰まりを排出しやすくする、色素沈着やニキビ跡をケアする働きに期待ができます。かかる費用は1回5,000円~10,000円が目安。1度で完治するわけではなく、平均5~10回ほど続ける必要があります。

注意!黒ニキビにそっくり「アテローム」

いつまでも治らないその黒ニキビ、もしかしたら違う病気かも!?ニキビ薬を塗っても変わらない、少しずつ育っているできものがある人は「アテローム」を疑ってみてください。
アテロームとは
普通のニキビより明らかに大きく腫れあがり、触るとしこりを感じるようなものは黒ニキビでなくアテローム(粉瘤)という別の疾患かもしれません。
アテロームは皮膚の中にできる良性の腫瘍で、嚢胞という袋状のものができ、その中に古い角質など老廃物や過剰な皮脂がたまってしまうことで発生します。顔だけでなく、背中やお尻、頭や首、果ては耳の裏まで、皮膚なら体中どこにでもできる可能性があります。
初めのうちは触るとこりこりしている程度で、皮膚の盛り上がりも見られませんが、放っておくと徐々に大きくなり、時には数10センチにもなることもあると言われています。
見分け方と注意点
アテロームは数ミリから数センチ程度の大きさが一般的で、盛り上がった部分の中心に黒く開口部ができるため、黒ニキビとの区別がつきにくいという困った特徴があります。
開口部は皮膚に開いた小さな穴で、周りを圧迫するとそこから悪臭のある中身が出てきます。そのため、自分で何とかしようといじりまわしてかえって悪化させてしまったり、破裂させてしまうことも少なくないそうです。
アテロームを根治するには嚢胞ごと摘出するしかありません。 大きくなればそれだけ治療に時間がかかりますし、皮膚に跡が残ってしまうリスクも高くなるので、黒ニキビにしては大きい、触ると硬い感じがするといったできものがあったら早めに皮膚科を受診しましょう。
毎日のお手入れで黒ニキビ知らずのお肌に♪

黒ニキビは早めに正しくケアすることで、跡を残さずに治すことも可能です!自分で無理やり芯を押し出すのは一時的にキレイになるだけ。繰り返すうちに肌はボロボロ、毛穴はぽっかり…なんてことになるのは嫌ですよね。
おすすめの治し方は「毎日のお手入れで自然に排出&できにくい肌を手に入れる」こと!今がスキンケアを見直す絶好のチャンスです。もう黒ニキビに悩みたくないなら、大人の肌に必要なうるおいケアをスタートしましょう♪
もう一度おすすめのスキンケア方法が見たい人はコチラ